愛染

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意味がないこと

角砂糖を口に放り込んだ
体温に溶かされて
じんわりと甘く滲んで
いっぱいいっぱいの愛が満ちて
あふれてあふれて
こぼれおちた


大粒の雨が次から次へ
一緒に落ちてゆく
大切な思い出が広がって
きらきらと反射して
大きな衝撃が走った
とくとくと注がれる奇異な眼差し
ガラガラと音を立てた灯火


割れたガラスが散らばった
接着剤には言の葉を
満たして満たして
元通り
蝕む私に気づかない
どく、どく、どく、どく
戻れない





すくおうとしたんだ

11/8/2024, 1:48:29 PM