『幸せに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ 幸せに
みんな並んで帰ったあの日
幸せって感じたあの日
生きている心地がしなくて
ただひたすらにお幸せに
幸せに
一生で一度みたいにすごくすごく好きな人だった。
別れて半年経ってもひきずって、声をあげて泣いている。あなたに二度と会えない事実はとても苦しい。
絶対連絡しない。してはならない。
幸せに居てください。
幸せに……
送る言葉?
祈る言葉?
一見都合のよい言葉……
そう思える自分がその言葉に距離感あるのかも
「幸せに 」
もう一度ゆっくりと
ゆっくりと問うてみる
幸せになりたいと言う人をよく見るしよく聞く。
でも尊敬する人はあまりそういう事を言わない。
私は心の中ではよく言うが口に出す事はあまりない。
親切にしてくれた人にはよく思う。
幸せになってほしいなと。
ふわふわとしている。
頭が、身体が、心が。
纒う白い絹。
踏み締める赤い絨毯。
流れ聞こえる囃子の音。
歓喜の色が花として咲き誇る。
傘と角隠しに覆われた表情は分からない。
けれど待ち受ける花婿の表情が物語っている。
この晴れ晴れとした青空のようなその微笑みが。
どこのお姫様だろうか、そう隣に囁いた。
隣から返事はないが、いつもは冷たい手が熱いくらいになっている。
キラキラとした瞳がいつも以上に輝いて釘付けになっている。
どうやらこちらの囁きは一音も届いていないようだ。
ボクらも幸せになろうね。
届かない囁きの答えは、大人になったらもう一度尋ねる事にしよう。
“幸せに”
幸せに
スーパーのレシートさえ
思い出
私たち二人の生活の足跡
私に何か思い出させようとするように
出てこないで今更
娘が生まれて三人暮らしになった
まだ赤ちゃんの娘
毎日、こんな母に幸せをくれてありがとう
今もこの先も
幸せ♡
自分の機嫌とりながら
幸せに生きよう!
幸せに
幸せになって。
最後に貴方は言ったよね。
でも私は幸せになれない。だって、ここに貴方はいないから。
私の側に居てくれないから。
私は貴方がいれば幸せだったのに。
貴方さえいればそれで良かったのに。
どうして、貴方は私じゃダメだったんだろう。
貴方が忘れていった、貴方の思い出を見つめる。
幸せだったのは私だけなのね。
私では貴方を幸せに出来なかった。
その事実が今は辛い。
悲しい。
辛い。
悲しい。
寂しい。
涙はあふれて止まらず、貴方との思い出もあふれて止まらず。
私はただ、悲しみに流されるまま取り残されている。
でも、貴方はどうか幸せに。
思い出は私が引き取るから。
例え貴方が忘れても。
幸せに。
了
幸せに
幸せに過ごすって簡単なようで難しい。
でも、そう感じるのは自分が何事にも卑屈に捉えているからなのかもしれない。
気持ち一つで、小さな日常が幸せに感じることもできる。
今日も1日事故なく過ごせた。幸せだったな。
仕事でミスすることなく終わった。幸せだったな。
今日も家族が元気に過ごせてる。幸せだな。
大切な友達に囲まれている。幸せだな。
恋人に大切にされている。幸せだな。
仕事がある。日々の暮らしに困らない程度のお金はある。食事に住む場所に困らない。
なんて幸せなんだろう。
日々の小さな幸せに感謝を。
ひとりで幸せになっちゃった君を僕はたぶんずっと許せない。僕と同じように苦しんでほしかった。
僕のことはもう忘れちゃった? てか、そこからじゃなんも見えないか。それでも僕の声が聞こえてるなら、かつては君もここに居たことを忘れないで。
君は、僕の隣で、その場所を見上げながら呪いの言葉を吐き連ねてた。僕たちは同じ痛みを共有してた。なのに、君は突如として僕に黒いものすべてを押し付けて、そこに行った。涙を流して、唇を噛み締めながら、許せないって言ってた人と幸せになろうとしている。君は、幸せになろとしてる。身勝手な君は、幸せになろうとしている。
許してとかごめんねとかそんな言葉が欲しいわけじゃないよ。ただ、僕のこと忘れないで。僕のことを覚えたまま、幸せになって。なれるよね。なれるよ。君は最低だから。死ぬほど最低だから。
君の涙は黒い。純白のドレスも鈍色に澱んでる。綺麗になったつもりだけど、僕には君の穢れがぜんぶ見えるよ。僕は君の黒いものを受け取ってやらない。返しに来たんだ。ぜんぶ、ぜんぶ抱えたまま、幸せになって。ちゃんと幸せになってね。
幸せとは なんだろう?
小さな幸せなら 沢山ある
美味しいご飯を 食べている時
趣味を 楽しんでいる時
好きなあの人と いるだけで
オレは 幸せに感じたりする
あの人も そう 思ってて くれたらいいな
それはほとんど崇拝に近かったように思う。君の絶対的な美の永遠を祈り続けてここまでやって来た。いつかぼくの祈りが実るとき、君はきっとぼくの膝を枕に眠っているだろう。君はこの世で唯一肉眼で確認することのできる神様だった。神というよりも天使と呼ぶ方がよっぽど君にはよく似合うかもしれないけれど。
そんじょそこらの少年と君とを一括りに考えてはいけない。君はこの世の何よりも神聖であり、超然とした美しさを持っているのだから。そしてそんな君に許されたぼく。君の聖域に足を踏み入れることができるのはぼくだけ。穢れなき君の綻びを見つけ、処理をする。
ぼくだけが唯一触れることを許された、ぼくの神様。ぼくの祈りを実らせよう。
ぼくの膝を枕に眠る君が深紅に染まった絨毯に美しく映えている。白い頬に長い睫毛。白イルカのようなあごに桜のようなくちびる。絶対的な美の永遠を手にしたぼくは、今日も君という神様の前で幸せのうたを歌おう。
褪せた古いアルバムを開くと白無垢姿の若い母が微笑んでいた 少し俯いた隣にはやはり若い父 今はもう会えない親族たち 永遠に止まった時間と無常に流れる時間 白紙の未来へ進むべく最後のページに咲く四つ葉のクローバー その花言葉は
#幸せに
幸せに
幸せになりたい
きっとみんながそう願っている
そしてできれば他者も幸せになってほしい
ところが最近のニュースは戦争や銃撃戦、ロケット発射、訴訟や騙し合いが目立つ
残念ながら世界が平和になるのは大変険しい道のりなのだろう
せめて自分の周辺の人には親切にしたい
ただ親切の際は2つポイントに気をつけている
①自己犠牲はしない
②見返りを求めない
これが出来ないならば親切しない方が良い
と自分はそう思っている
「幸せに」
好きなことができ、美味しいものを食べれる。
そんな私は幸せに暮らせてると思う。
衣食住がちゃんとできるのは恵まれてる。
もっと"幸せに"と思うことは、欲張りなのかな…。
あなたはもう、幸せになったのね。きっと私の事なんて忘れてる。
私はあなたが、こんなにも、記憶の奥底に染み付いてるのに。
もう、あなたとは幸せになれない。
どうか、お幸せに。
‐幸せに‐
♯24
付き合って6年。初めての高級レストラン。
どこか覚悟したようなあなたの目。
私はプロポーズされるのだろうと悟った。
料理も終盤。
あなたが席を立ち、私の横で片膝をつく。
柄にもなく様になっているその姿。
緊張がこっちにまで伝わってくる表情。
堅苦しい口調と、指輪を差し出し震える腕。
「この世の誰よりも幸せにする。」
キザな台詞を言うものだと、思わず笑ってしまった。
だけどそれ以上に、信じられないくらい嬉しかった。
幸せにするだなんて、大層なことを口にしないで。
あなたはただ、私の手を離さなければいいのよ。
そう言い指輪を嵌めると、
あなたは嬉しそうに微笑み頷いた。
一目惚れしたあなたの笑顔と重なった。
「お幸せに」
心を込めて人へはなむけた数と同等
または、それ以上に
貴方が幸せになりますように。
「幸せんなってね」
うみの水面と、私の視界はゆれている。
ゆりかごよりゆっくり、くらげより早く、ゆれ歪むなかで、みさとちゃんは笑ってた。
「幸せんなりたいね」
喫茶店で、ちょっと古いカフェで、向かいの席に座るみさとちゃんは、あいさつをするくらいすんなり言う。
私は、みさとちゃんの性格をよく知ってるつもり。だからエッと思って、大人しく、手は両膝に乗せたりなんかしちゃって。次の言葉を待った。
「……1000円ずつでど?」
「っん?」
「えっ。フツーに」
「アレ、もう会計いくかんじなの」
みさとちゃんは、三つ編みをポロッと肩から落とすくらい、深くうなずく。
パチンと二人目を瞬きあったけど、みさとちゃんはそのまんま、自分の羽をついばむ鳥みたく、手を白いカバンに突っ込んで、お財布を取り出し、あとぐされもない感じで、ガタッと立ち上がった。
「えあっあっ、えっ起きた!」
白いベットに寝てる私のむねに、転がりこんでくるみさとちゃん。
私ら、さっきまで喫茶店いなかったっけ?
「あんた覚えてないの?自殺しようとしたんだよ」
いつか、いつか忘れちゃった。いつか観た映画みたいに、シーンつなぎがこう、ツギハギなかんじ。
喫茶店はって言おうとしたら、声が出ない。
口に酸素マスクつけてあった。
「ねえ、1000円ずつがいけなかったの?あんた、お金無かったの?あたしになんで相談してくれなかったの?」
みさとちゃんの三つ編みがくすぐったくて、私はクスクス笑った。
「なに〜?」
みさとちゃんもクスクス笑って、私を見た。
「みさとちゃんのこれ、きれいだねえ」
私はみさとちゃんの綺麗に編まれた三つ編みを指さして、羨ましがる。
またシーンが飛んでるの。でもツギハギじゃないかも。
「みさとちゃあーん!お母さんがお迎え来たよー!」
保育園の先生が、スラッとした人影つれてやってくる。
みさとちゃんはわーっと駆け出して、私も後を追う。みさとちゃんの三つ編みから、綺麗な香りが漂って、私は、ふうっと幸せに息をついた。
「彼氏できちゃった!」
今度はお泊まり会。私の手にはホットミルク入りのマグカップ。
紺色のカーテンは閉まってる。
「えーっみさとに?」
私はおどけた感じで言ってみて、みさとちゃんはそれに怒って、バタッと立ち上がる。
そんで、机揺らして、ホットミルクこぼして、二人いっしょにやけど。
「あっ」
みさとちゃんの足に当たって、凄まじく机が揺れた。
私とみさとちゃんのマグカップが一緒にこぼれて、一緒に叫んだ。
ザザーッと波が足首までこみあげて、私はびっくりする。
「声帰ってこないねえ」
綺麗な衣服を生暖かい南風にゆらし、みさとは私に言った。
「海びこってないんだね」
私は言って、みさとはクスッと笑った。
行こ。とだけ言って、みさとはきびすをかえす。
防波堤に置いていた、上質なバックをひっかけ、車のキーを取り出してる。
「なんでも相談してね」
みさとはサイフからお金を出して、私に押し付けた。
これは、多分、自殺云々のあと。
このあとどうなるか、私は知ってる。
なんで知ってんだろ。
「いらないよ」
「いいよ。遠慮しないで」
「いらないって」
私は強めにみさとを押しのけて、きびすをかえす。
ぱつっと、みさとに腕を掴まれて、失敗。
「お金、必要なんでしょ」
「……あんたの彼氏からなんて、もらいたくないよ」
振り払って、そのまま帰った。
みさとといっしょに歩いてると、電話。母からだった。でてみると。
嫌にしずかで、つめたいかんじがしたのを覚えてる。
少ししたら、知らない男の人の声で、お母さんが倒れたことを知らされた。
がん。
治療にお金が必要だった。
「女手ひとつで、あんた育てたってね」
ベンチで塞ぎ込む私に、ああやって酷く振り払った私に、みさとは優しく、いい生地でできた上着をかけてくれた。
「困ってんならいって。
あと、その上着、あげるね」
えっと驚いて、私が顔を上げてみると、夕暮れのバターの中に、みさとの優しい笑顔があって、みさとは、「未練、残したくないの」。
私の目から、涙が溢れて、汚いけど、ちょっとだけ鼻水がでて、私が覚えてるなかでいちばん綺麗な夕焼け空があった。
「今月もスケジュールつめっつめ!売れっ子アイドルかっての」
みさとはひとつにくくったポニーテールをゆらっと揺らし、アイスを一口にくわえる。
扇風機がわたしたちに風を送って、私はみさとのいい匂いをふーんと嗅いで、香水のことを、なんとなく聞いてみる。
「つけてるわけないでしょ。香水なんて買うだけムダじゃん!あたしの香りは自然の香りなんだから」
得意げに話すみさと。
汗臭くなくていいなあなんて、私はその時思ってたんだっけ。
これ、走馬灯なんだね。
何で私、死んじゃったの
初恋のあの人に彼氏が出来た。私の気持ちも知らずに満面の笑みで報告してくるあなたさえ、幸せであれば良くて、健やかであればそれだけで良くて、、私は自分の一方的な気持ちを押し殺して「お幸せに。」と言葉を返した。それ以上声を出すと涙がこぼれ落ちてしまいそうで。幸せそうなあなたに心配そうな顔をさせたくなくて。ただその一心で、私は何年も引っ張り続けたあなたへの気持ちを潰してしまった。
「恋人」は結婚しない限り一度別れたら基本的には関係が終わってしまうけど、「親友」は何も無い限り一生付き合っていける。
あなたならどちらを選びますか?