『放課後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
放課後
放課後のことだ。学校の教室でのこと。
女の子、じゃあまた明日学校でね!
男の子、あ、待って、今日さ、この後空いてる?
女の子、なんで?
男の子、いや…、お前と一緒に宿題やろうかなって思ってさ。
女の子、なるほど!いちおう、遊ぶ約束してないから空いてるよ。やる?宿題一緒に?
男の子、お、おう…、ってか、俺が言おうとしてたのに!全くお前は笑
女の子、あ、ごめんね…💦、私もあんたと宿題やろうと思ってたからちょうどよかったよ。
男の子、よかった。ありがとう!じゃあ、俺んちでやる?宿題。
女の子、うん!行こうか。
仲良く二人は彼の家で学校の宿題をやるのだった。(幼馴染み設定です)
終わり
一人家で寝たい。
なるべく外にいたくないね
【放課後】
✂ーーー⚠ーーー✂
最初は仲が良かった6人組
途中で一人他のグループへ
一人、また一人と減り
最後は1人
他のグループへ行けば
最後はまた1人
終わらない悪循環
【団体行動】
いつになったら放課後になるのかな。生まれてから死んでしまうまでの間に、課されたものから放たれるときって、いつになるの。優しい人になりたいね。壊れるくらい、優しく生きていきたいね。
魔法が使えたら、自分のこと許せるんだと思う?身を切って戦って、偉いねって言われない人がいて、それもどうにもできなくて、ごめんね。代わってあげられないし、そんな力もないし。
いつになったら放課後になるのかな。微笑んでから泣いてしまうまでの間に、使命を忘れていられる戦士が何人いるの。助けてあげられなくてごめんね。それを愛せるような柔らかさもないけど、がんばったね。って、言ってみたいなとは思う。
放課後の醍醐味は制服姿で街を闊歩することだ。
きっちり着ている制服を少し崩して、校則にギリギリ引っかからない程度のメイクをして、ほんのちょっとだけ背伸びをする感覚は学生でしか味わえない。
部活もしてないし、テスト前でもないし、門限までは何も考えず自由でいられるこの時間が好きだ。別に不平不満なんてないけど、窮屈な学校から開放される気がして足が軽くなる。
そんなわけで、特に予定もないのにふらふらしていると、高頻度でナンパに遭う。よほど暇してるように見えるんだろう。
「俺らと一緒に遊ぼうよ」
爽やかさを演じている大学生っぽい二人組が逃げ道を塞ぐように立つ。こういうやり方は怖がらせるだけだと、どうして気づかないのかな。もっとこう、スマートに紳士的にすればいいのに。
「手持ちが少ないので遠慮しておきます」
「俺らが奢ってあげるって」
「近くにいいお店あってさ。期間限定メニューやってんだよね」
期間限定メニュー……それはいいことを聞いた。とは言え、この二人組と一緒に行っても楽しくなさそうだし、どうにか上手く逃げ出したい。
どうやって逃げようか考えを巡らせていると、正面の男の背後に見知った顔が登場した。
良くも悪くも人たらしで隙のない完璧な従兄弟が。
「なんだなんだ、ずいぶんと賑やかだな」
「は? なんだ、おまえ」
「おいおい、そんな態度とっていいのか? 俺はこの子の大事な人だぜ? 将を射んと欲すれば先ず馬を射よって言葉を知らないのか?」
「知らねえけど」
「不勉強なのは感心しないな。彼女は可愛いだけじゃない。頭も良くて家庭的だ。そんな彼女を口説き落とすのに知性がないのは心許ないぞ」
ぺらぺらと軽口を叩きながら、ごく自然な流れで私の隣に来て肩に腕を回してくる。踏み出す彼に合わせて動けば、嘘みたいにさらりと抜け出せる。
さりげなく肩を押されて前に出れば、その高い背を活かして私の姿を隠してくれた。
「相手を口説くならもっと状況を読まないとな。次からは気をつけろよ」
空いた片手をひらひらと振って、ご丁寧にアドバイスまでしちゃって、まるで友だちと別れるかのように歩き出す。
勝ち目なしと諦めてくれたのか、頭のおかしい奴だと判断されたのかは分からないけど、二人組が追いかけてくることはなかった。
「まったく。近頃の若人は危機感が足りん」
「……助けてくれてありがとう」
「礼はいらないが、あまり隙だらけの無防備さでふらつかないようにな。変な輩に絡まれると面倒だろ?」
さすが、隙のない人間は言うことが違う。
頭ひとつ分高い整った顔を見上げて、すぐに彼の手元へ視線を落とす。右手に提げられているエコバッグから長ねぎが覗いている。
「買い物してたの?」
「まあな。これからマイダーリンの家に行って、手料理を振る舞おうと思ってな」
「ふーん。サプライズとか?」
「いや、マイダーリンはサプライズが苦手だからな。事前に連絡を入れてある。明日は仕事も休みだって言うから、今日はのんびり晩餐を楽しむのさ」
「相変わらず仲がよろしいことで」
思わず鼻で笑ってしまった。
よくもまあ恥ずかしげもなく『マイダーリン』と連呼できるものだ。
「まだ遊ぶつもりなのか?」
「んー……そろそろ引き上げようかな。なんか萎えちゃった」
「じゃあ送ってってやろう」
ほれ、と腕を差し出してくる。手を握るなんて可愛いものじゃない。腕に掴まれというエスコートの仕草だった。すれ違う人たちがうっとりしたり、羨ましそうな顔をしていることに気づいてないのか。
「マイダーリンに見られたら困るんじゃないの?」
「問題ない。君のことは顔写真付きで話してあるしな」
「いや、こっちのプライバシーは無視すんのかい」
「家に置いてあるアルバムで盛り上がってなぁ。姪っ子ちゃん可愛いーって褒められたから、つい自慢しちまったんだよ」
どこの世界に、恋人に姪っ子を自慢する男がいるんだよ。ああもう、本当におかしいんじゃないの。
恥ずかしいやら呆れるやらで、もうごちゃまぜだ。
くるりと踵を返して来た道を戻る。ちょっと遠回りして帰ろう。一緒にいたらおかしくなる。
「なんだ忘れ物か? まったく仕方な」
「ひとりで帰る! あんたはさっさとマイダーリンのところに行け! この無自覚天然人たらしが!」
「自覚はあるぞー。じゃあ、気をつけて帰れよー」
間延びした明るい声に後ろ手で手を振り返して、青信号に変わった歩道を駆け抜ける。気恥ずかしさを塗り替えるような嬉しさをどうにかしたかった。
放課後って学校が終わった後の時間にしか使わないな。なにか他の用途で使われてないか調べたけどやっぱりそれしかないみたいだ。
つまり学校関係者しか使わない単語なわけだ。そしてもう学校となんの関わりもない俺には縁のない言葉だ。
しかし昔は放課後になにしてたか。野球部に入っていた時期もあったように思うけどあんま記憶にない。もう昔のことだしな。
マンガなんかだと学生の記憶を色鮮やかに覚えている人も多いけど俺はさっぱりだ。昔のことなんかほとんど覚えてない。もう記憶喪失みたいなものだな。
こうしてぼけ老人になっていくんだと思うと恐ろしい。そう考えると若いうちに死にたいって人の気持ちもわかるな。
放課後
駅前のショッピングモールに、新しくドーナツのチェーン店が入るらしい。
その知らせから二ヶ月ほど。ついにドーナツ屋さんがオープンした。
学校の最寄り駅の近くだから、放課後に買いに行こう。オープンの一週間前から決めていたんだ。
学校が終わって、私はすぐにショッピングモールへ向かった。…が、時すでに遅し。
ドーナツ屋さんの前だけに、長い行列がすでに出来上がっていた。友達グループ数人で来た高校生に、目を爛々とさせる主婦。会社員も混じっていて、私が並ぶか迷っている間にも列は伸びていく。
これは、待てないな。
諦めてショッピングモールから出る。すると、どこからか甘いにおいがやってきた。ドーナツじゃない、少し遠くから。
においに釣られるように歩いていくと、商店街についた。あまり来たことはなかったけど、駅前には商店街もあったっけ。
商店街をきょろきょろと見渡していると、甘いにおいの正体を見つけた。鯛焼き屋さんだ。あったかそうなおじちゃんとおばちゃんがやってる、ほっこりした鯛焼き屋さん。
結局、あんこの鯛焼き一つを片手に、ほくほくと家に帰ったのだった。
#放課後
放課後
僕は教科書忘れて、学校に取りに戻った
随分日がくれ辺りは夕陽が差し込む
教室には隣の席の女の子がいた
机の上でピョンピョン飛び移り綺麗な踊りを踊っていた
こっちに気づいた彼女は机を飛び越えて教科書を僕に渡した。
放課後にいつも帰っていた友達がいた。
その子は学内で少し浮いてたけど、全く気にしてなかった。
多分私も同じくらい浮いてたから、同じようなことを彼女も思ってたのかも。
彼女は卒業した今でも元気に連絡をくれる。
放課後
放課後は友達と一緒に駅に行って同じ電車に乗る
特には何も用事もないけれど、放課後 学校に残るのはなんだか非日常感があってワクワクした。
生徒も少なくなってきて、クラスには誰一人もおらず
いつもは人々の声と熱気で賑やかな学校も、放課後はしばらく経つと一転、静けさを取り戻したかのよう。
普段は関わりのない同級生も、私と相手しかいない空間だと、何となく一言二言交わしてたりする。
小学生の頃は、残ったメンバーでバスケしたり、男子達がお笑い劇をやり始めては笑い転げた。
特に印象的に残ってる思い出ほど、やっぱり放課後というスパイスもあるのだろう。
「放課後」
もう一度学生に戻ったら?
放課後にぼーっと学校で時間潰したり
イケメンの部活動見たり、友だちと
ぶらぶら寄り道したいなー
だってさ、今は帰りも忙しくて。
晩御飯の買い物とか、早く洗濯物入れなきゃとか
自分のために使える放課後がないんだもん
学生よ、放課後を楽しめ
放課後はいつも部活ばかりしていた
学校は地獄だったが、部活動はまだマシだった記憶がある
小中と6年間やり通したことは偉いと思う
今思うと子供の頃の自分は忍耐強くまじめに取り組んでいたと思う
ただそのため高校でストレスでパンクした
その後の人生もストレスを溜めてはパンクの繰り返し我ながら成長がない笑
高校生になると、放課後によく友達とカラオケに行ったり、お喋りしたりするようになった。課題やテストのことを忘れられる、いい時間だ。大人になるとこの感覚は色褪せていくのかな。
「では、これより会議を始めます」
重苦しい台詞とは裏腹に、周囲から聞こえる雑音はいつにも増して騒がしい。なぜなら、ここは駅近くにあるファミレスだからだ。
「議長」
「はい中沢くん」
「ここのアイスは仕入れているメーカーが他社と違うと聞きました。ソフトクリームバーも付けることを提案します」
中沢と胸元に刺繍の入ったジャージの少女が手元のメニューを揺らしながら前のめりに提案した案に、同じくメニューを持ち真剣に聞いていた他二人が頷く。
「では本日はいつものピザにソフトクリームバーということで」
先ほど議長と呼ばれた一つ結きの少女が店員呼び出しボタンを押し、ふうと息をつく。途端に張り詰めていた空気が緩み、席を囲む四人からも苦笑やあくびが漏れた。
「うちら授業中より真剣じゃん」
「マジにならなくてどうするのよ、放課後だよ?」
「放課後ぐらいちゃんとしないとね」
「森センに怒られそー」
授業の終わりを知らせるチャイムが鳴る。先生の説明を静かに聞いていたなんて嘘のように教室が賑やかになった。
「お腹が減った」「遊びに行こう」「練習試合が待ちきれない」とみんな思い思いのことを言い合って、担任の先生が連絡事項を伝えてくれる間も賑やかさは変わらなかった。
みんなこの後の予定が楽しみなのだ。私も『放課後』を待ち望んでいたそのひとり。
教室を出て階段を下りているのに普段よりも長く感じてしまう。早く早くと着いた靴箱はやっぱり混雑していた。彼が門の前で待っているのに、人波がなかなか引かなくてもどかしい。彼は人目を惹く容姿をしているから囲まれていないか心配だった。学校のマドンナが彼にアタックするだとか噂も立っていたから余計に。
結果は、杞憂に終わった。彼は別のものに囲まれて私の想像通りにはなっていなかった。彼の足下にはにゃぁ~んと猫が転がって気持ち良さそうに喉を鳴らしている。
「あんまりくっつかれると毛がついちゃうんだけどな」
彼に撫でられている猫を羨ましく思った。大きなあったかい手は安心するから、私以外を可愛がっている彼の手に、猫に。ちょっとの嫉妬心。
「君も撫でたい?」
ほら、と撫でる手を止めて場所を開けてくれるけど猫は私を見もしない。そろそろ手を伸ばして撫でようとしたらシュッと鋭い爪が。そのまま猫は威嚇して去ってしまった。
ポカンとする私の手につぅーっと現れる赤い線。ヒリヒリして次第に赤が垂れる。そこに彼の唇があたっていた。あまりに自然で猫に舐められたようなざらりとした感触は一瞬で幻のようにすぐに離れた。パクパクする私に彼は一言。
「消毒」と。
「…驚かせちゃったかな」
「臆病な子だったかもしれないね。大丈夫、次は仲良くなれるさ」
血が流れないことを確認して彼はホッと息を着いた。ペタリと貼られた絆創膏はなんとも可愛い猫の柄。彼の指先にも同じものが巻かれていた。
「妹が持たせてくれたやつだよ。俺より君がつけた方が可愛いや」
「お揃いだね」
私は手の甲だけど意図せずにお揃いになったことが表情に出てしまう程に嬉しくて絆創膏を猫の代わりに撫でた。一緒に帰るだけなのが少し惜しくなる。
「…放課後デートにしようか。君の好きなフラペチーノの新作出ていたんだよ」
こっそりと期待した言葉をくれる彼はどうかな?と小首を傾げて、私が頷くのを待っている。
放課後、私は決まって
グランドが見える校舎でサッカーを眺める
女子達はグランドのフェンスの周りで
集まって観戦してるけど
実は校舎から眺める方が良いなんて
知らないんだろうなと少し優越感に浸る。
私は別にサッカーが好きなわけじゃない。
幼なじみと一緒に帰るのが日常だったから
仕方なく終わるのを待っているようになった。
彼は決まって教室で待っていた私に
「今日も下で見てくれなかったの?」
なんて聞いてくる。
答えなんてわかってるくせに
「そう。ここで見るサッカーは最高だから」
いっっつもこう答えて
彼と並んで歩き出す。
クラスが違くても放課後がいつも一緒だから
もしあなたが休んだ時は
寂しい放課後になってしまうかも
─────『放課後』
人気のない廊下にパタパタとスリッパの音がしたかと思うと、部室の扉が開いた。
「やっほー」と入ってきた人物に、
「珍しいね」と声をかけた。「今日はバレー部も生徒会もないんだ?」
彼は三つの部を掛け持ちする忙しい人物だ。当然一番暇なこの部室には、月一来るか来ないかと言ったところ。
「そうそう。バレーは設備点検で体育館使えないから休みになって、生徒会の方も今日俺しかいないからやめた。でもここもいつもより人いないね」
そう言って部室をキョロキョロと見渡す。ここにいるのは俺と彼を含めて三人。あと一人はいつものように椅子で昼寝をしている。
「二年は?」
「ゲームの発売日だから帰るって」
「なるほど」
「俺も課題したら帰ろうかと思ってたんだけど」
「そうなの?」
「せっかく三年男子揃ったし、フードコートでも行く?」
「いいね」
流れるように話が進む。学校の近くにあるフードコートは、うちの高校生の溜まり場になっているのだ。
「……ということになったけど」寝ている人物に聞こえるよう少し声を張り上げると、
「勝手に話を進めるな」と彼は薄目を開けた。
「起きてたんだ」
「やっほーがうるさいんだよ」
面倒くさそうに身体を起こすと、顔にかかった前髪を払う。人付き合いが苦手は彼は、友達同士で駄べるのが好きではなく、普段こういうのは断るタイプだ。しかし、
「嫌なら奢るよ」と言うと、冷めた目で、
「お前に借りをつくると面倒だからいい」と却下された。それから鞄を手に取って立ち上がった。
「準備万端だね」
「気が向いただけだ」
「じゃあ気が変わらないうちに……」
俺もすぐに机の上に広げていた課題をしまって、三人揃って学校を出た。
#放課後
放課後
高校 1 年の土曜日の昼の放課後。当時、学校も会社も「ハントン(半噸=半分で噸ずら?)」と言って昼前までだった。
ひとみ(漢字で書くと“人見”もち男友達)と二人で、大阪の繁華街の食堂で 月見うどん を食べて、その脚で近くのレコード屋に立ち寄った。
中学の頃から大好きだった歌手の岩崎宏美(ひろりん、LOVEちゃん、L- O- V- E ラブちゃん~とかファンは言ってた。)の当時三千円ぽっきりのLPレコードを予約も無しに買った。
(なんか消費税が付かないと間持ちが悪い、いっそ紙幣を三千三百円札とかにして出して欲しいお釣りに手間取らない!)
本当は予約しないともらえない〇〇ホールでのワンマンショーと言うより女性だからソロコンサートの券を二人入れるやつをもらった。良く見たら、その日の開催だった。
夕方から始まるコンサートだったので、1時間程、歩いていった。会場には、ひろりん御バカと言うより、ひろりん度アホウさん達が集まっていた。1,425席満員だった。立ち見もいたような気がする。皆な男だった。真ん中あたりの席だった。“ひろりん”を生(実演)で見るのは2回目だった。
3回目のコンサートは厚生年金会館の2階席で2~3曲聴いて余りの心地良さで熟睡してしまった。前売り有料だったので一回チャラになってしまった。目が覚めた時には終わってた。2回席なのに“ひろりん”は、こっちを見て、ちょっと睨んで立ち去っていった。
二十歳に成って原田知世(15歳)ちゃんのファンに成るまでずっと好きだった。その頃 “ひろりん”は結婚した。
〈未成年でも、5歳までの年齢差のスケベ交際は認めるとか言う法律が全会一致で可決されるみたいだ。
前には最高裁で東京都の条例で検挙された、15歳女高生?と結婚を前提に交際してた男性に無罪判決がでたらしい。
戦前(産めよ殖やせよ時代)までは
~姉やは15で嫁にゆく~20過ぎは、おばさんだった。
都はるみは18の時おばさんと言われた俺も言っていた。百恵ちゃんも中3トリオの時から好きだった俺は小学生だった。〉
よちよち歩きの頃、母より俺の面倒を良く見てくれた東京から来たお姉ちゃん(とは言っても幼稚園児ぐらい)母はその子を江戸っ子ちゃんと言っていた。
そのせいか“ひろりん”(俺も、ひろりん)の歌の「聖母(マドンナ)たちのララバイ」の歌を聴くと、母から聞いた江戸っ子ちゃんの話しを思いだす。
ララバイは子守唄。
小学生5年の時から持てて中学校の時にはファンクラブまであったのに野球が恋人だといって交際を断り続けたら
小学生の時からロリコン、おかま呼ばわりされた。
どちらかと言うと、オネコン(お姉様コンプレックス、おねーコンではない!)の小学生だった、あべ静江、オードリーヘップバーン、カトリーヌドヌーヴ、キャンディーズの蘭ちゃん、日活ロマンポルノのお姉さんが大好きだった(当時、路地横の日活ロマンポルノのオッパイ丸見えの大看板の前を通るのが大好きな小学生だった。)
ひろりんコンとオネコンだった、今は法律厳守の18~30女性と結婚出来たら良いなの今日は乃木坂の筒井あ〇め(18)コンの🥰徳博りん🙃
P.S
“ひろりん”のお母様が鹿児島の奄美大島出身だと昨日、知りました。
わたくしの母方の祖父は奄美徳之島出身で、苗字を昇(のぼる)と申します。薩摩士族です。
登(のぼる、昇のぼり)さんもいます。一画多いですが德も(のぼる)と読みます。
二葉亭四迷と並ぶロシア正教、ロシア文学の第一人者の昇曙夢(のぼりしょむ)〈著書:大奄美史、奄美群島本土復帰に尽力〉が親戚にいました。
よく中国人のヒトと間違われます。テレサテン(澄麗君)さん、鄧小平氏には登の字があるのに日本の登(のぼり)は間違われないのに!
林(りん)さんは逆ですね“はやし”て言われるでしょ!
藩主の島津一族は秦始皇帝の末(渡来系大和)で秦(はた)氏を名乗る家もあります。わたくしも一族です。
思春期の長い間好きだった“ひろりん”
が、もしかしたら親戚なのかもしれないと、ビックリしました。“ひろりん”はわたくしの尊敬する、さだまさし氏を大明神と呼んでいます。
敬具
41作目
放課後はボーナスタイムだ。
放課後は楽しいことが百倍になる時間なんだ。
例えば学校で怒られてもあっても、ボーナス100倍で大逆転だ。
だからいつも家にランドセルを置いたら、友達と遊びに行っていた。
でも今日はみんな予定があって遊べない。
塾とか習い事らしい。
遊べると思ってたから、ガッカリだ。
ガッカリも100倍。
なんか面白いもないかと思いながら歩いていると、泣き虫の花子が道のの端でしゃがんでいた。
どうせ転んで泣いてると思って近づくと、スコップを持って花を植えていた。
声をかけようと花子の顔を見ると、真剣な顔をしていた。
初めて見る表情に驚いて声が出ない。
なんとなくずっと見ていると、花子がこっちに気づいて顔を上げた。
「あれ、太郎くん、どうしたの?」
花子は不思議そうにこっちを見る。
「今ね、お花を植えているの。やってみない?」
花子はスコップを渡そうとしてくる。
「いや、友達と約束あってさ。えっと、忙しんだ。また明日な」
そう言って家の方向に走り出す。
しばらく走って、家の前で止まる。
走ったせいで心臓がドキドキしていた。
家の前まで来て、安心していると花子の真剣な顔が頭に浮かんでくる。
慌てて首を振る。
ちがう、少し驚いただけだ。
そうだ、胸が変なのはいるのは走ったせいだ。
あいつなんてなんとも思ってない
だから花子のことで100倍ドキドキしたなんて絶対にない
放課後の教室でうたた寝をしてしまった。
目覚めると、そこにはクラスメイトで同じ部活動の部員でもある、仲の良い男子生徒が立っていた。
「あれ? なんか寝てたみたい。どうかしたの?」
伸びをしながらそう声をかけると、彼は上擦った声で「なんでもない」と答えた。
それから少しだけ会話をして、彼は教室を出て行った。
さて、今日は部活もないし、友達も用事ですぐ帰ってしまったし、自分ももう帰ろうか。
そうして、鞄を持って教室を出たところ、廊下に、同じくクラスメイトで同じ部活の男子生徒――そして、好きな人でもある――が立っていた。
「あれ? もしかして帰るところ?」
そう尋ねてみると、なんだか様子がおかしい。
「あー…………」
目を合わせようとしない。顔も強張っていて、なんだかとても不機嫌に見える。
「……なんか、怒ってる? なんで怒ってるの? 何かあった?」
その問いに、彼はただ苦い顔をして「怒ってない」と一言言うと、すぐどこかへ行ってしまった。
――え?
素っ気ない態度で避けられた。
怒っていないようにはとても見えない。気付かぬところで何かしてしまったのだろうか。
もしかしたら、本当にただ虫の居所が悪いだけだったのかもしれない。
でも、少し冷たくされた。たったそれだけのことなのに。胸の奥に棘が刺さり、それがじわりと膿んで拡がっていくような。
そうしたら、胸がどんどんと痛くなっていって、なんだか堪えられなくて。痛みは涙になって頬へと流れ落ちた。
帰る元気も失って、教室へ一人戻る。
ふわりと揺れるカーテンに抱き締められるように包まる。
――好き。
好きだから、こんな些細なことが耐えられない。
情けない。辛い。どうしよう。嫌われてたらどうしよう。
放課後の教室は静まり返っていて、彼女は声を押し殺して泣いた。
『放課後』