『愛言葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
理佳は普通の人間だ。特別かわいくもなく、なにか
特技があるわけでもない。
だが一つ、理佳は超能力を持っている。
他人にお願いすると必ず聞いてもらえる能力だ。
悪用しようと思ったらいくらでもできる力である。
しかし理佳は悪用はしない。人の心を操ることがどれほ
ど難しいか予想できるからだった。
理佳は大学に、好きな男性がいた。平凡な理佳に合わぬ
ほど輝く人だった。理佳はひと目見て恋に落ちた。
超能力を使えばかんたんに付き合うこともできた。
でも理佳はそうしなかった。本当に愛されているのか分
からなくなるのが嫌だった。その代わり、かれに猛アタ
ックし続けた。その成果が実り、彼から告白の言葉を
引き出せた。
理佳は付き合い始めると同時に力のことを打ち明けた。
信じてもらえないと思っていた彼は君が言うならと
あっさり信じた。
その上で理佳はある提案をした。
これから付き合っていく上で、お願いをしたくなるとき
もある。けれども、私は強制はしたくない。だから二人
だけの合言葉を決めようと。
理佳の提案は受け入れられた。
例えば
「抱きしめて」
は
「あなたの腕の中って安心する」
こうすると命令形ではなくお願いできる。
意外と楽しい作業で彼と理佳はたくさん作っていった。
家事のことだったり、様々なことを合言葉にしていっ
た。
やがて理佳の頭からはもうお願いしたいであろうことは
無くなった。合言葉を書き出したリストを片付けようと
立ち上がったとき、彼が理佳を引き止めた。
「まだ全部決めてないよ」
「え?」
「結婚しようの合言葉が無いよ。ほら何にする?」
理佳の両目から雫がこぼれ落ちた。
彼の言葉は誰に強制されたのでもなく自然の言葉
だった。ただ理佳が好きだから出た言葉だった。
理佳は嬉しくて泣きながら答えた。
「世界で一番あなたが好き、かな」
語尾が震えていたけれど、
それは最上の合言葉で、
愛言葉だった。
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「あいことば」
愛言葉
「ねぇ、帰りどこ寄る?」
「んぇー?バーガー食べんのもいいし、久しぶりにカラオケもいいなぁ、商店街の方行って街ブラとかしちゃう?」
昼休みにご飯を食べながら、まだ食べることを考えれるのはすごいなぁと感心する。
「食べることばっかかよ、たまには体動かしに行こうぜ。んー。ボウリングとか?」
「わたし苦手ぇ。ならカラオケにしよーよぉ」
「じゃぁカラオケで点数低かった人がポテト奢りで」
「よし。ノった」
いつも毎日昼休みに放課後の予定を立てて何かで勝負してる。
入学してクラスが一緒、席が近いメンバーだったという偶然だけでもう2年は経つ。
高校3年の初夏。
「忙しくなる前にさ、遊ばねぇとな」
「勉強ちゃんとしてさ、夏休み旅行行こ。」
「さ〜んせいっ!予定立てなきゃねぇ。」
「それじゃあ、あと2限頑張りますか」
「「「「今日のうちらも最っ高でしょ!」」」」
予鈴を聴きながら4人でハイタッチをする。
これが私たちのルーティンである。
気恥ずかしいが、絆の繋がりを表すとして
愛言葉、と呼んでもいいだろう。
直接彼女らにいう事はこの先ずっと居ても無いことだが。
「よう」
「死ぬ時はどんなに離れてても私の前でね」私の言葉をバカにしたように笑った男が贓物はみ出た血まみれの体のくせに私の前に堂々と立っている。
愛言葉
【愛言葉】
複数人で下校するとき、
友だちと分かれ道で離れるときは、
「バイバイ!」
と言って別れる。
そうやってひとり、ひとりと少なくなって、
最後に残るのは、私とあなた。
「また明日ね!」
さよならと、バイバイと。
そう言わなくなったのは、いつからだろう。
そんなことを考えていたからか、
あなたが呼びかけていたのに、気づくのが遅れた。
「まーたくだらないこと、考えてたんだろ?」
「え?」
「おまえ、忘れてるかもだけど、
おれ、おまえとさよならはしない、って
言ったよな?」
「、、、あ、そっか」
「おれの横は、おまえの定位置。
約束したよな?」
そうだった。
お別れはしないって約束したんだ。
「おまえとおれの愛言葉は?」
「また明日ね?」
「合い、じゃなくて、愛の言葉だからな。
わかってんだろ?」
ちょっとぶっきらぼうなのは、
言った自分自身が照れてるから。
そこで、あなたとの分かれ道。
「また明日ね!」
「また明日な!」
視線が一瞬絡んで、そして離れる。
また明日。
あなたとはまた会える。
そんな約束の愛言葉。
だったのに。
今、私の目の前には、もう動かないあなた。
別れた直後、事故に遭った。
「また明日ね、、、」
「明日、、、」
「明日はあなたとのお別れの日。
明日が来れば、あなたは約束を破る」
「でも、私は空に向かって言うわ。
また明日、って、、、」
我慢して、堪えていた涙が、ポロリ、と溢れた。
愛言葉
君は平気で造語をする
思わず間にのを入れたくなる
曲名にもなっていると告げられる
だからってそれがある言葉になるのか
ただの言葉遊びにもやもやする
それぐらい言葉にこだわりがある
たぶん自分には言葉愛があるんだ
だから造語にも眉をひそめてしまう
言葉愛が愛言葉を拒絶する
しかし言葉愛も造語ではないのか?
2つの言葉の違いを上手く説明できない
曖昧なルールブックで言葉を捉えている
だからある言葉とない言葉の違いがわからない
なんとなく なんとなくの違和感が言葉を縛る
縛りの強さが愛の深さを示すのだろうか
そうならば言葉の愛は深いほど他人を遠ざける
意思疎通の為の言葉がどんどん愛によって塞がれていく
塞がれた言葉観では話すことが相手を探ることになる
君も自分と同じ縛りを持つものか 愛を持つものかと
それはまるで相手を試す合言葉のように
愛言葉
君がくれた音に 弾けた火花に
初めましてから ずっと恋しちゃってるんだよ
君のいない未来考えらんないよ これから先も二人がい
いじゃん
一途になるほど 逃げたくもなったよ
散々な僕のこと 呼んでくれてありがとう
君のいない未来考えらんないよ これから先も二人で、
それがいいじゃん
ケーキ上我が物顔のマジパン捨つ神は堕胎を赦さざるとぞ
我の子を産みたしと言う男居りブロックしけり聖隷ゆえに
お題 愛言葉
【 愛言葉 】
人は皆、本音と建前、表と裏を持っている。
正直、面倒くさいものだ。
自分で自分を偽り、聞こえの良い事ばかり述べて。
上下や異性の関係では、よくある話だ。
そんな中で出会った君は、疑いたくなるほど素直な人だ。
どこを突いても虚飾など無く、良い人柄が伝わってくる。
だからこそ、幸せになるには欠かせない人なのだ。
これからは、娘を頼んだよ。
「結婚、おめでとう」
言葉に代わる心の伝え方を
さんざんやってきたから
今さら言葉でなんて言えないや
愛してるよって言ったら
だるって返ってきたときの感じたまらなく好き
好きすぎて言葉を交わさない選択をするしか
子どもすぎだよねわがままだよね
愛言葉
「愛してる」
あなたはいつもそう言って
電話を切った
その言葉は
私がいつも欲しかった言葉
まるでシャワーのように
その言葉を浴びせてくれたね
そのあなたは
今 私の隣にいる
もうその言葉も
目も
耳も
喪ったけれど
私は生きてゆける
あのときの
あなたの言葉が今も
私の耳に響くから
「愛してる」
愛の言葉ってどこか上っ面の言葉でしかないよな、とお題に真っ向から反抗している。
愛に準じて、愛に酔ううららかな乙女たちは想い人のことを想って論じるのだろうが、おあいにく私たちは愛をも知らぬ恋に無縁の者なのだ。
だから愛の言葉に陶酔するとこもないし、酔う者たちを疎ましく思う。
それもまた、愛に酔わぬものの生き方として、愛して欲しいものだ。
#愛言葉
(2)コミュ障冒険家
挨拶くらいは最低限するが
そこから話が盛り上がらない
一度呪文について聞かれたことがあり
こちらの趣味全開で一方的に話しをして軽く惹かれた
イマイチ話題がない
休憩時間がキツイ
パーティメンバーが和気あいあいとしている中で俺は一人で飯を食べる
冒険メンバーににカップルの男女ができたときはとにかく気まずかった
二人イチャイチャ愛言葉みたいに二人にしかわからないような単語で照らし合わせ
笑い合っていたがイマイチ俺は空気を合わせられない。
好きだ。愛してる。
よりも。
パンとバターみたいな愛言葉を探してる。
僕らには合言葉があった。
親にバレないように、窓を叩く一つの秘密。
3254。 音を切りながらそうやって叩くのが僕らの合図だった。
なんでこれなのかは彼女は教えてくれなかったけど。
いつもこれが二人の合図だった。
音だけの合言葉。
昔は僕と彼女は仲が悪かった。
僕が意地悪だったのもあったけど。
だけど、ある日。
彼女は合図に答えなかった。
僕は昨日無視したことを怒ってるのかなとその日は寝た。
死んでいたらしい。
強盗に入られたって、彼女の部屋の窓から入ったらしい。
彼女は男の人に酷い状態にされて見つかったらしい。
あの日を思い出すと、久しぶりに彼女から呼びかけがあった。
いつもの愛言葉。
勉強に忙しいからと無視をしてしまった愛言葉。
僕があの時会っていれば何か変わったのかもしれない。
愛言葉
貴方との愛言葉、、、
どれが本当の愛言葉だったんだろうね
たくさんありすぎて最後まで分からなかった
来世で確かめられたらいいな。
愛言葉
「ただいま、帰ったよ。ドアを開けて」
「合い言葉は!?」
「合い言葉って何? 早く開けてよ〜」
「この前決めた合い言葉を言って!」
この前決めた……? 思い出せない。仕方なく、自分で鍵を開けようとすると、ドアチェーンがかかっている。娘の様子だと正解を言うまで開けてくれそうにない。
困ったな、買い物を抱えて自宅のドアの前で立往生してしまう。合い言葉、何だったっけ?
こないだテレビで、固定電話にかかってきた電話からトラブルに巻き込まれるニュースを娘と見て、合い言葉を決めようとなった。それは覚えてるけど、いっぱい候補が上がって、結局……、そうだ思い出した!
「合い言葉言うよー、カピバラ!」
「当たりー!」
カチャリとドアチェーンを外す音がする。ドアを開けると満面の笑顔。
「お母さん、覚えてたね!」
あれから何年か経つのに、いまだに家に電話をかけるたびに、合い言葉を言わされる私です。
#69
?「アイコトバヲイッテクダサイ....」
僕「...合言葉?」
?「ソウ、アイコトバ」
僕「.......。」
?「ワカラナイカ」
僕「..........。」
?「.....アイノコトバヲイエ」
僕「愛の言葉....?」
?「ソウ、愛言葉」
僕「......あいしてる」
ガチャ
扉が開いた。
何故、?は愛言葉を言わせたのかは
わからない...
愛言葉ってなんだろうと思って調べたら歌くらいしか出てこなかった。なにか意味のある言葉じゃなくてただの造語かな。
最初は花言葉の一種かと思ったな愛言葉。初音ミクにそういう歌があるみたいだな。
初音ミクは結構好きだ。一時期色々聞いてたけどやっぱり合成音声より生声のほうがいいかな。合成音声はそれはそれで魅力あるんだけどね。
やっぱり人の声のほうが違和感ないからBGM代わりに聞くにはちょうどいい。
ちょっと前はユーチューブで色々な音楽をBGMとしてランダムで聞いてた。
でも最近ユーチューブが広告で色々あって今はニコニコで一曲の歌をひたすらループ再生してる。
元々小説書くときのBGM 代わりに聞いてるだけだから一曲をループしてるだけで十分だ。今は米津玄師の幽霊船を聞いてる。
元々歌を聞くくらいしかユーチューブは使ってなかったけど広告の一件でもう全く使わなくなったなユーチューブ。
実況動画もニコニコで十分だしもう俺にはニコニコがあればいいな。
靴下かごに入ってないと
すぐ連絡がくる
じっとしてると
家事の実況中継してくれる
テキパキ家の事 さわやかにさばいて
いつも一生懸命ありがとう!