『放課後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
高校生の頃、マイペースで陽キャだった私は、
帰り道、必ず誰かと広い歩道を歩いていた。
誰にでも話しかけていたから、友達は沢山いた。
放課後の夕方。
オレンジ色の空。
毎日毎日。高校生活3年間。
ずっと見ていたあの空は
10年たった今でも忘れられない。
「放課後」
放課後、明日のテストに備えるため、図書館に行こうといつもとは逆方向の道へ進もうとする。
すると、誰かに後ろから手を掴まれた。
「どこ行くの? これから勉強?」
「そうだけど。あんたも来る?」
「私は今日自主練だから!」
「はぁ? じゃあなんでここにいんのよ」
いつものニコニコとした顔をこっちに近づけながら、彼女は話を続けた。茶色ののサラサラとした短い髪からは、ほんのりとフルーツの匂いがする。
「実はねー、自主練しようと思ったら、顧問の先生に勉強しろー! なんて言われちゃって。しかたなく図書館行こうと思ったら、君がいたんだよ」
「そう……。それじゃあ話はそれで終わり? 私も勉強しなきゃいけないの」
「私も一緒にやっていい?!」
「……」
そういえばこの人、部活ではすごい功績を残しているのに、勉強は全く出来ないんだっけ。
私と真逆じゃない。
「いいわよ。その変わり、あまり騒がないでよ?」
「小学生じゃないんだし! 大丈夫!」
ほんとかしら……なんて少し不安になりながら、彼女と一緒に図書館に向かって歩き始めた。
こんな会話をしているけど、実は毎日一緒に帰ってるし、部活も同じ。クラスは違うけれど、それでも唯一の友達……なのだ。
そう思うと、今日はいつもと違うようで、でもいつもと全く変わらない放課後なんだな。
放課後はいつも、彼女と一緒に四季の変化によって姿が変わる木を見ながら、お互い同じ目的地へ向かうんだ。
授業が終わり、
仲のいい友達と、
わいわい、楽しい時間。
そうするうちに部活の時間になる。
数少ない友達と
別れて、
ちょっと、
軽い気持ちで入部したけど、
なかなか、
馴染めなかった。
何を
したわけでもないのに。
大事な道具が、
踏みつけられていた。
絶対、
辞めない。
でも、
苦しくて。
友達が唯一見るの
救いだ!
そんな、
楽しい時間
苦しい時間
お陰で、
根性は鍛えて貰えたわ‼️
意地悪する人にも、
感謝だな😑
今だから
そう思える。
私の学生時代の
放課後。
懐かしい。
放課後
作者:ノワール
これは俺と幼なじみの話だ。幼なじみは関西弁が入っていて名前は沙奈と言うんだ。俺達はテストの点が悪く補習をしていた。補習終わりに沙奈が関西弁が混じってる口調で「早く帰りたいからカーテンやらないと」といった。沙奈が席を立ったその時、風に吹かれてカーテンが舞ったんだ。そのときに俺はふと思い出が頭に浮かんだんだ。それは小学生のころちょうどこの時間、季節に沙奈に告白したことだった。一瞬だった。すぐに現実に戻る。
もう一度言ったら…どうなのだろうか?そう思い沙奈と目が合う。
口に出そうとしたその時。
沙奈「なぁ、燐人」
先に沙奈が話しかけてきたんだ。
燐人「どうした?沙奈」
沙奈「うちーー」
沙奈「うち、燐人が好きや」
昔の俺よ。安心しろ、努力は裏切らないのと同じように恋心も裏切らなかったぞ。
あとがき
カーテンのカレ目線的な感じにしました。こういうの慣れていませんし、まさか書くとは思わなかったです、文がおかしかったらごめんなさい。良かったらまた見に来てください。 ノワール
放課後
忘れもしない。
初夏の妙に蒸し暑い日の事だった。
なんとなく屋上に上がって扉を開ける。
一気に差し込む光に、しばらく視界が真っ白になった。
暫くして、周りが見えた瞬間、俺は目を見開いた。
靴を脱いで、屋上の下を見つめるショートカットで不揃いのスカートを履いた女の子がいるではないか。
助けなければ、そう思っているはずなのに体は動かない。
そんなことをしている内にも女の子は飛び下りそうだ。
動け、動け、、、、!
やっとの思いで動いた体。それと同時に女の子は振り向き、、、、笑顔。
浮遊感。浮く体。揺れる制服。目が合う。女の子。また笑顔。
何だよ、善人が救われるなんて嘘じゃッ(グシャ
良かった。引っかかってくれて私は何回目かもわからない光景を見つめ、静かに屋上を去った。
次は君かもよ?
放課後
雪が舞い散る自転車置場
見上げた空に
バッタの大量発生もこんな感じ?
なんて考えたことを今思い出す
放課後の窓の外
傾き始めた太陽に照らされる存在はどれも同じ色に染まる
ここからあちらに出ていけば
私も染まってしまいそうで、恐ろしい
照らさない夜闇まで待つことはできなくて
とぼとぼと、下を向きながら帰路につく
残酷な光の下に晒されながら
(放課後)
【76,お題:放課後】
放課後、西日の眩しい教室で 私は彼を見つけた
半透明に透けた体 どこか物憂げな表情で
いつものようにくしゃっと顔を歪めて困ったように笑う
「なんで...?」
「千夏...おれ、死んじゃった...」
ごめんねぇ、力なく笑いながらポロポロ涙を溢す
生前と何ら変わらない姿の、私の幼馴染み
なにも言えない、突然行方不明になってようやく会えた時には
すでにこの世のものではなくなっている、なんて
「千夏...?」
言いたいこといっぱいあったのに、君がいない間どれだけ心配したかとか
どんなことがあったとか、なんで...こんな
「...ッ、こんなのってないよ...」
ボロボロ涙が溢れて止まらない
ぶん殴ってやろうと思った手は、虚しく空を掻いて
もう彼は死んだ、この世に存在しないって無理やり理解していくようで
「...ごめんね...」
もう一度彼が言った、西日の差す教室に小さな嗚咽がこだましていた
放課後は私の唯一の楽しみだ。
部活の時間だ。
当然部活中だし違う部活だから目も合うはずがない。
──はずなのに、なぜか目が合う。
部活に集中できないじゃん。
でもこれが、私の放課後の楽しみだ。
放課後
部活帰りの暗い道は、憂鬱なとき、ずっと私に寄り添ってくれました。歩幅は小さくとも、いつもより前へ、今日より明日へ、進んでいるように思いました。
放課後か。
毎日の楽しみ、ではない
部活ある日は嫌になる
あの子と一緒に帰れる月曜日がいいな。
ずっとこのままがいいのに。
放課後に友達と遊びたいっていうのも内心ある。
約束しているのを聞いて羨ましくなる時もある。
でも、家でオンラインゲーム友達とする方が楽しい
インドアしか勝たん
ニート...。
【放課後】10 kogi
ぽーんぽーんとボールの蹴る音が聞こえる。
私はその音を聞きながらぼんやりと目を閉じる。
明日こそは勇気が出ますように、そう願いながら。
「放課後」
オレンジの空に照らされた君の顔
やっと2人きりになれたね
この時間を楽しみにしていたんだ
今日はすこし遠回りして帰りたいな
放課後
#放課後
誰もいない教室
風に揺れる
木綿のカーテン
茜空に響くチャイム
時折 ふと浮かぶ懐かしい風景
そこにはいつも
窓からグランドを見つめる
ワタシがいる
私がワタシでいられた2年間が
そこにはある
その景色の中
たくさんのエピソードが
ワタシに語りかけてくる
放課後の空は晴れる日も雨の日も君と一緒に居ると心から晴れ模様になる…でも今はずっと心が晴れぬ…#放課後
放課後であろうと、ここの教室には何も無い。黒板をチョークで汚す教師も、甘酸っぱい恋愛を頭に妄想をする男女も、何より私の邪魔をする奴もいない。
つまり、私ひとりしかいない空間なのである。よく、放課後と言えば好きな人に告白するのに打って付けだとか言うロマンチストもいるが、正直自分のお気に入りの時間と場所を喰われるのはストレスが溜まる。
私は、ただでさえ人の気配のない映画館で過去の自分の映像を見ていた。昔の自分に共感し、挙句の果てにかつてのストレスまでこちらに共鳴して頭が痛い。
だが、この映像が止まる事は無い。なぜなら、これは映画なのだ。現実と同じで夢の中だろうと自分の意思で止められるほど融通は利かないのだ。そして、何より私自身がそれを許しはしないからだ。
放課後は終わらない。
お終い
秘話
カーテンの話とリンクしています。
放課後。
私が中学の時は
バスケ部に
入ったけど辞めた。
あの頃は
きつい練習よりも
楽しかったテレビが。
大人になっても
やっぱり走ってるから
変わらないなぁ。
お題 放課後
あなたと逢う時は
いつもと違う私を演じてみても
あなたは振り向きもせずに
違うあの娘の元へ行ってしまうのね
綺麗だったなら魅力があったなら
あなたに愛されてたのかな
放課後
教室で君と2人
夕日に照らされる君はすごく美しい
またねと手を振ってくれる君
僕もまた明日と小さく手を振ってみる
ニッコリ笑う君はすごく可愛い
小走りに廊下を走っていく君の姿がすごく愛おしい
ずっと隣にいて欲しいなんて思ってしまったんだ
人気の少ない教室。
開けた窓からは、寂しげで優しい風が吹いてくる。
運動部が声を上げながら走っている。
授業を終えた先生が、残っていたコーヒーを流し込み窓の外を眺める。
揺れるカーテンが橙色の光を踊らせる。
言葉ではとても表しきれない、この時間だけが持つ魅力が僕は好きだ。
〝放課後〟