懐かしく思うこと
今から三年前、コロナウィルスが蔓延して
会社がダメになる前、私は会社員として働き
この時期はカレンダーやらイベントやらで
業務に明け暮れていた。
指揮命令はもちろん私であった。
それが会社がなくなった今、同じようなこと、
業務も作業も簡易ではあるものの
同じような作業を別の会社で働いている。
アルバイトというかたちで。
似たような仕事。思い出すのは大変だったこと。
そして重なるイベントの運営。
イベントはお手伝いだったからわりに気分転換に
なり、清々しい気分になった。
そのイベントに今後は自分はお客として参加する。
以前の仲間に会いに行く。
とても懐かしい気がした。
まだ離れて三年しかたっていないのに。
その三年の間に起こった数々のことは
ジェットコースターのようだった。
だからその三年前の風景が今、目の前に広がることが
とても懐かしく思うのだ。
もう戻れないから。
しかし、それを選んだのは自分の意志であり
誰の指図でもない。
だんだん遠くなることに、いやもうすでに遠ざかった
日々であるのかもしれない。
懐かしく感じることじたいそうなのだ。
懐かしさは遠くになって思うこと。
そうだ、あの頃はもう遠い時代なのだから
今なんとか、これから何とかなることもない。
懐かしいひとときに酔いしれるだけでよい。
それが懐かしさの醍醐味である。
10/31/2023, 1:14:21 AM