愛があれば何でもできる?』の作文集

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愛があれば何でもできる?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/18/2023, 4:54:50 AM

[愛があればなんでもできる?]

愛さえあればなんでもできるとは思わないけれど
愛は原動力になると思う。

全ての始まりは愛だと信じたい

5/17/2023, 3:30:22 PM

愛があれば何でもできる?

そんなことはない
自身の倫理観や道徳に反しないことであり
法的面でも合法であれば
自身の心情としては可能かもしれないが
私は
たとえ
愛があってもできない

何でもとは何なんだろう
何でもできるよ
何でもするよ
なんて言ったって
結局
できなければできないって言う

だから私は
何でもの明確な定義がない限りできないな

5/17/2023, 12:29:38 PM

愛があればなんでもできる?

あれ、今日は君の「死にたい」っていうLINEを見て慰めに来たんだけど。いつの間に愛について語る会になったんだい?

まぁ…生憎僕は共感できないね、その考え。
平和ボケの極みというかなんというか。

ははっ、そんなに睨まないでくれよ。
別に愛の力を否定してるわけじゃない。
むしろ君より信じているつもりだよ。
その、愛の力ってやつをさ。

じゃあなぜそんなことを言うのかって?
ニュアンスが違うんだよ。

愛があればなんでも「できる」じゃない。
愛があればなんでも「してあげられる」なんだよ。
僕にとってはね。

どういうことかって?
それは…今から教えてあげるよ。
_________________________________________________
「…次のニュースです。昨晩未明、東京都新宿区にて  殺人事件が起こりました。検察によりますと、容疑者の桜井裕人氏は『彼女を救ってあげたかった』と、容疑を認めているとのことです。また、容疑者には余罪がある可能性が高いとみて、捜査を続けているとのことです」

5/17/2023, 11:44:10 AM

俺は恋人というのが嫌いだ。

「ねぇ、ここはどこかしら」
「わからない、帰っていたはずなんだけど」
「大丈夫? 怪我はない?」

今も画面の向こうの恋人たちを見ているだけで吐き気がする。

永遠の愛なんて語って、ありもしない将来に花を咲かすなんて、胸焼けがする。馬鹿馬鹿しい。本当の愛などそこにあるものか。

「おはよう二人とも、よく眠っていたね」

部屋のモニターに誰か映る。口元だけがマスクをつけた人物、体格から男に見える。

「お前は何者だ、なんで僕たちをここに閉じ込めたんだ」
「そうよ!なにが目的なの?」

「そうかっかしないでください。私は単に愛を証明していただきたいだけなのです」

文句を言おうとする僕たちをさえぎって、彼は説明を続けた。

「今からこちらの決めた期間中、この部屋で過ごしていただきます。

ここにはお手洗いもありますし、食事なども支給しますので、ご安心ください。」

なにが安心かさっぱりわからない。
「それだけか?期間はどのくらいなんだ?」

「ええ、それだけです。期間についてはお教えすることはできません。私が愛は証明されたと思うか、どちらかが亡くなるまででしょうか。」
それは永遠ということだろうか


そこからはなんら変わらない日々が続いた。
食事が提供され、身体を拭くタオルもある。
地面は柔らかく寝るのには問題なかったし、娯楽として本やゲームも提供された。

「そろそろ貸してくれないかしら」
「ごめん、もうちょっとだけいいかな」
「わかったわ」

まるで家にいるのと大差がない。風呂に入れないし、外に出れないのはあるが、あまり悪い様には感じなかった。だけど。

「ねぇ、僕の分の食事知らないかな」
「さぁ、これしかなかったけど」

食事するときに僕の分がないことがある。
数少ない娯楽だというのに、彼女が食べているのか。

「少しあげるわ、お腹すいちゃうでしょ」
「ありがとう」


「隠してるんだろ!」
「そんなことないわ、これしか本当にないの」

「嘘つき!きみは僕より早起きだから、そんなことするんだ!」

一度疑うと感謝が消え、次第に険悪になっていった。
お互い、細かいことにも文句をつける様になった。

「そもそも私にもそれ貸してくれなかったじゃない!話すのもやめて、なんでそんな酷いこと言うの!あなただって悪いじゃない!」

喧嘩、唯一の話し相手なのに。
永遠を誓ったのに、いつからこうなったのか。

ある日、食事ではなく別のものがあった。
一本のナイフ。彼女は寝ている。

……一人死ねば…

血みどろの画面に悪趣味な男が姿を現す。
「すばらしい!これこそ俺の見たかったものだ!

ということで、俺の目的は果たされたので君は解放だ。また目覚めたら、素晴らしい朝日が迎えてくれはずさ」

私にとっては悪夢のようだった。

『愛のためならなんでもできる?』

5/17/2023, 10:18:51 AM

できないできない。愛より現実の方が重い。愛のために使える金は限られる。金は愛より重い。

 推しのために大量にグッズ買ったりスパチャする人もいるけどあれは自己顕示欲とか中毒とかそういうあれだろ。アル中みたいなもんだ。

 けどそもそも愛とはなんだろう。ためらわないこと、なんて言葉をどこかで聞いたことがあるが、愛のためならなんでもできるのが愛なのだろうか。

 そういえば人質が誘拐犯を好きになるという話があったな。それをふと思い出した。

 気になったから調べたらストックホルム症候群か。その名前はめちゃくちゃ有名だな。聞いたことは何度もあるけど忘れてたわ。

 横道にそれたがなんでもできるのが愛というのは極論すぎるな。愛にも深さがあるというだけの話だろう。

 愛のためならなんでもできる強く深いものから一円も出したくはないけど確かにある弱く浅い愛。人それぞれだ。

 どちらがいい悪いではなく単に人それぞれの想いがあるというだけのこと。ただそれだけなのだろう。

5/17/2023, 10:10:07 AM

そもそも、だ
愛ってなんだろう?という長年の疑問を抱えている
好き、は分かるし、表現できるし相手にも伝えられる
でも愛となると途端に、うーん、なんていうのか…
この構える感じは、怯む、が当てはまる、のかなぁ
この気持ちを愛に当てはめていんだろうか?と躊躇してしまう感じ
私は愛だと思ってるけど、相手にはそうじゃないかもしれない
友達でも恋人でも家族でも
受け取る相手が愛だと思わなければきっとそれは愛ではなかったんだ、と思う
なので
愛があれば何でもできるか?の問いに対して
自分がそれを愛だと思うのならば何でもできると思う
ただし、相手がそれを愛だと思うかは分からないことを頭に入れておかなくてならない

5/17/2023, 9:55:07 AM

モンブラコン*
~~~~~~~『愛があれば何でも出来る?』

「……よくある曖昧過ぎる問いかけを、何とか分かりやすく解説してくれ…という訳だな…」
「心読まれたぁ~♪︎」
 クラスメイトの8ピアス助六(あだ名)は、
いわゆる霊能力者である。
「…とゆうか、すでにある“愛”を、あれば、と言っている時点で、人生を苦労されている方の問いかけ…とお見受けする…」
「すでにあんのか…へぇ…」
「なければ世界は全消滅」
「待って、世界規模にしないで、ほら、ラブだよラブ♡感情?的なやつ♪︎」
「感情…原動力として考えるなら…“何でも出来る”は可能…だけど、その“出来る”状態に持っていくには、常識、善悪、固定観念を崩す必要があり、普通の人には不可能。」
「…結局不可能じゃんすか」
「不可能を可能にするのが“愛”じゃんすか?
もし、人生シナリオの中に“愛があったから何でも出来た”という体験が組み込まれていれば、
“愛があれば何でも出来る”が可能である、と認識されるだろうし、逆も有りで。どっちでも良いんだよ。…門君は、何でも出来る方だよね…」
「また読まれたぁ」
「あっ!!!」
「何!?」
「今、門君の家で…お兄さんにお姉さんが…」
「めっちゃエロい事してんでしょ、何で毎回そのシーンを透視するんだよ!!」

5/17/2023, 9:54:42 AM

[愛があれば何でもできる?]

「兄さんは愛さえあれば人間って何でもできると思う?」
「急に何だよ」
「友達が言っててさ。愛さえあれば人間は何でもできる、それが人間の強さだって。兄さんはどう?」
ズズッとコーヒーを啜りながら妹は兄に問いかけ、兄は手元の本から視線を外さずに淡々と答える。
「Noだな」
「なんで?」
「確かに良い面だけを見てたら大抵の人間がYESと答えるだろうけど、それは『例外』を作った状態での話だろ」
「例外ってなんかある? だって愛があれば人は限界を超えて努力できたりするのに」
「じゃあ妹よ、その愛する対象に『殺して』って言われたらお前は殺せるか?」
「あ……」
「大抵の人間が『希望はある』とか綺麗事を言いながら止めるはずだし、自分の手を汚すことはしないはずだ。そいつが心の底から求めていたとしても、殺すか逃げるかの選択を迫られた時どれだけの人間が前者を選択できる?」
「……少なくとも私だったら止めても無駄だとして、それでも殺してくれって迫られたら逃げちゃうかな」
「そうだ、人間なんてもんは基本的に身勝手な生き物でしかない。そう言い続ける奴らの愛は『自分が想像しえる犠牲しか払わない』という限定的な考えが根底に存在している」
「愛を信じてる人を全て敵に回すような発言しちゃってない?」
軽く苦笑して妹はまたもコーヒーを啜る。
「家族同士のただの雑談だ。誰に聞かれるでもない、敵に回すような奴はここにいないさ」
「確かに」
「愛する対象に殺してと言われてお前が真っ先に思いつくものは何だ?」
「引いたり、可哀想だな、身勝手だー、とか?」
「そうじゃなくて実行に移す想像をして自分に影響を及ぼすもので」
「……刑務所とか、逮捕、とか」
「ああ。愛する対象の望みよりもまず先に自分の人生を考えないか?『この人がいなくなったら自分はどうすればいいのか』『もし望みを叶えたとして殺人犯になってしまってからの人生は?』とかな」
「あぁ、……考えてしまう、かも?」
「今の世の中、人を殺して簡単に逃げおおせられるほど甘くはないし、運良く逃げられたとして、愛を信じきってる奴は実行に移したとしても罪悪感で押し潰されるか自首するかだろ?どの道未来は閉ざされたも一緒だ」
「兄さんは凄い極端に物事を考えるよね」
「そうか?」
「そうだよ」
兄は口元に軽い笑みを浮かべてそれきり黙る。時計の音がカチカチと部屋に響く。

「兄さんは、もし私が殺してって言ったらどうする? 止める?」
ページを捲る手が止まる。
「どうしても辛くて、それを求めてしまうほど終わりを願ってしまったら……」
「なに馬鹿なこと言ってんだ」
「馬鹿なことかな?」
「ああ」
「本当にお前がこの世に希望を見出だせなくて絶望したなら」
「したなら?」
「……唯一の兄妹だもんな」
そう言って兄はようやく目線を妹に合わせ、柔らかく微笑む。

「心中でもなんでもしてやるよ」

5/17/2023, 9:52:02 AM

それぞれの定義/お題「愛があれば何でもできる?」

「愛があれば何でもできると思いますか?」
 馬鹿げた問いだった。発したのが彼女でなかったら、適当に流した上でこれからの付き合いを考え直すところだ。
 でも相手が彼女だったので、一応正直に答える。
「何でも、というのが文字通り本当に何でもなら、無理だろうね。神になると言うようなものだよ」
「なるほど」
 彼女は真面目に小さく頷き、続ける。
「でも、この手の言説はよく見る気がします。普遍的な命題なのですか?」
「まぁ、人間は愛が好きだね。愛も神も、とても便利な概念だから」
 少し投げやりな言い方になってしまうのは勘弁して欲しい。便利な概念ではあるが、人によって定義が違ったりもするし、そのことで衝突が起きたりもする。そういう概念なのだ。そしてそういう闘争からは、できれば距離を置いておきたい。
「では概念の定義として、それがあれば何でもできるようになる、そういうものが愛なのだとしたらどうなりますか?」
(どう、と言われても)
 彼女なりの思考実験なのはわかるが、どんな答えを期待されているのかがわからない。
「その定義では実在するとは思えないから……理想的な概念、ということになるだろうね。世の恋人たちが気軽に愛しているとは言えなくなるんじゃないか? 神みたいに」
「そうでしょうか。結構気軽に皆さん、神って言いますよね。褒め言葉で」
「俗語では言うね」
 言葉はすぐに古びて色褪せるから、人間は強烈な言葉を探して遠い概念すらも卑近に貶める。
「定義を重くしても気軽に言う人は言うのであれば、現象としては変わらないのでは」
「というより、定義から始めようとするのが現実に即していないんじゃないかな。言葉は現象がまずあって、定義は実例から探られているものだ」
 つまり、と思考のままに続ける。
「定義からいろいろな実例が発生しているわけではなく、それぞれが定義を持っていて、それに沿って発言しているだけだ」
 軽く発言する者は、軽い定義を持っているだけ。
「普遍的な概念ほど、多くの人が言及し、定義も広く分散するというわけですか」
「あぁ」
「では、あなたの愛の定義はどんなものですか?」
 やはりこんな会話に付き合うべきではなかった。こんなこと、真正面から尋ねられても困る。非常に困る。
「君はどうなんだ? いま愛について思考実験してみて何か得られた?」
 ひとまず問い返して矛先を逸らす。彼女は真面目なので少し思案した。そうですね。
「理想の先に定義したときに、神より愛の方が能動的なのが興味深いと思いました」
「能動的?」
「神が願いを叶えてくれるという表現はよくありますが、何でもできるということは、愛があっても叶えるのは自分になります」
「それは、面白い見方だね」
 お世辞ではなく言う。
「ありがとうございます」
 彼女は私の評価にお礼を言った後、じっとこちらを見つめた。こちらの言葉を待っている。
 わかっている。彼女は、少し逸らした程度で疑問を忘れてくれるような愚者ではない。気遣いは知っているから、答えたくないと言えば引いてはくれるだろうが。
 諦めて、軽く答える。
「私にとっては、推力のようなものかな。何でもできるとまでは言わないが、やりたくないことや普段やらないことを、出来るようになったらやるようになったりすることになる。その程度のものだ」
 たとえば、普段付き合わない会話に付き合ってしまうとか。
 具体例までは、もちろん言わなかった。

5/17/2023, 9:42:44 AM

愛があれば何でもできる?
愛だけで何でも出来る世界ならいいのに...。
この世界はお金で出来ている。
愛なんて....なくたってお金があれば大丈夫だよ...。
こんな世界が嫌いだ。

5/17/2023, 9:42:24 AM

できません。あくまでもぼくの持論ですが。
 なぜなら、どんなに深く愛していたとしても、ぼくとあの人が共に生きるなんてことは不可能に近いから。多少の法を犯して道徳を捻じ曲げればまあ、いけなくもないんでしょうけど、それはあの人が悲しむのでいけません。円満な結ばれ方をしたいんです、できることならば。
 ――そう、円満な結ばれ方。そうなんですよ、結ばれるという部分からして破綻、もう駄目です。あの人は既に結ばれてしまっているんですから。しかも幸せな結ばれ方をしています。とっくのとうに誰かのものなんです。そこからどう動けば円満になんて行き着くのでしょう、ぼくには皆目見当もつきません。まったく困ったものです。
「愛があってもどうしようもないことだってありますよぉ」
「ん? 何か言った?」
 なのでぼくは今日も、あなたへの思いを胃に押し込めたまま、良き同僚としてランチを楽しみます。
「いいえ何も。あ、ついでにポテトも頼みませんか?」
「わ、いいね、ダブルサイズにしよう!」
「賛成です」
 店員さんを呼び止めてくれる左手、薬指を、ぼくは今日も見ないふりをする。

【愛があれば何でもできる?】

5/17/2023, 9:42:10 AM

愛があれば何でもできる?


愛がどういうものなのか。

私にはわからない。

愛があるから…ってそんな上から目線で言えるものを私は持ち合わせて無いな。

5/17/2023, 9:41:42 AM

愛があれば何でも出来る?

私は愛があれば何でも出来るなんて思わない。

私は『愛』で苦しめられていたから。

私は、大切な友達に友達としての『愛』があった。

でも、その友達から悲しい事をされた。

私はとても離れたい気持ちがあった。

そしたら離れればいいじゃないか。

と、思う人もいるでだろう。

でも、私は違った大好きだった。信頼してた。

友達も、優しかった。面白かった。

けど、それは嘘でもあった。

裏では沢山悪口を言われていた。

大切な親友の悪口まで。

私は信じたくなかった。でも許せない。

だから、離れようとした。

なのに…離れられない。

私は友達としての『愛』が心の中でまだ

取れきれてなかった

苦しかった。何度も泣いた。

離れたいのに、大好きで、信頼してたから、

離れられなかった。

そんな自分が嫌いだった。

今は、他の友達がいてくれたおかげで

離れられたけど、もしかしたら

まだ苦しめる『愛』が残ってるのかもしれない。

だから私は、自分を苦しめる『愛』でも

その『愛』があれば何でも出来るとは思えない。

5/17/2023, 9:35:24 AM

「愛があれば何でもできる?」

貴方がいるだけで こんなに
何事にも「頑張ろう」と
思えるなんて、思ってもなかった

5/17/2023, 9:32:07 AM

【愛があればなんでも出来る?】

愛があればなんでも出来る。
これは間違っていないと思う。ただ、何でもするには愛だけではたりない。ひとつ欠けている。

それはお金。

お金がなければ愛があっても行動に移すことは出来ないだろう?

5/17/2023, 9:27:07 AM

愛があれば何でもできる?


愛って人に寄って捉え方が違うよね
自分は愛でしている事でも相手は恐怖だったり
その逆もしかり

その先、最悪、犯罪に発展する

これも愛があれば何でもできる?
なのかな?

愛があっても何でもしてはダメ!

愛は自分一人で暴走するものではない
お互いを想い合ってこそ本当の愛なのかも

5/17/2023, 9:24:46 AM

「わたしを愛しているというのなら、今すぐここで自害してみせなさい」


—————————————
愛があれば何でもできる?

5/17/2023, 9:14:55 AM

( 私ね、愛があれば何でもできるよ。)
 君がそんなことを言ってくる。
 僕が静かに聞いていたら君に嘘だと思う?と聞かれてしまった。
 僕は子供だと思ったが頭に浮かんだ事を正直に言った。
 ( 空、飛べる? )
 ( ふふっ 飛べるよ。)
 君は空を飛べても僕は空を飛べない。
 でも君がいたら飛べるような気分になる。
 君を愛してるから。

5/17/2023, 9:12:24 AM

#愛があれば何でもできる?

私は、とある日……ふとこんな事を考えた。

"愛があれば何でもできるの?"って。

そんな事を考えるきっかけとしては、、、

私の親友A子は、彼氏(B)がいる。

誰がどう見てもラブラブのカップルだ。

2人は、愛があれば何でもできるんだよ〜っていつも言っている。

そんな幸せなA子が少し羨ましく見えた時もあった。

私もA子みたいに、彼氏を作って愛があれば何でもできる!って証明したいよ……。

でも、私の幼なじみCは、どうやらA子達とは違う考えみたいだったんだ。

それは昨日の放課後の出来事。

(話)
A子達の愛があれば何でもできるってお話さ、Cはどうも思う??

確かに、愛はとても大切だと思う。
でも俺は、愛だけでは無いと思うんだよね。
その中にも、
信頼・努力・協力・勇気・愛……など…。

愛だけでは無い。この4つもとても大切だと思うんだよね。

努力して、勇気を出し、信頼されたから、相手(B君)から愛を貰えるんじゃないかなって俺は思う。
まれに、そんな事しないでも貰える人はいるんじゃないかな。

でも俺は、

愛も含めて他にも大事な事があると

思うんだ___。

5/17/2023, 8:55:40 AM

今日のテーマ
《愛があれば何でもできる?》





「ねえ、聞いてもいーい?」
「何?」
「愛ってなあに?」

可愛い娘がつぶらな瞳で訊いてきた。
齢5歳から発せられたとは思えない哲学的な問いに、思わず怪訝な顔をしてしまう。

「愛があれば何でもできるの?」
「愛」
「うん、愛」

一体何がどうしてそんな疑問を抱くことになったのか。
使用人達に目を向けると、彼女らは揃って苦笑いを浮かべている。

「お嬢様は、本日文字のお勉強をなさっていて、こちらの御本をご覧になったのです」
「それからずっと、わたくし共にも、奥方様にも、同じ質問を……」

説明と共に手渡された本は最近城下で流行っているという童話の絵本。
パラパラと捲ってみれば、悪い魔女に攫われた姫君を勇ましい騎士が救い出すというもののようである。
その中ほど、しっかり開き癖のついた箇所にその台詞はあった。

『おまえは魔法が使えまい。それでどうやってアタシを倒すと言うんだい?』
『魔法なんて必要ない! 私には姫を愛する想いがある』
騎士は魔女の魔法をひらりとかわし、魔女に向かって光の剣を振り下ろします。
『おのれ、こしゃくな!』
『愛さえあれば何だってできるのだ! おまえを倒すことだって!』

「愛があれば、魔法、よけられるの? 愛ってそんなすごいの?」
「うーん……」

我が国は近隣諸国から魔法大国として一目置かれている。
実際に、その恩恵で平和が保たれていると言っても過言ではない。
だからこそ、国民は――特に貴族は、幼い内から魔力の制御や研鑽に力を注ぐ。
娘もまた例外ではなく、貴族として強い魔力を持つことから、座学と並行して魔法の鍛錬を始めている。
彼女にしてみれば、愛などという不可思議なもので打ち負かされるのが納得いかないのだろう。

「お嬢様、先ほどから何度も言ってますでしょう? それは物語で、実際にはそんなことはありませんよ」
「そうですとも。それに、その魔女が打ち負かされたのは悪い魔女だからです。悪いことをしてるから、運が味方をしてくれなかったんですよ」

いたいけな子供が心を痛めているのを何とかしようと、使用人達が口々に宥める。
しかし、それらの理由は娘を納得させるには至らない。
それどころか、そうして子供騙しのような言葉で宥められることで、益々疑いを深めている節すらある。
こういう、変に頭が固いところは自分に似てしまったのかもしれないな、と私は苦笑しながら眉間に皺を寄せる娘を抱き上げた。

「まず、これは物語であって、現実のものではない。それは分かるかい?」
「うん。カンゼンチョーアクっていってタイシュー向けに分かりやすく作られたお話だってお母様が言ってた」

5歳児に一体何を教えているのだ、妻よ。
どこまで理解しているのかは疑問だが、一応フィクションだということは分かっているらしい。

「愛というのは、相手を大切に想う気持ちだ。それが強ければ強いほど、困難に……難しいことに挑戦する力が湧いてくる。おまえも婚約者の役に立つために魔法の鍛錬や勉強を頑張ってるだろう? その気持ちと同じものだ」
「……うん、がんばってる」
「しかし、現実問題として、愛があれば何でもできるかと言えば、決してそんなことはない。残念だけど、愛があってもできないことはある」
「じゃあ、どうしてこの騎士は魔女に勝てたの?」
「そうだな……騎士が振るっているのは光の剣だろう? 騎士にもきっと魔法の力があって、その力を剣に宿したからじゃないかな。きっと悪い魔女の持つ魔力と相性が悪かったんだろう」
「そっか!」

私の説明に、娘は納得したように大きく笑った。


「うわー、旦那様、雑……」
「せっかく良い話っぽかったのに台無し」
「それでいいんですか、お嬢様……!」

少し離れたところで使用人達がぶつぶつ言っているが、特に問題はないだろう。
大切なのは、いかにして娘を納得させられるかなのだから。



数日後、娘は魔法の鍛錬の際、どうすれば剣に魔法を宿せるのかと教師を質問攻めにすることになる。
そして、一緒に学んでいた婚約者である王子殿下まで娘に触発されてすっかりその気になってしまい、教師から「おかしなことを吹き込むな」と私の元へ大いに苦情が寄せられることになるのだった。

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