新年』の作文集

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新年』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/2/2024, 6:25:37 AM

新年明けましておめでとうございます💕
今年もよろしくお願いします〜💕

女友達から送られたメッセージ。

ぺこりとお辞儀しているスタンプを送り、君からのおめでとうを探す。

、、、ないか。

ピロンっ

あけおめことよろ〜!

簡潔に記されたその言葉。

おめでと

俺はそう打ち、短いな、なんて考えながら、送信ボタンを押したのだった。

1/2/2024, 5:51:39 AM

年末の恒例行事のほとんどに、参加することが出来ず、いつもの就寝時間よりも少し遅い時間に、私は眠った。
除夜の鐘・大晦日の歌番組・年越しそば・カウントダウン–––一年の労を労い、感謝し、良くなかったことは忘れ、次の年の平和と幸せを願う。
できることなら、一つでも多くやりたかったなぁ・・・。でも、やらなかったのではなくて出来なかったのだ。
痔病の影響で、すっかり弱ってしまい食べることも、眠ることもままならない。昨年も死の淵を何度もさまよった。
せめて、大晦日のご馳走くらいは食べたい。
その思いから、いつもよりもたくさんの夕食だった。

今年も一年、お疲れ様・・私。

家族が居間で団らんしているのを、かすかに聞きながら私は自室のベッドで眠りについた。
いつもいてくれる彼も、この大晦日ばかりは起きているのだろう。病弱な私と違って、彼は健康そのもの。楽しく新年を迎えてもらいたい。

翌朝。元日。
初日の出はとっくに登り、家族が年賀状を楽しんでいる賑わいで目が覚めた。
しかし、あまり眠れていなかったことをすぐに悟った。いつもよりも強い頭痛と倦怠感。思い返すと、テレビを見ながら盛り上がっている声や足音などで、何度か目を覚ました覚えがある。
昨夜はいつもより夕食をたくさん食べたため、空腹感はさほどない。体を起こすとめまいがした。私は再び横になった。
彼は・・いないなぁ。きっとまだ初詣にでも行っているのだろう。
再び目を閉じ、もう一度、眠った。
どれだけ眠っていたか、わからない。私の部屋のドアが開いた音がした––気がした。
足音が近づく。重たいまぶたを開けると、ベッドに腰かけた彼が、私の顔を覗き込んできていたところだった。
彼は、少しだけホッとした表情になった。
おはようと言うと、彼もおはようと返してくれた。
具合は?ご飯は食べられる?寒くない?
そう聞いてくれる彼の言葉に答える前に、私には言いたいことがあった。

あけましておめでとう。今年もよろしくね。

彼は一拍置いて
あ、うん、あけましておめでとう・・今年も・・ありがとう。

え?ありがとう?
今年もよろしく、と言われるものだと思っていたのだけれど・・。少し困惑している私とは反対に、彼は少し表情をこわばらせた。

去年の君は、いろいろ危なかったからさ。・・もしかして、新年を迎えられないんじゃないかって・・勝手になんだけど、そんな気がしてて。だから、新年を迎えてくれて、ありがとうって・・なんか、つい声に出ちゃったんだ。

真剣さと恐怖と、恥じらいを混ぜたような複雑な表情の彼の言葉に、私は愛おしさが込み上げて心がじんわりとあったかくなってきた。

もしかして、寝ている私の様子を見にきたりした?

あっ・・ごめん、起こした?御神酒飲んでるうちに、なんか不安になっちゃってさ。トイレに行ったついでとかに・・ちゃんと生きてるかな、って確認したくなっちゃったっていうか・・

もう・・おかげで、寝不足だよ。体も頭も重いんだから。新年だからって、御神酒で酔っ払うのもほどほどにして。
と、苦笑気味の私の言葉に、彼はまた、ごめんと呟いた。
お腹空いちゃったから、少し何か食べたいと言うと、彼は雑煮があるから温めて持ってくると言って部屋を出た。

頭まで布団を被り、新年早々思いかげず聞けた彼の気持ちをかみしめる。
本当は、ありがとうくらい言えれば良かったんだけど・・。恥ずかしくて、素直になれない。
想われていることが嬉しいのに。ついそれが顔に出る前に、何か食べたいと言って部屋から出してしまった。嘘ではないけど、素直になりきれない自分が本当はもどかしい。

そうだ。新年になったのだ。お正月らしく、一つ今年の目標を決めよう。

ちゃんと、こう彼に伝えよう。
 いつも私のそばにいてくれて、ありがとう
 私が生きて新年を迎えられたのは、
   あなたがいてくれたおかげだよ。

初日の出を見ることも初詣もできない私だけど、彼のおかげて、病弱な私でも新年らしいことできた。そのことも、ありがとうと言いたいけど、これは心の中にしまっておこう。

いつか素直に伝えられるその時まで。

1/2/2024, 5:43:27 AM

新年にもなったことだし、今年一年の目標は?なんて声を掛けられた。
「う〜ん。……健康に生きること、だな」
「なんだか味気ないですね。ほら、もっとなんか、ないんですか?宝くじ当てるぞー!とか、億万長者になる!とか」
「…っはは、なんでお前は金のことばっかり」
「あっ、そうだ。今年こそ恋人ができますようにー!とか。そういうでっかい抱負はどうですか?」
「うるせぇぞ」

 口に咥えていた煙草の苦い煙を吐き出し、それを灰皿に擦り付けた。ざりざりとした灰色の粉が押し潰れ、鼻腔に残るほろ苦い味になんとなく顔を顰める。次の一本に手を伸ばしたところで、箱の中に残る煙草はそれを含め残り二本だということに気が付いた。

「チッ。煙草切れちまうな」
「健康に生きるって言っておきながら煙草吸うってどういうことですか?」

 彼は首を傾げ顔を覗き込んだ。「最後の一本にしてくださいよ」そう言い煙草の箱を俺から奪い取るように掴もうとする。

「良いじゃねえか別に。お前、部屋が煙ったいのも分かんないだろ」
「違いますよ、僕が言いたいのはそういうことじゃなくて」

 彼の指先は、煙草の箱をする、と通り抜け、掴むことはなかった。部屋に立ち上る白っぽく濁った煙と彼は瞬く間に一体化する。

「キミが、早く死んでしまったら、悲しいでしょう…その、僕は、部屋に、ひとりきりになるわけですし…」
「……バーカ」

 俺は箱の中の、最後の一本に手を伸ばした。ライターの火を近づけ大きく息を吸い、自分の肺を黒く汚しているであろうその煙に酔いしれるように、肺いっぱいに溜め込んだ。

「俺が死んだら違う所に取り憑きゃいいだろが」
「嫌ですよ」
「…お前がなんで俺に固執すんのかは知らねぇが、まァ…」

 大きく息を吐き出した。白煙が部屋の中に立ち込める。生意気で、頑固な幽霊に、煙を吹きかけてやった。

「俺が死んだら、お前と一緒に彷徨ってやるよ。だから精々、俺が死ぬまで取り憑いてろ」

 俺のこのボロ臭い部屋に長いこと居候している幽霊は、眩いばかりの星空を眺めるように俺を見た。俺はそんな眩しい笑顔、向けられるような人間じゃないんだけどな。
 いつ年が明けたかも解らずに、一人の部屋で煙草をふかす孤独よりかは、今の方が楽しいのかもしれなかった。


《1.新年》

1/2/2024, 5:18:13 AM

毎年一月二日に兄夫婦と姉が新年の挨拶に来るのですが
姉は風邪で兄の奥方は都合で来れなくなりました。
年に一回皆で顔を合わせる日なので残念ですね。
まあ兄が来てくれるだけでもよかった、よかった。

さて、ムードメーカーの姉の分
気合い入れて盛り上げ役しますか。

(新年)

1/2/2024, 5:14:53 AM

新しい一年。人はそれを新年と呼ぶ。

戻ることも、進むことも出来ない今日。そしてこの一年。

2024年は今年で終わり。

失敗しても、どうせあと363日生きてさえいればリセットされる。

頑張ろうか。今年も。


人間は辛いことや嫌な事ばかりに目がいって、

楽しいことや嬉しい事は使い捨てしてしまう。

そんなの勿体ないよ。

綺麗なお皿を使い捨てして、紙皿をとっておいてるようなモノ。

今年は綺麗なお皿を探してみようかな。

そして、紙皿は捨てよう。断捨離だね。

綺麗なものに囲まれた美しい一年になりますように。

1/2/2024, 5:05:07 AM

2024年スタート。
自分を1番に考えまず幸福力を高める。
ケセラセラ精神で過ごす。

1/2/2024, 5:00:01 AM

新年
新しい1年が始まる。
どんな1年になるのか。
きっと色々なことが起きるだろう。

1/2/2024, 4:55:44 AM

『新年』

真夜中の神社に賽銭箱を先頭に長蛇の列ができていた。
「えっ、なにこれみんな初詣狙い?」
「うちら読みが甘かったね」
「甘すぎたね」
紅白が終わったあとのゆく年くる年はちょっとチル過ぎるということで近所にある大きめの神社の初詣一番乗りを目指したはずが、見積もりの甘さが露呈してしまった。けれどせっかく来たんだし、と妹と一緒に最後尾に並びに行く。スマートフォンによると新年まであと10分ぐらい。行列を観察してみるとお年寄りもいれば家族連れもいるし、若者もけっこういる。
「こうゆうの先頭の人いつから並んでるんだろね」
「紅白見なかったのかな」
「ワンセグで見たとか?」
「録画組じゃない?」
ああだこうだといつも通りの実のない話をしていると神主さんらしき格好のひとたちが拡声器でなにかを告げて、列が動き出した。それまで聞こえなかったお賽銭がかちあう音や跳ね返る音が聞こえてくる。初詣が始まったのだ。
「ちょっと前まで今年最後の、だったのが急に今年最初の、になるのウケるね」
「わかるー」
いつもより大きな初詣仕様の賽銭箱に、家の貯金箱に入っていたありったけの小銭をポケットから取り出して景気よく振りまく。二礼二拍手、今年もよろしくお願いしますと願って一礼。それから素早く列から離れる。
「おみくじ引く?」
「友達とまた来るから今はいいかな」
「じゃあ、帰ろうか」
「今年初帰宅だね」
やることなすことすべてに今年初をつけるムーブが家庭内でしばらく流行るのだろうなぁと笑い合って家路を急いだ。

1/2/2024, 4:47:28 AM

新年明けましておめでとうございます

物事は偶然ではなく必然です
いい事も悪い事も全て自分の気づきに繋がります。
目の前にある日常に感謝して、穏やかに過ごしたいと思います。全ては良くなります。希望を持って精進して参ります

今年もどうぞよろしくお願いします!
皆様にとって素敵な一年でありますように

1/2/2024, 4:38:23 AM

旧年が明けて新年になった。
 暦なんて恣意的に決められた区切りでしかないけれど、心を一新して仕切り直すにはちょうどいい。
 新年の抱負なんて年末には忘れているだろう。でも一年置きに決意を新たにすれば堕落し続けないですむ。昨年ゆるんだ心を締め直そう。
 さぁ新年の抱負は何にしようか。

1/2/2024, 4:31:31 AM

お題 新年

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

新たな年の始まりを祝っていたら、唐突に大震災が起きてしまった。

遠い近畿地方に住む自宅もかすかに揺れるくらいの規模だった。

13年前の東日本大震災を彷彿とさせた。

怖かった。またあの時の悪夢が起きてしまったのかと。

まだまだ余震が収まらないようだ。どうかこれ以上被害が起きないように。

1/2/2024, 4:24:12 AM

新年

新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

この言葉が言えるのは今だけだよね。
もちろん、喪中でご挨拶が出来ない人がいると自重するけどさ。

喪中のときに新年の挨拶ってなんでしちゃいけないのかな?
いつも思う。

あけましておめでとうございますって響きいいよね。

1/2/2024, 4:19:12 AM

新年早々、元旦の夕方には正月感覚が吹っ飛んだ方も多かったかもしれない。私もそうだ。2011年のいろいろが脳裏をよぎり、手が止まりがちになった。

避難所への移動や車中泊を余儀なくされている方もたくさんおられるようだし、今後に不安を感じたり、とにかく疲労感で心身共に重い辛さの中にある方々に、いち早いサポートが届くよう願うばかりだ。

できれば、不安や失望をとりあえずはわきに置き、今必要なものごとを得るためのことに意識を振り向けて、行動・発信してください。身体を休める必要があるときは迷わず休んでください。少しずつでも、安心へ脱出して行くあしたのために。

1/2/2024, 4:13:42 AM

新年

「新年明けましておめでとうございます」
お年玉を貰い届いた年賀状を眺める
俺も描かないとなと思っても全く頭が回らず落書きに時間を費やしていた
今年もたくさん絵を描いて過ごそうかな…
朝起きれるようにもしなければいけないけどそこはちょっと、大目に見て欲しい他の事頑張るからさ、学校にも少しづつだけど行くよ
だから、「今年もよろしくお願いします。」

1/2/2024, 3:55:23 AM

家の掃除も済んでいる。
プロヒーローとしての仕事も納め……はもちろん無い。
が、今日は元旦。昨日休みをもぎ取れたため
元旦にしか集まらないであろうある場所に向かう決意をした。

『行きますか……地獄の親戚の集まりへ』

親戚の子供達へのお年玉の準備はOK、増えていなければ足りる……はず。



ーーーーーー

『私が来た!!!なんてねーーー』


「あっ!!!!姉ちゃん!!!」
「ねねが来た!!!」
「ねぇね!!ねぇね!!!」

なんと私、人気者である。
親戚の集まりの連絡は来ていたが、行けたら行くという返事に皆100%来ないと思っていたのだろう。
あら、母さん父さんも驚いてる。

「お前、仕事は??」
『今日はとりあえず休み貰ってきたからなにか無い限り大丈夫。あ、あけましておめでとうございまーす』
「あんたって本当、連絡出来ないわねぇ……」

父と母の呆れ顔にごめん、と返し
親戚達の挨拶回りをすると、
活躍見てるよ!!
今はフリーでヒーローだろ??
エンデヴァーのサインって貰える!?
など、まあ出てくるミーハー発言。
慣れてるし私もオールマイトオタが近くにいるから
ミーハーみたいな立ち位置にいてしまうけど。

愛想良く交わし、祖母の元へ向かう

『ばーちゃんあけましておめでとう。』

「ん!」

にぱっと笑う祖母を見て、今年も元気なことを確認したあと、
親戚の輪から離れる。
両親が何か言ってくれたのか親戚達からは何も言われなかった。

子供たちにお年玉を渡すと、元気な質問攻めが始まる
ショートってやっぱりカッコイイ!?
デクのがカッコイイよね!?
ダイナマイトが1番だよな!?
1番強いヒーローは誰!?

『……一番かっこいいのはここにいる姉ちゃんに決まってんじゃん!!』

お茶子ちゃんの能力で子供たちを浮かせると、
子供たちは大はしゃぎで喜んだ。

降ろすとまた質問攻めが始まるので泣くまで降ろすのやめようかな、なんて意地悪なことを考えていると
電話が鳴る。
個人の電話ではなく、仕事用だ。
一旦子供たちを降ろし電話の表示を確認すると目をつぶりたくなった

『……はい、』

“あけましておめでとうございます。ホークスです。”

『おめでとうございます。で、何でしょうか。』

“そんな嫌な声出さなくてもいいじゃないですかーーー”

『要件は』

“追ってた事件のアジトが分かりました。制圧するのに人員集めています。”

『……行きます。場所のデータ送ってください』

“その心配ありませんよ”

「俺が案内しますから。」

スマホと外から二重に声がし振り返るとホークスがベランダから顔を覗かせていた。

『ここ2階なんですけど』

呆れる私の声を後ろに、しんっと静まり返った親戚一同。
大人しいな?と振り返ると緊張して固まっていた。
あら子供たちまで。

『姉ちゃんが今度あんたたちが大好きなヒーローのサイン貰ってきてあげるよ』

と言うと、子供たちはもじもじしながら高速で頷いてて笑った。

『誰がいい?』

「ほくしゅ!!!」

いちばん小さい男の子がホークスを指さした。

「俺??ありがとう。今書くよ。色紙ある?」

『あるわけないでしょう。ちょっと待って作るから。』

やおももちゃんの能力って便利だなぁと有難みを感じつつ、色紙を生成する。
それを受け取ったホークスがサインをし、羽を使ってその子を宙に浮かせるなどのファンサをし
わたしの家族の元へ

「ベランダからすいません。元旦なのですがヒーローの仕事に休みがなく…我々が至らぬ為娘さんの力をお借りしたくお迎えに来ました。この仕事が終わったら休めるように上の者に掛け合うので、御容赦ください。」

なんか

なんか





すんごい丁寧なホークス初めて見た。



なんだかこっちが小っ恥ずかしい気持ちになる。

『ホークスさん行きましょう。』

「お父様、お母様、近々またご挨拶に行くのでよろしくお願いします。」

『何言ってんですか。早く行きますよ』

「失礼します。」

『今日多分こっち戻れないからまた連絡するね』


唖然としている親戚たちに挨拶をし、
ホークスの能力コピーで共に現場に……

『って私今ヒーロースーツ持ってないですよ。』

「服も作ればいいんじゃない?」

『コピー能力って万能だけどすんごい疲れるんですからね』

「まあまあ。あ、今年もよろしくね」

ニコニコするホークス。本当に何を考えているか分からないし、
私個人の家や実家ならともかく親戚の家に来ることに対し違和感と若干の恐怖を持ちつつ
元気に元旦から組織の壊滅へ向かおうと思います。


ーーーーーーーーーー
hrak
補足
ヒロインの個性:パーフェクトコピー
触れた人の個性をそのままコピーし何度も使うことが出来る
しかし1日に使えるコピーの上限は限られている



新年

1/2/2024, 3:41:55 AM

新年あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

今年はどんなことが起きるんでしょうね

とても楽しみです


〈新年〉

1/2/2024, 3:41:50 AM

新しいやわらかな心で

他者を思いやり合う

そんな日々のはじまりに




「新年」

#289

1/2/2024, 3:32:44 AM

歳を重ねるたびにお正月がつまらなくなるな、と呟くと「そんな悲しいことを言うなよ」と元日が言った。

「だって、もうお年玉もらえないし。仲間を呑みに誘おうと思ったけど、どこも休みなんだ。みんな外に出たがらないし」
「コンビニで酒でも買ってくればいいじゃないか」
「人間ってのは、仲間とワイワイ騒ぎたいものなんだよ」
「仕方がない。じゃあわたしがきみの仲間になってやろう。ほら、さっさと行くよ」と元日がぼくをこたつから引っ張り出したので、渋々買い物に行くことに。

「きみは何が好きなの。ビールかい、それともチューハイかい」
「梅酒が好きだな。甘くてジュースみたいなんだ」
「こどもっぽいなあ。呑みすぎには注意しなよ」
「そういうきみは何が好きなのさ」
「焼酎」
「渋いなあ」

 空気の冷たさに頬を赤くしながらコンビニに入ると、そこにはなんと大晦日が。

「……いらっしゃぃませ。ひぐっ」
「おお、大晦日じゃないか!そんなに泣いてどうしたんだい」と心配する元日。
「人間の皆さんは新しい年の始まりを祝うだけで、年の終わりを祝うことはないじゃないですか。今年もお疲れ様でした、とかばっかりで。自分だって、一回くらいは祝われてみたいんです」
 なんだそんなことかと思ったが、あんまりにも悲しそうに言うのでぼくたちは大晦日を励ましてやることにした。

「きみもお酒飲むかい」
「えと、自分はコーヒーを。初日の出を見るまで起きてなきゃいけませんからね」
「もう過ぎちゃってるよ」
「そんなあ」
「じゃ、旧年おめでとう。それから、明けましておめでとう。乾杯!」

#1 お題『新年』

1/2/2024, 3:21:09 AM

新年、あけましておめでとうございます。
決まったセリフが玄関口から流れる。
いつも実家でゆっくりするのだが、親戚がかわるがわる挨拶に来るので、なんやかんやゆっくりできない。
せっかく溜まったゲームとかやろうとしたのに、めんどくさい。わたしはこのまま怠惰を謳歌するんだ。
そう決めていたのだが。

「◯◯ちゃん、お年玉あるよ」
まあ、しかたないな。
わたしは呆れる母を尻目にさらりとした身のこなしで炬燵から体を抜け出した。

1/2/2024, 3:06:13 AM

新年あけましておめでとうございます

今年は去年より楽しい気分で過ごせたらいいな

そう思って元旦は

ストレス発散法を100個書き出しました

これで落ち込んだ時もすぐに立ち直れる!……はず。

今年もよろしくお願いします

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