『心の灯火』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僅かな心の灯火は
蝋燭を吹き消すように消えた
潰えた希望
明るい未来などない
ー恥の多い生涯を送ってきました
まさしくその通りで
思いかせえば
羞恥羞恥羞恥の嵐
さながら私は葉蔵のようで
ヒロポン中毒にもなっていないし誰かと心中しようとしたこともないけれど
道化を演じていた…自らを偽っていたという点では
非常に共通点も多く
決してマトモな最期は送れないだろうと
常々思う
薄暗い精神病棟の中で一生を終えるのだ
隣る人となれ。
凍てついた心を解かす、温かな火であれ。
暗い夜道を優しく照らす灯となれ。
大切な者を癒す、隣る人であれ。
テーマ「心の灯火」
𝐃𝐚𝐲1.心の灯火
命がある 今は
大切なものも ある
護りたいものも譲れないものも
わたしにはある のに
ある から
だから
心の灯火ってどういう状態のことをいうんだっけ?
聞いたことはある言葉だけど意味はよくわからない。
調べてみた。
調べてもよくわからなかった。
おそらく、わたしの心には灯火がないんだろう。
《心の灯火》
心の灯火
心の灯火が、消えないように、消えないように、必死に抱え込んで守っても、両の手の隙間から風が吹き抜けて、はかなく、はかなく、生きていられない夜になる。
りんご飴頬張る君の唇が赤い紅さす夏の夜
吊り革を掴む手のひら光る爪満員電車の宝石たち
雨降るねそう呟いた空も見ず深く吸いこむ貴方の香り
心の灯火
こんなに辛い人生がいつまで続くんだろう、って不安になることはないかい?
あんたが心配だよ。心の強さを測ってあげようかい?
ほら、手を握って。
骨ばった手を恐る恐る握ると、もう片方の手を私の胸にゆっくりとかざしてきた。
目をつむって視てごらん。
いや、目を瞑ったら何も見えないでしょ。
口に出さずもツッコミつつ、自分の胸に手をあててみる。
心拍を刻むように揺れ動く心の灯火が視えてきた。
随分か細い炎だねぇ。
フッと一吹き吐息をかけられたと思ったら、急に寒気を感じ、意識が霧散していく。
何で…
心の灯火
そっと火が灯る
ゆらゆら、ゆらゆらとどこか頼りなくも
消えそうで消えないそれ
色は青
赤く燃えたぎるような色ではない
優しいような
寂しいような
だけど芯はあるような
静かに、静かに
パチパチという音すらしない
物静かに、強く揺らめく灯火
それは貴方そのものかもしれない
いや、私の心そのものかもしれない
消えないようにそっと両手を添えてくれる
貴方なのかもしれない
がむしゃらに
ただひたすらに
生きていたあの頃
もう既に破綻していた
金銭的にもわたしの魂も
抜け出してからも
子供達を養うことに必死で
わたしが無いわたしの抜け殻
仕事の帰り道だけは
あのヘルメットの中だけは
涙で濡れていた
あなたが私の心の灯火を
そっと灯してくれたから
よく食べよく笑う
わたしを取り戻しました
そう、今のこの幸せに
決して胡座を書いてはいけません
笑顔を絶やさぬよう
慎重に慎重に
実は消したい心の灯火
わざわざ火をつけて照らさなくても
私は私
頑張って心燃やすの?
熱すっればいつかは冷める?
それは醒める
わざわざ灯さない
それでもついてる心の灯火
悔しいことがあって苦しいことがあって
どん底までおちて心の灯火が消えそうで
もう真っ暗でなにもみえなくてみたくなくて
歩くこともできなくて立ち止まることを選んだ
でもキミはこんな弱い僕の傍にいつもいてくれたから
本気出したお前は凄いんだって
だから負けるなって勇気をくれたから
君が僕の心にまた火をつけてくれたんだって気がついたんだ
ありがとう
中学生の頃、愛してやまなかった人たちがいた。
彼らはいつも画面の中にいて、いつだって整った歌声を披露してくれて、幼い私の病み心をはんぶんもらってくれた。
そのおかげで私の命は繋がれていたと言っても過言ではなかっただろう。
それはいわゆる“推し”だった。
最近では「推し活は万病に効く」なんて言葉もたまに聞くが、当時はまさにその通りだった。
しかし、中学生時代という名の思春期を過ぎた頃、少しずつ私の熱もおさまり、だんだん彼らの声を聞くことはなくなった。
そうして月日は流れ、私は大学生になった。一人暮らしが始まり、初めてのバイトをやり始めた。
バイト先では、変に膨れ上がっていた自信がボロボロに崩れ落ちたり、上下関係の経験の無さから自分の未熟さや軽率さなどを思い知ったりしていた。
特別何かを話せる人はいないまま、静かに一喜一憂を繰り返していた。
そんなある日、私はとても自信を失っていた。
理由は単純で、前回のシフトの時、帰省から帰った後の自分の仕事がまるで目も当てられないほど退化していたからだ。
この日は流石にメモを読み直してから行ったので、二の舞RTAだけは避けられた。
だが、この後休みを挟んでまた同じことをやったらそれこそクビになるかもしれないので、仕事中殆ど仕事のことを考えていた。まあ文字に起こすと当たり前だが...。
そうこうしていると、人の流れが少しずつ落ち着いてきた。するとどうやら、バイトの先輩たちが好きなアーティストのライブの話をしているのが耳に入った。それぞれ好きな人は違うようだったが、片方の先輩が発していた単語はやけに聞き覚えがあった。
______わ。
私はその時、ゆるやかに心の温度が上がっていくのを感じた。
実はこの時期、己のあまりのコミュ障度合いに心が折れて、バイト先での人間関係は半ば諦めかけていたところだった。
そんな私の耳の中に転がってきた言葉は、あの頃死ぬほど好きだった彼らを指す名前。
その後はちょうどその先輩と2人になるタイミングがあった。しれっとスマホのロック画面も盗み見ることにも成功し、私は完全に外堀を埋めることができた。
最初は雑談から入り、共通のゲームの話題になり、会話の流れが完璧にお膳立てされた状態が来て、私はいった。
「あの、先輩ってもしかして_____」
あの日の彼らが、数年の時を超えて、また私の心に火を灯してくれたのだった。
今日のテーマ「心の灯火」
【心の灯火】
ふとした時に、心が暖かくなる
すごく辛い時に、希望の光になる
そんな心の灯火を灯して
あなたは消えたの 夕闇に
水彩タッチのイラストを描きながら、シズクはあの夜のことを思い出していた。
我ながら、単純だと思う。あの日からあの人の事を考えてしまう。
(私、恋愛体質なのかな…)
シズクは頬を赤らめた。
よく、女性は耳で恋をすると言われる。
あの日、降りしきる雨音の中、少し高い位置から聞こえる、落ち着いた低い声。耳に飛びついてくるでもなく、かといって逃げようとするわけでもなく、するりと入ってくる、優しい声。急かすわけでも焦らすわけでもない、ちょうどいいテンポの会話。
(なんか良かったなー…)
雨と薄暗がりの中に灯った小さな火。シズクは自分の描いたイラストを見つめた。
(随分と抽象的ね。)
ブーッ
机の端に置いたスマホが鳴り、画面をのぞき込んだ。"あの人"からだ。
しばらく考え込んで、結局シズクはメッセージを開かなかった。イラストを描き続ける。
紫陽花のような薄い青紫を重ねていく。水彩色鉛筆で重ねた深い色に今度はそっと水滴を落としていく。じんわりと溶けた色は紙に広がり、染み込んでいく。
(もう一度あの人に会えたら、"あの人"の連絡先は消そう。)
自分の努力の上に成り立つわけではない状況に左右される条件に願掛けするなんて、賢くない人間がする事だと分かっている。でも、シズクはそういうのが好きだった。
心の灯火は、常にないと生きていけないもの。
心の灯火
冷たく
消えそうになる 灯火も
寄り添うと
灯りは大きくなって
道を照らす
だから
灯りが消えそうな時は
がっつり
自分の心に
寄り添ってみる
心の灯火
泣いてたら何も言わずにそばに来て
ただずっと、離れないでいてくれて
「がんばったね」
と、優しく包みこんでくれる。
私もあなたみたいになりたい。
心の灯火
疲れた時 痛い時
悲しい時 諦めたい時
思い出そう。
目的を 理由を
毎日を 手段を
また突き動かしてくれる
灯火を。
それは呪いか
それは激励か
1度置いておいていいじゃんか
黄金色に輝く向日葵。
ただそれだけが私の心の灯火。
これはいつまでも枯れない。
私がずっと水と肥料と愛情を注いであげるから。
そして、お日様の下で一緒に日向ぼっこもしている。
大丈夫、私がそばにいるから。
あの人のように、勝手にいなくなるなんて、
私、許さないから。
絶対に絶対にぜーったいにユルサナイカラ。
〜心の灯火〜
『心の灯火』
長く続く戦乱の世がいつ終わるとも知れぬ。
果てしない斬り合いに、己の心が荒んでいくのを感じていた。
会話も、共に過ごした時間もなければ、顔すら見たことがない人をこの手にかける。
心の底では「人なんて斬りたくない」
多くの者がそう思っているのに、大義だの誇りだの勝利だののために刀を抜く。
話し合うこともせず、ただ力で黙らせることに未来はあるのだろうか。
そう、自身も疑問を抱いているのに
この体は止まらない。
とっくに心が壊れていてもおかしくはないのに、紙一重で正気を保っていられるのは
そんな己にも帰りを待つ愛する女〈ひと〉がいるからである。
彼の女の笑った顔、優しい顔――多様な顔の記憶が、刀を握りしめている間でも己の心に灯火を与えている。
必ず生きて帰る。
己が己を保つために。
創作 2023/09/03
火、と呼ぶには足りぬ。消えそうな灯火だとしても。
うまくいかなかった日は、いつも思い出す。始まりはなんだっただろう。誰かの言葉か、それとも何気ない日常の欠片か。
積み重ねた日々は、裏切らないと信じていたときもあった。それに懐疑的になるほどには、壁にぶつかっては、萎れる。萎れては、また、始める。うまくいかないことばかりだ。
強くあろうとするのは、弱いことだ。
理想の自分であろうとするのは、現状に満足していないからだ。
笑っていようとするのは、泣きたいからだ。
頑張るのはなんのため。綺麗事は言わないように、話そう。あのときの、始まりの私なら何と言う。恥ずかしげもなく理想を語り、捨てるものなどない全力で、駆け抜けていた私なら。今の私は何と言う。求められる実績とままならない現実のはざまで、保身に逃げそうになる私なら。
火と呼ぶには足りぬ。灯火は、ゆらぎゆらいで、今にも消えるか。消えるか。
否。
消えぬ、まだ消せぬ。消してはならぬ。
始まりの私よ。まだ足掻いてみようじゃないか。
強くあれ、理想の自分であれ。笑え。
心の灯火とか言う早朝のラジオ番組がありましたね、カトリック教会の番組でしたか?
夜更かしした翌朝、深夜番組のついでに聞いたりしてた。
早朝のラジオ番組はいろんな宗教の番組がありますね、一隅を照らす、は禅宗だったかな?
暗いと不平を言うよりも進んで灯りを点けましょう、でしたか?
母方は門徒でした、有名な作家さんが無人島に持っていくなら歎異抄だと言っていたそうですが、私は絶対正直に申し上げて、エロ本ですね。
捨てきれない物の一つですね、あとプライド何かも捨てきれないですね。
徳博