『愛情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
母からもらえない愛情が憎しみに変わる
それでも私が色んな人に『優しいね』と言われるのは、亡き父の愛情と学生時代の先生達の愛情があるから。今の私がいる。
母からもらえなかった愛情で、自分口下手に。
気持ちを素直に伝える事ができなくて
料理とお菓子を作って愛情表現。
彼を想い続けて多分一年が経とうとしている。
その大半が片想いだったけれど。
そろそろ恋は終わりかな?
彼と愛を育めているかな?
想いはもう愛になれたかな?
#愛情
胸の中に秘めておけない愛情が
君に伝わってしまわないだろうかと
僕はいつも恐れている
触れられないその手に、ひとつ、ふたつと、
本当は受け取ってもらいたいのに
拒まれてしまったらと思うと踏み出せない
(愛情)
【愛情】
もう永遠に君とは会えない
その事実を受け入れられないまま、
時間だけが過ぎていく
あれから随分経ったのに、僕が目にする
SNSのタイムラインは今も賑やかで
君が愛した人たちと君を愛する人たちが
今日も楽しい想い出を語っている
君からの愛情は今も誰かに届いていて
君への愛情も誰かが届け続けている
君からの言葉と君への言葉が交差するのを
僕は幸せな気持ちで眺めている
時々、すきま風が吹き込んでくるように
君がいない寂しさを感じてしまうけど
そんなときも君と君を愛する人たちの
愛情あるエピソードの数々に救われている
ふと気がつくと僕は、夕方になると
君が好きだった歌を口ずさんでいる
僕と君との想い出の中にある大切な歌
おかげで僕は今日もまた
カレーライスが食べたくて仕方がない
誰にでも忘れられないものはたくさんある。特に母親からの愛情は一生忘れない。それが例え連続殺人犯でも、総理大臣でも。ONE PIECEでガープが言っていただろう「愛ある拳は防ぐすべなし」とだからどんな人でも愛には勝てないんだろうと僕は思う。
[愛情]#6
【愛情】
私は元から親というものがいなくて、施設で育った。施設の大人は他の子には優しかったけれど、私には厳しくて悲しかった。
学校の参観日の日に他の子達はお母さんとお父さんが来ていて皆、楽しそうに笑って「――ちゃんのお母さん可愛いね!」とかそういう何気ない会話を出来るのがとても羨ましかった。
私は親がいないせいか、見窄らしい服を着ていたからか分からないけどクラスの人達に虐められて苦しくなって先生に相談したらどうにかしてくれるかもしれない。そんな希望を胸に職員室へと向かった。
デスクに向かっていた担任の先生に声をかけ相談すると面倒くさそうに「君に至らないところがあるから虐められるんじゃないのか?」と言われて何で、助けてくれないの?全部私が悪いの?と、目の前が真っ暗になった。
そんな私も高校に入ってから仲のいい男の子がいて、私は初めて恋をした。それからは楽しかった。2人で色んなところに行って美味しいものを食べたりもして、自分がこんなに幸せでもいいのかと心配になるくらい今まで真っ暗だった私の世界が一気に輝いていた。
私たちが大学を卒業して暫く経ったある日彼が「愛してるよ。これからはずっと一緒だ。」と、言って抱き締めてくれて私はとても嬉しくて直ぐに抱き締め返して私達は婚約をした。
――それなのに、もうすぐ結婚式という日に彼は車に轢かれそうになった見ず知らずの子供を庇って死んでしまった。
子供が助かってよかったじゃんと思えればよかったけれどその時の私はそんな事を考えられなくて毎日毎日、泣いて泣いて。
食べるのも嫌になってこのまま死んだら彼に会えるかも、と何度も思っていた。そんな時貴方に出会った。
貴方は夜中の歩道橋で上に立って道路を見つめていた私に優しく声をかけて家に招いてくれて、暖かいご飯を作ってくれて同情心だと思ったけどその時の私は何処か安心してしまっていた。そんな私に貴方は一緒に暮らさないか?と言ってくれて最初は戸惑ったけれど悪いことはないかもと思って「はい!」と返事をして一緒に暮らすことになった。毎日毎日、暖かいご飯を作ってくれて。とても嬉しかった。
過ごしていく内に前までは死にたい程感じていた悲しみが貴方のおかげで埋まっていく感じがして、私はいつの間にか貴方に惹かれていった。
薄々、気付いてはいたけれどそれを自覚したら何かが変わってしまう気がして怖かったの。だから貴方が「愛してる」と告白してくれた時、彼が死んでしまった時の恐怖を思い出してしまってとても嬉しかったのに断ってしまった。そんな私に貴方は悲しそうに笑って「いいんだよ。これから君に好いてもらえるように俺が頑張るから。」と言ってくれた。
…貴方は私をずっと離さないでいてくれる。どうしても気になって「どうして見ず知らずの私にこんなに優しくしてくれたり好意を持ってくれたの?」と聞いた時。
「あの日、歩道橋にいた君を見た時に今君に話しかけなかったら一生後悔すると思った。最初はそれだけだったんだけど、一緒に過ごしていくうちに道端に咲いてる花をわざわざ避けて通ったり、街を歩くと色んな人を助けている君を見ているうちにずっと側にいてほしいと、心から感じたからだよ。」
そう言ってくれた貴方に私は、どうせ貴方も彼と同じように私を置いて逝ってしまうのでしょう?と考えてしまっていた。普通の人だったらきっともうこんな私に呆れて離れていくだろう
なのに貴方は愛情に応えない私に呆れることも無く、私に向けるにはもったいないくらいの愛情をくれた。
そして弱虫な私はやっと貴方に私の気持ちを伝えた時にはとても嬉しそうに抱き締めてくれて私はそんな貴方を抱き締め返してとても素敵な夜を過ごしましたね。
それから貴方と付き合い始めて暫くした時、綺麗な夜景をバックにプロポーズをしてくれて私はそれに泣きながら返事をしたことを今でも覚えています。
貴方との結婚式が終わって、何度も愛を確かめあって、子供にも恵まれて、
私は、今とても幸せです。
こんなしょうがない私を愛してくれて有難う。
最期の相手が貴方で良かった。
そう思いを馳せながら私はもう二度と空くことはないであろう目を閉じた。
『愛情』
学校に行く。バイトに行く。帰る。これが私のルーティン。部活はしていない。そんな暇はない。なんせ、天涯孤独の身だから。
今の身の上になったのは、本当に突然の事だった。私が高校に入ってすぐ、両親が交通事故にあって亡くなった。よくある話だ。ただ、両親ともに一人っ子であり、両親ともの祖父母は既に他界していた。それだけの事。恐らく調べれば遠縁等はいるのかもしれないが、会ったこともない子どもが突然親戚ですなんて言ってきても困るだけだろうから、調べるのをやめた。とはいっても未成年である為、事実上の後見人はたてられた。その人は、母親の友人なのだという。弁護士をしており、いろいろな手続きも代わりにやってくれた。しかも、何故か無償で。申し訳ない、両親が貯蓄してくれていたお金はあるわけだしちゃんと払いますと言ったが、気にしないでの一言で終わってしまった。その時は仕方なく引いたが、いずれちゃんと返そうと心に決めている。
その人は、私が今まで通り暮らせるようにしてくれる代わりに、いくつか条件を出した。一つ、学校は高校、行きたければ大学まで行くこと。一つ、基本的には両親が残したお金で支払いをするが、もしその他の必要経費で足りないものがあれば費用はこちらで負担するから言うこと。一つ、定期的に状況報告の連絡を入れること。一つ、定期連絡とは別に、月に一度は顔を合わせること。
あまりにもメリットしかない条件だった。まるであしながおじさんだなと思ったことは、内緒にしている。いや、相手は女性なので、あしながお姉さんか。何故そこまでしてくれるのか勿論気になったが、昔あなたの母親に助けられたから、としか言ってこなかった。私としては、母親にそんな友人がいたとは思いもしていなかったのだが。結果として一人暮らしという一定の自由は得られた。
その人は忙しいだろうに、私が定期連絡を入れたらちゃんと返信してくれるし、月に一度の顔合わせもちゃんとしてくれる。お金の工面の為に私がバイトをしたいと言った時も、安全なバイト先を調べて、候補を作ってくれた。その時にバイトは大学になってからでいいのにと言われたが、できるだけ金銭面で援助は避けたかったので、そこは折れなかった。結果的に、それなりに時給も良いバイトをすることができた。
そのまま二年が過ぎ、高校卒業目前となった。
今日は卒業前最後の顔合わせ。無事大学を合格したことは定期連絡で伝えてはいたが、実際に会っては言っていなかったため、今日言おうと思っていた。そして、今日こそ今まで親切にしてくれた理由を教えてもらう。そう決めていた。
「久しぶりね」
「お久しぶりです」
月に一度なのでいつもの事なのだが、これが最初の挨拶となっていた。それが二人の暗黙のルールでもあった。
「おかげで大学も合格して、高校も無事卒業できそうです」
「合格したのは私の力じゃないわよ。あなたが頑張った結果じゃない」
「でも、いろいろお世話になっていないと高校の卒業すら危うかったかもしれません。とても感謝しています」
「それなら、素直に受け取っておくわね」
「大学についてなんですが、連絡でも言ったんですが遠方になるので、ここから離れることになりそうです」
「そうね、少し寂しくなるわ」
「なので、多分顔合わせが難しくなると思うんですけど……」
「気にしなくていいわよ。今までは近かったから問題なかったけど、遠くから来いなんて言えないし、私もそちらまで行くのは流石に厳しいからね。長期休暇でこちらに帰ってきたときにでも会ってくれればそれでいいよ」
「ありがとうございます…。あの……」
「どうしたの?」
「そろそろ聞きたいんです。どうしてそこまで優しくしてくれたのか」
「言ったじゃない。昔あなたのお母さんに助けられたって」
「そうは言いますけど、うちの母は今までそこまで交友関係を私に話してこなかったから分からないんです。母親に友人がいるという感覚が」
「…まあそういうものよね。あなたのお母さんはあまり自分の事は話さないタイプだったし、人の事も話さないタイプだった」
「それってどういう…」
「口が固いってこと」
いまいちよく意味が分からない。仕方がないので無言で続きを促した。
「昔ね、あなたのお母さんに告白したことがあるの」
「告白?」
「あ、告白って好きとかそういうのじゃないよ。まあ似たようなものではあったけど。…私ね、女性が好きなの」
今日一番の衝撃だった。今まで全くそのような気配を見せなかった。私が鈍いだけだったのかもしれないが。
私が目を見開いたのを見ていたようで、少しため息のような笑顔を見せ、話を続けた。
「あなたのお母さんになら話してもいい。あわよくばって気持ちはあった。…あの人は、私を肯定してくれたうえで、断った」
昔を思い出しながら話をしてくれているのだろう。目の前の人は、こちらを見ているようで、その向こうを見ていた。
「その後は、今まで通り友人として接してくれた。私がそう望んだから。そうしてほしいとは言わなかったけど。それに、私の事を周りに一切言わなかった。それも、私がお願いしたわけじゃない。はじめての告白ってわかってたんでしょうね。彼女らしいと思ったわ」
ここまで話して、言い切ったのか少し伸びをしていた。これ以上を話す気は、今はないらしい。
「このことを話したら、もう会わないと決めていたの。邪な目で見ていないとはいえ、相手がどう思うかはまた別の話だから」
だから、後見人でなくなる成人を超えるまでは言うつもりはなかった、と話した。
「でも、あなたを見ていると、それって誠実じゃないんじゃないかって思えてきた。だから、次聞かれたら話そうと思っていたの」
「だから今日話してくれたんですね」
「ええ、この後あなたがどうするかは好きにしていいわ。後見人である以上勤めは果たさせてもらうけど、それ以上の関わりを持ちたくないのならそれでもいい。あなたには選ぶ権利がある」
母の友人と名乗るその人は、こちらを真っ直ぐに見据えて言った。そこにはただ、愛情があった。
「…とりあえず、引っ越しの手続きを手伝っていただいてもいいですか?」
「え?」
「ほら、物は少ないとはいえ、一人じゃ大変じゃないですか。手伝ってくれると助かるんですけど…」
「…いいの?」
お前の母親に劣情を抱いていた人間だぞ。言外にそう言っているのが分かった。でも、気にしない。この人は、決してそれだけを理由に私に良くしてくれていたわけではないと分かっているから。
「是非。今度は母の話ももっとしてください」
私は、目の前の人に向けて手を出した。その人は、一瞬躊躇したが、次の瞬間には笑顔でその手を取ってくれた。
「あらあら、これは不幸な……」
ここは魔法の世界。男は家に帰ってきた女を玄関へ迎えに行った時、全身ずぶ濡れ。顔にかすり傷を作り、白い服は泥が付いている様だった。そんな彼女はムスッとした顔でつったてっている。
「道歩いてたお婆さんが、傘の取っ手を下にして持ってて」
「はい」
男はなんとなく察しがついた。だが下を向いている彼女は相当腹が立っているようなので、黙って彼女の話を聞く。
「歩き出そうとしたんだろうね。踏み込んだ時に傘を後ろに振り上げた瞬間私の顔に当たった」
「それはそれは……災難でしたね」
「今日はついてない日」
彼女が足をパンパンと叩くと、靴が勝手に脱げて靴は歩いて自分の定位置にひとりでに歩いてゆく。
「その泥だらけのお洋服はどうなさったのですか?」
スリッパに履き替えた彼女は、彼の手をちょんっとつかみ歩き出す。この方向は恐らく浴室。
「転んだ」
「それは痛かったですね。ほら、浴室。着きましたよ。扉の前で待ってますから。早く着替えていらっしゃい」
そういって彼女を送り出した彼は、湯冷めすると困ると思い、今朝作ったスープを温め直そうとキッチンに向かう。
そして指一振りすると、コンロと暖炉の薪に火がつきコトコトと鍋が歌い出す。他にも、彼女のためにひざ掛けを用意していた頃。
「そういえば---さん、タオルと着替えを準備していなかったような」
男はそういって指をひゅひゅひゅと横に動かす。すると彼女の部屋からは彼女のお気に入りのルームウェアが、タンスからはふわふわのタオルが、空を泳ぐように浴室へ向かい出す。そして彼はコップに氷と水を注いで今頃湯船に浸かっているだろう彼女へ、こっぷを台に置き煽るように手をかざすとそれは消えて彼女の元へ旅たった。災難な1日を、ほんの少しでも良くなりますようにと願いながら。
それもあるが元々彼は彼女に甘い。
もう至れり尽くせりだ。
「お昼は食べたのでしょうか」
そう呟くと彼は昼ごはんの彼女の好物であるピザを焼き始めた。彼の周りには様々な調理器具や材料がふわりふわりと浮かんでいる。
***
しばらくたった頃、彼女が彼の名前を呼ぶ。
彼はハッとする。彼女は泣いていたのだろう。目が真っ赤に腫れていた。
「お風呂、温めてくれたの、ありがとう」
彼女は言葉を続ける。
「他にも、タオルとかお水も。……料理まで」
彼はそんな彼女を見ていて、元々あった愛おしさがもっと強くなる。
「いいんですよ。きちんと温まれましたか?」
彼は入口にいる彼女に近づいていき、彼女の手を取ってダイニングへ連れていく。そこに用意されていた料理を見て、彼女は鼻をずびっと一鳴らしした。愛おしそうにその様子を見ている彼は、彼女の後ろに回りこみハグをした。すると彼女は彼の腕に顔を埋めて顔を拭う。別に涙がつこうが関係ない。むしろどんどんつけて欲しい。
「本当にありがとう。……今日がいい日になった気がする」
「さ、ピザを食べましょう。カリカリでチーズが物凄い伸びる特製ピザです」
***
昼ご飯を食べたあと、2人は出窓のベッドで横になっていた。彼女はすよすよと寝ているが、彼はそんな彼女を愛おしそうに肩を抱き、本を読んでいる。キッチンではカタカタと魔法で食器を洗っいる音がする。すぐ横の窓に彼が目を向けると、外には虹がかかっていた。彼は彼女の額に指を当て、優しいまじないをかけてやる。
「どうか、これからも2人で幸せに生きていけますように」
と。
そして彼は目を閉じ、安らかに寝息をたてはじめた。2人で一つのブランケットが、2人の幸せを体現していた。
***
「私はもう幸せよ。沢山の愛をありがとう」
彼女は眠っている彼に頬を擦り寄せる。温たかなまじないを受け、今日はいつも以上に至れり尽くせりで。最悪な1日がとても幸せな1日になってしまった。
彼女は彼の頬にキスを送り、再び眠りにつく。
「彼の人生に幸在らんことを」
『愛情』
愛と呪いと執着と。憎しみさえひっくるめて全部。
一体、何が違うというのだろう。
愛ってなんだろう、?
愛って見えないし触れない
じゃあ何で愛って分かるんだろうか…?
何を定義として愛なのだろうか
誰が愛なんてモノを創ったのだろうか。
愛には色んな形がある
人によっては心配も愛だと云う
痛みが愛だと云う
時には呪いにもなる
相手を縛る枷ともなる
そして終いには逆に糧ともなる
其れでは愛と云うモノは何なのか
愛するが故にイジメてしまう
愛するが故に殺してしまう
僕には理解しがたい
そもそも「愛」なんてモノは概念に過ぎない。
其れを勝手に具現化して歪んだ愛が出来る
そうだ愛は概念なんだ
解釈の仕方は人それぞれ
無理に理解する必要も無い。
理解出来たときにまた考えれば良い。
今の僕の解釈としては愛は一つの概念に過ぎない
良くも悪くも愛というのは面倒だ
さぁ、貴方はどう解釈をする?
題名:愛情
愛情
愛ほど歪んだ呪いはないよ。
愛は勝つ。
愛を冠する数々の名言が世の中に現れるように、愛情って私たちから切り離せないし、心の必須栄養素なんだと思う。
料理上手の母や時々は父が、家族に作ってくれるご飯にはその栄養がたくさん含まれているんだろう。ご馳走も良いけど、自分ではなかなか作れない、ちょっと手のかかる品も良くて、そういう品の数々がテーブルに並べられると嬉しくなってしまう。
娘はここのお味噌汁の方が美味しいと言う。いいことかもしれないけど、結構ショックだった(泣)
亡くなった義父も料理上手でとても優しい人だった。あの年齢にしては珍しく、レンジも駆使していろいろ作ってくれた。
義父が亡くなった後、家の掃除を手伝っているとレンジで作るお料理本を見つけた。義母の本かと思ったけれど知らないと言う。義父はこんなの読んでいたんだなあと微笑ましかった。その本は私が貰って、今も役に立っている。
言えば怒られちゃうんだろうけど、義母の手料理はあまり記憶がない。「私は煮物が得意だから」とは何度も聞いたけど、食べさせてもらったことはないような……。
でも私たちが訪れる時には、果物好きな孫のために必ず美味しい果物をたくさん買って待ってくれている。自分はほとんど食べないのにね。
#101
誰かの愛情が欲しくて、その中でも1番に欲しかったのは家族でした。
雲の流れが厭にはやくて
ふと幼少に帰りたくなる
十年前に見たカラス、
そのどれもが既に生きていないでしょう
これは私への罰なのだろうか。
夕暮れ時、柔らかな光がこの世界を包み込む。
まるで聖書にある奇跡のように。
母の命を犠牲にして生まれたこの体は欠陥品でしかなかった。誰かを愛することも恨むこともできないこの心は、何かを模倣することしか出来なかった。
友もいない、兄弟もいない自分には生きる価値があるのだろうか。わからない。でも、この禅問答もそろそろ終わりだろう。最後はこの白い天井でも見ながら穏やかにあっちに行こう。
瞳を開ける。近くにあるあなたの顔。
その顔が私を見て弛緩する。私とは違う生気の宿った見慣れ顔。あなたの目には光が宿ってるいるように見える。いつもそう見えてならない。
私を見るとあなたはいつもこう言う。大丈夫?って。
大丈夫な訳がない。だけど、あなたを見るとつい大丈夫って言ってしまう。なぜだろう。わからない。
この間までは穏やかに逝こうと思っていたのに、今はこんなどうでもいいことが頭から離れない。あなたと話すことが楽しくて仕方がない。教えて欲しい。この気持ちは一体なんだろうか。
もう限界だろう。枕元に死神がいる。
手足が動かない。指先の感覚が麻痺する。
わかっていた、いつかこうなることは。
でも、目を背け続けた。そうすれば、すぐに明日にたどり着けると信じて。また、あなたに会えると思って。その笑顔を見れると願って。瞼が重い。なんとなくわかる。この目を閉じたらもう開けることは出来ない。
だから神様、お願いです。どうか、最後に一目、、、。
ありがとう。あなたは最後に必ず来てくれる。
そんな焦った顔しないで。大丈夫。無理矢理手を伸ばす。私はまやかしの愛しか持てない。でも、これだけは本当だ、そう信じてもいいかな。最後くらいいいよね。
瞳を閉じる。
愛情と執着を勘違いしている馬鹿がいる。どこにでもいる。
自分がきれいなつもりで訳知り顔でくっついてくる馬鹿。
早く離れないといつかのあいつみたいになる。
けど執着ってのは「熱」みたいなものだからそこにあると気持ちがいい。
もう少しこのままにしてもいい。
愛情を知らないバカなあんたに教えてあげる。
愛情ってのは「そこにいていい」って言葉にしないでも伝えることだ。
いっしょにいて眠れるってことはあんたは溺れてるってこと。
2023/11/27 愛情
お題 ☞ 愛情
愛情って何だろう(別に深い意味ではなく)と思って調べてみたら、『愛情と愛の違い』とか『好きと愛情の違い』なんてサジェストが沢山出てきた。
はーん、と思って色々考えてたけど、結局愛情って、一方的じゃない、相手のことを慈しむ気持ちで生まれるんだと思う。
『恋する乙女は可愛い』ってよくあるけど、愛する乙女どうこうってのは聞いたことがない。それはたぶん、愛情だとピントが自分じゃなくて相手に合うからじゃないのかな?
知らんけど。
こういう分かりにくい話を議論する場が欲しいなと思う次第です。コメント機能があればなあ。
愛情
愛情というのは一体どういう時に感じるものなのだろう
誰かから優しくされた時?それとも抱きしめるなどのスキンシップ?
そういうのはきっと人によって…育ってきた環境によって違うものなのだろう
愛情
“愛”は明治以降の造語だと聞いた事がある。“情け”は日本人なら解る。
愛は殆ど一方的。相互愛とは言っても互いに一方的に想うだけ。溺愛は解る。過保護は行き過ぎた愛?イジメは愛だと言ってたアイドルがいた。サディズムは愛?愛のムチ?
キリスト様は隣人愛を説いた。お釈迦様は慈悲の心(愛)を説いた。神道は縁結び(愛縁)祈願する。
愛情の反対語は無情?、無情の反対語は有情。
今の日本語族に、果たして正しい“愛情”を持つ人間がいるのだろうか?愛はおろか“情け”すら失われているのでは!
小学校の時、先生から「皆なには、重い槍はあっても思いやりがありません」と言われた。
愛(かな)しく情けない想いの
70作目 徳博😯
愛のカタチは色々あると言うけれど
日々、愛して愛されて
満たされていたいと思うのです。
さてさて、私にとっての愛情とは?
正直、解らないもので。
与えているのかもしれない、奪っているのかもしれない。
そもそも、解らないのかもしれない。
とんでもなく曖昧で、いい加減で、ちっとも満たせない。
”愛情”なんてそんなもんで。
なのに、いくらでも確かめる方法があるのも、この感情かもしれない。
愛情