『後悔』
私に人生最大の後悔はある
それは人には絶対に言えない後悔だ
その後悔という感情を抱くことさえ罪になるかもしれない
私はある時をきっかけに世界が崩れ落ちた。
常識だったことが非常識になり
親から与えられる愛は無償のではないこと
幼い私はなにも知らなかった
ただ現実から逃げてしまった
現実から逃げたことが罪じゃないならなんと言い表したらいいかわからない
目を瞑れば、きっと夢だと思っていたこと
家に帰ったらいつも通りの生活がそこにあると
でも違った。少しずつ壊れていった
一度ひびがはいったらそこからくずれやすくなるように
私は今も現実から逃げている
盲目のように夢だけを
知っていてもなお、もう選べない
もうあまりにも遅すぎた
できることはただ現実から目をそらすことだけ
盲目のようにただ彷徨うしかない
これが私にできる7才の私への償い
夢の世界を作り上げること
7才の私が消えるまで
5/15/2024, 1:45:39 PM