名も無き夢小説書き屋

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今日も今日とて日常は繰り返される。

最近の私の楽しみは、彼女の寝言を聞くことだ。
彼女はよく夢を見るらしく、眠りが浅いので余りいい事ではないのだが、夢の内容が毎度少し想像の斜め上の行く。

ある日は「もう食べれないよ、やめよう」と言っていたので、何か食べている夢を見たのかと聞いた。
そうすると彼女は
『え?今日の夢はね、んーと、貴方にずっと人参を食べさせるの、人参が』
「人参が、!?」
『そう!人参が嫌がるあなたにずーっと人参を食べさせてきて、さすがに可哀想だから止める夢を見たんだよ』
などと、変な夢ばかりを見る。
人参が人参を食べるのを勧めてくるとは…

話は変わり今日から彼女は長い任務に行くらしい。
出る前に挨拶に、と来てくれた。
『レイー!来たよー!』
「私から行くといっただろう…」
『まぁまぁ、今日から私1ヶ月間居なくなるけど大丈夫?寂しくない?』
「安心しろ、お前のいない生活は何年もしてきた」
『それとこれとは別でしょー?もう、』
「ふ、お前こそ忘れ物はないか?向こうの天気は今は安定してるらしいが…」
『大丈夫だよ、安心して!私はなんてったって臨空市1の深空ハンターだよ!』
「…そうだな、気をつけて行ってこい」
『はーい!行ってきます!』

あれから2週間が過ぎた、どうやら彼女は忙しいらしく、私に連絡をする暇もないらしい、まぁいいだろう、向こうの天気は安定しているし、今回の任務は磁場の調査だけだ、特に心配することもないだろう…

彼女が私の部屋から消えてから1ヶ月以上過ぎた、出張が長引く際は連絡をしろ、と言っていたのだが、もう彼女のブランケットは私の匂いに染まりかけてしまっている。どうしたものか。

あれから2ヶ月が過ぎ、連絡も途絶え、ハンター教会に連絡を入れたのだが、彼女は、行方不明になっていた、
書く気力が無くなりました!完!

5/16/2024, 10:01:35 AM