懐かしく思うこと』の作文集

Open App

懐かしく思うこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/31/2023, 2:03:32 AM

秋の庭は荒れていた。
大きく育つ前に抜かなければならなかった雑草の色は、すっかりと秋の色に変わっていた。
もうじき冬にもなろうとしているこの季節でも、花粉は飛び交い、命を繋ごうとしている。
それらは時に害になる。
結局のところ、しょせん愛なんて、関係のない他人には害にもなりうるのだ。
女は、ふうっ、とため息をついた。
懐かしく思うこと、それから、これからどんどん失っていくであろうこと。
考えれば考えるほど、ため息でもつかなければやっていけない。
若い時に戻ればどうにかなるわけではない。
けれども今とは違う選択ができるはず。
もう一度、ため息をついた。
とりあえず草をどうにかしないと。
そうしてその後、そこに眠るのもいいかもしれない。
私は種、私という名の。
植えても育つかは、わからないけれども。



「懐かしく思うこと」

懐かしく思うとき、寂しくなった
懐かしく思うとき、悲しくなった
懐かしく思うとき、微笑ましくなった
それは今、そう思えるからかもしれない

10/31/2023, 1:21:14 AM

「懐かしく思うこと」

ふわっと何処からか香る金木犀の香り

今年ももう秋か…
あの頃と何一つ変わらない景色と匂い、なのに私達はどんどん変わっていってしまった。

最近ではお互いに忙しく、同じ家に住んでるはずなのに顔を合わす事もすくなくなってしまった。

初めて出会った時も、告白して付き合う事になった時も金木犀が咲いてたっけな
あの頃みたいにまた2人で笑って過ごしたいな

そんなこと考えながらトボトボと歩いていたらふと花屋が目に入った。
こんなところにあったかな?と思い見ていたら店の中から、お姉さん、よかったら見ていきませんか?と声が聞こえた。

他に客もいないみたいでどうぞどうぞとそのまま店の中まで招かれ、あれよあれよと言う間に花束を勧められていたのだ。

どんな花が好きですかと聞かれても花なんて、実はこれっぽっちもわからずキョロキョロしていたら、何処からか金木犀の香りがした。

あの花でも花束って作れるんですか?あまり大きくないのがいいんですけど…

店員さんは優しく微笑み返してくれた。
今日はなんだか金木犀の花束が人気ですねと言いながらいろいろな花や草などと組み合わせてあっという間に可愛らしい花束が完成した。

それを、もって家に着くと、珍しく部屋の明かりがついていた。
私は嬉しくなってただいまと笑顔で帰宅すると、なんと数日ぶりに顔を合わせたはずなのに、同じ花束を手に持ち、まさに飾ろうと花瓶を出している彼女とぱちりと目が合い、彼女が驚いた顔で照れくさそうにおかえりといってくれた。

しばらくすれ違いの日々が続いていたのに、2人とも同じこと考えてたねと笑いあい、たまらず彼女を抱きしめた。
花束のおかげか、金木犀の香りと共に懐かしい思い出を語り合い、変わってしまったと思ってた懐かしい笑顔が今も変わらずそこにある事が実感できた。

10/31/2023, 1:14:21 AM

懐かしく思うこと

今から三年前、コロナウィルスが蔓延して
会社がダメになる前、私は会社員として働き
この時期はカレンダーやらイベントやらで
業務に明け暮れていた。
指揮命令はもちろん私であった。
それが会社がなくなった今、同じようなこと、
業務も作業も簡易ではあるものの
同じような作業を別の会社で働いている。
アルバイトというかたちで。
似たような仕事。思い出すのは大変だったこと。
そして重なるイベントの運営。
イベントはお手伝いだったからわりに気分転換に
なり、清々しい気分になった。
そのイベントに今後は自分はお客として参加する。
以前の仲間に会いに行く。
とても懐かしい気がした。
まだ離れて三年しかたっていないのに。
その三年の間に起こった数々のことは
ジェットコースターのようだった。
だからその三年前の風景が今、目の前に広がることが
とても懐かしく思うのだ。
もう戻れないから。
しかし、それを選んだのは自分の意志であり
誰の指図でもない。
だんだん遠くなることに、いやもうすでに遠ざかった
日々であるのかもしれない。
懐かしく感じることじたいそうなのだ。
懐かしさは遠くになって思うこと。
そうだ、あの頃はもう遠い時代なのだから
今なんとか、これから何とかなることもない。
懐かしいひとときに酔いしれるだけでよい。
それが懐かしさの醍醐味である。

10/31/2023, 1:12:39 AM

懐かしく思うこと。子どもの頃の記憶が懐かしいのは当然だけどわりと最近のことでもそんなのあったねって懐かしく思うことはある。

 例えばコロナとかロシアウクライナ戦争とか。

 どっちも今も続いてることだけどなんかもう終わった感というかまだやってるんだ感がある。

 俺はもうマスクしてないけど今でもまだマスクしてる人は結構見かける。

 まだコロナは終わってないしインフルエンザとかもあるからマスクするのは正しいだろうし立派な心がけかもしれないけどやってる人は一生続けるつもりなのかね。

 コロナはもう風邪とかと同じで一生付き合っていかなきゃいけないものになったと思うんだよな。

 そうなると当然一生マスクつけて一生ワクチン打つわけだ。

 あまりにもばかばかしくてやってられなくなってもうマスクはつけないしワクチンも打ってない。

 まだマスクつけてる人にいつまでマスクつけるのか聞いてみたいものだ。

10/31/2023, 12:53:41 AM

【あたりまえ】
お題:懐かしく思うこと

知っているつもりだった、この日々がずっと続くことがない、と。それでも心のどこかで期待していたのだと今になって思う。一緒に笑って、泣いて、喧嘩して、そんな日々があたりまえだった。愛してるだとか好きだとかそんな言葉しか出てこないけど、その言葉以上に愛してた。失って気づくなんてありきたりだけど失って気づいた。その日々があたりまえじゃなかったことに。もうあの日々を過ごすことはないけれど、今の君を見ながら思い出に浸ろう。

10/31/2023, 12:23:25 AM

「懐かしく思うこと」

 過去をあざやかに思い出しては懐かしくなるのは
 自分がすでに老いてきているから

10/31/2023, 12:06:02 AM

『懐かしく思うこと』

 眼前で目に涙を溜めている貴鬼を見て、私は自分の幼い頃を思い出した。
 師からサイコキネシスの課題を出されたが、なかなか上手くいかなかった。もどかしい思いは焦りと情けなさを生み、今の貴鬼と同じように悔しくて泣いたものだった。
 あの時、涙をぐっと堪えながらも強く拳を握り締めていた私に、師は何と言っただろうか。思い出しながら、それをそのまま口に出す。
「最初から完璧にこなそうとする必要はありません。焦らず、一つ一つ、ゆっくりと確実に進めなさい」
 私の言葉に貴鬼はハッと顔を上げ、こちらを見た。私は微笑み、頷いてやる。「はい!」と元気な返事をすると、再び集中を始めた。その姿に私は目を細めた。私の幼い頃そっくりだ。私の師も、まるで父のように私のことを見てくれていた。
 私は懐かしみ、昔の師の顔を思い出す。二百年以上を生きてその顔には深い皺が刻まれており、同じく眉間にも皺が刻まれ――あれ?
 思っていたイメージと違い、私は首を捻りよく思い出す。
 ――そうだ、我が師は最初こそ優しく声を掛けていたが、あまりに私が何度も失敗すると最終的には苛立って「うろたえるな小僧!」と私のことを吹っ飛ばしていた。あの人に吹っ飛ばされた回数など、両手両足を使っても数え切れない。本当にあの人は見た目よりも短気で――
「うわーん! ごめんなさいムウ樣! オイラもっと頑張るからそんなに怖い顔しないでください!」
 気が付くと、貴鬼が私の顔を見て泣き出していた。どうやら自分でも知らぬ間に怖い顔をしていたようだった。私は慌てて貴鬼の頭を撫でてやった。

10/30/2023, 11:36:25 PM

懐かしく思うこと

SNSをみていたら

子供の頃ずっと見ていた

NHKの曲が流れてきたこと

10/30/2023, 11:27:41 PM

懐かしく思うこと

今、懐かしく思うことさえも
懐かしくなる時がくるんだと思う。
人生の終末期になり、
喜びも怒りも悲しみも楽しみも
全てが懐かしく感じられたら良い。
人間の記憶力はそう万能ではないから、
懐かしく思えるくらい覚えていることが
あるだけでも、それは凄いことなんだ。
と、最近思う。

だって、4年前に行った家族旅行。
行ったことは覚えているが、
細かいことはさっぱり。
楽しかったことは覚えているが、
何が楽しかったのか、さっぱり。

想い出は懐かしく思えるほど
私の記憶に残っていて欲しい。

10/30/2023, 11:14:22 PM

懐かしく思うこと
まだ考えを曲げれなかったあの頃
沢山の人に支えられて来たなぁ

10/30/2023, 11:10:44 PM

思い出を懐かしく思ってあの頃に戻りたいだなんて
いうのは「今」から離れるための1つの手段でしかないよ。


━━━━━━━━━━━━━━━懐かしく思うこと

10/30/2023, 11:06:14 PM

懐かしく思うことなんてすぐ思いつかない。

日常で懐かしく思うことは

やっぱり曲聴いた時だと思う。

これ私が学生の時に流行ってた曲だ!とか

懐かしいな〜とか

そんな感じだと思う。

これから先も懐かしく思うことが増えていくんだろうな





─────『懐かしく思うこと』

10/30/2023, 10:19:24 PM

テーマ「懐かしく思うこと」

懐かしく思うこと…正直悩む。楽しかった思い出はすぐ忘れてしまうし、旅行や行事ごとは必ず体調不良になるので思い出すことはできない。

ただ、昔推してた人を見かけたり合唱で歌っていた曲を偶然聴いたりすると「懐かし〜!」と思う。

きっと熱中してたことや好きだったことも無意識に思い出になっているのかもしれない。

10/30/2023, 10:14:12 PM

実家に帰ると、懐かしい思い出が蘇ってくる
家の近くの小さな自治会館、
そこで皆でおにごっこをしたな。
当時の親友と、近所の歳下の女の子、
あと裏に住んでたくそガキ兄弟(笑)
いつも遊ぶのはそのメンバーだった。

あの頃はあの頃できっと悩みはあった。
でも遊ぶ時は純粋に楽しんでいたし、楽しかった気持ちはなかなか消えなかった。

大人になった今の自分は、その心を失ってしまったことに気づかされる。
学生から社会人になり実家を出て、
かなり自由になったけれど、
その自由を謳歌できていない自分に嫌気が差す。

どんなに仲の良い友達と遊んだとしても、
あらゆる悩みや不安感をまとっているまま。
楽しかったはずの1日が終わればどっと疲れている。本当に楽しめたのかすらも怪しくなる。



……純粋だったあの頃に帰りたくさせる、この自治会館はもうすぐなくなってしまうらしい。

10/30/2023, 10:12:48 PM

懐かしく思うこと
クリスマスとかイベントは
めっちゃわくわくして
あの時の気持ちはもう体感できないなあ

10/30/2023, 10:11:08 PM

「懐かしく思うこと」

懐かしく思う

何を食べようか

何を買おうか

何を読もうか

何を観ようか

何をしようか


自分だけのために時間を使っていた頃


今はといえば

一緒に何を食べようか
一緒に何を買おうか
一緒に何を読もうか
一緒に何を観ようか

そして

一緒に 何をしようか

毎日 ときめきと驚きと
忘れ難い想い出を重ねてゆく

昨日の出来事を
懐かしく思うほどの
濃厚な時間


      「懐かしく思うこと」

10/30/2023, 10:00:54 PM

懐かしく思うこと


長く生きていれば、懐かしく思うことはたくさんにあります。


そう思える内容が、辛い記憶であっても、自分の中で昇華されて、まるでセピア色にでもなってないと、懐かしくは思い出せません。
それには、現在が落ち着いてないと。


今のわたしは、辛かった過去も懐かしく思えます。

10/30/2023, 9:56:41 PM

【懐かしく思うこと】

 忘れてほしいと君は言った。君と出会った日の青空も、君と過ごした日々の煌めきも、そうして最後に微笑んだ今の君の姿すらも。全て忘れて、生きてほしいと。
 秋が深まり紅葉の舞う季節になると思い出す。庭の池を一面の紅葉が埋め尽くした日、綺麗だねと呟いて息を引き取った君の白皙を。
(ずるいなぁ)
 君と重ねた記憶を、忘れたくなんてないのに。ずっとずっと愛でていたいのに。君が願うから私は、思い出してしまった君の姿を記憶の奥底へと封じ込めるしかない。懐かしく思うことすら許してくれないなんて、本当にずるい人だ。
(いつかまた会えたなら、死ぬほど文句を言ってやるんだから)
 だからこの憂愁は、今は忘れ去ってあげよう。もう一度会うその時まで、大切にとっておいてやる。それが私の、我儘で傲慢な君へ送るたった一つの抵抗だ。
 君の口の端から溢れた血のように赤い紅葉を一枚拾い上げ、手の中でくしゃりとそれを潰した。

10/30/2023, 9:53:30 PM

懐かしいも何も
今もつい昨日のことに思えるくらいだ
忘れもしない。あんたの言葉

10/30/2023, 9:52:36 PM

カラカラと音を立てて
       落ち葉が風と共に舞う
       胸がきゅっと痛むのは
       あの日のままのボクが
       キミを連れて来るんだ
       まだ忘れていないよと
       大好きなんでしょうと


       枯れ葉が雪に変わる頃
       ボクは前を向いて歩く
       さよならも言わないで
       ボクの心が染まる前に
       雪の真白は覆い隠した
       キミはあの日のままに



       『懐かしく思うこと』

Next