『幸せに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
適度な風
薄曇り
少し遠い雑踏
犬の鳴き声
こどもの笑い声
母の温もり
父のお節介
妹の愚痴
好きなおやつ
知ってる曲
ぬるめのお風呂
温かいごはん
やわらかい毛布
いつもは意識していない
そこらへんにあるもの
某ドーナツ屋さんで、抹茶のドーナツが販売されておりますね。
先日オールドファッションに抹茶チョコレートのかかったものを戴いたのですが、しっとり重めの生地に濃厚なお抹茶がよく合っており、大変美味でございました。
ほっこり幸せになれましたので、みなさまもぜひ。
幸せに
ゆらりと波打つ水面。
舟の上で、水を揺蕩う一人の男を見つめる。
微かに胸が上下しているところを見ると
生きてはいることがわかる。
たまに手を緩く握ったり閉じたり。
何かを探すように腕をざわつかせる。
パドルで彼を突いてみる。
すいっと更に沖の方へ流れていく。
髪の毛が水面を滑る。
自分はパドルを握りしめ
未だ煙の上がる都市へ目を向ける。
まだ青い空と海。
彼の望んだことは何でも叶えてあげたいから。
これが君の望みなら。
どうか幸せを享受して。
いつか還ってきたときは、教えて。
しあわせに。
幸せになりたい。
だけど、それ以上に
君が幸せであってほしいから。
そんな未来を望んでいるから。
さよならを告げたの。
「幸せに」
『幸せに』
お気に入りのパン屋さんの近くに開運ショップがある。スピリチュアル好きな人に受けのよさそうなパステルカラーな内装に開運!とか幸せを呼ぶ!とかワード強めなPOPとパワーストーンのブレスレットや置物、ドリームキャッチャーやナザールボンジュウなんかがいろいろと並んでいる。意外なことにそこそこ繁盛しているらしい。
「あそこはなんで人気なんですかね?」
「あぁ、なんか占い師さんがすごいらしいわよぉ」
パン屋のおかみさんが言うには店主の占いとアドバイスの評判がよく、予約がなかなか取れないそうだ。
「みんな幸せになりたくてああいうところに行くのかもしれないけど、幸せなんてそのへんにけっこう転がってるんじゃないかしらねぇ」
焼き立てのパンを紙袋に詰めながらおかみさんがしみじみと言うのでほんとですね、などと相槌を打つ。
焼き立てを今すぐ食べたい欲に駆られてしまったので開運ショップの前を通り過ぎ、近くの公園へ行く。紙袋からまだ熱いぐらいのバターロールを手に取ってそれを割り、湯気混じりのバターの香りに包まれながら小麦の味を噛み締める。
「……幸せ」
バターロールひとつで幸せになれるというのに、紙袋の中にはまだバターロールがある。もう一つ食べるかどうかを悩む時間もまた幸せだった。
【650円で買った幸せ】
春の陽射しの温もりが眠気を誘う釣り堀は時間650円
釣った金魚は三匹まで持ち帰りできる約束だけど
小さな命の世話する器量がないから
釣れなくていいし
うっかり釣れても返せばいいい
そんな無責任な態度をとっても構わないのだという安心を、垂らした糸の先でぷかぷかとあてもなく水面を漂う浮きを、ぼんやりとただ眺めるだけの幸せを、
私は650円で買ったのだ
風が吹き池のほとりの桜がはらはらと舞っている
それは、とても、幸せに、幸せに、
幸せに・・・。
#幸せに
幸せになってくれよ。
おだやかな寝顔を見ると心からそう思える。
彼女の幸せがいちばんだ。
そして出来ることなら俺が君の幸せになりたい。
でももしそうじゃないなら。
君を幸せにできなかったら。不幸にしていたら。
怖い。悪い考えがぐるぐるしてしまう。
どうしよう。
俺は君じゃないとだめなのに。
馬鹿。なるんだ。
私たちふたりでもっともっと
幸せに
幸せに過ごすための必要経費ってあると思います。
だから幸せにお金を払う。ここで少々の擬人化をさせて頂く。
こいつは幸せという名前の俺の幼馴染みで、俺は彼がどんなときに笑うのか何が好きなのかよおく知っているんだ。そして俺は幸せのヤツが笑っていてくれることを望んでいるのさ。俺は俺の大事な幸せを笑わせるために日がな働いているというワケだ!
どれ今日も幸せの野郎を笑わせてやろう。俺の気性はさすらいの風来坊なんだが、今は幸せが自分のことを笑わせろと俺のとなりでスタンバイしてやがる。判った判った。まずは幸せにセブンイレブンで200円ちょっとするおにぎりを買ってやろう。海苔の巻いていないサーモンハラスおにぎりの美味しさったら無い。普通のおにぎりを2つ買って腹を満たすよりこいつを1つ放り込む方が俺の幸せは笑いやがるんだ。次に電車に乗る。ここでポイントだ。ちょいと無理してでも座席に座ろう。なんなら一本見送ったっていいんだ。少し混んでるな、程度の車内で立っているのが幸せには一番辛いらしい。座る人の顔が一列に隙間無く並び、その少し上にある窓の景色が高速で飛んでいくこのコントラストに酔ってしまうからな。電車に疲れたらカフェで休憩さ。コーヒーは一番安いものでいいんだ。緩急をつけて行動するのが幸せには大事なのさ。最もこの後は仕事だ。夕方まで働いた後、夜にもう一仕事ある。この時間のあいだは幸せに払う金を仕込んでいるのだから、気の毒だが我慢してもらおう。だが安心しろ。明後日、まつ毛パーマの予約をしてやったぞ。ホットペッパービューティーがギフト券をくれたからな。見ろ、これで俺の幸せはしばらく満足げな顔をして隣にいてくれるだろう。
新年度だ。暫くは忙しくて、今日ここに記したような自由気ままな幸せに貢ぐことを俺はしてやれないかもしれない。だが平気だ。俺らにはまつ毛パーマがある。これで今月はなんとか、幸せに過ごそうじゃないか。
私は人間ではない。私は天使や死神の様な存在だ。
かと言って何か崇高な使命があったりとんでもなく邪悪な計画を練っていたりしているわけではない。
私は人の幸福を管理する役目を持っている。下界の人間の生活を見て、幸せのバランスを取っている。私は自然には干渉出来ないから人や経済を操ってバランスを変える。とはいえ私が見ているのは世界のバランスだから一部幸せに満ちている人間もいれば不幸ばかりが続く者もいる。だから神がいれば人生は幸福という風に下界の人間は思っているが、人間は他の動物たちよりも知能が発達しているから特別管理しているが、実際のプライオリティは地球を始めとする天体の方が圧倒的に上だ。だから人間だけをみればアンバランスかもしれない。だが世界を見ればバランスが取れているのだ。けれど私は人間が好きになった。ずっと見ていると退屈しない。今日も1人の人間を観測していた。その人間は前からずっと不幸で先月やっと結婚した。
ずっと不幸続きな男だったからやっとの幸運を掴めたのだと感慨深く思った。私は1人の人間だけに肩入れをすることは出来ない。だから居もしない神にこう願った。「不幸続きだった彼に幸在らん事を」
お題幸せに
ここまで読んでくださってありがとうございました。
この間、拾われたんだ。
優しくて、だいすきな飼い主さんに。
でもね、
僕のせいで結婚できないんだって。
僕がかわいすぎて困っちゃうって。
僕ってば、罪なヤツ。
だから今日
君が寝てる間に
こっそりこの家を抜け出すの。
暖かくて心地良い、
だいすきなこの家を。
僕、君のおかげで幸せだったよ。
それじゃあ、さようなら。
幸せに
白いヴェールを靡かせてお前は行く
隣にはお前が選んだ人
お前はその人と腕を組んで
幸せそうに微笑んでいる。
此処まで元気に健康に育ってくれて
ありがとう
写真の中で静かに微笑んでいる細君も
心なしか嬉しそうに笑っている様に感じた。
君と僕の娘が今日花嫁衣装を着て
娘の大好きな人の元に嫁いで行きます。
君も空の上で見守ってるかな?
幸せに 僕と君の大好きな宝物(娘)へ
送るメッセージ
君と過ごせた時間は宝物だ
幸せに 幸せになるんだよ
それが僕と細君の願いなのだから....
『幸せに』
なんだかんだ理由をつけて彼から逃げていた。
愛していないからじゃない。
彼を幸せにする自信がなかった。
でもさ、最近では思うんだ。
僕以外に誰がいる?って。
一緒に、幸せになろう。
松:幸せってなんだろーな
急にどうしたw
松:いや、美味いもん食って幸せ〜ってのはわかるけど
松:我らが主将が「部活幸せ」って呟いてた
部活が幸せとは????? いや、あいつが部活馬鹿でストイックなのは知ってるけど
松:そうなんだよ
だから言ったんだよ俺
おうw
松:そういうのは美味いもんでも食ってから言えよって
そしたらなんて言ったと思う??
想像付かねーw何て言ったんだよ?
松:「え?部活するのって美味しいもの食べる感覚と一緒じゃない?」
てことは一日5食くらい食ってるww
松:腹壊すぞって内心ツッコミを入れた。
おつかれw
松:只ああいう奴らは幸せ=バレーなんだろな
バケモン多すぎ問題
さすがバレー馬鹿たちはやる事が違う
松:まあかくいう俺らも、バレー馬鹿とはいかなくとも部活馬鹿だけどね
そうだな
#2024.3.31.「幸せに」
松花コンビLINE。
最近1年間のまとめ復習してるんですが、全然進まねえ。
そしてpkmn熱が冷めてきてしまった。
というのは嘘でがっつりマジボス戦BGM聴きながら勉強してます。応援ハートよろしく!
色付いた頬で顔を逸らした
何気ない約束を持ち出す君の
緊張に気付いてしまうから
とびきりの上機嫌で
何気なく手を取った君の
体温の高さに気付いてしまうから
とびきりの上機嫌で
そっと握り返すそのぬくもり
何気ないふり(3/30お題)
幸せに
「しあわせは歩いてこない」と明るく歌う、あのマーチ。
「あぁ確かに」と、歩かず不幸になった今なら思う。
どうやって、どこに向かって歩けば良いかも分からないが、ぽつんと佇むだけの私が、このまま不幸のぬるま湯に浸かり続けることは分かる。
もう歩みを止めて久しいが、どうせこのまま死ぬのなら、歩いてみようか幸せに。
幸せで思い出す詩がある。
「山のあなた」
カール・ブッセ作
上田 敏 訳
山のあなたの空遠く 「幸さいはひ」住むと人のいふ。
噫ああ、われひとと尋とめゆきて、 涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く 「幸さいはひ」住むと人のいふ。
これは明治時代に日本でたいへん流行った詩で、私も小、中いずれかの国語の授業で習った覚えがある。
今は分かるだろうか?
一応、超訳すると、
【山の彼方の、ずっと向こうに行けば、幸せがあると誰かが言っていたから、私は人と探に行ったけれども、見つからなくて涙ぐんで帰って来ました。けれど、山の彼方の更にずっと向こうには、「幸せがきっとある」と誰かが云うのです】
かな?
何故これが流行ったのやら?
今読むと古くさい詩だが、明治の頃は新しかったらしい。
つまり、当時の日本人は「幸せ」なんて抽象的なものを詩にするのは珍しかったそうだ。
けれど、この気分は「南無阿弥陀仏」の気分とかなり近い。
つまり、阿弥陀如来は西方に、極楽浄土を開いて待っていて下さる。そこには、どうやったら行けるのか?
「南無阿弥陀仏」と唱えれば、極悪人ですら、そこへ行けるらしい。ずっと遠くとは、死んでのち行ける世界なのだ。
これは日本人に受けた、浄土宗、浄土真宗に入る人がたくさんいた。簡単だしね。
私も、最初に行った外国はインドだった。浄土宗は信じてないが、ブッタに心惹かれていたから、彼が悟りを開いた国をどうしても見てみたかった。
ガンジス川で沐浴もしたし、ブッタが初めて説法を説いた地、サルーナートへも行った。
ベナラーシー(ベナレス)から人力のリキシャー(人力車そのもの)で1時間くらいだった。
途中、スコールがあって、水捌けの悪い土地らしく、すぐに冠水した。
これって、宗教心というより、「山のあなた」的行動じゃないかと思う。
行ったからと言って、別にどうという事もないのだ(かなり楽しかったから涙ぐんだりはしなかったが)。
そう、
山のあなたまで行ったら、それだけで良いじゃないか?気がすむのだから。
なにも、涙ぐまんでもねぇ。
「幸せに」
そんなに嫌いなら僕のことほっとけばいいでしょ?
先月のあの言葉、忘れてないけど?
【#53】
幸せに生きたい。
どんな幸せがいい?
部屋に積もる埃を払わない限りは
わからないものなのかなあ
何か育てようと買った
雲間草
ベランダで伸びに伸びている
お幸せに。
その言葉は形骸化されていて、だんだん本当に幸せになって欲しいという思いは込められているのか。
私はネガティヴだからつい疑心暗鬼になってしまう。
でめ幸せのかたちは人それぞれで、私たちもどんな環境であれ、幸せは傍受するべきなんだ。
だから、形だけでも受け取ろう。
そうしたら本当に幸せになれるかもよ。
幸せに
私、結婚するの。
そう、妹に言われた。
妹にはよく冷たく当たってしまう。
家では僕も妹も無口だ。
話さないことはないけど、ほとんど話さない。
まず、話せない。
小さい頃は僕もよく話す方だった。
成長するにつれ、家でも外でも話さなくなっていった。
本当は、僕も話したい。
家族に色々な話をしたい。
だけと、どんな風に話を切り出せばいいのか分からない。
だからこそ、妹には幸せになってほしい。
結婚おめでとう。
そう僕が言うと、妹は
ありがとう、兄さんも相手見つけなよ。
と言い残して家を後にした。
幸せにな。