『愛があれば何でもできる?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛があれば何でもできる子どもの日
愛があれば何でもできるサイネリア
愛があれば何でもできる?愛鳥日
愛があれば何でもできる百合の花
愛があればなんでもできる?
そんなことはない、あまりの無茶を言われたら愛自体がさめてしまうだろう。
それでも。
私の両方の手で掴む事のできるものは、半分分けてあげたい。
私の両目で見たものは、伝えたい。
私の両耳で聴いたものも、伝えたい。
私の両足で一緒に歩んでいきたい。
貴方が貴方らしくいられるのだったら、どれほど長くても私は待っているだろう。
愛があればなんでもできる?
なんでもは言い過ぎだけどきっと幸せ
たくさんのことに挑戦できる
なんでもできそうな気になる
愛は当たり前にあったりなかったりする
愛は心に育てるもの
なんでも出来るかは
分からない
でも
なんでも出来そうな心に
変わってゆくもの
愛があれば何でもできる?
何でもできるかは
分からないけど
愛があれば何でもできる?
問いかけに
もちろんと
答えたい
なな🐶
2024年5月16日1260
ほら、早く私を壊してみせて
だって、
愛があれば何でもできるんでしょう?
愛があれば何でもできる?
そんなことは無い
愛があるから空を飛べると思うか?
でも
愛があれば、もっと世界は平和になるのかもしれない
今日も今日とて日常は繰り返される。
最近の私の楽しみは、彼女の寝言を聞くことだ。
彼女はよく夢を見るらしく、眠りが浅いので余りいい事ではないのだが、夢の内容が毎度少し想像の斜め上の行く。
ある日は「もう食べれないよ、やめよう」と言っていたので、何か食べている夢を見たのかと聞いた。
そうすると彼女は
『え?今日の夢はね、んーと、貴方にずっと人参を食べさせるの、人参が』
「人参が、!?」
『そう!人参が嫌がるあなたにずーっと人参を食べさせてきて、さすがに可哀想だから止める夢を見たんだよ』
などと、変な夢ばかりを見る。
人参が人参を食べるのを勧めてくるとは…
話は変わり今日から彼女は長い任務に行くらしい。
出る前に挨拶に、と来てくれた。
『レイー!来たよー!』
「私から行くといっただろう…」
『まぁまぁ、今日から私1ヶ月間居なくなるけど大丈夫?寂しくない?』
「安心しろ、お前のいない生活は何年もしてきた」
『それとこれとは別でしょー?もう、』
「ふ、お前こそ忘れ物はないか?向こうの天気は今は安定してるらしいが…」
『大丈夫だよ、安心して!私はなんてったって臨空市1の深空ハンターだよ!』
「…そうだな、気をつけて行ってこい」
『はーい!行ってきます!』
あれから2週間が過ぎた、どうやら彼女は忙しいらしく、私に連絡をする暇もないらしい、まぁいいだろう、向こうの天気は安定しているし、今回の任務は磁場の調査だけだ、特に心配することもないだろう…
彼女が私の部屋から消えてから1ヶ月以上過ぎた、出張が長引く際は連絡をしろ、と言っていたのだが、もう彼女のブランケットは私の匂いに染まりかけてしまっている。どうしたものか。
あれから2ヶ月が過ぎ、連絡も途絶え、ハンター教会に連絡を入れたのだが、彼女は、行方不明になっていた、
書く気力が無くなりました!完!
[愛があればなんでもできる?]
愛さえあればなんでもできるとは思わないけれど
愛は原動力になると思う。
全ての始まりは愛だと信じたい
愛があれば何でもできる?
そんなことはない
自身の倫理観や道徳に反しないことであり
法的面でも合法であれば
自身の心情としては可能かもしれないが
私は
たとえ
愛があってもできない
何でもとは何なんだろう
何でもできるよ
何でもするよ
なんて言ったって
結局
できなければできないって言う
だから私は
何でもの明確な定義がない限りできないな
愛があればなんでもできる?
あれ、今日は君の「死にたい」っていうLINEを見て慰めに来たんだけど。いつの間に愛について語る会になったんだい?
まぁ…生憎僕は共感できないね、その考え。
平和ボケの極みというかなんというか。
ははっ、そんなに睨まないでくれよ。
別に愛の力を否定してるわけじゃない。
むしろ君より信じているつもりだよ。
その、愛の力ってやつをさ。
じゃあなぜそんなことを言うのかって?
ニュアンスが違うんだよ。
愛があればなんでも「できる」じゃない。
愛があればなんでも「してあげられる」なんだよ。
僕にとってはね。
どういうことかって?
それは…今から教えてあげるよ。
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「…次のニュースです。昨晩未明、東京都新宿区にて 殺人事件が起こりました。検察によりますと、容疑者の桜井裕人氏は『彼女を救ってあげたかった』と、容疑を認めているとのことです。また、容疑者には余罪がある可能性が高いとみて、捜査を続けているとのことです」
俺は恋人というのが嫌いだ。
「ねぇ、ここはどこかしら」
「わからない、帰っていたはずなんだけど」
「大丈夫? 怪我はない?」
今も画面の向こうの恋人たちを見ているだけで吐き気がする。
永遠の愛なんて語って、ありもしない将来に花を咲かすなんて、胸焼けがする。馬鹿馬鹿しい。本当の愛などそこにあるものか。
「おはよう二人とも、よく眠っていたね」
部屋のモニターに誰か映る。口元だけがマスクをつけた人物、体格から男に見える。
「お前は何者だ、なんで僕たちをここに閉じ込めたんだ」
「そうよ!なにが目的なの?」
「そうかっかしないでください。私は単に愛を証明していただきたいだけなのです」
文句を言おうとする僕たちをさえぎって、彼は説明を続けた。
「今からこちらの決めた期間中、この部屋で過ごしていただきます。
ここにはお手洗いもありますし、食事なども支給しますので、ご安心ください。」
なにが安心かさっぱりわからない。
「それだけか?期間はどのくらいなんだ?」
「ええ、それだけです。期間についてはお教えすることはできません。私が愛は証明されたと思うか、どちらかが亡くなるまででしょうか。」
それは永遠ということだろうか
そこからはなんら変わらない日々が続いた。
食事が提供され、身体を拭くタオルもある。
地面は柔らかく寝るのには問題なかったし、娯楽として本やゲームも提供された。
「そろそろ貸してくれないかしら」
「ごめん、もうちょっとだけいいかな」
「わかったわ」
まるで家にいるのと大差がない。風呂に入れないし、外に出れないのはあるが、あまり悪い様には感じなかった。だけど。
「ねぇ、僕の分の食事知らないかな」
「さぁ、これしかなかったけど」
食事するときに僕の分がないことがある。
数少ない娯楽だというのに、彼女が食べているのか。
「少しあげるわ、お腹すいちゃうでしょ」
「ありがとう」
「隠してるんだろ!」
「そんなことないわ、これしか本当にないの」
「嘘つき!きみは僕より早起きだから、そんなことするんだ!」
一度疑うと感謝が消え、次第に険悪になっていった。
お互い、細かいことにも文句をつける様になった。
「そもそも私にもそれ貸してくれなかったじゃない!話すのもやめて、なんでそんな酷いこと言うの!あなただって悪いじゃない!」
喧嘩、唯一の話し相手なのに。
永遠を誓ったのに、いつからこうなったのか。
ある日、食事ではなく別のものがあった。
一本のナイフ。彼女は寝ている。
……一人死ねば…
血みどろの画面に悪趣味な男が姿を現す。
「すばらしい!これこそ俺の見たかったものだ!
ということで、俺の目的は果たされたので君は解放だ。また目覚めたら、素晴らしい朝日が迎えてくれはずさ」
私にとっては悪夢のようだった。
『愛のためならなんでもできる?』
できないできない。愛より現実の方が重い。愛のために使える金は限られる。金は愛より重い。
推しのために大量にグッズ買ったりスパチャする人もいるけどあれは自己顕示欲とか中毒とかそういうあれだろ。アル中みたいなもんだ。
けどそもそも愛とはなんだろう。ためらわないこと、なんて言葉をどこかで聞いたことがあるが、愛のためならなんでもできるのが愛なのだろうか。
そういえば人質が誘拐犯を好きになるという話があったな。それをふと思い出した。
気になったから調べたらストックホルム症候群か。その名前はめちゃくちゃ有名だな。聞いたことは何度もあるけど忘れてたわ。
横道にそれたがなんでもできるのが愛というのは極論すぎるな。愛にも深さがあるというだけの話だろう。
愛のためならなんでもできる強く深いものから一円も出したくはないけど確かにある弱く浅い愛。人それぞれだ。
どちらがいい悪いではなく単に人それぞれの想いがあるというだけのこと。ただそれだけなのだろう。
そもそも、だ
愛ってなんだろう?という長年の疑問を抱えている
好き、は分かるし、表現できるし相手にも伝えられる
でも愛となると途端に、うーん、なんていうのか…
この構える感じは、怯む、が当てはまる、のかなぁ
この気持ちを愛に当てはめていんだろうか?と躊躇してしまう感じ
私は愛だと思ってるけど、相手にはそうじゃないかもしれない
友達でも恋人でも家族でも
受け取る相手が愛だと思わなければきっとそれは愛ではなかったんだ、と思う
なので
愛があれば何でもできるか?の問いに対して
自分がそれを愛だと思うのならば何でもできると思う
ただし、相手がそれを愛だと思うかは分からないことを頭に入れておかなくてならない
モンブラコン*
~~~~~~~『愛があれば何でも出来る?』
「……よくある曖昧過ぎる問いかけを、何とか分かりやすく解説してくれ…という訳だな…」
「心読まれたぁ~♪︎」
クラスメイトの8ピアス助六(あだ名)は、
いわゆる霊能力者である。
「…とゆうか、すでにある“愛”を、あれば、と言っている時点で、人生を苦労されている方の問いかけ…とお見受けする…」
「すでにあんのか…へぇ…」
「なければ世界は全消滅」
「待って、世界規模にしないで、ほら、ラブだよラブ♡感情?的なやつ♪︎」
「感情…原動力として考えるなら…“何でも出来る”は可能…だけど、その“出来る”状態に持っていくには、常識、善悪、固定観念を崩す必要があり、普通の人には不可能。」
「…結局不可能じゃんすか」
「不可能を可能にするのが“愛”じゃんすか?
もし、人生シナリオの中に“愛があったから何でも出来た”という体験が組み込まれていれば、
“愛があれば何でも出来る”が可能である、と認識されるだろうし、逆も有りで。どっちでも良いんだよ。…門君は、何でも出来る方だよね…」
「また読まれたぁ」
「あっ!!!」
「何!?」
「今、門君の家で…お兄さんにお姉さんが…」
「めっちゃエロい事してんでしょ、何で毎回そのシーンを透視するんだよ!!」
[愛があれば何でもできる?]
「兄さんは愛さえあれば人間って何でもできると思う?」
「急に何だよ」
「友達が言っててさ。愛さえあれば人間は何でもできる、それが人間の強さだって。兄さんはどう?」
ズズッとコーヒーを啜りながら妹は兄に問いかけ、兄は手元の本から視線を外さずに淡々と答える。
「Noだな」
「なんで?」
「確かに良い面だけを見てたら大抵の人間がYESと答えるだろうけど、それは『例外』を作った状態での話だろ」
「例外ってなんかある? だって愛があれば人は限界を超えて努力できたりするのに」
「じゃあ妹よ、その愛する対象に『殺して』って言われたらお前は殺せるか?」
「あ……」
「大抵の人間が『希望はある』とか綺麗事を言いながら止めるはずだし、自分の手を汚すことはしないはずだ。そいつが心の底から求めていたとしても、殺すか逃げるかの選択を迫られた時どれだけの人間が前者を選択できる?」
「……少なくとも私だったら止めても無駄だとして、それでも殺してくれって迫られたら逃げちゃうかな」
「そうだ、人間なんてもんは基本的に身勝手な生き物でしかない。そう言い続ける奴らの愛は『自分が想像しえる犠牲しか払わない』という限定的な考えが根底に存在している」
「愛を信じてる人を全て敵に回すような発言しちゃってない?」
軽く苦笑して妹はまたもコーヒーを啜る。
「家族同士のただの雑談だ。誰に聞かれるでもない、敵に回すような奴はここにいないさ」
「確かに」
「愛する対象に殺してと言われてお前が真っ先に思いつくものは何だ?」
「引いたり、可哀想だな、身勝手だー、とか?」
「そうじゃなくて実行に移す想像をして自分に影響を及ぼすもので」
「……刑務所とか、逮捕、とか」
「ああ。愛する対象の望みよりもまず先に自分の人生を考えないか?『この人がいなくなったら自分はどうすればいいのか』『もし望みを叶えたとして殺人犯になってしまってからの人生は?』とかな」
「あぁ、……考えてしまう、かも?」
「今の世の中、人を殺して簡単に逃げおおせられるほど甘くはないし、運良く逃げられたとして、愛を信じきってる奴は実行に移したとしても罪悪感で押し潰されるか自首するかだろ?どの道未来は閉ざされたも一緒だ」
「兄さんは凄い極端に物事を考えるよね」
「そうか?」
「そうだよ」
兄は口元に軽い笑みを浮かべてそれきり黙る。時計の音がカチカチと部屋に響く。
「兄さんは、もし私が殺してって言ったらどうする? 止める?」
ページを捲る手が止まる。
「どうしても辛くて、それを求めてしまうほど終わりを願ってしまったら……」
「なに馬鹿なこと言ってんだ」
「馬鹿なことかな?」
「ああ」
「本当にお前がこの世に希望を見出だせなくて絶望したなら」
「したなら?」
「……唯一の兄妹だもんな」
そう言って兄はようやく目線を妹に合わせ、柔らかく微笑む。
「心中でもなんでもしてやるよ」
それぞれの定義/お題「愛があれば何でもできる?」
「愛があれば何でもできると思いますか?」
馬鹿げた問いだった。発したのが彼女でなかったら、適当に流した上でこれからの付き合いを考え直すところだ。
でも相手が彼女だったので、一応正直に答える。
「何でも、というのが文字通り本当に何でもなら、無理だろうね。神になると言うようなものだよ」
「なるほど」
彼女は真面目に小さく頷き、続ける。
「でも、この手の言説はよく見る気がします。普遍的な命題なのですか?」
「まぁ、人間は愛が好きだね。愛も神も、とても便利な概念だから」
少し投げやりな言い方になってしまうのは勘弁して欲しい。便利な概念ではあるが、人によって定義が違ったりもするし、そのことで衝突が起きたりもする。そういう概念なのだ。そしてそういう闘争からは、できれば距離を置いておきたい。
「では概念の定義として、それがあれば何でもできるようになる、そういうものが愛なのだとしたらどうなりますか?」
(どう、と言われても)
彼女なりの思考実験なのはわかるが、どんな答えを期待されているのかがわからない。
「その定義では実在するとは思えないから……理想的な概念、ということになるだろうね。世の恋人たちが気軽に愛しているとは言えなくなるんじゃないか? 神みたいに」
「そうでしょうか。結構気軽に皆さん、神って言いますよね。褒め言葉で」
「俗語では言うね」
言葉はすぐに古びて色褪せるから、人間は強烈な言葉を探して遠い概念すらも卑近に貶める。
「定義を重くしても気軽に言う人は言うのであれば、現象としては変わらないのでは」
「というより、定義から始めようとするのが現実に即していないんじゃないかな。言葉は現象がまずあって、定義は実例から探られているものだ」
つまり、と思考のままに続ける。
「定義からいろいろな実例が発生しているわけではなく、それぞれが定義を持っていて、それに沿って発言しているだけだ」
軽く発言する者は、軽い定義を持っているだけ。
「普遍的な概念ほど、多くの人が言及し、定義も広く分散するというわけですか」
「あぁ」
「では、あなたの愛の定義はどんなものですか?」
やはりこんな会話に付き合うべきではなかった。こんなこと、真正面から尋ねられても困る。非常に困る。
「君はどうなんだ? いま愛について思考実験してみて何か得られた?」
ひとまず問い返して矛先を逸らす。彼女は真面目なので少し思案した。そうですね。
「理想の先に定義したときに、神より愛の方が能動的なのが興味深いと思いました」
「能動的?」
「神が願いを叶えてくれるという表現はよくありますが、何でもできるということは、愛があっても叶えるのは自分になります」
「それは、面白い見方だね」
お世辞ではなく言う。
「ありがとうございます」
彼女は私の評価にお礼を言った後、じっとこちらを見つめた。こちらの言葉を待っている。
わかっている。彼女は、少し逸らした程度で疑問を忘れてくれるような愚者ではない。気遣いは知っているから、答えたくないと言えば引いてはくれるだろうが。
諦めて、軽く答える。
「私にとっては、推力のようなものかな。何でもできるとまでは言わないが、やりたくないことや普段やらないことを、出来るようになったらやるようになったりすることになる。その程度のものだ」
たとえば、普段付き合わない会話に付き合ってしまうとか。
具体例までは、もちろん言わなかった。
愛があれば何でもできる?
愛だけで何でも出来る世界ならいいのに...。
この世界はお金で出来ている。
愛なんて....なくたってお金があれば大丈夫だよ...。
こんな世界が嫌いだ。
できません。あくまでもぼくの持論ですが。
なぜなら、どんなに深く愛していたとしても、ぼくとあの人が共に生きるなんてことは不可能に近いから。多少の法を犯して道徳を捻じ曲げればまあ、いけなくもないんでしょうけど、それはあの人が悲しむのでいけません。円満な結ばれ方をしたいんです、できることならば。
――そう、円満な結ばれ方。そうなんですよ、結ばれるという部分からして破綻、もう駄目です。あの人は既に結ばれてしまっているんですから。しかも幸せな結ばれ方をしています。とっくのとうに誰かのものなんです。そこからどう動けば円満になんて行き着くのでしょう、ぼくには皆目見当もつきません。まったく困ったものです。
「愛があってもどうしようもないことだってありますよぉ」
「ん? 何か言った?」
なのでぼくは今日も、あなたへの思いを胃に押し込めたまま、良き同僚としてランチを楽しみます。
「いいえ何も。あ、ついでにポテトも頼みませんか?」
「わ、いいね、ダブルサイズにしよう!」
「賛成です」
店員さんを呼び止めてくれる左手、薬指を、ぼくは今日も見ないふりをする。
【愛があれば何でもできる?】
愛があれば何でもできる?
愛がどういうものなのか。
私にはわからない。
愛があるから…ってそんな上から目線で言えるものを私は持ち合わせて無いな。