鏡の中の自分
鏡の中の自分に
いつもきれいだねと
言っている
わたしとわたしの対話だから
いいことしか言わない
美しいと思えば
美しく見えてくる
自分で自分を認めなくて
誰が認めようか
わたし軸でいい
わたしはいつもきれい
ずっときれい
いつまでもきれい
鏡の中の自分は
美しい世界の人
だってそれは
理想郷に住む人だから…
風のいろ
眠りに着く前に
眠りに着く前に
今日も平和で無事であったことに感謝する
働けているのも
健康な体と精神と雇ってくれた会社があるから
全ては当たり前なんかじゃない
そして全ては儚い
昨日まで当たり前だったことも
当たり前じゃなくなる日がくる
良くも悪くも
だから眠りに着く前に
明日の素敵な日を想う
風のいろ
永遠に
今日という日が続いて続いて
永遠になる
だから先のことというより
今この瞬間を
永遠に繋がっているこの瞬間の
想いを抱きしめて
君と生きていきたい
風のいろ
理想郷
新しい家族のカタチ
新しい人間関係のカタチ
言葉なんてなくても
通じ合える
美しいカタチ
生きモノ全てと人形たちと
心かよえる場所
それがワタシの理想郷
ぬいぐるみじゃありません
家族なんです
彼らはワタシの中で確かに生きている
認め会える世界
それがらワタシの求めている理想郷
風のいろ
懐かしく思うこと
今から三年前、コロナウィルスが蔓延して
会社がダメになる前、私は会社員として働き
この時期はカレンダーやらイベントやらで
業務に明け暮れていた。
指揮命令はもちろん私であった。
それが会社がなくなった今、同じようなこと、
業務も作業も簡易ではあるものの
同じような作業を別の会社で働いている。
アルバイトというかたちで。
似たような仕事。思い出すのは大変だったこと。
そして重なるイベントの運営。
イベントはお手伝いだったからわりに気分転換に
なり、清々しい気分になった。
そのイベントに今後は自分はお客として参加する。
以前の仲間に会いに行く。
とても懐かしい気がした。
まだ離れて三年しかたっていないのに。
その三年の間に起こった数々のことは
ジェットコースターのようだった。
だからその三年前の風景が今、目の前に広がることが
とても懐かしく思うのだ。
もう戻れないから。
しかし、それを選んだのは自分の意志であり
誰の指図でもない。
だんだん遠くなることに、いやもうすでに遠ざかった
日々であるのかもしれない。
懐かしく感じることじたいそうなのだ。
懐かしさは遠くになって思うこと。
そうだ、あの頃はもう遠い時代なのだから
今なんとか、これから何とかなることもない。
懐かしいひとときに酔いしれるだけでよい。
それが懐かしさの醍醐味である。