『新年』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「明けましておめでとう!」
かんっ、と釜の鳴る音。
あまりの煩さに目が覚めた。
「まだ…早い」
視線だけを向けて見た窓は、カーテン越しであっても暗さがよく分かる。
まだ夜明け前だ。起きるには早い。
「正月だぞ!年が明けたのだ。早く起きろ」
かんかん、と釜の音が鳴り響く。
頭まで布団を被る。だが間近で釜を鳴らされ続ければ、その騒音を防ぎようがなく。
これでは二度寝が出来そうにない。
「…起きる。起きますよ」
「最初から起きればよいものを。ほら、早くしろ」
もぞもぞと名残惜しげに布団から出る。
釜を持つ大男と、その隣に寄り添う女性に視線を向け、おはよう、と気のない挨拶をした。
「馬鹿者。新年の挨拶くらいはしっかりしないか」
「明けましておめでとう御座います。さあ、準備をしましょうね」
呆れる男に、やはり気のないおめでとうを言い。女に手を引かれ、部屋を出る。
向かう先が、普段行かない納戸である事に、密かに気を落とす。
分かっている。新年なのだから、それなりの格好をしなくてはならない。
着付けを含めた準備は、すべて任せてしまえばいい。
去年もそうだった。何かをしようとする前に、すべてが終わっていた。
小さく息を吐く。
納戸の扉が開けられ、その先にいた数人の女性達を視界に入れて、この先の面倒な神事を思い、鬱々とした気持ちで部屋に足を踏み入れた。
新年に限った事ではないが、神事とは長く退屈なものだ。
単調な祝詞。ゆったりとした神楽舞。そして吉凶占術の儀。
着慣れない衣装を着て、長時間の正座に耐えるのは苦行でしかない。
足の痛みに耐え、早朝と言う事も加わり、度々訪れる睡魔に抗う。
此方を監視するような男の視線を、半眼で見返す。半ば睨み付けている形になってしまうのは、眠気が強すぎるからで仕方のない事だ。誰にでもなく胸中で言い訳をして、一つ瞬きをする。
もう一度。さらにもう一度と瞬きをする度に目を閉じている時間が長くなっている気がするが、きっと気のせいだろう。
もう一度、目を閉じる。そしてそのまま、
――かんっ。
釜の音。びくりと肩を跳ねさせ、目を開ける。
視線だけで辺りを窺うが、見える範囲に釜はない。男の手にも、だ。
男と視線が交わる。呆れたようでこちらの反応を愉しんでいるような、にたり、とした笑みに頬が引き攣った。
逃げるようにして、男から視線を逸らす。すっかり冴えてしまった目を擦り、諦めて奉納される神楽が終わるのをただ待っていた。
「神事の途中に居眠りをしようとするな、この馬鹿娘」
頭を小突かれ、窘められる。
それに言い返す事はせず。一瞥しただけで、回廊の先を行く。
正論に言い返した所で、さらに正論が帰ってくるだけだ。
回廊の終わり。一つ置かれた大きな竈に、男が釜を置く。
一つ遅れて竈に火が点いた。近くで遊んでいた風が近寄り、火の勢いを強めていく。
「いいぞ」
男に促されて、釜の上の蒸籠に米を入れる。
蓋を乗せ、しばらくすれば聞こえるのは、低く唸る声にも似た音。
釜の音が形を成す。鳥や蝶、葉や羽など様々になり、四方へ去って行く。
必要とするモノの所へ、必要な言葉を届けに行くのだろう。
次第に形を成す音の数が減り。やがて釜は沈黙する。
ふっ、と詰めていた息を吐く。これですべてが終わった。
「上出来だ」
大きな手で力強く、優しく頭を撫でられる。揺れる視界で、男が笑った。
「さて。戻って飯にしようか。俺もそろそろ酒が飲みたい」
「朝酒は、さすがに怒られるのでは?」
「正月の酒は、許されるだろう。これから客も大勢訪れる事だしな」
呵々と笑う男の手から逃れ、乱れた髪を手で直す。
疲れて溜息を吐けば、男の笑みが柔らかくなった。
「今年こそは、探し人が見つかるとよいな」
「…はい」
探し人。誰かは分からない。ただ逢いたいと、その想いだけが身を焦がす。
そもそも、自身が誰なのかも覚えていない。
人か妖か。それすらも分からない。目の前の男にも、ここにいるモノの誰にも、それこそ常世に住まうモノにすら分からなかった。
ただ男は、己に似ていると言った。人が妖に成った気配に似ている、と。
男が妖に成った理由を詳しくは知らない。知っているのは、人でいた頃の名残で、こうして現世の神事の真似事をしている事と、妖と成るために禁術を使用したらしいという事だけだ。
「戻ろうか。朝餉の用意も出来ている頃合いだ」
男の差し出す手に、手を重ね。回廊に足を踏み入れる。
回廊を歩きながら横目で見る空は、どこまでも広く、青い。
「何故、神事を執り行っているのですか?」
「どうした?急に」
無意識に溢れ落ちた言葉に、男は立ち止まり首を傾げた。
聞くつもりはなかったが、一度口に出してしまったものは取り消せない。男を見上げ、答えを待つ。
「そうだな。最初は当てつけのつもりだったんだがな」
目を細め、遠い過去を懐かしむように、淡く微笑んで。
「釜の言葉を聞き取れぬ現世の奴らを、この狭間で真似事をして嗤っていたんだが。おまえが来て、真似事が本当の神事になったな」
手を引かれ、抱き上げられる。近くなった男の横顔はとても穏やかだ。
「急がんと朝餉が冷めてしまうな。しっかり捕まっていろ」
早足で回廊を戻る。落ちぬよう男の首元にしがみつきながら、過ぎていく景色を声もなく眺めた。
「新しき年だ。今は宴を楽しみ、目出度き日を祝おうぞ。直に釜の言葉を受け取ったモノらも訪れる事だろう。忙しくなるぞ」
速度が上がる。回廊を抜け、大広間へと駆け抜ける。
時折上がる、誰かの小さな悲鳴に声には出さずに謝罪した。
これは大広間に着くまで、止まる事はないだろう。
「何をなさっているのですか!」
「あ、やべっ!」
悲鳴に混じり聞こえた声に、男が焦りを見せる。
慌て立ち止まる衝撃に、そのまま飛ばされてしまいそうになるのを必死に耐える。
きゅっ、と床を鳴らし、静止する。飛ばされぬ事に安堵していれば、そっと地に下ろされた。
振り返れば、怒りを露わにした女の姿。その矛先は男に剥いていると分かっていながらも、ひ、と思わず声が漏れる。
「子供ではないのですよ!新年早々浮かれすぎないで下さいまし」
「すまん。つい」
「つい、ではありませぬ!危ないと何度申し上げたら、殿はお聞き下さるのですかっ!」
男の妻である女の言葉に気まずさを感じていれば、横から手を引かれた。そのまま二人から離れ、手を引かれるまま納戸に向かい歩き出す。
「お召し物が乱れております。朝餉の前に整えましょう」
「ありがとう」
礼を言えば、仕えの女は淡く微笑んだ。
背後ではまだ、男を叱る声が響いている。当分終わる事はないのだろう。
新年とはこうも騒がしいものだったか。去年を思い返し、同じような光景を見ていた記憶に、溜息が出る。
「如何なされましたか?」
「酒飲みとは、怖ろしいなと思って」
疲れた笑みを浮かべつつ、首を振る。
切り替えなければ。今から疲れていては、この三が日を耐えきる事が出来ない。
出かかる溜息を呑み込む。顔を上げて前を見た。
――かぁん、と。
騒がしい年の始まりに、どこかで釜の音が響いた。
20250102 『新年』
新年を迎えた夜、町はとても静かだった。
駅の前のだだっ広い広場に、独りの少女がギターをかき鳴らしていた。
歌を歌っているというより、音を出しているという表現が近しい。小綺麗にしているわけでもなく、容姿も優れている訳では無い。
彼女の音が轟く中、独りの女性が千鳥足で少女に近ずいてきた。OLのように見えるが、所々スーツは着崩れされている。
メイクは崩れていて目は赤く見える。頬も赤く染っている。
女性を見た少女はお構い無しに音を鳴らしていた。
「んふふん、んふふん、らんららぁーん」
女性は少女の音に合わせて踊り始めた。
シラフだったらとても見苦しいだろう。
少女は女性を見て顔を強ばらせ、移動しようとした。
女性はそれに気づいたのかフラフラ少女に近づき、財布から1万円札を2枚入れた。
「これあげるから、まだここでうたって」
『え、でも、これ』
「あい、いーから。」
女性は少女に1万円札を握らせる。少女はそれをパーカーのポケットに入れまた音を出す。女性は少女の音を楽しんでいるように見えた。
しばらく時間が過ぎ、雨が降り始めた。
「んぁ、あめだぁ。けっこーふってきたねぇ。」
『…。』
「ぅはは!、ふははっ。」
無言で雨宿りしに行こうとした少女の手を女性は引っ張って走り出した。屋根の下に行くと、女性は少女に尋ねる。
「きみさ、ひとり?」
『…は?』
「あたしはひとり、きみは?」
『…ひとり、です。』
「いっしょだねぇ。」
「ねぇ、いっしょに、かえらない?」
少女は無言で女性の手を取った。
「あは、やったー。とりあえずー、かみきろうか。」
「新年だしぃ、おもちとかたべよぉ」
少女は女性の手を頑なに握っていた。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
この2人は後に、“OL女児誘拐事件”として世間に知られていく。私はその事件の【被害者】らしい。
私は、知りたい。
新年に、なんで私を連れてったの、
なんで私だったの。
教えてよ、【おねーさん】。
【新年】
39新年
始まった年の意味を考え
何もなかったことにした
まだ時間はあると思って
生きていますその日々を
「新年」
「ニンゲンしゃん!」「ニンゲンくん!」
「あけまして」「おめでと!」
「今年もどうぞよろしくお願いいたします。」
「よろしくお願いします。」
「ニンゲンしゃん、ごはんよういちてくれたの!これなあに?」「これは……おせちと雑煮。健康とか、真面目に暮らすこととか、色んな願いを込めて作られてるんだ。」
「おや、キミは丸餅派なんだね?」「本来は円い餅が太陽、つまり神様を現すんだ。角餅がある理由は、円い形に成形する手間がかかるからなんだって。」
「だからあるべき姿の丸餅を食べてるんだ。」
「へえ、よく知っているね!さすがニンゲンくん!」
「なるほど、勉強になります!」
……ついつい知識をひけらかしてしまった。
でも、みんなが温かいおかげで許してもらえてよかった。
「ゆっくりおせちとお雑煮を食べたら、初詣に行こうじゃないか!」「はちゅもうで?」「そう!初詣!!」
「……初詣っていうのは、鉄道会社による創られた伝統なんだ。」
「色んな神社が駅の近くにあるのは、鉄道会社が儲けるためで───」「アレだろう?!本当はお正月は年神様を迎えるために家で過ごすのが正しいんだろう?!!」「……うん。」
「まあ細かいことはいいじゃないか!!とにかく行くよ!!!」
こうしてひとりと3人(?)で初詣に行くことになった。
「どこの神社に行こうか?」
「近所の小さな神社なら人が少ないから、そこにしよう。」
「じんじゃー?」「神様が祀られている所だよ。」「へー!」
少し歩いたところで、お目当ての神社に着いた。
いろんな色の椿が咲いていて美しい。
「おはな、きれいだねー!」「本当だね!」
せっかく神社に来たから、何か願い事をしよう。
「そうだね!願い事かぁ……。」
自分の願い事は、平凡に暮らすこと。
ゆったり、何もせずに生きていきたい。
ただ、それだけだ。
「おや!!!願い事が質素すぎる!!!」
「もーっと!!!宇宙が元気に存在できますように!!!とか!!!もっとあるだろう?!!」
そんなことを言われても……。
「ぼくはねー、もーとおおきくなりたいです!おとーしゃんは?」「私は、ニンゲンさんと君達が元気に過ごせることをお祈りしておくよ。」「ありがとー!」
……こんなふうに、誰かの幸せを願うことができたなら。
そうだ。それなら。
みんなが、誰かが健康に、平和に、幸せに暮らせますように。
なんて心の中で思っていると、小さな機械ははじけるような、可愛い笑顔を見せてくれた。
今年もいい年になりますように。
新年
明けましておめでとうございます。
昨年もたくさん読んでくださり、本当にありがとうございました。
今年も一緒に、進んでいきましょう。
(書いている世界にお正月が存在しないので見送ります)
新年········去年は断捨離も進み、その日中に目標を立て3日以内でどうにかできそうなことは全て予約等してしまうなど、気合い十分に迎えられましたが、今年はぬるっと訪れてしまいました。掃除もせず、目標も曖昧で、それでいて年末に済ませておけば良い事も持ち越してしまった。どうも鬱々とした始まりです。好きになりかけていたアーティストはどうやら巻き込まれ炎上中、生活リズムは昨年に引き続き昼夜逆転のまま。新年2日目にして幸先不安以外の何でもありません。
この去年からの鬱を引きずっているのは宜しくない。私は、やっと自分を好きになれてきたのにまたも嫌いになってしまう。そんな事をする訳にはいきませんので、今年は昨年の不安や鬱、マイナスな気持ちを払拭するために活動していきたい。いや、します。そして己を深く深く知り、許容し、愛していきたい。年末に愛について考え、絶望し、その絶望を抱えながら過ごしていくしかないのだと覚悟を決めました。この話もぜひ書きたい。ぜひテーマ、来てくれ。
第1歩に、自分を記録するYouTubeを始めたいと動画の元を撮りました。昨年の振り返りと今年の目標をダラダラと話しているものです。あくまで自分用、非公開で私しか見れないようにはしております。と言いますのも、ネットリテラシーがしっかりしているせいでどうも顔を晒すという行為が怖くてたまりません。以前コスプレイヤーとして活動しておりましたが、加工しているとはえ知人や親などに活動バレするのが怖くて即座にアカウントを削除しました。若者世代の1人として、偉いのか特殊事例なのか分かりません。話を戻しまして、なぜ動画なのかと言うと、表情がつくからです。メラビアンの法則というやつですね。日記も付けておりましたが、やはり感情はついてこない。字のぶれ方で多少の機微は読めても、それが怒りか悲しみか分からないのです。しかし動画では表情がつき、声色がつく。私は昔より表情豊かになった。情けない顔をし、嬉しそうに笑い、昔と変わらず表情を変えずに声も震わせず涙を流す。感情を客観的に眺めることもできる。そんな理由で動画で記録を残しておりました。
第二に、私自身の写真を撮りたいと思っています。コスプレをするに当たってカメラも三脚もライトも揃えたので、自宅での撮影が可能なのです。何事も芸の肥やし、他者になることもできるメイク技術を自分自身を華やかに、自信を持たせるために使いたいと思うようになりました。私は自分が大嫌いだった時期が長く、今も許せる部分は多くありません。そんな中でこういう考えに至れたことを嬉しく思い、ぜひ形にしたいのです。こちらも同様に非公開アカウントのインスタに載せようかな、と考えております。が、私の隠れた夢の中に、俳優になりたいという想いもあります。インスタは公開にすることで、その夢の1歩にもなるのでないのか?と幻想を抱いてしまうのです。しかし前述の通りネットリテラシーがしっかりしすぎてしまった人間、どうも踏み切れません。これに関してはもう少し悩みながらどうにかこうにかしていきたいですね。
随分長くなってしまいました···。上記は人に話したことのない、私の中の夢見る夢子ちゃんが幼少期からずっと思い続けてきたことなのです。『何者かになりたい』という想いを、今年は何とか形にしていきたいですね。あわよくば芸能界に入りたいし演技で食っていきたいし5兆円(非課税)欲しいという夢もあります。ぜひ叶えたいですね。主に5兆円(非課税)。待ってます。
新年。明けましておめでとう御座います。
さて。
新年早々、皆様のご期待に添えるように
年中無休24時間営業のスーパーで
レジ打ちでもしますかねぇ。
自分の新年はそこから始まる。
ーーーーーー
新年
「あけましておめでとう。」
「今年もよろしくお願いします。」
去年までは、そんな声が暖かな空間とともに聞こえていたのだろう。
今日は1月1日。新年だ。
私は去年から一人暮らしをはじめた。正月くらいは実家に帰省するつもりだったが、生憎仕事が忙しく1人寂しく新年を迎えることとなった。
1人で居るのが好きである性格上、それも悪くないだろうと少し楽しみにしていたが、実際は普通に寂しかった。
昔は面倒に思っていた親戚と顔を合わせるという習慣も、今となっては大切なものだったのかもしれないと感じた。しかし!
もう今年は1人過ごす。この事実は変わらないのだ。
だったらもう、思いっきり1人を満喫してしまおう!と冷蔵庫から昨日の晩に買った発泡酒を取り出した。
でも、やはり虚しいので、明日は実家に赴こう。
明けまして
おめでとうございます。
昨年も
大変
お世話になりました。
たくさんの
わたし
を書いてきた
このアプリ。
特に
後半
忙しさに甘え
更新が遅れてしまい―――
新年ということで
気持ちを新たに
たくさん
書いていきます!
拙い文章ですが
読んでいただけると
幸いです。
本年も
どうぞ
よろしくお願いいたします。
#新年
『新年』
新しい年が来た。
ふと思ったのだけど、今のように暦が一般家庭に行き渡る前は、どうやって今日から新年だと判断していたのだろう。
昔は太陰暦だったから、月齢を数えていたのだろうけど、それにしても新月は何度でもやってくるだろうし、そのうちのどの新月を年のはじめとするか定めた基準はなんなのか。誰が決めたのか。
ググってみたら、約六千年前の古代エジプト人が1年は365日だと発見したらしい。
ああ、ナイル川の氾濫とか月の満ち欠けと関係深そうだもんなぁ。
だが、私の言いたいことはそこじゃない。
なにも1年で一番寒い時期を年のはじめとしなくたっていいじゃないか。
もうちょっと暖かくなってからの方がいろいろと動きやすいだろう。
1年の終わりとはじまりなんて、どう考えてもやること多くて忙しいんだから。
それでも既に数千年以上これで定着しているのだから、仕方ない。
あけましておめでとうございます。
炬燵に潜りながらのご挨拶ですが、ご寛恕くださいますよう。
『新年』
新年早々から仕事です。元旦も三が日もありません。
元旦はのんびりと仕事できると思うかもしれませんが、仕事が多すぎて、普段よりバタバタです。(月初であり、年初ですからね)
早起きして出勤前にお雑煮を作って食べましたので、お正月の雰囲気は味わいましたが、、、早起きの分だけ疲労感半端ないです。
と、まあ、新年から愚痴になっちゃいましたね…
愚痴も含め、本年もよろしくお願い申し上げます。
(喪中のため新年を祝うご挨拶はできませんことお詫びいたします。)
「新年」
年を重ねるにつれて、年明け感が薄くなっていく。
いつもと変わらない、日付の超え方。何をするわけでもなく淡々と色んなことをして寝るだけ。年明けの瞬間に友達と「あけおめ」と送りあっていたあの頃は遠い昔の話。今はいつも通り、誰とも何とも送らない。
そう、つまり2025年になった感覚がしないというわけだ。昨日ぐらいに令和7年の文字を見て目が飛び出そうになった。もう、令和7年なのかと。昨日まで元年だったぞと言いたくなるくらい時間の流れは早い。干支も、2024年はウサギだったよな、と何の違和感もなく思っていた。あれ、辰もどっかで見たようなと思えば、そういや2025年は巳じゃないか。やばい、干支の感覚も薄れるのはとうとう衰えが…。今年こそ充実した一年を過ごしたいという思いは叶うのか、、私の行動次第か。
▶62.「新年」
61.「良いお年を」
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
---
「そろそろ年が明けた頃だ」
「ウン」
夜が明けてきて、人形はほら穴から出ていく。
ナナホシもチョコチョコと歩き、後に続いた。
顔を覗かせた新年最初の太陽が
空を、山を、照らしていく。
「ナナホシ、あなたを覚醒させる時に触った、最初の起動装置だが」
「ウン」
「愛を注いで、と書いてあったので、私は温めた手で触れた」
「前ニ聞イタ」
「そうだな。だが、あれには人間の手の形と体温以外に、もう一つの意味があったのだと思う。おそらく自国愛、あれは指紋パターンの読み取り装置でもあった」
✕✕✕とナナホシが話している間に、
太陽が、高くなっていく。
明るくなっていく空は、今日も晴れている。
「デモ✕✕✕ハ、フランタ国デ作ラレタ」
「ああ、イレフスト国とフランタ国は言語はほぼ共通だが、指紋パターンが違うようだな。旅の中で見てきたフランタ人と、イレフスト人が使っていた研究施設に残っていた指紋は、どちらにも傾向があり、それは2つの国で異なるものだった。
そして、承認が通ったということは、私はイレフスト国に多い指紋を持っていたということだ。ただ、博士の素性は私の中に殆ど残されていない。これは博士による意図的なことだと以前から考えている」
「博士ハ、イレフスト国ノ出身?」
「いや、関わりはあるだろうが、断言はできない。遠い国から来たと言っていたが、それが隣国というのは考えづらい。イレフスト国にススキという植物はあるのか?」
「ススキ、僕ハ知ラナイ植物」
「そうか…」
機械人形と、虫型メカ。同じ機械同士ではあるが、
規格の違いにより情報共有は視覚と聴覚に頼るしかない。
だが、無言の先にある課題は、
言わずとも共有できているように人形は感じていた。
あけましておめだとうございます
今年もよろしくお願いいたします
と、豪華煌びやかに始まるけど、毎年続く毎日の続き
何か変わるわけでもない、何かあるわけでもない
だからこそ、自分で少しずつでも頑張らなきゃなのか…
1日で何か変われば良いのに。
この変身願望も毎年変わらない
今年はあえて年越しの瞬間を見ずに寝てみました。
朝起きたら、
世界は何も変わっていないはずなのに、
まるでカーテンを開けると一面が雪景色に染まっているような、そんな幻想的な気分を味わえました。
👍🏻⟡.·HAPPYNEWYEAR👍🏻🎀
今年はさらなる段階を踏みます。
諦めず、ポジティブ(*^o^*)に過ごしていきたいです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨今年もよろしくお願いします🙏
新年。
おせちを作ったり、食べたり。
みんなで集まったり。
子どもの一大イベントのお年玉。
おみくじを引いて一喜一憂。
なんて事ない月の始まりと言えば
その通りだけど、
こうやって区切りを付ける事で、
なんだか12月とは違う私のような。
大切に。丁寧にしたいと思う節目です。
昨年は忙しいと言い訳して、
色々手抜きしちゃったし、今年はがんばろ。
新年
夜は、心を弱くします。
月の影が闇を生み出す様に、
過去の苦痛が囁き、
その闇に囚われぬよう、
心を強く抱き締めます。
寒い冬の夜。
悪魔の影が忍び寄り、
私を縛ろうとする度、
優しい声色で、
私に語りかけてくれる、
貴方の声と温もりだけが、
私を救う光なのです。
夜、貴方に護られながら、
眠りの淵へと揺蕩い、
朝、貴方の温かな声に、
揺り起こされると、
新しい一日が始まります。
夜が明ければ、
また、次の日がやって来る、
それは、変わらない、
繰り返される人々の営みの理。
だけど、
何故か、今日だけは、
特別な光が差し込むようです。
新しい年がやってきた、と。
皆が楽しげに、
耳に馴染まない、
挨拶を交わします。
「新年、
明けましておめでとうございます。」
一月一日。
他の日と何が違うのか、
私にはよく分かりません。
でも、貴方が微笑んで、
「今年も宜しくね。」と、
私に優しく囁いた、その瞬間。
新年という、堅苦しそうな代物も、
貴方が側に居てくれれば、
私の胸の奥が、暖かくなると、
気付いたのです。
ならば。
…この新年というものも、
悪くないのかも知れない、と。
私は、貴方に微笑み返すのです。
新年、あけましておめでとうございます~。
本年度はヘビ年ということで、Twitterを見るとシラウオのような白いヘビがウニャウニャとイラスト音頭をとっていたり、去年は辰年でありましたから、実はその辰ってヘビの着ぐるみ姿だったのだ〜、というネタバレ感満載の風味を味わっておりました。
新年にいうべきではないかもしれませんが、本年度初めてやったことは、TVerで新春スペシャルをダラダラと見つつ、去年までのメモをまとめていました。
ストーリープロッターというアプリがありまして、それが全部で1300個のメモがあったので、よくわからないのですが、それを一覧表にしておこうとしましたところ、軽く挫折経験を味わうという、もうМじゃんそれ的な感じになりました。
でも1000は下回ったので、お休みなさいってしたいと思います。