『後悔』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「後で悔やむ」と書いて、後悔。
悔やむこと、あるなあ。
起こったと思ってる過去も、妄想。
起こり得たと想像する未来も、妄想。
じゃあ何が真実なの。
今生きてる、てことだけが私の真実。
さ、生きよ。
「後悔」 吹子
今日のお題:後悔
ずっと胸の中に沈んだまま出てこない澱のようなものがある。
いくつもいくつも。
重くて苦しくて、いっそ忘れられれば楽になれるのに、決して消えてくれない。
ある日、ある時、ある場所で、したことと、できなかったこと。
そういう山のような失敗を積み重ねてきてしまった。こういう過ちを犯す際、時によっては相手がいる場合もあった。
人付き合いが下手で、失言も多いし、友達も少ない。伴侶もいない。仕事もうまくこなせない。
もっと自分がいい人間であればよかったのに。
もっと人生を楽にこなせればよかったのに。
自分が自分でなければもう少し幸せに生きられただろうに。
いろいろとぐるぐると考えてしまう。考えずにはいられない。呼吸するように自然と、そういうことが脳裏を絶えずよぎる。
生きているのが嫌にならない日は殆どない。
毎日消えたくてたまらない。でも、消える勇気もない。
だから、とりあえずだらだら地べたを這うように生きている。
好きな作家や漫画家、歌手の新作やシリーズの続きが気になるだとか、楽しみな映画があるだとか、そんな些細なことを一生懸命寄せ集めて命綱にしながら、ぎりぎりの綱渡りを毎日繰り返している。
「今までの人生で後悔はありますか?」
そう聞かれたら、自分は何と言うのだろう。
後悔しても何にもならないし、結局のところはなるようになると思っているので、今までの人生に後悔はないと思う。
しかし、「あの時には何が正解だったのか」と急に思い出して考え込んでしまうことがある。その出来事は、大抵自分の思い通りに行かなかった出来事ばかりだ。
これは恐らく後悔というより執着だろう。自分だけではどうしようもないものを、どうしても諦めきれないから自分の行動の正解を求めようとするのだろう。正解なんてないのに。
仮にそこで正解を選んでいても、結局はなるようにしかならない。自分が変えれるのは自分のことだけなのに、なぜこうも過去の出来事に執着してしまうのだろうか。
執着という言い方だとよくない響きだが、結局のところその人、そのものの存在がそれほど大切だったのだろう。
執着するほど大切な人、ものとの出会いがあるというのはとても素晴らしいことだと思う。
失ってから気づくのでは遅いんだろうが、失ったからこそ気づくこともある。失ってから気づくことが、その出会いの役目だったのかもしれない。
そんな事実を受け入れ、様々なことに感謝して生きていきたい。
『後悔』🧡
言うべきことも
言わなくていいことも。
何も言わずに後悔する。
僕は不器用だから。
僕は悪い子だから。
誰にも相手されずに、
誰にも気づいてもらえずに、
人生の幕をとじる。
後悔してる暇なんかない。
いつかたどり着きたい目標がある。
目標としている人がいる。
そのための段階をいくつも経て、
いつか近づく事ができると信じている。
まだその方法が明確ではなくても、手探りでも、
そこにたどり着くまでは、前だけを見て進んでいく。
ゆっくりしか進めなかったとしても、
決して足を止めることなく。
だから、後悔してる暇なんかない。
#後悔
後悔
風に身をまかせ 14日
失われた時間 13日
子供のままで 12日
子供のままでいたい。
今まで、何度そう思ったか。
学生生活だから、土日祝は休み。
春、夏、冬休みだってある。
ズル休みでは無いけど、ちゃんとした理由があれば平日に休んでも、さほど怒られない。
そのくらい部活動や大会、文化祭や体育祭などの青春を謳歌していた、あの素晴らしく儚く切なかったあの頃。
友達もいなくて、ぼっちだったり、イジメられたりして嫌、失われた時間っていう人もいると思う。
確かに、今からでも取り戻すのは遅くないと思うけど、あの時に「あぁしておけば、良かった…」と後悔することもあるでしょう。
過ぎた時間、過ぎ去りし時間、失われた時間は二度と戻っては来ない。
だからといって、仕方ないと割り切って前を向けと言うのも難しい。
だから、自分なりに過去や未来と向き合って、風に身をまかせて、これからを過ごすのも悪くないのだろう。
伝えなかった想い
諦めた夢
会いたいきもち
後悔なんて
ありすぎる
でも
後悔あるから
前に進める
ピンポーン。
年に数回しか鳴らない呼び鈴にため息が出た。
出ずとも誰がきたのかは分かる。
「えー。本日この家は留守となっております。」
「どーでもいいから早く開けろ。暑いんだよこっちは。」
人の家を出張時のホテルと勘違いしている男に言われたくない。
次からは居留守にしよう。そう思いつつ、開錠する。
「なー晩飯食った?」
「ご飯ぽいのは食べてないなぁ」
そう言いつつ、缶チューハイとチーズを見せた。
「その食生活、今すぐやめないと絶対後悔するぜ。」
ほーらまた始まった。オカンな説教。
「ご飯作るから、チーズはやめて、待っておきなさい。」
さてと、オカンな男の料理を待ちましょうかね。
お題『後悔』
『後悔』
私は、後悔した。
「頑張れ、もう少しだぞ」
「はぁ……はぁ……」
息が上がって、言葉を返す気力もない。
ただ、目の前の道を一歩一歩足を動かすしか出来ない。
私は後悔していた。
やっぱりさっきの分かれ道、頂上まで最短コースのこっちじゃなくてちょっと回り道だけど傾斜の楽な道に
すれば良かった。
「ちょっと休もうか」
「ん……」
座れそうな大きな岩に寄りかかって水を飲む。
少しだけ、息が整った。
足はもう棒のようだけど。
そもそも山登り初心者なのに、見栄をはって中級者向けコースなど選んだ自分が憎らしい。
大人しく初心者向けのもっと低い山にしておけば良かったのに。
「おーい、大丈夫かー?」
「うん、ちょっと回復した」
そしてまた歩き出す。
私の前を軽い足取りで歩く、余裕そうなアイツが恨めしい。
そもそもアイツが山登りなんて誘ってくるのが悪い。
なんでデートで登山なんて選ぶのよ。
そしてなんで私もOKしちゃったのか。
いくらアイツの顔に弱くても、断るとこはしっかり断るべきだった。
というか、アイツはお荷物な私と一緒で楽しいのか。
こんなに歩けないとは思わなかった、自分のペースで歩けなくてツライとか、それがもとで嫌われちゃったらどうしよう。
ちょっと視界が滲んできたけれど、汗を拭うふりしてなかったことにした。
「もうちょっとだからな、あと一息だ」
「……はぁ……はぁ」
振り向いて笑顔を見せるアイツへ、言葉の変わりに頷きを返す。
そもそもインドア趣味の私と、アウトドア趣味のアイツが付き合うのも無理があったんだ、きっと。
告白されて浮かれて、深く考えずにOKしなければ良かった。
あの笑顔を時々見れる、友だちのままの方が良かったのかもしれない。
「ついたぞー」
「……あ」
眼下に広がる優大な景色。
私のちっぽけな悩みなんて、吹き飛んでしまうくらいの感動だ。
「この景色、見せたくてさ」
アイツが照れながら言う。
確かにきっと私一人で生きてたら、見ることのなかった景色だろう。
「ありがと……」
「おぅ」
ここまで連れてきてくれたこと、私を選んでくれたこと。
全部にお礼を言いたい。
「さて昼飯食って、下山のエネルギー補給だ」
「えー……」
そうだった。
登ったら降りなきゃいけないんだった。
今まで登ってきた道が頭の中を巡る。
私は、後悔した。
"後悔"
「時々思うんだよ。『あの時首を縦に振らなければ』とか『あの時折れずにこっぴどく振ってたら』って」
聖都大学附属病院の人通りの少ない、いつもの休憩スペースでいつもの小さなテーブルを挟んでいつものように向かい合わせに座り、窓の外の景色を眺めながらぽつりと呟く。
頬杖をつきながら紙コップを口につけ、中のコーヒーを啜る。いつもと同じ種類のブラックと書かれたいつも押しているボタンを押したはずなのに、なんだかいつもより少し苦い。
眺めている窓ガラスの向こうは、これまた車の通りも人通りも少ない道。けれど花壇となっている部分に芝桜が咲いていて、無骨な雰囲気の歩道を彩っている。
その可愛らしく揺れる芝桜を眺めながら芝桜に似つかわしく無い、後悔の念がこもった言葉が唇の隙間から零れた。
後悔なんて、大なり小なり数え切れない程している。その中でも直近で、大きな後悔が零れた。
ちらりと向かいに座る飛彩を見る。
「そうか」
そう言うと、コーヒーを啜って口を結んだ。
こいつは昔からそう。こうやって零しても頷くだけで、何も言わない。恐らく患者に対してもそうなんだと思う。
『ただ言葉にして自分の前で吐き出しているだけ』『自身はその先を聞かないし、否定も肯定もしない』という感じのスタンスで、ただ静かに聞くだけ。
普段俺が飛彩の吐き口になっているから、俺がこんな風に不意に零したネガティブな言葉を静かに聞いて、俺の吐き口になってくれているのだろう。
簡単に言うと、いつも聞いてくれているから零してくれた時は聞く側になろう、と言う事だろう。
「そんな事を二度と言わせないよう、今以上に幸せにする」
たまに反論してくる吐き口だが。小さく鼻で笑って「あっそ」と返す。
コーヒーを啜ろうと紙コップを持ち上げる。ふと中を覗くと、コーヒーの表面に口角が上がっている自分の顔が反射していた。
#3 後悔
私は国立H工学大学生
日本にある大学の中でココにしかない特殊なプラズマ実験装置の実験に参加している学生だ
どんな特殊な装置なのかワクワクなのだが初日からつまづき、かなり気難しい装置でなかなか思うように上手くいかないプラズマ実験
そんなある日プラズマ発生装置の配線をミスしたのか
\\\ ドガーーーーーーーーン////
とんでもない爆発音のような轟音が鳴響き 実験室のある建物が地震のように物凄い揺れを起こした
配線をミスしたのは私?それとも先輩か後輩か?
なぜこうなったのか…後悔後にはたたず…というか後悔がどうのこうの言ってる場合では無い。
とんでもない爆音を聞き付けた建物の人間が一斉に私達のプラズマ実験を行う部屋に集まって行く。
勿論 教授も来る…
もう逃げ場はない どうしたら良いのか…
そこで【反省のない後悔ならしても無駄だ反省もなく後悔してウジウジ考えるくらいなら考えるな】父親に昔言われた言葉が思い浮かんだ。
そうだ、もうなったものは仕方ない…
今はなぜ失敗したのかを突き止めよう、後悔が、どうとかいつでもできる、とりあえず混乱してる実験室を落ち着かせる為
私はいったん関係者だけを残し関係ない人になかなか実験室に来ない私達の責任者である中原教授を探して欲しいと頼んどいた。
とりあえず実験を行っていたメンバーで今日やってた事を話し合いミスがないか探してみた…
結果…誰もミスしていない…と思う…ちゃんと教授に言われたようにやる部分はやり アレンジして実験する場合 中原教授に聞きに行ったけど責任者である中原教授は、いつもいないので、中原教授の上の井上教授に聞きに行って相談もしていた。
井上教授は正直怖い…相談に言ったらコテンパンに言われる…その分…相談して通ったやり方は絶対にミスなんかしない、したら『井上教授になんと言われるかと…((´・ω・`;))ブルブル』怯えるメンバー
なんて話し合いを、まとめたら一応
自分らが分かる範囲内ではミスらしいミスはなかった
そして実験室に井上教授が現れた。
私は覚悟を決め 今起こった事とみんなで確認した事を説明した
しかし 流石は教授 私達が思いもしなかった事を指摘され皆 青い顔をしていた。
が、教授は冷静にその指摘した部分を実験室にいる全員で確認しようという事になり
教授と一緒に原因を確認したが何の問題もなかった。
じゃあ、いったい何が原因だったのか分からない…とりあえず教授が「私の方から責任者である中原教授に聞いてみる、とりあえず今日は片付けて皆帰れ」と言われ解散
皆 もう何も言わずに死んだ目で家路につく…
私も…似たような もんなんだろうな?
もし私たちが原因で壊れたらどうなるのか…あんな高額な装置ぶっ壊したりでもしたらどうなるのか…なんか5000万するとか聞いたような…そう考えると怖くなってくる。
あーでもないこーでもない…考えれば考えるほど気が沈む…コレが後悔なのかな?
【後悔してウジウジ考えるくらいなら考えるな】父親の言葉が思い浮かぶ
「分かるけど無理だろ?」なんて思わず言葉が出た。
が、考えても答えは出ないので、もう後は井上教授に丸投げ…もうやった事は仕方ない…なるようになれ!
そして開き直って現実逃避!
家に帰ってAPEXやってた…
APEXで何回かチャンピオンとって
少しは気が晴れたところにメールが届いた…
メールは井上教授からだ
【ミスの原因は中原教授が原因だった…詳しい話は追って連絡する。お前達が失敗して話し合って、まとめた内容が今回の中原教授のミスを突き止める一因に至った、ざまあみろ… ちなみに私がこんなメールをお前達に送ったのは中原教授には内緒だぞ。あと明日からは881号室の実験を手伝え】
メールを見た私は
( ´^ω^`)ブフォwww
笑った🤣
あまりにも実験室来ないから中原教授はどうやら井上教授に嫌われていたらしい。
本当にざまあみろだwww
とりあえず 私は…いや私たちは…助かった…
仮に特殊なプラズマ実験装置壊れても中原教授のミスが原因なら、まず私たちは大丈夫だろう。
でも井上教授の意外なメールの文章の送り方に笑ってしまった【ざまあみろ】
めっちゃ気難しい感じの教授なのにギャップ凄いな…(*`艸´)
なんて安心して気が緩んだら…
いつの間にか寝落ちした…
次の日、起きた時に思った
【反省しない後悔はしても無駄】というのが思い浮かんだのが良かったのかもしれない
ありがとう父親!
そして私の閃(ひらめき)!
しかし、その日、私たちは とてつもない後悔をする事になる…
後で知ったことに井上教授の【881号室】実験の手伝いは…
【881=やばい】実験なんだとかいう噂が後(のち)につく実験だという事を私たちはまだ知らなかった…。
━━━1割ノンフィクションᗢᘏو━━━
-後悔-
『後悔』
私に人生最大の後悔はある
それは人には絶対に言えない後悔だ
その後悔という感情を抱くことさえ罪になるかもしれない
私はある時をきっかけに世界が崩れ落ちた。
常識だったことが非常識になり
親から与えられる愛は無償のではないこと
幼い私はなにも知らなかった
ただ現実から逃げてしまった
現実から逃げたことが罪じゃないならなんと言い表したらいいかわからない
目を瞑れば、きっと夢だと思っていたこと
家に帰ったらいつも通りの生活がそこにあると
でも違った。少しずつ壊れていった
一度ひびがはいったらそこからくずれやすくなるように
私は今も現実から逃げている
盲目のように夢だけを
知っていてもなお、もう選べない
もうあまりにも遅すぎた
できることはただ現実から目をそらすことだけ
盲目のようにただ彷徨うしかない
これが私にできる7才の私への償い
夢の世界を作り上げること
7才の私が消えるまで
お題 後悔
きっと多くの人が〝後悔〟を抱えてると思う。
でも僕は基本的に後悔なんてしない人だった。
自分がその時そっちのがいいって考えて動いたのだから
それを否定するなんて、過去の自分が可哀想だと思う。
それにそれが人生に大きく影響することは
今まで1度もなかった。
どうにかなるって精神で生きてきたから、余程のことがない
限り慌てることはなかった。
今この現状を知るまでは──
彼女は今、生死をさまよっている。
集中治療室で色んな人に囲まれている。
僕のせい、全部僕のせいなんだ。
僕が判断を誤った。
あの瞬間、初めて判断を間違えた。
──数時間前──
最近の僕はおかしい。
特にいつも一緒にいる幼なじみの琉楓といる時。
ものすごくモヤモヤする。
油断したら叫び出しそうだ。
それだけではない
こっちを見られるとドキドキするし、少し肩を触られただけ
なのにそこに意識が集中してしまう。
僕以外の男子と喋ってる時は特になんとも言い難い感情に
悩まされる。
このモヤモヤが気になって夜も眠れない。
そんな僕のことも知らずに今日も琉楓が話しかけてくる。
いつもはくだらない話をマシンガンのように話すのに
今日は違った。
なにか悩むような顔をしながら音のない時間が流れる。
意を決した様な顔をしてからやっと口を開いた。
「最近の光輝少し変じゃない?
なんかぼーっとしてるっていうか。」
自覚はなかった。
でも思い返すと、そんな気がしなくもない。
『大丈夫だよ。琉楓の気のせい。』
そう。これは全部気のせい。
そう思う他、自分をおちつける方法を知らなかった。
「光輝。ちゃんと話して?さすがに私でもわかるよ?」
イライラする。
そもそも琉楓のせいでモヤモヤしてるのに。
「ねぇえ。話してくれないとわかんないよ?」
「私なら大丈夫でしょ?いつも一緒にいるじゃん!」
「私に言えないようなことがあるの??」
この瞬間。僕の中で何かが切れた音がした。
パチーン!!
え?
響き渡る甲高い音は君の頬から。僕の手から。
僕は今、琉楓を叩いた…?
嘘だ。そんなはずない。
そう思いたい気持ちとは裏腹に、僕の長く伸びた爪が当たったのだろう。彼女の頬から血が流れる。
『ご、ごめん。わざとじゃなくっ「最低!」
綺麗な栗色の瞳はゼリーのように揺れていて、今にも
感情の雫がこぼれ落ちそうだった。
「私は、ただ光輝のことが心配なだけなのに!」
彼女は走り出した。
まって。ダメだ!顔をあげてくれ!気づけ、気づいてくれ!!
『るかーーー!!!』
さっきの音とは対称的な、低くて鈍い音が響き渡る。
広がる真っ赤なものを見て、、
それが僕の最後の記憶だった。
気がつくと、琉楓の手術は終わっていた。
一命は取り留めたものの、いまだ安心できない状況らしい。
意識が戻ったとしても、頭を強く打ったから後遺症が残る
可能性も高いとか。
それでも今の僕には、まだ琉楓が生きる可能性があることが
この上なく嬉しかった。
『琉楓、琉楓、琉楓。早く目を覚ましてくれ。
やっとこの感情の正体がわかったんだ。君が目を覚まし
たら伝えるからさ、早く起きてよ。』
それから僕は、毎日毎日琉楓病院へ通った。
直接会える日は少なかった。それでも僕は通い続けた。
ある日、いつも通り病院を訪れると、いつもと違う場所に
案内された。
そこは、一般病棟だった。
やっと、やっとだ。
るかが目を覚ました。一般病棟で生活できるようになった。
言葉では言い表せないほどの嬉しさを抱えて、
ずっと言いたかった言葉を準備する。
今はドアの目の前。
これを開けたら、琉楓がいる。
ドクドク動く心臓を感じる。
ひとつ深呼吸をして、ドアノブに手をかける。
ぐっと力を込めて横に大きく引いた。
『琉楓!』
あぁ。琉楓だ。
傷だらけになっているけど、栗色の瞳は変わらず美しかった
『琉楓、僕ね、わかったんだよ?いつもるかといる時に
感じてた感情が何かね?』
何かがおかしい。
琉楓なのに、琉楓じゃないみたいだ。
『琉楓?』
そういえば、せっかく意識が戻ったのに、隣にいる
琉楓のお母さんは静かに泣いている。
『琉楓?どうしたの?』
「すみません。あなたは、誰ですか?」
あのときもっと触れておけばよかった
指通り軽やかな毛並みを
あのときもっと見ておけばよかった
光を帯びて輝く瞳孔を
あのときもっと嗅いでいればよかった
落ち着くあの子にしかない匂いを
あのときもっと感じていればよかった
共にいるだけで心が浄化されるような心地を
あのときもっと感謝して過ごしていればよかったのに
キミと時を刻めるのは一生でも足りないくらいの奇跡だということを
後悔だけが増えていく日々
あの人を傷つけてしまった
あの人に話しかければよかった
この人にこう言えばよかった
この人にこうすればよかった
もっとできたはず
もっと頑張れたはずなのに
また今日も後悔が増える
また今日も過去に囚われる
また今日も気持ちが沈む
そんな日々から離れたい
過去から離れて未来に歩き出したい
どうしたらこの後悔の波に呑まれずに生きていけるのだろうか
会社の若手に講習をした。反応が薄かった。もっと教える内容を事前に精査すべきであった。せっかくの時間を持て余した気分だ。久しぶりに後悔した。
「後悔」
時間ない明日します
と言う事で今なう(2024/05/16 17:37:33)
やって行こうと思います。
「後悔」
なんで、なんで
あの時断ったんだ。
なんで、なんで
今気づいたんだ。
なんで、なんで
泣いてるんだ...?
◯月◯日
今日気分転換しに学校の屋上で昼御飯を食べに行きました。立ち入り禁止なので見つかると怒られる思い緊張したけど無事バレることなく入る事ができた。
入ると笑い声のような声が奥の方から聞こえた、先客が居たのでそっと帰ろうとしたら、2人から'おいでよ'と言われた 絶対気まずくなるのにと思いながら側に行った。1人目だね!!と話していたので気になって聞いてみると内緒だと言う…
途切れる事なく楽しく話し、チャイム音とともに解散した とても優しくいい人だった。
◯月◯日
今日はワクワクしながら屋上に行こうとすると先生がいて昨日ここで自殺した◯◯さんと◯◯さんがいるんだ、君は何か知ってる?っと言われた、一瞬あの人達かなと思ったが名前を聞いてないのでわからない…
どんな人なのかと聞いてみると相当ないじめっこらしい、、先生に知らないと答えると何処かに行った。
あの人達に会いに行こうと探したがどこにも居なかった、今日は誰も欠席してないと朝言っていたのに……
調べようにも方法がないもっと早く知り合っていたらと後悔しました。
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「後悔」
後悔してもしゃーない。
優
後悔をしなくてよくなりたい。
どこかからか声が聞こえてくるようだ。
後悔しなくなったら人間として終わりだとか、学びを得ている証拠だとか。
そういうご高承な言葉が必ずしも響くとは限らない。
一発で正解を引き当てられたらそれに越したことはない。