『怖がり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#怖がり
怖がる理由は無いけれど
いつもなにかに怯えてしまう
怖がる理由は無いけれど
いつも途中で諦めてしまう
ただなんとなく、
なんとなく明日が怖いだけ
ただなんとなく、
怖くなりたくないだけ
だから今日も1人
手と手を重ねて安心するの
怖がり
わたしも怖がり
予期不安強くて…
臆病…
やる前からビクビク
怯えてる…
動けない
こわいよね…
とってもこわいよね
君と別れるのが怖い
この3年間が全部消えてしまいそうだから
君に裏切られるのが怖い
何も信用できなくなりそうだから
君の無言が怖い
何か無神経なことをしてしまったかもしれないから
君に別れを告げられた
考えてた「怖い」は杞憂に終わった
7日後、君が浮気していたと聞いた
とくに悲しくも怒りも呆れもなく他人事だった
あの怖がりな自分はなんだったのだろうか
今はそう考えてしまう自分が怖い
「怖がり」
はい、私は怖がりです
はい、私は不器用です
はい、私は馬鹿です
はい、私は弱いです
いつから素直に
認められるようになっただろう
私は強い人である必要があった…
私は周りに頼る事が許されなかった…
何があっても
一人で泣き
一人で迷い
一人で悩み
一人で決断し
一人で乗り越えてきた
そんな辛い戦いのような日々を
こうして振り返る事が出来るようになったのは
君の優しさに包まれる日々の中で
一人じゃないと分かったから…
『愛たくて』
この気持ちは
声に乗せてはいけない
この気持ちを
悟られてはいけない
お前の顔色が
変わる度に
絶望を覚えるから
会いたくて
逢いたくて
理由を手探りするけど
嵐ばかりが宙を舞う
仲間を守る
夢を守る
お前にだけ
怖がりになる
お前の視線が
逸れる度に
安心を覚えるから
会いたくて
逢いたくて
今日も豪雨の音に
紛れて呟く
愛してる
怖がり
君はいつだって
僕の後に隠れるようについてきていた
知らない人に挨拶する時
二人だけで商店にお使いに行った時
僕が気まぐれで肝試しに夜のお墓に行った時
小さくて可愛かった君は
しばらく見ないうちに
すっかり綺麗な大人の女性になっていた
なのに、帰りの道で君は僕の袖を掴む
「その、田舎の夜道は、怖くって」
どうやら君の怖がりは
大人になっても治っていないらしい
懐かしい気持ちで
僕は君を実家まで送っていった
怖がり#40
「また桜が咲く季節になっちゃった」
これを毎回呟くような臆病な私を好きなわけないよね。
そのくせして第二ボタンもらっちゃったらどうしようとか考えてる自分に呆れてる。
でも、伝えてみたら案外恋になっちゃったり?
知らんけど。
でも私もすごいでしょだってずっと君のこと好きなんだよ。
履き慣れないローファーでちょっと大きな制服着てるそんな時からさ。
でも、気づいたら卒業だって。
私怖がりだから、タイムカプセルにこの気持ちしまっちゃおうかな。
でもなぁ〜同窓会とかで会った時彼女とかいたら嫌だな。
はぁ、卒業したくないな。
わたしは
ビビりだ。
大きい音がしたら
すぐに
ビクッてなるし
自分が
よく知らない
分からない世界には
なかなか
入っていけない。
でも
その分
ちょっとした変化に
気付けることが多くて
知らないことは
自分なりに
調べて
調べて
調べ尽くす。
長所と短所は
ほんとに
紙一重。
ビビりだから
出来ることもあるよね。
#怖がり
あの頃は
見えないものを
怖がりて
今見えるでも
怖きものあり
お題☆怖がり
本能が教えてくれる
生存戦略のひとつ
必要な勇気を
選定するための材料
感情というセンサーを
どうか見過ごしませんよう
「怖がり」
私が差し出したグラス。その小さな水面に映る彼女は美しい。
「何か、あったのですか?」
私は努めて優しく問い掛ける。が、彼女は何も応えてはくれない。
深く俯いていているせいで、こちらから表情は伺えない。
彼女の傍らに置いたグラス。そこに彼女の顔が微かに映った。
肩を小さく震わせて何かを恐れている。その様子は伝わってくるのだが、何を恐れていて、何を私に求めているのかは分からない。
彼女が傍らにあるグラスに気付き、思い詰めた表情でじっと見詰めている。
「言って下さらないと分かりませんよ?」
私がそう声をかけた時、彼女は衝動的にグラスを煽る。
急に喉の渇きを覚えたのかもしれない。
もう一杯、とカラフェを傾けかけた時。
「…もう、いいです」
かつては鈴の音を彷彿とさせた美しい声ではなく、見る影もないほどの掠れた声でそう言った。
最近はあまり眠れていないのかもしれない。
「そう、ですか」
カラフェを机に置き、彼女の対面位置にある椅子へ腰を掛ける。
そこで彼女の様子を伺いながらの次の言葉を待つことにしたのだ。
「…っと…て……」
掠れた、蚊の鳴くような声で紡がれる言葉は、上手く聞き取れない。
間違いなく意味のある言葉だったが、聴き逃してしまった。
「ゆっくりで大丈夫です。なんでも力になりますから、言ってみてください」
そう言って、彼女の顔が少しでも見えるよう、覗き込むように頬杖をつくと彼女は顔を背けた。
「…ほっ、とい…て…ください!」
絞り出すように、だが、部屋に響くほどの声量でそう言うと彼女は立ち上がり、部屋を後にする。
私はそれを黙って見送った。
あんな風に言われたのだ。
追いかけようと思うはずもない。
だが、美しい彼女のため。見守ろう。
テーマ:怖がり
怖がり
「またね」が声にならず、僕は代わりに手を振った。
日々家
怖がらなくていいよ、目を開けて向き合ってごらん。みんな本当は優しいんだから。
夜と朝の間の、なにものでもないその時間に、私はシングルサイズのベッドの中でじっと彼の寝息を聞いている。
カーテンの締め切られた部屋。黒い絵の具をぶちまけたような視界でも、不思議と彼の姿だけは鮮明に見える。私よりも長い睫毛が微かに震えるのを見つめながら、あと何度、こうして眠ることができるのだろうと、そんなことばかり考えている。
起こさないようそっと触れた頬が、なんだか普段よりひんやり冷たい。私はそれだけでワッと声を上げて泣きたくなって、ツンと痛む鼻の奥、耐えるように瞼を強く閉じた。
毎晩こうして、いつか訪れる別れにひとり怯える私を知ったら、あなたはなんと言うのだろう。
叶うならば、馬鹿だと笑い飛ばして、永遠にそばにいると言ってほしい。永遠なんて無いと知っていても、そう言って、私を力いっぱい抱きしめて欲しい。
微かな寝息に耳を立てる。瞼を閉じた視界にあなたは映らない。それがどうしようもなく恐ろしくて、私はまだ、眠れそうにない。
#怖がり
怖がりだから
自分で決めてしまった枠のなかで
何とか生きている。
楽しい事も、つらい事も、みんな枠のなか。
ささやかな幸せを見つけて楽しむ。
そんな私の人生。
そろそろ踏み出してみようか。
「え~!やだ、怖い怖い怖~い!己の才能が」
「生きるの上手すぎるだろ」
こいつが一生このままでいられる世の中であってほしいものである。
"怖がり"
怖がりな君へ。怖がりな僕をプレゼントしましょう。
二人でいればあんまり怖くない、…でしょ?
【怖がり】
犬に吠えられること。
怒鳴り声。
理不尽な暴力。
先が見えない暗闇。
出口が分からない地下街。
目に見えないウイルス。
通じない言葉。
理解出来ない言動。
怖がり、と言うより嫌がり、なのかもしれない。
END
「怖がり」
『怖がり』
※前回の『星が溢れる』と話が繋がってます。
「あの、それなら俺いい場所知ってます」
星が取れる絶好の場所を知る執事に
ついていく悪役令嬢。
夜道を歩いていると、セバスチャンが足を止めた。
「主は先に帰られてください。ここから先は、
俺一人で行きます」
「まぁ、どうしてですの?」
悪役令嬢が抗議の意を唱える彼は目を伏せた。
「その、そこへ行くまでに魔物が出没するからです」
「魔物?」
「はい。その場所は昔、大きな戦いがあり多くの者が
犠牲になったと聞きました。その者達の怨念が
今でもこの地を彷徨っているとか」
「……………」
「主?」
「……なぁんだ、そんな事でしたの。
心配ご無用、私これでも鍛えてますから。
そんな魔物など蹴散らしてあげますわ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
カラカラと音を立てながらこちらに近付く骸骨の群れ
宙には人の顔をした幽体がぷかぷかと浮いている。
錆びた剣を持ちながら襲いかかってくるスケルトンの攻撃をセバスチャンは躱して、その身を蹴り上げた。
すると骸骨の体は崩れ落ち、骨が地面に散らばった。
カタカタと小刻みに震えながら冷や汗をかく
悪役令嬢を、セバスチャンは心配そうに見つめた。
「主、大丈夫ですか?」
「はい?今、私が口先だけのへっぽこチキン野郎
だと、そうおっしゃいました?」
「そこまで言ってません」
「大丈夫です。ええ、大丈夫ですとも!当然です。
私を誰だとお思いで?泣く子も黙る悪役令嬢
ですわよ。そんな悪名高き私が骸骨や幽霊
なんぞにビビり散らかすとでも?!」
すると何処からか子どもの笑い声が聞こえてきた。
悲鳴をあげる悪役令嬢と
険しい表情を見せるセバスチャン。
実体のない亡霊には物理攻撃が通用しない。
悪役令嬢はふとある事を思い出し鞄から取り出した。
それは魔術師から貰った「魔法のカメラ」だった。
亡者たちは光に弱いと聞く。
悪役令嬢がシャッターを切ると眩いフラッシュが
放たれ、その光を浴びた亡霊たちは、
呻き声をあげながら霧のように消えていった。
「やった!やりましたわよ!セバスチャン!」
悪役令嬢が興奮気味に語りかけると、
彼女の執事は微笑みを浮かべた。
「見事な腕前です。主」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
何だかんだあって魔物を倒し、星を手に入れた二人は
無事屋敷へと帰り着くことが出来た。
セバスチャンの淹れた紅茶を飲みながら
悪役令嬢はため息を零す。
「もうお化けはごめんですわ。くわばらくわばら」
「お疲れ様でした。主」
『怖がり』
逃げても、逃げ切ったと思っても姿カタチを変えてソレは追いついてくる。
どんなに怖くても、足がすくんでも立ち向かう覚悟が何処かにないと何もかもなくしてしまう。
と、私は思います。
誰かが慰めてくれても、応援してくれても、愚痴を聞いてくれても、アドバイスをくれても、他でもない自分自身が【動こう】としないとその人達も疲れてしまいます。
〝人〟という字は人は1人で生きてけないから支えているってバカバカしいと思ってたけど〝人〟って本当〝人〟そのものだなって思うこの頃です。