『心の灯火』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
心の灯火
有象無象なパブリックエネミーの前に
立ちはだかり、
心に火をつけた優しい子は
導火線が短かかったことから燃え尽き
何故か電脳の海まで炎上しました。
それでも暖かい火が少しでもあると
導火線を編むことから始められるようなものです
心の灯火
貴方と初めて出会った、あの日。
私の心の灯火は、
既に消えていました。
親に捨てられ、
誰も助けてくれず、
私の精神は、
すっかり病んでいました。
それを貴方が、
救ってくれたのです。
人を信用出来ず、
警戒心だらけの私を、
貴方は根気強く、慰め、
私に、人の温かさを、
教えてくれました。
貴方に出会って、
私は初めて、
優しさを知りました。
愛を知りました。
そう。
貴方が、私の心の灯火を、
灯してくれたのです。
私の心の灯火は、
全て、貴方のもの。
だから。
ずっと私の側に、
居て下さいね。
どっかで拾った言葉ひとつ
信じたら杖に変わって
足跡を増やせると思うんだ
微かでまだ暗闇の方が多い
心の奥に確かに灯った
消えるまで頼りに紡いでく
心の灯火
心の灯火。そんなものあるかしら?
ずっとずっと、輝いていてほしいもの!
昔おばあちゃんと遊ぶのが好きだった。
お蕎麦屋さんをしたいと言ったらチラシを細く切ってくれたり、お花屋さんをしたと言ったら折り紙を折ってくれたり。
友達と喧嘩した時に話を聞いてくれたりしたのも嬉しかった。
そういう大切な思い出が心をポカポカしてくれる。
心の灯火に上手い使い方が分からないけれど、間違ってはいないと思いつつ、思い出の話を置いておく。
風の強い日
火の着いた煙草
火を貸してよ…
手を出し
ライター貸せや…
ほれっ…
咥え煙草を突き出し
顔近くなるから…
ドキドキしてた…
10代…
心の灯火…消えないように
やっている事のひとつ
神棚アプリにお参りする
おみくじを引いたり
金言を読んだり
裏庭には狐さんがいて
時間帯によっては
寝ていたり勉強してたり
とても愛らしい
夜中だと
寝たいときに寝ていていんだよ…と
優しい言葉に癒される
そろそろ寝るかな…🥱
✴️138✴️心の灯火
「 心の灯火 」
ある日、俺は宇宙人と出会った。
「 コ 、 コンチワ ー … 」
それが俺と彼奴の関わりの切っ掛けだった、今年の夏もいつも通り終わって、来年の夏も再来年の夏もそうだと思っていた,
〝 彼奴 〟 と会うまでは 。
「 ぁ 、 こんちわ 。 」
驚きが混じった声だろう、なんにせよあんな宇宙人に声を掛けられるなんてないからだ、心に灯火が付いたみたいに熱くなったのが分かった。
「 夏が壊れる __ 」
2024 . 8/3
ぽかりとあいたむねのうち
ただただただたださみしくて
さらさらとすながいつまでもこぼれおちて
かぜもびゅうっとそしらぬかおでとおりぬけて
いいこでいなきゃ ないたらだめなの
いろんなことができなくちゃ うめられないって
がんばってがんばっておりこうにしたし
いうこともきいた なんでもがんばったよ
できるようになったのに
だけどちっともふさがらなくて
だめなのしっててないたよだってわからなくて
だけどやっとやっとふさがった
じょうけんなんてないんだよって
そんなのなかった しらなかったの
だれのいうことなんてきかなくていいって
つつまれた あいはともしび 私の心に灯ったの
✼•┈┈心の灯火┈┈•✼
『学校の放課後、実行。』
スマホなどの技術が発達している中、
僕達は手紙でやり取りしている。
…毎回こんな短さなので、手紙というよりメモだろう。
心の中、1人ツッコミを入れつつ屋上へ向かう。
今日も彼女のところへ。
今日は実行日なのだ。
「遅いぞササキ、珍しいな。」
屋上へのドアを開けた時、開口一番にその
セリフを言ったのがメモの送り主だ。
「ごめんごめん、よりにもよって今日、
日直だったんだよー。」
余計な言い訳だったのか、ムスッとした顔を見せる。
これはいけないぞと話を変える。
「ところで今日はどこでやるの?」
「最高のプランを用意したぞ!」
聞いて欲しかったのか、明らかに機嫌が良くなった。
説明が長く早口だったために、ところどころ聞き取れなかった。ただ、その最高のプランとやらをまとめると、
①ゲーセンで遊ぶ
②コンビニで買い食いをする(公園でも可)
③夜中の学校に忍び込む
④屋上で夜食を食べる
…といったものだ。ご覧の通り、実行と言ってもただの遊びなのだ。内容に関しては、ちょっとやんちゃな生徒みたいだ。こういったものが青春と呼ぶのだろうか。
いや、もしかして後半2つは犯罪なのかもしれない。
いや犯罪だけど、青春の楽しさの犠牲になってもらおう
などと考えているうちに、大きな声が僕の耳を貫いた。
「おいササキ!またボーッとしてるな!!」
早く行くぞと言わんばかりに手を繋いでくる。
まるで年下の子供のようだと笑いながらも、
彼女について行く。
痣だらけの手を引っ張ってくれるのは彼女だけなのだ。
、心の灯火
詩(お題)
『心の灯火』
蝋燭や焚き火の炎を
見つめていると時間を忘れる
暖かな揺らめきに心が
思わず泣いて居眠りするように
愛しても憎んでも空しい
思い通りに出来るわけがない
生きるって難しい飛行機
暗闇飛んでフワフワさまよって
本当の親友はいるかな?
打算じゃなくて心の灯火
言葉より存在が炎で
思わず泣いて居眠りするような…
【心の灯火】
ちょいとあんた、そこのあんただよ。そう、あんた。
最近、身内に不幸かなんかは無かったかい。随分と痩けた顔をしてるからね。
そうかい、かっさんが。そりゃ大変だったねぇ。
でもそんなに見るからに弱々しくなっちゃいけないよ、妖怪にでも連れてかれちまう。
心の炎ってのは案外小さいもんだ、手で炎の部分を握ったら消えちまうくらい。
あんたはそれが更に小さくなって、しかも弱々しいときてる。
浮世の者じゃないナニカに狙われるのも時間の問題さ。
だからしゃきっとしな!団子でも食わせてやるからさ、な?
――
布団の中に入って天井の木目を目にした時、はぁと無意識に溜息が零れ落ちる。
かっさんがいなくなってしまってからどうも元気が出なくて、いつもの調子がでない毎日。食欲も出なくて好物の饅頭さえ喉を通らなかったのに、今日食べさせてもらった団子はするする胃の中に収まっていった。
こんなうまい団子食べたことない、と言うと、そりゃ良かった、もっと食べなと言われて。団子だって無料じゃないだろうに、浮世にも優しいやつがいるもんだ。
はぁ、と二度目の溜息が口から吐き出される。だけど今度はいつもみたいな寂しさを含んだ息じゃなくて、少し満足げな感じを含んだ息だった。
明日も生きるんだから仕事をしなきゃならない、早く寝ちまおう。
暗闇に随分と慣れてしまった目を閉じて横を向く。かっさんが死んじまってから嫌な夢を見ることが多かったが、今夜は団子の夢でも見れそうだ。
団子は御手洗がいいな、なんて少し欲望深いことを考える。
そうしている内に、俺は眠りにすとんと落っこちた。
すぅすぅと寝息が聞こえる部屋の中、暗闇でなにかが蠢いた。
姿を見ることは出来ないが、なにかがいる夜闇を見ると 、嫌な予感を極限まで高めた感覚が襲ってくる。
闇が移動する。布団の中の男の胸のあたりに、ぴとっと手のようなものを置いた。
ずぶり、と手が沈んで胸の中に入る。何かを探すようにがさごそ胸の中を掻き回して、手を引き上げるとそこにはぽっと光る灯火があった。
暖かなその光を、なにかは手で握り潰そうとした。
ふにゃん、と火が揺らめく。だが、それだけだった。
前の男の灯火なら直ぐに消えていただろうが、団子の力なのか……は分からないが、随分と灯火が強くなっていたようだ。
なにかは火を消せないか数回試したあと、諦めたのか天井の方の闇に紛れて消えた。
一命を取り留めた男は、今さっき自分の命の危機が迫っていたなんて全く知らない顔ですこすこと寝ている。
今見ている夢は、やっぱり団子だろうか。
あの子の「命の灯火」は消えた
仕方のないことだったらしい
誰も知らなかったが、
心臓の病気があると
救急病院で医師から告げられた
一度もICUを出ることなく
1週間後に亡くなった
あまりにも突然のことだったので
私たち家族は
それからずっと動揺し続けている
まだ、一連の事実を引き受けられない
激しく込み上げたときには
抗不安剤を飲んでその場をしのぐしかない
いつか
このやりきれない悔やみが昇華されて
あの子は
私たちの「心」の中に生きていると
私たちが今日踏み出す一歩は
あの子と過ごした日々が
そっと後押ししてくれているのだと
言えるようになりたい
毎日、小説を読む、アニメを見る、絵を描く、大切な人と一緒にいる、好きなことをしているだけで、どうしようもなく満たされて幸せな気持ちになる。心が暖かくなる。
好きなことは心に火を灯してくれる。今日も私は幸せで満ち溢れた日常を送っている。
胸中の熱が心を炙り鼓動を速める
足が浮いている気さえして
離れてく君へ、さぁ追いつけと
地面を蹴る速度を上げた。
蹴っていたホームは途切れ
更に離れていく距離に
追いつけなくてもいいからと
大きく手を振り、また会おう!
そう叫んで、君へ愛しい灯火を委ねた。
ー 心の灯火 ー
何故かわからないけど手を伸ばしてみた。
体はだるくて、頭は重い。
思考なんてとっくに投げ出して生きてきたはずなのに。
仕事をして帰ってきて寝る。
朝起きて仕事に行って帰ってくる。
思考なんていらない生活だったのに。
勝手に手が伸びる。
その先にあるのはかつて欲しくてたまらなかったものなのか、はたまた今の現状から逃げ出したいのか。
わからない
けれど確かに今私の感情は、少しだけ暑苦しかった。
「心の灯火」
中学3年生の頃。
担任のM先生は、学活や授業が予定より早く終わった時などを利用して、灰谷健次郎さんの「兎の眼」を1年かけて朗読してくれた。
中3で高校受験を控えているのだから、本当なら隙間時間も勉強しなさい、と言いそうなものだけど、読み聞かせをしてくれていたのだった。
どういう意図があったのかは分からないけど、その時間は苦痛ではなかったし、楽しかったし、何より先生の声は心地よかった。
後から思えば、受験勉強で荒んだ心を安定するとか、集中力を高めるとか、そういう効果はあったのかもしれない。
20歳の時、児童文学の講演会があって参加することになった。M先生とは卒業以来会う事はなかったけど、もしかしたら先生も来ているかも...と思っていたら、その期待は当たり、講演会の後にお会いする事ができた。
先生は私を見てにっこりと笑い、こう言った。
「あなたなら来ると思っていましたよ」
中3のあの時間は、未来への道しるべだったんだろう。
10代の頃は怖いもの知らずだった。でも段々とそういうのが通用しないと分かり始めた途端、周りが暗くなってよく見えなくて途方に暮れていたけど、先生の言葉は目の前に広がる道を明るく照らしてくれた。
変わり続ける世界の中で、変わらないものがある。
それに気がついた時、昨日よりはマシに生きる事ができるような気がした。
チャレンジ44(心の灯火)
ロールレタリングという心理療法がある。ひとり二役で、手紙のやり取りをする。まず、なにがあっても私を励ましてくれる相手に宛てて手紙を書く。愚痴でも悩み相談でもよい。自責の念や、怒りや悲しみを表しても構わない。次に、手紙の返事を書く。決して私を否定しない相手である。私の気持ちに寄り添い、励まし、解決への糸口になる言葉が出てくる。自分の手で、自分自身を勇気づける。2通の手紙を書き終えると、スッキリした気持ちになっている。
心が暗闇にある時、光になるのは、自らを励ます勇気である。自分にかけた言葉は、消えない灯火になる。
あなたは明るくて美しい
あなたは私みたいな人に優しくしてくれる
あなたは私の心を照らしてくれる灯火である
いつか、私も
あなたみたいに、誰かの心を照らせる存在になりたい
人の心知らず、勝手に芽吹いてさして栄養もないのにすくすくと育った頃にはもはや、摘むことも枯らすことも出来ないのだと自覚してしまった『心の灯火』
良いことも悪いことも、一喜一憂して今日もゆらめいている。
なるほど、これが恋か。
自分が自分で無くなる恐怖と満たされる欲はあまりにも自己的ではないか。
麻薬のような中毒性も相まって、感情の板挟み。
良いところだけ知ってほしい。悪いところは見ないでほしい。
息継ぎすら忘れて、溺れるように。
名前を呼ばせて。