「今までの人生で後悔はありますか?」
そう聞かれたら、自分は何と言うのだろう。
後悔しても何にもならないし、結局のところはなるようになると思っているので、今までの人生に後悔はないと思う。
しかし、「あの時には何が正解だったのか」と急に思い出して考え込んでしまうことがある。その出来事は、大抵自分の思い通りに行かなかった出来事ばかりだ。
これは恐らく後悔というより執着だろう。自分だけではどうしようもないものを、どうしても諦めきれないから自分の行動の正解を求めようとするのだろう。正解なんてないのに。
仮にそこで正解を選んでいても、結局はなるようにしかならない。自分が変えれるのは自分のことだけなのに、なぜこうも過去の出来事に執着してしまうのだろうか。
執着という言い方だとよくない響きだが、結局のところその人、そのものの存在がそれほど大切だったのだろう。
執着するほど大切な人、ものとの出会いがあるというのはとても素晴らしいことだと思う。
失ってから気づくのでは遅いんだろうが、失ったからこそ気づくこともある。失ってから気づくことが、その出会いの役目だったのかもしれない。
そんな事実を受け入れ、様々なことに感謝して生きていきたい。
5/15/2024, 1:55:19 PM