『意味がないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
意味というのは、物事それ自体に付いている、というよりはそれを観測した者が見出していくものだろう
例えば日本語で書かれた文章は、日本人には当たり前に読めても、日本語を身に付けていない外人にはまったく読み取れないものである
また、警察や探偵は犯行現場に残された僅かな痕跡から捜査や推理を進める手掛かりを掴むこともある
つまるところ、物事の意味の有無は、それを受ける者次第で変わるということだ
知識や経験を蓄え、意味のある人生を歩みたいものだ
僕は痛感した。
君が居なくなってから
この気持ちに気付いても
意味がないことを。
どうして、あの時優しくしてあげられなかったのか
どうして、もっと早くに気づいてあげられなかったのか
どれだけ反芻したって、これは意味が無いこと。
僕は僕の人生を、君は君の人生を、
意味の在るものにするために別れたのだから。
僕らは、出会わなければよかった。
意味の無いことに縋り付いてしまう僕、
僕との時間がなかったように振る舞う君。
君の中で意味の無いことになってしまった僕に
僕は耐えられない。
意味がないことなんて、この世に存在するのだろうか。
ありきたりで欠伸が出るような始まりだが、
本心からそう思うので仕方ない。
たっぷりと余韻を持ったのちに、涙目で読んでくれ。
人の脳は記憶をする。
永久に覚えているとは言えないが、それなりに。
私は、脳自体には全ての記憶がどこかにあると思っている。
自分が思い出せないだけで、
捨てない限り、物は何処かに存在しているはずである。
見えないのは、それを置いた場所を忘れるからであって。
物自体が失くなっている訳ではないと、そういう理屈だ。
大事なのは、物を置いた場所を思い返す“きっかけ”である。
その物自体を忘れてしまっても、何かの拍子に、
ふと思い出せるきっかけ。
卒業アルバムで思い出す友達の手紙とか。
窓から見える雪で思い出すスノードームとか。
そういうもの。
それは物であったり、光景であったりするが、
全てにおいてその根底にあるものは“記憶”だ。
全ての記憶が、他の記憶を忘れないための助けになる。
古い記憶が、新しい記憶を覚える為の道標になる。
これはわたしの自論。
全てのことに意味があると思っている。
全てのことは、何処かで何かの足掛かりになるはずだと。
あなたはどうだろう。
意味がないと思うことがあれば、教えて欲しい。
その事自体が、わたしにとって意味があるから。
「意味がないこと」 白米おこめ
意味がないこと
角砂糖を口に放り込んだ
体温に溶かされて
じんわりと甘く滲んで
いっぱいいっぱいの愛が満ちて
あふれてあふれて
こぼれおちた
大粒の雨が次から次へ
一緒に落ちてゆく
大切な思い出が広がって
きらきらと反射して
大きな衝撃が走った
とくとくと注がれる奇異な眼差し
ガラガラと音を立てた灯火
割れたガラスが散らばった
接着剤には言の葉を
満たして満たして
元通り
蝕む私に気づかない
どく、どく、どく、どく
戻れない
すくおうとしたんだ
意味なんてない。
そう、意味なんてないんだ。
嫌なことでもいい顔して受け入れて、あんたの興味のない恋愛話を聞いて、ただ、うんうんと、頷いている。
これになんの意味があるかなんてわからない。
でもこれがないと自分の存在意義が分からない。
求められてるから、答えてる。ずっとそうだ。
小さい頃から、自分の感情押し殺してやってきた。
でも、もうわからない。
自分の人生なのに、相手の機嫌とりで終わっちゃう。
私が居なくなったところで世界は変わる?
誰かが困る?
いいや、変わらない。
そもそも、この広大な地球という星に住んでいる私たちに、意味のあることなんて最初から何一つとしてなかった。
わたしもあなたも、あいつらも。
ぜんぶどうでもいいこと。
いきていても、しんでも、せかいはなにもかわらない。
だから、私はまた仮面をかぶってあんたの前に立つんだ。
意味なんてないのだから、あんたのその悩みも結局どうでもいいんだよね。
「意味がないこと」
意味がないこと
キヨっちゃんマーケットで
お金を借りて、
あ、金あんじゃーん!
ってそのまま支払いした時に
意味ないなって思った。
タイムパーフォーマンスが重視される昨今
Youtubeで短くまとめられた動画を見る
どんどん時間が過ぎていく
「意味がないこと」
姉のなぎさを女として好きだということを、意味がないことだとは思わない。
だってあいつが大統領に返り咲く国があるんだぜ。
何が現実になるかなんて、誰もわからないだろう?
核のボタンを誰かが気まぐれで押して、
地球上になぎさと二人きりになったりしたら、
なぎさは俺のことを弟ではなく異性として見ることになるかもしれない。
何だってありうる。
常識とか正義とかは、一晩でいっぺんにひっくり返りうる。そんな危うい世界に俺たちはいる。
なのに、それを口に出してなぎさに伝えられない俺は、
恋をするただの男なんだと思うんだよ、母さん。
#意味のないこと
「柔らかな光5」
意味がないこと。おそらくこの世には星の数ほどあるだろう。それはある意味、「生きるために必要なこと」以外のものだと思う。読書を楽しむとか、庭の木々に触れてみるとか。別にしなくたって生きるには困らないだろう。しかし、読書は知見を広げる機会になるし、自然に触れることは心のゆとりを持つことに繋がる。意味のないことは、誰かにとって意味のあることかもしれないね。
意味がないこと
なんてないと思う。
無駄だと思っていた行動も
全て後に繋がっている。
だから人生いろんな経験をして
無駄なこともして
楽しまなくちゃ
『意味がない』とは、何と定義すれば良いのだろうか。
私は、未だに『意味がない』という意味を理解出来ない。
何故、そのような境地に至るのかも解らない。
私は、何事にも『意味がない』などということは全く無いように思う。
『意味がない』、その言葉を何故発することが出来るのだろう。
私の生涯に置いて、『意味が無い』などという言葉は、
挑戦する者を見下し嘲笑するための虚構に過ぎないように、私は思う。
挑戦しないからといって、悪では無い。
寧ろ、保守的な現実主義は世界の秩序を守り、
平和を保つためには、必要不可欠だと思う。
しかし、だからと云って挑戦する者を見下し嘲笑するのは、
違うように思えた。
纏めると、思考が偏るのは前提として、公平に扱い、尊重し合い、
互いに意識し、共存することを認め合うことが大切だと、私は思った。
「意味がないこと」
人の顔色うかがって
なんとなく生きている
毎日毎日
考えたって意味がないことは
いくらでもある
どうして生きてるんだろう
とか
何でこの世に居るんだろう
とか
そんなことより
お腹が空いた
明日がいい日になるのを願って。
おやすみなさい…𝕫𝕫𝕫
加筆修正なう(2024/11/09 12:24:13)
▶8.「意味がないこと」✕✕✕の目的
7.「あなたとわたし」の願い
6.「柔らかい雨」
:
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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日の出が近い時間になり、
人形は自動的に休止形態から待機形態へと移行を始めた。
宿のように一定以上の安全が保証された場所では
1度バラした自分をまた組み上げるように、
時間をかけて、ひとつひとつ異常がないか点検しつつ移行する。
その間、✕✕✕の記録や博士の記憶データが不意に再生されることがある。
人間でいうところの夢に近い。
人形は薄く作られた目蓋越しに朝日を検知し、目を開けた。
自由を求めていた博士。
人を害さず、人に害されず。
その上にある自由とはどんなものなのか。
答えが記録されていない問いに✕✕✕は答えられない。
よしんば答えを見つけられたとしても、報告する相手は既に無い。
夜、人形は情報収集のため酒屋に来ていた。
旅に必要な知識は博士の叔父のデータから入手していて、現在と齟齬がないか確認するためである。
人間と話せば、旅の目的は何か聞かれることも多い。
✕✕✕は、最初こそ自由のかたちを探していると正直に答えていた。
すると当然のように、
「それ、意味あるのか?」
と返される。酒の入った人間は容赦がない。
人形は最初こそ「意味がある」「旅は私の使命だ」などと真面目に反論していたが、革命家か何かと怪しまれることも多かったため、
今は、「世界を見たい」と答えるようにしている。
人形は安全に旅を続けるために、自分の行動について軌道修正する機能は備わっているが、
自身の存在意義について問うことは博士より「意味がないこと」として禁止されている。
今の✕✕✕は博士に禁止されているからと言って、できない訳では無いと推察している。
しかし、答えが見つかっていない問いに✕✕✕は答えられない。
人形に出来ることは、
ただ旅をして人と触れ合い
増えた記録の検証と分析を行う
これだけである。
この世に意味が無いということは無い
全ての物事には意味がある
その物が生まれたのには理由があって
私達も生まれたのには意味があると思う
その意味を見つけ出すために冒険することは
人生の醍醐味である
何にでも挑戦してみる
何かしら1つでも自分はこれならあの人に尽くせる!
これが出来るからこれを活かしてやってみる!
と思えるものを見つけたい
小さい頃から見つけ出すことが出来る人もいれば、老後や晩年に見つける人もいる
いつ見つかるか分からないけれど、見つかるまでは色んなことに挑戦していきたいと思う
私が生きて、勉強して今死んだら
やってきたことが無駄になる
でも生きて、勉強したから
私は何かの意味になれるの?
同じサイトを1日に何度も見てしまう
買うものないのに何回もamazon見ちゃう
ネット依存性?
もっと有意義に時間使いたい
早く英語読めるようになりたい
ガンプラ作りたい
運動したい
部屋の掃除したい
本読みたい
以外とやりたいことあった。
時間が欲しい
食べること寝ること意外は
生きるためには必要ではない
だからといって不要ということでは無い
食べるためには働かなければならない
気持ちよく寝る為にも同じことが言える
日々を楽しく生きるには
生きるには不要な趣味というものが
心の平穏のためには必要となる
一見 無意味な事も必要ということだ
文明はほぼ不要なもの言えるだろう
だが それらは何かに繋がっていて
必要なものへと昇華している
無意味なことはないということになる
「意味が無いこと」
意味がないって事は分かってる。もう君は私を見てくれる事はない。もっと私の事を見てほしかったな……
【人生なんてナンセンスなんて】
2002/12/22
今日は、結婚式を挙げた。
遥にプロポーズしてから早4ヶ月。
あれからはあっという間だった。
ご両親の家に挨拶に行って、
2人で婚姻届を出して。
最初にご両親に会ったとき、少し不安だった。
「娘をこんな奴に預けられん」とか言われるんじゃないかって。
でも全然違った。
温かく接してくれて、晩御飯は豪華なご馳走を振る舞ってくれて。
「君と一緒にいる時、遥がとても嬉しそうなんだよ」って言ってもらえて。
それから僕の母さんに遥を紹介した。
親父は既に死んでいるから、遥に会えないのが少し悲しいけど。
でも母さん、僕が恋人を連れてきたのが凄く嬉しかったみたいで。
泣いて喜んでくれたんだよ。
今日の結婚式は、色んな人が来てくれた。
学生時代のバンド仲間、
会社の同僚、先輩、後輩。
小学生の時に幼なじみだった子。
中学の時に喧嘩別れした子。
みんなが僕達に拍手して「おめでとう」って言ってくれるなんて、そんな有り難いこと滅多に無いじゃないか。
僕はずっと、「人生なんて無駄なことばかりだ。」と思っていた。
どうせ死ぬから。
どうせ死ぬなら、何やっても意味ないって。
それでも、どうしても音楽を嫌いになれなかった。
どうせ音楽なんて、って僕は思うけど、
「そんなことない」って言う僕もいて。
そんなことを考えていたら、いつの間にかバンドを組んでいた。
いつの間にか好きな人ができて、結婚している。
「人生なんて無駄ことばかりだから、何やっても意味ない」って思っていた僕は、「人生なんて無駄なことばかりだけど、別に無駄でも良いじゃない」なんて考えてたり。
いつの間にか。
いつの間にか、って感じるようになった時、僕は危機感を感じた。
人生は意外と早く終わる。
いつの間にか結婚して、
いつの間にか子供ができて、
いつの間にか子供が成人して、
いつの間にか僕は亡くなっている。
そんな気がした。
だから、この一瞬を愛おしく思うために、この日記を書き始めた。
折角だから、タイトルもつけた。
タイトルは「きらめき」。
適当に決めたつもりだけど、結構意味のあるタイトルになったと思う。
僕は海が好きだ。
海の音、匂い、どれも好きだ。
海が陽に照らされてきらめいている様子が好きだ。
だから、「きらめき」と名付けたのかもしれない。
あと、「僕の人生がきらめくように」という意味もあるのかもしれない。
今まで「人生なんて無駄だ」とか考えてた人だから。
きっと、心のどこかでは自分に期待している自分がいたんだ。
こんなに長く書くなんて珍しいけど、それくらい今日は書きたいことが溢れていた。
今日のこと、一生忘れないな。
意味がないこと
ぼくは工場で働いている
ベルトコンベアに乗って流れてくる野菜の向きを揃える仕事
果たしてこれは何かの役に立っているのだろうか
毎日毎日考える
多分この仕事に意味はない
この野菜前のラインでバラバラの向きにする担当の奴がいる
次のラインではぼくの揃えた野菜を逆向きにするやつがいる
その先ではまた逆向きの、そのまた先には野菜を立てるやつもいる
意味がわからない
あたまがおかしくなりそうだ
意味がわからない
意味がわからない