『幸せに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幸せと辛いは
ピタリと嵌るようで嵌まらない
パズルみたいだ
「幸せになってね」
本当は……
そう言って笑ってくれた人と
幸せになりたかった
#幸せに
幸せに
幸せになりたいのは当たり前。
幸せを掴みにもがいているうちが
幸せなのか。
幸せだと満足した時点で、次は
幸せじゃなくなる不安が付きまとう。
馬の目の前に人参をぶら下げるような
目標が見えて追い求めているうちが
幸せに感じるのかも知れない。
「やさしいね」きみが呪いをかけたから
優しい人でいなきゃならない
「しあわせに」きみに呪いをかけようか?
嘘だよゴメンお幸せにね
[幸せに]
元気でいて。って言ったって、
きっと君には届かないんだよね。
だって君の願いはこの世界から
いなくなることだもんね。
君はたまに体調を崩すけど、
向こうではそんなこと気にしなくてもいいのかな。
あれ?もしかして感情もないのかな。
あると信じたいよね。
だって君の嬉しそうな顔は
僕が知る世界ではダントツで可愛いんだから。
だから、そう信じて言うけどさ。
どうか、幸せでいてね。
幸せに満たされて笑っててね。
病は気からっていうしさ、
僕もその言葉信じて
どうにかここで踏ん張ってみるよ。
「馬鹿野郎」って言いたいよ?
「なんで置いてくんだよ」って。
だけど、言わないよ。
ずるいのはあくまで
「ごめん」って言った君だけだよ。
だから、かわりにさ。
…これくらいは許せよ?
幸せでいてね。
幸せってどこからやってくるんだろう。
やりたい事ができること。
要らないものや嫌いなものを捨てられることかもしれない。
お別れの場面で使われることばなのかも。「幸せに」
島の朝は早い
遠くから聞こえるエンジンの音で目が覚めると
冷たくて固い畳の上の置時計は早朝5時を示していた
ー
寝ぼけ眼をこすり台所へ向かうと
なぜか無性にコンビニの冷たいコーヒーが飲みたくなり
寝癖もそのまま
色の悪い素足につっかけをひっかけて
徒歩20分の島唯一のコンビニに向かう
手を伸ばせば触れられそうな位置にある青空
太陽は優しく私を照らす
鳥は近くで高らかに歌い
遠くからは波の音と潮の香りが漂っている
一歩そとに出ただけで自然に迎え入れられているようだ
眠気はすっかり吹き飛び
爽やかな気持ちでコーヒーへの道のりを歩む
ここに住み始めて早2年
都会から逃げてきたこの島だが住めば都で
この不便さも今や愛すべき日常の一つだ
一つだけ言うとすれば部屋の底冷えだけが未だに慣れないのだが
「いらっしゃあい、おはようさん」
夜勤明けのお婆さんの穏やかな声を聞きながら
私はアイスコーヒーのカップを手に取った
都会も、都会で遭った出来事からも逃げ
全てを捨ててここに来たが
どうしてもコンビニのアイスコーヒーの味だけは捨てられない
いつも通り
コーヒーマシンのボタンに指をかざした途端
「……先生」
東京からはるか遠く離れた楽園のような離島の
まもなく朝6時を迎えるコンビニエンスストア、
私の耳に聞こえたのは
かつて捨てたはずの全てだった
「先生、先生だ……やっぱり」
「どうして……」
私の頭の整理が着く前に
その子は小さな体をふるわせて私に突進してきた
思わず受け止め抱きしめる形になると
ふわり、と彼女の香りに
過去の記憶が呼び起こされる
次の瞬間
「やめなさい!」
私は彼女を咄嗟に突き放して一喝していた
ショックか驚きか彼女の
大きな目がさらに大きく見開かれる
幾度となく見つめ合い
食べてしまいたいくらいに愛おしく思えたその瞳
しかし私には許されない存在だった
「私はわざと貴方から離れたのに!
どうしてここにいるの!」
寝起きとは思えないほど
喉が開き、よく通る良い声がでた
以前、生徒に怖がられてた記憶が呼び起こされ
私は思わず首を振った
「幸せにしてよ!」
今度は私が目を見開く番だった
彼女は小さい体から声を振り絞って叫んでいた
「先生と2人で幸せになるために私も全部捨ててきたの!もう邪魔は何も無い、私だけ!私だけ幸せにしてよ!」
大きな目なら宝石のような涙がぼろぼろ流れる
かつて私の腕の中にあった懐かしい温もり
「……ごめん」
その日から私は部屋の底冷えをあまり感じなくなり、日常の全てを愛せるようになった
『紙飛行機』
紙飛行機 なにも言わずに飛んでいる 感情を背に乗せて 誰かの幸せを想ってる 海なんて山なんて
簡単に超えられたらいいのに だのに、ビル風にやられて アスファルトに突っ伏した まだ知らないことばかりなのに 雲は悠々と浮かんでいるのに
幸せに
なってもなっても、気づけないやつは一生なれない
幸せに
別れの言葉かな
お幸せに
同じで別の世界
悪くはないんじゃない
夫婦や家族の姿は
大変なんだろうけど
大変だからこそ
大切に成れたら良いね
同じではないから
一緒にいる訳で
それぞれに違いがある
んー
まとまらない
一緒だと思えない
関係が今はない
元々ほぼない
いつのまにか独り
そもそも
もそもそ
違和感しかない
同じ世界だと思わない
どの世界でも
明らかに違うもの
外からは
どう見えるか
私は知らない
変わってるらしいが
個人ではなく
複数人でこられる
陰湿に
相手にならない
一緒になりたいとか
全然考えたことがない
まず思いつかない
不思議に思うよ
なんでだろうとは
相手にされたいのかな
関わってこなきゃ
元から興味すらない
ただのそれらしい
その集団でいいじゃん
わざと狙って
省く必要がない
そう思うけど
ほっとけばいい
必要なきゃ
どうもしないから
誰が幸せでも
誰も不幸にはならない
別の幸せを探すだけ
正解はなく
不正解の連続
それでも咎めがない
混ぜれば
交ざるとか
あり得ない
不要ではなくて
それでも値しない
上からになるけども
いままでの人達は
そうだったのかもね
混ざれば交わる
私は違う
それも明らかに
自動的に離れてる
一時的に助けたり
一緒にいたりはする
でも何も求めていない
目的がない
ただなんとなく居る
それとなく離れる
解り易い
そんな理由
これは作れるけど
全部が後付け
なんとなくなんだよ
しかし間違えていない
これだけは確実
それぞれ幸せに
300字小説
貴方との美しき想い出
春風に色とりどりの野の花が揺れる。
『先生、私は先生のことを愛しています』
十四歳から二年間。この地にある別邸で家庭教師として仕えていた貴族の若君。春の空によく似た色の瞳を真っ直ぐに私に向けて、告白してくれたときのことを思い出す。
少年の憧憬混じりの幼い恋だというのは解っていた。しかし、貴族社会を女一人渡り歩くのに、あの真っ直ぐな想いは、随分と私の心の支えになっていたらしい。
その彼が……二年前に都に戻った彼が、この春、侯爵様の姫君と御結婚されると風の噂に聞いた。
鳴き声をあげながら、渡り鳥の群れが都がある北の大地へと帰っていく。青い空を滑るように去っていく姿を見上げ
「お幸せに」
と私はぽつりと呟いた。
お題「幸せに」
幸せに
「幸せにしてあげる。」
昔にあなたが言ってくれた。
それを頼りに今まできたけれど、
それじゃダメだった。
してもらう幸せじゃなく
自分で幸せにならないと!
だからいつまでたってもスレ違いなんだね。
さぁこれから幸せになろう。
幸せになっている人なってない人がこの世に沢山存在しています
皆さんが幸せだと思う時はいつですか?
私は誕生日やイベントなどです
ですが不幸せの方も努力すれば 幸せになれると思います
幸せに
色々な想いを馳せる
ことばの表現
どんな気持ちで…
その言葉を使うのだろう
相手を想う気持ち
好きだからこそ…
相手に幸せになって
欲しいっていう純粋な気持ち
そう思えたら素敵だけど
実際はそんな純粋には
なれない
もっと…
ブラックな気持ちが込められて
いるのかもしれない
表面上の綺麗な言葉
素直に取れないのが
本音…
でも
それが人間なんだって
思う
「いま、幸せですか?」
「…宗教ならお断りですよ。」
「やだなぁ違いますよ。ちょっとした雑談じゃないですか。」
「ちょっとした雑談でその切り出し方は珍しいですね。」
「えへへ。」
「別に褒めてませんが。…今なんで拍手したんですか?」
「で、いま幸せですか?」
「無視ですか。譲らないんですねそこは。まあ、幸せですよ。」
「ほほう。それはズバリ何故ですか?私といるからですね?そうですよねいやぁ照れるなぁ。」
「一人で完結しないでください。あと勝手なこと言わないでください。そしてまたなんで拍手したんですか?」
「ちょっと情報量多いですよ。まとめてください。」
「ムカつきますねあなた。私は怒ってもいいんですよ。」
「でも怒らないの優しいですよね。」
「よくそんなこと言えますね。」
「えへへ。」
「だから褒めてません。」
「じゃ、次は貴方のターンですね。雑談を始めてください。」
「雑談ってターン制だったんですね。…では、さっきからちょくちょく拍手してるのは何故ですか?」
「あ、なんかやたら言ってましたね。」
「聞こえてたなら答えてくださいよ。」
「いやいや、言うじゃあないですか。『幸せなら手をたたこう』って。」
「実行してるの貴方だけだと思いますよ。」
「幸せなら態度で示すんですよ?」
「そんな圧力を感じる歌でしたかあれ。」
「まあ、私もいつだって手を叩いている訳じゃあございません。」
「流石にTPOは弁えてますか。」
「それじゃあ貴方といるときずっとやんなきゃいけなくなりますからね。」
「…そういうこと、何でもなく言いますよね。」
「えへへ。」
「…はぁ。」
「あれ?いまなんで拍手したんですか?」
「態度で示したまでです。」
『幸せになった?』
お題「幸せに」
「どうぞ、お幸せに」
その言葉を最後に吹っ切れる感情。
僕は、君が好きだったはずだ。でも、
あいつは僕なんか友人Bくらいの価値観でしか見てなかったんだろなぁ。
人は人を好きになる。それは変わらないと、君は思っていたんだと思う。
でも、僕からしたら違う。
女でも花でも空でも水でも惑星でも僕は恋愛感情を向けられる。それなのに、君を選んだんだ。
でも、君は僕を選ばなかった。
君に好かれるためなら何でもやってやると思っていた。作法でも、性格でも、何でも変えてやると思っていた。
でも、結局君も他の奴らも同じなんだろうな。って
もう、もういいやってなってくるじゃんか。
憎いとは思わない。だって、君はもう僕の知らない彼女の手に渡ってしまったんだろ。
君を誑かした女が悪い。君を振り向かせられなかった僕が悪い。
僕の初恋の人は、僕の事を忘れた。
僕の好きな人は、僕の告白を忘れた。
僕のことが好きな人は、僕の気持ちを忘れた。
どうせ忘れられるんだと思った。
なんで、僕の電話に入ってきたの、、?
君は僕なんかに、君を誑かそうとした僕にお祝いの言葉を求めてるの?
僕に、死ねって言ってるのかな、、
君は、、僕の、ことが、嫌い、、なの?
なんか、呆れちゃったなぁ、、もう無理だ。
お前なんか、もう好きじゃない。嫌いだよ
目の前から消えてくれ、これ以上俺を失望させないでくれ。あぁ、そっかぁ、、そうだよなぁ、、
お前、女たらしだもんな。仕方ないよな。
そっかぁ、結局誑かされてたのは俺かな?
お前には、クソビッチがお似合いだよ。
好きでもない奴に好かれるのは俺と一緒だなお前。
この2人が付き合って、女は、このビッチは気づけばいいんだ。こいつがダメ男だと言うことを。
お前は、この女たらしは気づけばいいんだ。この女の中身が異常なほどドス黒いことに。
気持ち悪い。気持ち悪い。
俺は、お前らの天使だ。お前らに忘れられようがお前らの罪を俺は生涯忘れることは無い。
俺は、君に呪いの言葉を送るよ。だから、どうか、不幸になって、死んで、苦しんで。苦しめ。
では、「どうぞ、お幸せに」
幸せになりた〜いふりかけ という物が発売された。
なんでも、そのふりかけをご飯にかけて食べるとちょっとした幸せを呼んでくれるらしい。
ネーミングのインパクトから、発売当初は話題を呼んだが、一時的なモノでいつの間にか割引商品にまで成り下がってしまった。
そんな 幸せになりた〜いふりかけを手に俺は食卓についた。
白米にかけてみると、パッケージに描かれた通りの海苔と卵と胡麻が入った至ってシンプルなふりかけが姿を現した。味は、うん、これも至ってシンプル。普通に美味しい。
特にそれ以上の感想もなく黙々と食べ進めていく。
(それにしても、今日の夕飯がふりかけご飯と
えのきの味噌汁か…。)
給料日前とはいえ、簡素な献立に思わずため息が漏れてしまう。
ふと、パッケージの文字を声に出して読みあげる。
「幸せになりた〜い…」
誰もいない一人暮らしの部屋に響いた声は、どこか寂しさをはらんでいたように思えた。
そんな気持ちを誤魔化すようにご飯をかき込んでいたら、スマホが震え、待ち受け画面に実家の母からメッセージが届いた。
『明日カレー作る予定だけど、あんた帰ってくる?』
あまりのタイミングの良さに出た溜め息は、すぐに苦笑いに変わった。
幸せになりた〜いふりかけは、確かにちょっとした幸せを呼んでくれるらしい。
【247,お題:幸せに】
「なんか、...私もうダメっぽそうね」
抱えた身体が何度も苦しそうに震えた、救急車はまだ来ない
彼女は自分の状態をよく理解しているようで、静かに最後の言葉を紡ごうとしていた
「よく聞きなさい。...あんた、絶縁に幸せになりなさいよ」
最後の言葉なんて聞きたくない、でもこれが最後になるかもしれないと思うと
簡単に言葉を遮るなんて出来なかった
勝手に手が震える、怖い彼女が居なくなることが何よりも怖い
前から身体の具合が良くなかったけど、こんな急に悪化するなんて思わないじゃないか
「辛いなら、忘れてもいい...私のこととか、忘れていいから
何でもいいから幸せになりなさい、」
幸せに...なんて、彼女がいなくなった時点で、僕の幸せなんて無いのと一緒なのに
よく言うよ、僕がどれだけ君が好きなのか君が一番知ってるのに
「...ずるい人...」
幸せに
幸せになって欲しいと願うし、幸せになりたいと願う。
けれども、人それぞれ幸せの基準は違う。
私自身何が幸せかなんてわからない。
今幸せ?
そう聞かれたらきっと私は
幸せだとは思う。
そう答えると思う。
当たり前の日常が、とても幸せだ。
だけど、まだまだ人生は続く。
新たな幸せを見つけるかもしれないし、
失うかもしれない。
人の幸せも、同じ。
基準が違う故に誰かを傷つけてしまうかもしれない。
だけど、知らずの間に救っているかもしれない。
これは誰にもわからない。
空が晴れるまで一緒に走ろう。
歩いてもいい。止まってもいい。
別の道に行ってもいいよ
ただ、もうすぐ晴れるからさ
それまでは、そのあとでも、晴れて快晴でも
一緒に向かってみようよ。
「幸せに」
あなたのことが大好き。
でも、あなたはどうやら違う人が好きみたい。
だから、あなたのことを応援しようと思うの。
好きな人が好きな人と結ばれて幸せになってほしい。
なんて、綺麗事かな。