『形の無いもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
形の無いもの
あなたに言われたことで今までよくわからなかったものがある
形の無いものってなんだろうね?と言われた時
私はあの時よくわからなかったけど、今ならわかる気がする
形の無いものは心を埋めてくれるもののような気がする
形の無いものが見えるようになると、
どうすればいいか分かり易いけど、
それが出来ないのが人生なんだよな。
形のないもの.........それは、
愛や気持ちだと思う。
あまり意味はないけど、形があったらどれだけ愛されてるかわかるのにな笑
形のないものほど大切なものは無い
って、知ってたはずなんだけどなぁ。
僕には、『それ』を大切にすることは、
出来なかったみたいだ。
ごめんね
貴方はそう言って、私を置いていった。
正直、私には『それ』が理解出来ていなかった。
でも、貴方は、
私のせいにしないで、
全て抱えていってしまった。
…わかってなかったのは、私なのに。
ごめんね
形の無いもの
そう言えば、『モノより思い出』というTVコマーシャルがあった。
でもそんなこと言っても、モノって大事じゃないの、と私はひそかに思っていた。
私が行った私立の女子高はお嬢さんが多くて、先生と親の勧め通りに素直に入学してしまった後、そのことに気づいてしまった。
(あれ? うちって皆よりお金がないのかも……)
別に家は貧乏じゃなかったし、友達もひけらかすわけじゃなかったけど、彼女達の家にあるものが自分の家にはない。
人生で初めて世の中の格差みたいなものを、肌で感じた。少し悲しくて、友達にも親にも気づかれたくなかったから、誰にも言えなかった。
その思いは長い間消えなくて、学校を卒業してからも私の中にずっとあった。そのせいで変な切迫感を持って働いていたけれど、皆と同じようにと張り切って買ったバッグとかブランドのネックレスとかは、今となっては悲しいほど記憶が薄い。
大事な友達と寄り道した喫茶店とか、一緒に行った旅行や、あちこち出かけたこと、いっぱい喋って笑ったことなど、形の無いもののことはよく覚えているし、思い出すたびとても楽しい気持ちにさせてくれる。
やっぱりモノより思い出なんだなあ、と実感する。
でもその思い出のために、ある程度のお金は絶対必要だったわけで、頑張ったよね、今でも素敵な思い出になってるよと、あの頃の私に言ってやりたい。
#37
「形の無いもの」
家族、恋人、親友へ
私にたくさんの愛をくれてありがとう
【形の無いもの】
心に宿る感情。
恐怖が過去を想起させる。
三度目の正直。そうなるかも。
でもそれまで待てない。
一度目の恐怖。「父親」
エリートの余り自身の価値観を押し付け
私を虐待したお父さんだった人。
母も怯えて何もしなかった。
家を燃やして良かった。
ドアの奥から「出してくれ」とか「開けろ」とか
言われても何も感じなかった。
私にとってこの世で一番いらない人。
二度目の恐怖。「友達」
仲良くしていたのに陰でボロクソ言ってた
友達だった人。
今はもう隠す気もなく暴力、暴言やってくる。
悪い噂流して良かった。
「あんたがやったでしょ!」「殺すぞ!」とか
言ってたけど病んでそのまま消えちゃった。
ちょっと陰湿だったかな?
中学生最後の日。私は美しい空へ旅立つの。
あの人達とは反対の綺麗な空へと。
身体が軽い。今なら飛べそう。
さぁ!飛び立とう!
…という物語。
一応リアルなつもりだけど、どうだろ。
ダメダッタカナ
これはできるだけ想像しながら読んで欲しいです。
そうじゃないとタイトルに沿ってないし。
風景として考えることで絵でも文字でもない
「形の無いもの」になるんです。
あの時抱いていた想いに、いつまで経っても振り回されている
形の無いものは壊しようがなくて、じわり、じわりと侵食が進む
もう縛られたくなんか無いのに
消し去ることも、手放すことも、今はまだ、できない
(形の無いもの)
形の無いもの
ねぇねぇ
形に残るものとさ、消耗品どっちの方が欲しい?
うーん、、
形に残るものがいい!!
高めのアクセサリーとか欲しい!
自分じゃ買えないからさー
大好きだから、買って欲しいなー!
分かった
そう言って彼は
私にダイヤが輝くネックレスをくれた
ありがとう!!大好きだよ!
彼はちょっと冷めた顔で''うん''とだけ言った
それから一週間後
彼が急に冷たくなった
ねぇねぇ
ねぇってば!!
何だようるせぇな!
彼の声のトーンが変わった
もう別れよう
彼は私にそう告げた
私は訳が分からず彼に尋ねた
なんで?私はあなたのことが大好きだよ
私に高いプレゼントもくれたじゃん!
ねぇ、、なんで?
私は彼に泣きながら抱きついた
でも
彼は私を押しのけどこか遠くに行ってしまった
私は気づいた
高いアクセサリーなんかよりも
形の無い思い出たちの方が大切だということに
わらいあったり
泣きあったり
時には喧嘩をしたり
楽しかった思い出は
形の無いものは
もう全て消えた
私は記憶として残っているが
彼からすればただの
形の無いもの
形の無いもの
心に形は無いけれど、心を形にする事はできる。
例えば、心で感謝をしている人は、「ありがとう」と伝えれば良い。
怒りで心が震える時は、大きな声を出したり、何か熱中するものを探せば良い。
心が悲しい時は、思いっきり泣けば良い。
そうすると、形の無い心が見える事がある。
全くの個人的見解ですが
スマホゲームは
無料で無課金なら形の無いもの。
有料もしくは無料でも1円でも課金したなら
いろんな意味で形の有るもの。
あと、無料でもお引っ越しの労を尽くしたものは
目に見えないけど形の有るものでしょうか?
もちろん血反吐を吐く思い入れのあるものは
今この時点では有形無形を越えた
計り知れない何かが有ると思われます。
いや、絶対…確実に有りますとも。
形のないものを大切にって散々聞いた。
それならどうしたら大切にできるのか教えてよ。
形のないもの
形のないものはやっぱり幸せか愛だよな。
だって幸せって家族だったり、友達といて幸せって感じるでしょ?
好きなことしてるだけでも楽しいし、幸せってなんかいっぱい思うしさ。
形がないけれども気持ちで形が出来てるっていうかね。
愛もさ、同じ感じするよね。
やっぱり好きとか幸せって思ったらそれは愛なんじゃないかと僕は思うんだ。
違っていたらごめんね。
形ないものって難しいね。
終わり
形の無いもの
それは 愛 だと思う
相手に伝わることがない
届かない
助けて 死にたい
そんな時 私は誰からも
愛 という 形の無いもの
私には届かないだろう
死にたいけど怖いから死ねない
助けたいなら 殺してよ
明日なんか 無くていい
誰かからの愛がほしかったな 。
それに形がないように
きっと決まった形もない
だから、あなたが決めればいいと思う
外野はうるさいけど
視線はいたいけど
悪意はしみるけど
『幸せ』は君の好きな形をしている
#形の無いもの
『平泳ぎ』
そろえた指先で
重たい冷たさをかいて
そっと胸の前に集める
目には見えない
大切なものをすくうように
「形のないもの」
静かに雨が降っていた。
なでるように、音もなく。
ゆるゆると雲を絞るかのように降る。
しとしとと、葉を濡らし、脈を伝って地に雨跡をつけた。
それはまるで、木漏れ日のようで。
落ちた雨は斜面を伝い、水同士がくっついていく。
それは同心円状に広がって。
何もない日々に、鮮やかな色を付けていた。
雨が降っていた。
雲は黒くなく、ただ普通の白い雲に見えている。
それはまるで、ぞうきんを絞って、水を滴らせるような。
重さで、重力で、落ちてしまったというような。
そんな雨だった。
頬に、水が当たる。
部屋にいたというのに、窓から雨が粒となって濡れた。
ツーっと伝って、首筋に当たる。
涙に様になってしまったな、と苦笑する。
でもそれは的を射ていて。
自分の心を再現しているようだった。
「存在って何だろう」
そう、君に聞いたことがあったか。
何年前だろう。分からない。
君はどう答えたんだったか。
考えていくうちに、その記憶は徐々に鮮明化してきて。
まるで目の前に君がいるかのように。
「存在は、概念としてあるもの、だよ」
君は薄い笑みを浮かべた。優しい笑みだった。
「概念として、考えるもの。考えられるもの」
僕は考え込むように下を向き、手を口に当てた。
存在の意味は分かる。そこにあるもの。そして、こと。
でも君の答えが知りたかった。
哲学的なことを言ってくれる君の答えを。
でも今回は。
「……どういうこと?」
意味が分からなかったのだ。
概念。考えられるもの。どういう意味か、分からなかった。知りたかった。
君は静かに、口に弧を描く。
「存在は、私たちが考えることのできるものを指すと思う」
「考えられうるもの。想像できるものも含めて、全部」
その笑みは、まるで慈しむようで。
「見えるもの全てじゃあない。感じるもの全てじゃあない」
そう、断言する。
「それを、存在と言うんだよ」
子供に言い聞かせるような、まじめな顔だった。
でも、それを言った瞬間に、頬が緩んで。
「ね?」
どう? 分かった? そう確かめるかのように君は聞いた。
その言葉に僕も笑みを浮かべる。
その笑みはずっと見ていたかった。
「うん」
そう、言い切った。
何年前のことだっただろう。
あの頃から、君に随分と会っていない。
何もない無機質な生活を永遠に送っているようだった。
変わらない生活がこれからも続くと思っていた。
でも、君のことを思い出して。
僕はやっぱり君に会いたいのだと実感する。
君との記憶は、頭にこびりついたように、離れない。離さない。
僕からしたら、君こそ永遠に変わらない存在で。
形のない、想像でしかなくても、それは存在で。
ただ、夢のような幻でも、会いたかったんだ。
そんな気持ちがずっと渦巻いている。
雨はまだ、絞り込むように、降っていた。
形が無くても
いつだって
意識している
見つめ合うだけで
手を繋ぐだけで
抱き合うだけで
伝わるものがある
形の無いものに
名前をつけて
思いを込めて
生きている
見えないもの
不確かなものを信じて
「形の無いもの」
愛も恋も形がないから嫌い。君は生きてるけどよく分からないから嫌い。なんてのはたんなる詭弁で、ほんとうは手に入らないものだから嫌いって言ってるだけ。お金で手に入るもの。それだけ世の中にあればまだ諦めがついたね。なんで人は愛や恋に縋るんだろうね。あと才能。お金で愛も何もかも手に入ればこんな苦しまなかった。形のない愛なんてなくてもいいよ。これも詭弁。
【形のないもの】#56
※BL注意
肺を通り尖らせた口から抜ける白い煙は
細く長く消えていった。
「兄貴、今日も煙草ばっか吸って
体に悪いっすよー?」
「ストレス解消だっつの。」
気怠げに階段の手すりにもたれかかって
もう一度吸っては深く煙を吐いた。
「そういえば駅前にパフェ屋出来たらしいっすよ?行きません?!」
「食べたいか?」
「食べたいっす!」
金がないと焦っていたところ
珍しく奢ってくれた兄貴は美味しそうに
パフェを頬張っていた。
「甘っ(笑)でも美味いっすね!」
「そうだな。」
(なんだ。
兄貴も甘いもの好きだったのか〜)
新しい一面を知り
嬉しさが顔に出てしまった。
「お前さ、いつもそう笑ってれば
可愛いのにな。」
そう言って兄貴は赤面した俺の口についた
クリームを優しい手つきで取った。
「さーせん…!クリームついてたっすか…」
「おう…(笑)」
食べ終わったあと
異常に長い帰り道を二人で歩き
やっと家についた。
今思い返してみると
多分、あのとき
兄貴の顔も赤かった気がする。