放課後。いつも通り君が教室の前で待っている。後ろを歩いている私も今日は隣を歩けるだろうか。いつかは君の姿の見えない隣を同じ風景、同じ歩幅で、歩きたいと願った。そんな祈りとも言えるような願いも今はもうセピア色の記憶になっている。この記憶は私には眩しいほどの、それはそれは美しいセピア色に。
10/12/2024, 2:31:22 PM