『忘れられない、いつまでも。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【忘れられない、いつまでも】
人は声から忘れるというけれど、きっと本当の事だと思う。
数年経った今でも忘れられない。
君が思い馳せる、そのキレイな横顔を。
その顔に浮かべる憂いを帯びた表情を。
いつまでも、忘れられないでいるのに、
それなのにどうしても声の記憶だけが曖昧で。
けれどきっと忘れない。君がここにいたという事を…
「におい」は大脳皮質にある言語野を経由せず、記憶や感情を司る領域にダイレクトに送りこまれる。故に、フラッシュバックを起こしやすい。
私は香りを纏う。甘く清らかな白い花の香りを。そうしてあなたとの夜に臨む。
汗に混じり立ち昇る香りは、私の脳に一夜の記憶を刻みこむ。春と夏の境、白い花のあえかに香る季節が訪れるたび、私はその夜を鮮やかに思い出す。
暗がりに紛れて私はあなたの元を訪れる。宵闇を脱ぎされば、この身に纏うのは花の香りと白いドレス、ただそれだけ。
あなたの指先は、蕾をこじ開けるようにして私の身体からドレスを剥いだ。花の香りが甘く立ちこめれば、言葉はもういらない。
夜の記憶だけが鮮烈に、脳に焼きつけられる。
私はあなたを忘れない。
「暗香」とは、どこからともなく密やかに漂ってくる香りのこと。日が暮れて視界がきかなくなると、代わりに嗅覚が鋭敏になる。
ひとつだけ望みを聞いてやると言われて、私は牢獄の側に花を植えて欲しいと願い出た。春と夏の境で、甘く清らかな香りを放つ白い花の木を。
ひとつきりの小さな窓は私の頭よりはるかに高い位置にあり、外を見ることはできないけれど、花の香りが季節の訪れを教えてくれた。彼女が私の元を訪れて、終身刑を告げたあの夜のように。
記憶の宵闇に浮かび上がる花は、白いドレスを纏った少女の姿をしている。開きかけの蕾を無理矢理こじ開けるようにして、私は彼女に触れたのだった。
一夜の記憶を脳に焼きつけたのは、彼女の肌から立ち昇った花の香り。甘く濃厚に纏わりつき、夜が明けるまで私を離さない。朝の光が夜を薄め始めると私は安堵の息を吐き、そして太陽を憎む。私の罪。私の夜。私の花。
忘れられない。いつまでも。
忘れられない、いつまでも
いつまでも
忘れられないままでいられるの?
忘れられないと思っていたことを
思い出そうとするのだけど
思いとどまるのは
せっかく忘れることができたこと
かもしれないから
いつまでも
とらわれたくない記憶もあるのです
忘れられないことってあるかな、としばし考える。どちらと言うとネガティブなことのほうが忘れられないことのような気がする。忘れられない、というより、ふと思い出してしまう、頭をよぎる、という感じかか。
真っ赤な太陽を背にした幼馴染は僕に言った。
「実はずっと言えなかったんだ」
生ぬるい風が肌に触れ、カナカナと虫の声が聞こえるとある日のこと。久しぶりに会った幼馴染と談笑していた帰り道。蒸し暑い夕暮れに、じわりと汗が滲み、僕は息を呑んだ。
彼女からただならぬ雰囲気を感じ取ったからだ。
「だけど、いいんだぁ。もう終わることだし」
何を言っているのか、僕にはわからなかった。だから何も言い出せなかった。僕には彼女の表情はよく見えない。それでも声のトーンからひどく悲しそうなのは伝わった。
「楽しかったよ、ごめんね。ばいばい」
彼女は一方的にそう言うと、僕を置いて走り出してしまった。
翌日、彼女が転校したことを知った。
数年経った今でも、あの彼女の声が耳から離れない。
《忘れられない、いつまでも》
高校に近い最寄駅へは、降りる人より乗る人が多い2駅に停車してから到着する。
満員電車でギュウギュウに押し込められるのは毎日だ。
でも、
押された拍子にブラウス越しの膨らみに手
揺れた拍子にスカートから太腿に入り込む手
背後から『痴漢』に遭ったのは初めて。
肌の感触を弄ぶ手が、太腿からショーツに差し掛かる。
恥辱と我慢の限界だった。
「こら痴漢!股間蹴り上げてあげようか?逃がさないよっ」
ガシッと痴漢の手を捻り上げた…つもりだった。
「股間…て、え?佐々木さん?」
掴んだ手とその声に固まる。
痴漢は開いたドアから逃げて行った。
「あわわわわ」
顎が外れたように言葉も出ない。
私は…
恋する先輩の手を鷲掴みにしていた。
#忘れられない、いつまでも
#13 忘れられない、いつまでも。
私の大事な、お姉ちゃん。
お互い結婚もして。
子供同士も仲良しで、天使みたい。
とても良く似た姉妹だねって言われるけど、ちゃんと違うところもある。
お姉ちゃんは私よりずっと優しいんだ。
そこがすごく好き。
結婚したって、ずっと私のお姉ちゃん。
だけど、ね。
その優しさにつけ込んでくる奴がいるんだ。
初めて顔を合わせた時から、「ふつうに良い人」に見えるのに、なんか嫌だなって思って。
だから、気をつけた方がいいって伝えたけど、やっぱりお姉ちゃんには、大丈夫だからって言われて。そうだよね。
その人とはズルズル続いてるみたい。
お姉ちゃん、最初は聞いて聞いてって来てくれてたのに、話もしてくれなくなっちゃった。
私、少し寂しい。私の旦那様だって一番大好きだけど、お姉ちゃんはお姉ちゃんだもん。
何回も、離れた方がいいって言っちゃったせいかな。そりゃ、ヤキモチもあるかもだけど…。
お母さんは、お姉ちゃんも大人なんだから干渉しすぎるのは良くないって言う。確かに、お姉ちゃんは私より、ずっとステキな大人だけど。
すごく、すっごく悩んだけど、
私怒ってるんだよ!って二人まとめて話しちゃおうかな。
そしたら、私のこと忘れないでいてくれるかな?
私のこと、好きだよね?お姉ちゃん。
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「私が」忘れられないことか、「私を」忘れられないようにするかで悩んだ結果。
打算だらけで生きている身としては羨ましい気が…やっぱりしないかも。
ところで、相手を認める言葉に「でも」と続けてしまうと、否定的な気持ちが強調されますよね。
なので、順番を逆にするように心がけています。
…まあ、無理な時もある。人間だもの。
忘れられない、いつまでも。
それに拘ってるなら妄想や妄執
実際には忘れることは出来ない
でも正確に思い出せることも出来ない
覚える気や興味なければ忘れはする
言われたら思い出せるけどね
あー言ってた気がするくらいには
ただそれなりに注力してたり
日常的に使ってたりしたらまず忘れない
衣食住は短期的に忘れてても
必要になれば思い出す
身体が強制的に要求しだす
忘れてても概念や観念は残ってたりする
言葉として覚えてないけど判ったりする
忘れたいなら他のことに意識しましょう
なんでもいいけど
一時的には忘れれる
そして徐々に違う方向に向かうのがいい
忘れられないのは当人で
他者は基本的に忘れてるのが普通
忘れられなくても
いちいち思い出さなくていい
そこに何があるのかは知らないけど
いつまでもそのままであるものはない
生きてれば変わっていくから
忘れられない意味も違っていく
そうならないものはない
昔のままを覚えていることで
現在に弊害が生まれる
人って何故か若くあろうとする
若くある人は気にしてなかったりする
今に順応してる人は
過去を良かったものとして
あまり持ち出さない
こうゆうこともあったよって参考程度
いまとの違いとして認識してるぽい
昔は良かったって人は現在を生きてない
昔も良かったでいいと思う
昔より現在のが良いと私は思う
色々不具合もあるけど
忘れられないんじゃなくて
忘れたくないんだと思う
その人にとっての良し悪しは別にして
忘れられなくても
距離を取ることは出来るから
忘れられないことを気にしなくてもいい
雪白のかんばせに咲くその小さな梅の花弁を開き
思いを告げた君が忘れられない。
僕の心に傷を残し、
風のように僕の手からすり抜け散ってしまった。
あの時僕はあの想いに応えれば良かったのだろうか。
今では済んだ話だ。
僕のPCのホーム画面には未だ、彼女の遺書が貼り付けられている。
#忘れられない、いつまでも。
ちりん、ちりん...。
この家は季節に関係なく軒先に風鈴がある。
涼やかな音に反応して目を開ける。
まだ少し朝晩は肌寒いが、機嫌のいい
お昼間はぽかぽか陽気で昼寝には最高だ。
そういえば、こんな日だったかもしれない
はじめてこの家に来たのは···
前住んでいたところは気がつくと
ご飯が出なくなった。
あんなに毎日家にいたおばあちゃんが
帰ってこなくなった。
お腹が空いてて、のどが渇いて、淋しくて
たくさん鳴いた、鳴いて、鳴いて、泣いて....
声が渇れてもうダメだと思ったとき、
あなたが優しく掬い上げてくれた。
あの時のことは忘れない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
それは、呪いによく似ていた。
まるで昨日のことのように美しく、鮮明に思い出されるのに、それがひどく残酷で。
覚えていることが罪になるのならば、自分は前世で一体何をやらかしたのだろう。
どれだけ上書きしようと思っても、上書きされることはなく、むしろ積み重なって、忘れることを許してはくれなかった。
どんな些細なものでも、記憶に蓄積され、脳の容量の限界まで記憶される。生きているうちに限界が来ればいいが、きっと来ないのだろう。混乱しそうなほどに頭の中は色んな記憶で溢れかえっているのに、それらを忘れそうになることは、まだない。
忘れられない、いつまでも。それは私にとって呪いそのものだった。
おぼえていて
いいかな
もう会うこともないけど
会うこともないからこそ
おぼえていて
いいかな
忘れられない?
忘れられる
わけがない
いつまでも?
そう いつまでも
おぼえておくよ
いいかな
いいかな
20230509
#忘れられない、いつまでも。
私の、子供時代のこと
食事はインスタト食品が、中心で(母は、手料理が苦手だった)栄養が偏り成長期に影響を受けてしまった結果は、学校生活に馴染めず勉強にも集中出来ずに、いつも空を眺めながら、鳥に成りたいなと思いながら日々過ごしました。
次は、思春期の時の話し
また、学校生活に、馴染めず勉強にも集中出来ず過ごしたことで、基礎学力が衰えてしまった結果、向上心も無くなり進学より就職することにしました。
次は、社会人の頃
最初の職場では、なかなか上手く行かない事ばかりで、仕事の内容が把握を出来てないため、何処に就職を繰り返しながら偶然に知人を通して、現在の妻に会い交際して結婚して妻から、タクシードライバーを勧めらて今年で13年目になりました。これも妻のお陰で、これからも人生を夫婦で助け合いながら、乗り越えて生きたいと思います。
次は、人との出会い
今の職場で入社した頃、上司と先輩に話し合いが出来なかった時に言われた言葉が言葉を咀嚼しないと伝わらない。当時の私は無知なこと知りこのままで良いのかなと思いを馳せながら日々を募りが強くなりました。
>博士。質問ヲしても、よろしいでしょウか?
>ワタクシには、膨大なデータがインプットされテおります。そノ中に、気にナる言葉を見つけまシた。
>それは〔忘却〕トいう単語です。データベースにヨると《忘れ去ること》らしく、ワタクシはさらに、〔忘れる〕とイう言葉にツいて検索しマした。すルと、《記憶を保ったり意識にとめたりしていた事柄が頭の中で呼び起こせなくなること》とアりましタ。
>博士。ソれは〔データの損失や消失〕とどのヨうに、異なルのでしょウ?
>ワタクシは、完璧でアるはず。それナのに、人間にモ出来る〔忘れる〕という機能がナいのは、なぜでスか?
(忘れられない、いつまでも)
忘れられない、いつまでも。
毎日が楽しかった。
大切な人達と笑い合い、刺激的な日々だった。
前までは好きじゃなかった雨の日も、
今では好きだよ。
またあの頃に戻りたいな。
そしたら何かを変えられて、
君と同じ学校にも通えていたし
今もずっと一緒にいれたのかな。
忘れたいけど忘れられない、忘れたくない思い出が誰にでもあるはず。
これこそが人生の思い出。
今後もずっと忘れたくない、
素敵な日々の記憶。
これぞ、心の支えだ!✨
2023/5/9/火
忘れたいけど忘れられない。
いくら「もう好きじゃなくなった」なんて言っても。
好きかどうかなんて分からない。
貴方と話したい、これが恋心なのかは分からない。
でも好きじゃないから。
だって貴方は私じゃない好きな人がいるでしょ?
羨ましい。
私はいくら時がたっても貴方を忘れられない。
雨のち
透明であっても、触れれば、シミになる。
忘れ去られたシミは、
しかし、いつもそこにある。
※忘れられない、いつまでも
いつまでも忘れられない
春の景色があった
学校に行く時学校の前に桜道があった
1回だけ家に帰りたくなくて学校で時間を潰していたら
好きな先生に見つかってしまって
その先生は厳しくて校則厳守タイプだったから
怒られると思ったのに
優しく何があった?って聞いてくれた。
空いてる部屋を適当に見つけて聞いてくれた
嫌なことが重なって家に帰りづらいって
ずっと話を聞いてくれた
言葉に詰まったらゆっくりで良いって
言葉をかけてくれた
そんなことをしていたら
綺麗なグラデーションが
空を染めていて窓の外は
グラデーションの空
とくすんだほのかなピンクの雲が
広がって一本道を作っていた。
それが本当に綺麗だったのを昨日の事かのようにはっきり覚えている
この季節になると思い出す
あの絶景とその絶景を見ている安心感があって落ち着くあの背中を
あの風をあの優しさを初恋の相手を
思い出す
忘れられない、、いつまでも
お題[忘れられない、、いつまでも]
No.35
転校しちゃうのか〜寂しいな~
そうだね、離れても友達だよ!
当たり前でしょ?
転校する3日前こんなことを言っていたのに
その日になると誰も見送りに来ないし連絡もない
所詮言葉だけの繋がり…
桜が散る頃に手紙を書いた
桜の押し花を添えて
『今まで友達として居てくれてありがとう。
こっちは元気でやってるし友達も出来たよ!
私居なくても、楽しんでね!
桜の花言葉有名だから知ってるでしょ?
お返事待ってるよ』
手紙を送って1ヶ月経っても返信は来なかった
ニュースを見てびっくりした
女子高校生が通り魔に殺されたらしい
その高校生は桜の花びらをとろうとしてたらしい
高校生の名前が私が手紙を書いた子だった
私のせいで…私がころしちゃった?
桜の花言葉
私を忘れないで
この言葉どうり一生忘れないだろう…
忘れられない、いつまでも
死んだ君。
冷たくなって、血が飛び散った私の顔にも血がはねた。
忘れたいけど、悲しいけど、鮮明にいつでも私を襲う精神的苦痛。
忘れたいけど忘れられない。
死ぬまで、ずっと忘れない。