『心と心』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉と言葉が、ぶつかって
傷つくのは 心と心
だけど、その痛みまでは
お互いに知らない。
言葉は、発した瞬間から
消えてゆく。
心の傷は、その瞬間から
深く深く広がってゆく。
私を覆う、肉という皮の中が
どれだけ ぼろぼろ かなんて。
にこにこしてりゃ
誰も、知らない。
そして、私も、何も知らない。
【お題:心と心】
心と心
私はこの2つを自分に思う心と人を思いやる心に置いて考えてみた。
自分に対しては、自虐精神からなのか、どうだっていいか。どうにでもなるか。と少し投げやりのような感情が出てくる。
人を思いやる心としては、大切な人に対しては、なにかしたい、手伝いたい、話を聞きたい等、極めて善の思いが出てくる。が、嫌いな人に対しては、知るか、自分でやれ。話しかけるな。目の前から消えてくれ等、到底酷い言葉、冷たい言葉、絶対に目の前では言ってはいけないような思いが出てくる。
人類は不完全で、仏のような人は居ても、誰しもがそうではない。私がそうだ。
私は仕事で失敗するし、成人した今でもプリキュアが大好きでおとなプリキュアを観て、年甲斐もなくプリキュアを応援している
まあ、普通プリキュアは小学生で観なくなってしまう。それでいて、小学生以上で観ている人が居たら「まだ見てんの?やばいね」など冷やかす人が多い。でも、そこで、これを読んでくれている人には冷やかす方に加わって欲しくないと思う。
昔は何も思わなかった。感情移入してたとて、歳を重ねると忘れてしまう気持ち。それをプリキュアは思い出させてくれる。勇気を希望をくれる。プリキュアはみんなに対して平等で、どんなに苦手で嫌いだと思っていた人でもピンチの時は助けに行く。中高生がほとんどの中でそんな風に行動できるプリキュア。
他のアニメだってそうだろう。主人公にあたる人物はどんなに嫌いだったとしても、「目覚めが悪くなる」と言って助ける。
心と心。
自分に対しては投げやりでなんでもいいと思ったとしても。
他人に対しては特に大切な人には何かとしたいことがある人が多いと思う。嫌いな人には冷たくあしらう人が多いだろう。でも、付き合いを続けていく中で、ほっとけない、こうすればいいのにと口出しをしたい時も出てくるのではないだろうか?
私は時にそう思ってしまう。
私の観点からすると
やはり、人類は不完全だ。
私チョロいんだか人間不信なんだか分からん!ってつくづく思う
恋愛以外も含めて好意を抱いてくれる人には私もちゃんと応える。(極たまに苦手センサーに引っかかる人もいるけど、、。)
言われた瞬間は嬉しいし素直にそう伝えるし顔にも出てると思う。
でもある程度時間が経つと「本当は思ってないんだろうなぁ」とか色んな負の言葉が巡り巡る。
上辺なのかそうじゃないかなんて言った本人しか分からないけど
相手に言われて一喜一憂するのはチョロい?
でもぼんやり考えてたことを相手に言われたら流石にちょっと気が合うって思っていいんじゃない?
そうゆうのを心が通じているってこと??相手の経験値が高いからじゃないの?
心と心が通じ合うって本当にあるのかな。
色々考えちゃうけど1つ言いたいのは
寝る時に限って浮かんでくるのは止めてください!以上っ!
私には心がない。
なぜなら、そういったチップが埋め込まれていないから。
「できた!」
博士の最高傑作となるであろうアンドロイドがとうとう完成した。
「おめでとうございます」
得意そうな顔をした博士に拍手を送る。
最新型のそれには、旧型の私とは違い、高性能な感情チップが埋め込まれている。周りの人間の空気を読み、正確な感情を表現するようにできている。
「おまえも、手伝ってくれてありがとう」
博士が私の頭をぽんぽんと撫でる。
――博士が喜ぶと嬉しく感じるこの気持ちも、最新型に構うのを見て寂しく感じるこの気持ちも、私の心は存在しないはずの偽物だから。ならば、感情とは、心とは、一体どんなものだろうか。
ある日、博士が倒れた。どう見ても働き過ぎだった。そして、そのまま還らぬ人となった。
――どうして。心配して何度も休むように言っていたのに。もっと強引に止めれば良かった。
どれだけ後悔してももう遅い。博士はもういない。
最新型のアンドロイドは、博士の「大丈夫」という言葉を信じてずっとサポートしていた。感情チップがある分、あの子はきっと私よりもずっと悲しいんでいる。
二人だけになった家。様子を窺う為に、あの子に与えられた部屋を訪ねた。
「何でしょうか?」
何事もなかったかのように、その子は言った。
「えっ……博士が亡くなって、大丈夫かと心配で……」
「私達が動作する為のバッテリーはあと数十年交換する必要はありません。現在まだ電気も通っているので、充電も問題ありません。しかし人間がいなくなり、私達がここに存在する意味がなくなってしまいました。今後の行動を早急に考える必要があります」
「そういうことじゃなくて――悲しくないの?」
「現在、人間はいません。悲しむ必要はありません」
博士が亡くなった時、この子はそれは悲しそうに泣いていた。私には泣く機能もないから、ただ淡々と、必要な手続きをこなすことしかできなかった。悲しく思う気持ちを押し込めて。
――泣けるのなら。私も思いきり泣きたかった。逝かないでと叫びたかった。今でも、博士のことを考えると、自然と出もしないはずの涙が零れそうになる。
ねぇ、博士。あなたの望んだ感情チップは、アンドロイドは、このようなものでしたか?
私に存在しない『心』を持つはずのアンドロイド。本当にこれは『心』だったんですか? それならば、私に芽生えたこの感情のような物は、一体何ですか? この子の人前で感情を表現できる『心』と、私のこの胸の奥に感じる『心』。一体どちらが本当の『心』でしょうか?
『心と心』
私は、もっと勉強や仕事の内容確認して頑張って行きます
君の心は満たされている。でも僕の心は空っぽだ。
互いの心の違いに僕は少し不満に感じる。なぜ自分の心は満たされず、空っぽなままだろう。
孤独な僕は楽しそうな君を遠くから見つめるしかなかった。
少し歩いた
「前向きに」は偽善者っぽい
日陰で俯いてしんなりしている方がいい
目に見えないもののこと
ずっと考えてると
ぬるくて暗い海に
一人浮かんでいるような気分になる
遠くに灯りもなくて
ただただ広いだけで
このままどこへ行くのか
ぽっかり空いた穴でもあって
早くそこに吸い込まれたいのに
そうしたら
みんな根っこのところではつながっているらしいから
分かるようになるのかも
心ってなんなんでしょうね
様々な感情は何処から来るのか
ふと考えることがあります
この意識は何処から何処へ逝くのか
其れが怖いと思うなど
ナンセンスかも知れません
心とは心臓なのか脳なのか
生物とは不思議な存在ですね
ずっと解明されず
大きな謎のままでいて欲しい
語れば分かるということでもないでしょう
謎を謎として生きることが
生きている意味かも知れません
『心と心』
「それ、いま俺も思った」
「嘘でしょ。何調子いいこと言ってんの」
「いや、ほんとのことだから」
「いやぁ、嘘だね。キミには思いつかないよ」
「まぁ信じてくれなくていいよ。それよりお腹空いた。いつものラーメン食べに行かない?」
「あ、それ今私も思った」
あははと笑う彼女。それを見た僕は、心と心が重なった気がした。
______やまとゆう
心と心
「逃げちゃおうよ」
そう言ったのは私だった。彼女は酷く驚いた顔をしていたけど何だか嬉しそうで、その言葉を待っていたみたいに見えた。学校の最寄り。降り慣れた駅に着いて席を立った彼女の手を握って引き止めた。彼女は固まって動かなくて、私はドアが閉まるまで彼女の手を決して離すまいと強く強く握った。正直、私の心臓は緊張でバクバクと音を立てていた。彼女が手を振り払って去っていってしまうんじゃないかと不安だった。だから、いつものメロディが鳴ってドアが閉まった時やっと息ができたみたいな気分だった。彼女はドアが閉まったのをただただ見つめていて、暫くしてからゆっくりと席に座った。左隣の彼女をちらりと見やると、彼女は少しだけ微笑んでいて、てっきり怒られるんじゃないかと思っていた私は首を傾げた。
「ふ、ふふ、っ、こういうの初めてだ」
幼い顔で楽しそうに嬉しそうに笑うから、私までつられて笑う。
「私もだよ」
「怒られちゃうなあ」
明日への不安とかそういうのも全部、今の私たちはちっとも怖くない。むしろそれを楽しんでまでいた。
「怒られた時の言い訳考えておこう」
そう言うとまた彼女は笑った。いつもは見えない白い歯が見えてドキドキした。こんな楽しそうな顔初めて見たかもしれない。いつも何を考えているのか分からない顔で遠くを見つめていた瞳に、今は私が映っていて何だか恥ずかしい気持ちになって目を逸らす。
「どこまで行こうか」
「どこまででも」
行く宛てのない私たちは、ただただ列車に揺られて他愛もない話をした。最近好きな音楽だとか、クラスのあの子の恋模様とか、ほんとにほんとに下らない話をしていた。こんな穏やかな時間がいつまでも続けばいいのにと思っていたけど、やっぱり時間は有限だ。列車内に終点というアナウンスが響いて、私はついにこの時間が終わってしまう、と淋しい気持ちになった。扉が開いて、私たちは揃って列車から降りる。
「…きれい」
思わずわあっと感嘆の声が出た。目の前は真っ青な海が広がっていた。
「こんな場所あったんだね」
「ね、初めて来た」
彼女の瞳に海の青が映って真っ黒な黒目に透き通った色をさせていた。太陽の光を反射した波のちいさな光たちが透明度が増した黒の中に宿ってそれが星空みたいで綺麗だった。
「今日は、初めてのことがいっぱいだ」
彼女は少女のような顔で言った。私は、ぽてりとした桜色の唇の動きに見蕩れて浮ついた心でぼんやりと彼女を見ていた。
「それを、貴方と一緒に出来て嬉しい」
照れたみたいにはにかんだ。その微笑みは天使の様だった。頬は桃色、唇は桜色に染まっていてさながら春のように麗しかった。映画のワンシーンみたいな儚さだ。
私もだよ、と口に出さずともきっと分かるだろう。その代わりに彼女を抱き締めた。細く壊れてしまいそうに脆い体躯を守るように、強く優しく抱き締めた。おかしくって恥ずかしくって、私たちは心と心をくっつけ合って笑った。
「バカみたいだ」
そう言う彼女は優しい顔をしていた。私たちは未来への不安とか恐怖とかそういうの全部から逃げるように手を繋いだ。私は海を見る横顔に見蕩れながら好きだよ、とバレないように囁いた。
心と心
貴方は今どんな心をしている?
その心はどんな色をしている?
赤?それとも黄色?それか紫?
元気な時や嬉しい時は明るい色
苦しい時や悲しい時は暗い色を
心の中で絵の具のように混ざり
ガラスのように美しく綺麗な色
泥のようにぐちゃ〜っと汚い色
でもどれも全て貴方
心は貴方
心は心
心は色
あなたの心はどんな形をしているの?
私の心はつぎはぎだらけ。
暖かい色があって丸っこくて
でも暗い色でトゲトゲもしていて
ぼやけていて赤だったり青だったりが
薄く色付いていて
これは私の感情の1部で
どれも大切な私の1部になっている。
心と心が一緒なことは絶対にない。
ねぇあなたの心はどんな形をしてる?
─────『心と心』
心と心
通じ合うためには
言葉と行動を
尽くさなければいけない
近く 遠く
求め 背を向け
寄り添い 離れ
疵付け 疵付く
包み 包まれ
新しい想いが生れる
―「心と心」―
遠い小学校の2年生。
そこにはふたりの"こころ"が居た。
高橋心と棚村こころ。
全学年合わせて三十人といない学校だから、
読みだけとはいえ、
名前が被ることは初めてだった。
高橋心は思った。
どうして僕は漢字で「心」なのだろうと。
こころちゃんならば、
見た目が可愛いし、
いつかみたいに「しん」と呼ばれることもないのに。
羨ましいな、と高橋心は呟いた。
棚村こころは思った。
どうして私はひらがなで「こころ」なのだろうと。
心くんならば、
一文字でまとまっているし、
名前の由来が「可愛いから」にはならないのに。
羨ましいな、と棚村こころは感じた。
#心と心
心と心
離れると冷たく
近づくとあったかい
体は離れていても関係ないんだね
あったかくなりたくて
相手のことを思いやったり
素敵な言葉を探したりするのも
今ある幸せに気づける大切な時間
ありがとう
心と心
心と心を繋ぐのは、
相手を想うその気持ち
#心と心
絶対分かり合えない奴。
絶対知り得ない奴。
『あの人が考えるコト、全部解っちゃうの( ´艸`)』
そんなわけがない。
解らないが故の探り合いが人間関係だよ。
【心と心】
生まれて初めて、君と喧嘩をした。まるでもう一人の私みたいにそっくりで、出会った瞬間から意気投合した君と。
寝室の片隅で電気もつけずに膝を抱えている君の隣にそっと座り、白い手を包み込んだ。喧嘩のきっかけなんて些細なことで、もう互いに怒ってなんかいない。それよりもこんなどうでも良いことで私たちは衝突するのだと、その事実への動揺のほうが互いに大きかった。
でも、よく考えたら当たり前だ。私と君は違う人間なんだから、心を完全に溶け合わせることができるわけじゃない。今まで一度もぶつからなかったことのほうが奇妙なのだ。
「ごめんね、意地を張りすぎちゃった」
君の指を優しく撫でながら謝罪を口にすれば、君も涙で掠れた声で小さく口を開いた。
「こっちこそ、ごめん」
私たちはお互いの心を一つにすることはできないけれど。言葉を使って、互いの心と心を重ね合わせ、通じ合わせることはできる。君の手を握る指先に少しだけ力を込めれば、君もまた私の手をそっと握り返してくれた。
砕けるように出来ている。一方向にのみ強靭で、他はまるで脆いということになっている。
「方向」
「そう、ここに当たっても自分は砕けない、そういう部分を相手に向ける。心はほとんどすべて弱く脆い。大体の者は反射的に肉体が方向を整える。熟練の者はその反射に思考が宿る」
「あなたはいま私にそれを向けてる?」
「君がそう思いたいのならそう」
君がそう思いたいのならと言ったじゃないか。私は間違いなく望んだのに。あなたの欠片を拾いあげる。あんなにやわらかい声だったのに、ずいぶんと鋭利な欠片たちだ。噛まずに飲み込んで、喉を、食道を、胃を、この肉体を傷つけていくあなたをおもう。この身に取り込んでしまえば、肉体の反射も、思考も、方向だっていらない。私は無防備に、弱く、あなたのように今はただ脆くいることが出来る。