放課後』の作文集

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放課後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/12/2024, 2:56:00 PM

【放課後】
  
 学校帰りに食べるファミチキ
 なんであんなに美味しいのだろう

10/12/2024, 2:55:09 PM

作品No.195【2024/10/12 テーマ:放課後】

※半角丸括弧内はルビです。


「なあ」
 二人きりの放課後の教室で、叶屋(かなや)がそう声をかけてきた。僕は無言で顔を上げる。
 叶屋美羽久(みわく)——学年一目立つといっても過言ではない生徒だ。明るい金髪に、耳にはいくつものピアスが輝き、両手の爪が色とりどりに飾られているその姿は、派手な人が多いこの学校でも、さらに目立つ存在として、僕の目に映った。
「彩伊里(さいり)って、ウチのことどう思う?」
「……は?」
 この〝は?〟は、別にバカにした意味ではない。ただ、困惑と共に吐き出した音がそれだっただけだ。
 綾部(あやべ)彩伊里——正真正銘、僕の名前だ。染めたことのない黒髪、黒縁の度入り眼鏡は、この学校においてはある意味では地味過ぎて目立つだろうが、幸運にも僕は安穏とした学校生活を送れている。目立ちたくないのだ、とにかく。だから、なるべく目立たないように日々を過ごすよう心がけている。
 それなのに、だ。
 そんな僕の名前を、叶屋はすんなりと口にした。それも、みんなが呼ぶ上の名前ではなく、下の名前でだ。
「だから、ウチのことどう思ってんのって訊いてんの」
「それを僕に訊いてどうするんです?」
「敬語かよ。ウケるー」
 〝ウケる〟と言う割には少しだけの笑顔を浮かべて、叶屋はすぐに真面目な顔に戻る。
「彩伊里って、見るからに真面目って感じじゃん? 実際、テストとか、成績もいいじゃん? そんな人から見たウチって、どう見えてんのかなーとね、叶屋美羽久は気になった次第なんですわ」
 叶屋は、頬杖をついて、僕を見る。見据えてくる。
「で、どうなの? はっきり言ってくれていいよ。別に怒んないから」
「それ、怒るフラグってやつじゃないですか」
 僕のなんとなくのツッコミに、叶屋はまた笑う。意外と、よく笑う人なのかもしれないと思った。
「よくわかりませんが、僕が思ってることを、正直に言えばいいんですよね?」
「そ。お願いします」
 僕は、あらためて叶屋を観察してみた。
「髪染め直すの大変そうだなとか、爪整えるの大変そうだなとか——そういったところでしょうか」
「それ、感想じゃん。ま、いいけど。……他は?」
 そう言われて、僕は考える。そして、一つの結論に至った。
「すごいなと、思います」
 僕の言葉に、叶屋が目を見開く。
「すごい? どこが?」
「自分を磨くために、惜しみなく色々なモノを注ぎ込める——すごいことだと思います。僕にはできない、いや、やろうとも思わないから」
 最低限身なりは整えるが、僕はそれだけだ。髪を染めようとか、爪を飾ろうとか、アクセサリーを身に付けようとか、そんなことは思えないししない。
 でも、叶屋は、自分がより美しく見える努力を、惜しんでいない。金色に染めた髪も、たくさんのピアスも、色とりどりに塗られた爪も、全てが叶屋美羽久を引き立たせ輝かせる。僕にはできない、僕がしないことを、やれる叶屋はすごいと思う。
「ふーん、そっか。〝すごい〟、か」
 ヘヘヘ、と叶屋は照れくさそうに笑った。
「うん、なんか、聞きたかったこととは違ったけど——いいや。綾部彩伊里っぽい答えが聞けたし、ウチは満足です」
「僕に何を言わせたかったんです、一体」
「ないしょー」
 そう言って笑う叶屋を、僕は、ほんの少しだけ、すてきだなと思ったけれど。それは言わずにおこうと決めたのだった。
 少なくとも、今は。

10/12/2024, 2:54:03 PM

そろそろ放課後って時間が人生からなくなりそう、鬱だ

【放課後】

10/12/2024, 2:52:13 PM

放課後

2階から見えるグラウンド

友達とじゃれ合うきみ

楽しそうに笑ってる


そこまで走って行って

一緒にじゃれ合いたい

そんなことできなくて

今日もきみを眺めてる


ふと目が合った

慌てて目をそらす

もう1度眺める

またきみと目が合う

小さくきみが手を振ってくれた


今日はいい日だ

10/12/2024, 2:50:31 PM

詐欺
いきなりだが、詐欺に遭った。被害額5万円…
詳細は差し控えますが、うまい話には、必ず裏があります。
ご注意を。

本当に、救いのない世の中だなと思う。
生き地獄とは、まさにこのことだ。

10/12/2024, 2:48:35 PM

教師が帰った瞬間、
みんなが一斉にバックを持って、
騒がしさが戻った。
放課後は嫌いだ。
だってみんな
遊びの約束をしたり、
駅前の近くにできたお店に行くだとか。
僕だけ何も無いのが辛くて。
誘えないし、誘われないし。
惨めだな、僕って。
僕は机に伏せて寝たふりをする。
みんなが帰るのを待つために。
こんな空間消えてしまえばいいのに、
僕だけが。

10/12/2024, 2:44:37 PM

「放課後」


学校に足を踏み入れてから8時間ほど待ち望んだ、チャイムという名の祝福の音が響く。鞄を背負い、机を後ろに下げる。放課後の時間の使い方は人それぞれ。部活に勤しむ人、勉強に精を出す人、友達と寄り道をする人。私は今日は部活がオフの日なので、このまま帰宅ルートに入る。「部活がオフ」。なんと素晴らしい響きだ。小走りで下駄箱に向かい、ローファーに履き替える。掃除担当に当たっている生徒たちに心の中で慰めの言葉をかけながら、晴れやかな気持ちで校門を抜ける。気分はまるで窮屈な鳥籠から放たれた自由な鳥だ。部活帰りの暗い道を友達と歩くのも楽しいが、まだ太陽の見える道路を意気揚々と進むのはとても気分がいい。この後どうしようか。ショッピングセンターにでも寄り道しようかと思ったが、重荷という名前が相応しいような鞄が通路を塞ぐ光景がありありと見えて断念する。大人しく直帰するか。駅の電光掲示板によると、次の電車は3分後。スマホをいじっていたらあっという間だ。同じ制服を着た人たちに続くように電車に乗り込む。行きの電車では地獄に続く渡し船のようなのに、なぜ帰りの電車はこんなにも喜びを与えるのだろう。みるみる小さくなる学校に胸がスッとする。さぁ、帰ったら何をしようか。

「私は自由の身だ!!」

10/12/2024, 2:44:27 PM

誰々んち、校庭、公園、たまの大冒険

部活
金もないのに近所のモール


部活
大した金はないが近所のモール


おおよそこんなもので、そこに全てが詰まっている

#放課後

10/12/2024, 2:42:27 PM

「放課後」は社会人にとっては「就労後」? 何だかあまりワクワクしない響きだな。たぶん仕事が終わっても、自由な時間が少ないからかな? 「放課後」のウキウキ感に見習いたいところです。

10/12/2024, 2:42:02 PM

忘れ物をとりにきた僕は
ドアの前で足を止め秒針の進む音と共に廊下で蹲る

あの夏に咲いた君は
オレンジ色に照らされた教室で1人ただ空を眺めた


「放課後」

10/12/2024, 2:41:10 PM

放課後
放課後の教室はどこか静かで夕日が教室をさしていた。
そんな教室で、いつもユリを置いてくれるあの子。
けど知らないこ。
そのこにありがとう、
彼女は驚いた顔をしていた。
あぁ、そっか。
私、見えてなかったんだ。
けど心は軽くなっていって白い光しか見えなかった。
私のこと、覚えててくれたひとがいたんだ。
わたしはこの静かな教室で、一人涙をながし鼻をすすった。
誰もいないから。
私の悲しみだけが教室に響いた。

10/12/2024, 2:40:46 PM

『放課後』

それは、クラブが終わって

いつものように友達と校舎の裏側で

話している時だった。


3階の踊り場の窓から外を眺めている君を

初めて見つけた。


数秒間、時が止まったかのように

君から目が離せなかった。

暫く、君を見ていると

ふと君はこちらに顔を向けた。

私は、君と目が合ったような気がして

視線を外さずに居ると、

何処か違和感を覚えた。

そして、気付いてしまった。

『君は、私と同じ時間枠にいる人間ではない』と

何故なら、その踊り場の窓は

人が立てるような場所には無い。

梯子を使ったとしても

立ち方が不自然だった。

寧ろ椅子にでも座っているような姿だった。


私は友達に踊り場に誰か居ると言いかけて止めた。

変に思われるから言いたく無かったわけじゃない。

ただ、君の顔がとても悲しそうだったからだ。


君を見ていると

同じように君も見ているような感覚がした。


本当は、目を合わせない方が良いと言うけれど

私には、君が見えるし

君にも私が見えている。

君がどんな存在であったとしても

君の存在を蔑ろにして良い理由が無かった。


私は、友達に忘れ物をしたと言って、校舎に戻った。

きっと、近くに行くと君は姿を消してしまう霞だと

分かっていても、

足は踊り場に向かってしまう。


私は急いで階段を駆け上がった。

3階に着くと、

やはり窓は高く人が立てるような場所では無かった。


窓の向こうには赤く染まる空だけが見えるのに、

君の姿は何処にも無かった。

10/12/2024, 2:39:23 PM

・放課後

部活動なんて嫌い。
君と一緒に帰れないから。
待つのは嫌い。
一人でいると嫌なことが頭から離れないから。
先生が嫌い。
早く帰れと急かしてくるから。
友達もちょっと嫌い。
楽しそうなお誘いで誘惑してくるから。
あの子は大嫌い。
マネージャーとして彼の傍にいるから。

でもこんなワガママな私が1番嫌い。

10/12/2024, 2:31:26 PM

呼び出されてた放課後の複雑
 今はセピアな青春の記憶

田舎でも帰りに寄れる古喫茶
 まだあったよね初恋サンデー


♯放課後

10/12/2024, 2:31:22 PM

放課後。
いつも通り君が教室の前で待っている。

後ろを歩いている私も今日は隣を歩けるだろうか。

いつかは君の姿の見えない隣を
同じ風景、同じ歩幅で、歩きたいと願った。

そんな祈りとも言えるような願いも
今はもうセピア色の記憶になっている。

この記憶は私には眩しいほどの、
それはそれは美しいセピア色に。

10/12/2024, 2:31:12 PM

放課後

テスト前の放課後、教室に残って勉強していた。他に残っていたのは、昔好きだった人だけ。別に話さないけど、勉強してる姿かっこいいななんて思いながら、問題を解いていく。
そこにやってきたのは、クラスメイトの女の子。彼の隣に座って話しかけている。まるで私はそこにいないかのように、2人の世界に入っていた。
テストが終わるまで毎日、そんな2人の世界をずっと見ている日々だった。
2人が付き合って、クラス中は意外さにざわめいていたけれど、私だけは知っている。
2人の甘酸っぱい青春物語。本当は私だって彼のこと好きだったのに、何も嫉妬の気持ちが沸かない。
これからも密かに2人を応援しよう。
私もこんな恋したいなって思いながら、今日のテスト勉強は切り上げて家に帰る。

10/12/2024, 2:30:54 PM

″放課後″

これが証拠です。

「これは…?」

○○と××が私の体操服をロッカーから出してハサミで切り刻んだ後ゴミ箱に捨てた映像です。
こっちは△△と□□が用具室で私に暴力を奮った時の映像です。
これは○○と△△が私の悪口を私の目の前で言っている音声データです。
そしてこれが、そちらの教師であり私の担任でもある☆☆先生にいじめの件について相談した際、親身になったふりをして結局いじめから目を逸らした音声データです。

「な…!私はそんなことしていない!!!」

今この場においてあなたに発言権はありません。黙れ。

「言葉遣いには気をつけなさい!」

…あぁ、申し訳ありません校長。ではこちらのデータも提供させていただきます。

「これは…?」

☆☆先生が一応とあなたにいじめの件を報告した時の音声データです。

「何故こんなものが…!?君はその場にいなかっただろう!?」

その場に居なくとも録音なんて簡単に出来るんですよ。というか今のその発言でいじめに関して認識していたにもかかわらずもみ消そうとしていたことが分かっちゃいますね笑。

「!!!いや、違う、これは」

繰り返します。今この場においてあなたにも発言権はありません。黙れ。
さて、あなた方はどうやって償ってくれるのでしょうか?教育委員会に言っちゃうぞーってね笑。それはそれで楽しそうですが、先生たちには効果があっても生徒にはあまり効果がないでしょう?私的にはやっぱり、目には目を歯には歯を、だと思うんですよねー。

「何をする気なのよ…!!」

楽しい楽しい放課後の始まりだぞゴミ共

10/12/2024, 2:27:50 PM

私の小学校には図書館がなかったから、中学に来て図書館があると知ったときはとてもワクワクしたのを覚えている。それから1年と少し経った。放課後に図書館を訪れるのが、私の日課になっていた。

本棚の間を歩く。今日はどの本を借りようか。好きな作家は一通り読み終わって、今は読んだことのないジャンルに挑戦したい気分だった。『ノンフィクション』と書かれた棚をじっくりと眺めて、タイトルに心惹かれた1冊を手に取った。

閲覧席に座り、本を開く。ここは窓に近くて、外の音が聞こえてくる。運動部の掛け声や、吹奏楽部の楽器の音――それらをBGMにして本を読むのが、私は好きだった。



「佐藤さん、もうすぐ閉館の時間よ」

最終章に入ったところで、司書の先生に声を掛けられる。顔を上げ、窓の外を見れば、夕暮れの空が見えた。
あまりに面白くて、時間を忘れていた。
貸出の手続きをして、図書室を出た。

今日はいい本に出会えたな。ルンルン気分で廊下を歩く。
昇降口を出て、沈みゆく日と共に、私は帰路についた。

10/12/2024, 2:27:01 PM

『放課後』

日が沈む前に

帰らなくちゃ


溢れたら怒られちゃう

帰らなくちゃ 帰るの


送らなくていい 気づけないから

帰らなくちゃ 帰るの 帰らないと


伝える方法なんていくらでもあって

帰らなくちゃ 帰るの


でも伝わらないから怒られる

帰らなくちゃ

10/12/2024, 2:26:58 PM

【放課後】


学校からの帰り道はいつもお腹が空いていた。
途中にお肉屋さんでもあれば、コロッケなりメンチカツなり買い食いしていただろう。

残念ながらなかったので、自販機でコーンスープを買っていた。寒い時期にしかないのが寂しかった。

放課後に教室に残ることもなく、身体を動かすのは苦手な私でもそうだったのだから、運動部の男子なんて、一体どうやって空腹を凌いでいたのだろう。

そろそろ自販機にコーンスープが並ぶだろうか。
あれを見ると学生時代のお腹を空かせた自分を思い出す。

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