『幸せとは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幸せとは
お金持ちでなくても、普通に元気に、穏やかに暮らせるのが、一番の幸せ…
そう口にするけれど、本音では、贅沢したいし、人並みに、年一回位は、泊まりがけの旅行をしたいし、趣味も、充実したい…ひよっとしたら、人より、欲が強いかもしれない…
したい事なら、どれほどあるだろう…無いものねだりで、自分に嫌気がさすこともある…
でも、そうやって、色々思う事自体が、一番の幸せかもしれない…
「ねぇ幸せってなんだろうね」
隣に座って一緒に映画を見ていた彼女が、暗い画面に流れるエンドロールを眺めて呟いた。見ていた映画のせいだろうか、彼女の瞳には水溜りができていた。そして、そんなことを口にしていた彼女は死んだ。
彼女が亡くなって三年が経った今も、恋人は作っていない。あの時何も返せずにいた自分を呪った。彼女は自殺。原因は未だに分かっていない。タバコを咥え、あの日見た映画をつける。隣にもう愛する人の姿はない。口から吐かれた煙が、部屋を覆いつくす。なんとも表せない匂いが心を落ち着かせた。映画は全く頭に入らなかった。最後に映画の主人公の男は笑った。自分は幸せだと言わんばかりに。
あの日の彼女の言葉を、声を、頭の中で反芻する。
幸せとは、愛する人が自分を愛し、傍にいてくれることだと僕は思う。
あの時の彼女の涙に、意味は存在したのだろうか。
幸せとは?
敬愛する あなたへ、
あの日、あの時あなたに救っていただき本当に感謝しています。
あなたがいなければ私はここにはいないでしょう。
人生を諦めかけた その時、貴方に救われました。
本当に本当に感謝しています。
あなたはいつも笑顔で笑いかけてくださいましたね。
その表情で、私の心が何度奪われたでしょうか?
本当に愛しておりました。
こんな姿になって帰ってこないでくださいよ。
私が命を立とうとした時、あなたは言いましたね。
まだあなたは幸せになれる。
そう言われ、私は生きようと思ったんです。
私が問うた幸せとは何か
貴方は、
楽しいこと、嬉しいこと、
何を幸せと定義するかは自分次第
そう、おっしゃいましたね
確かに貴方と過ごした日々は温かく、穏で幸せでした
ですが、今気づいたんです。
穏やかで幸せに溢れたいいた。
もどかしく切ない、悲しい日々だって
貴方がいたからこそ幸せにられた。
私の幸せは貴方でした。
そう、そう、だったんです。
ごめんなさい。
せっかく育ててもらった命、今、ここで無駄にしてしまいます。
本当にごめんなさい。
ごめんなさい。 ごめんなさい。
でもせめて幸せだったと思える 日々を忘れたくない。
失いたくない。
だから最後に挨拶に行きました。
ありがとう御座いました。
最後まで伝えれませんでしたね、愛してます。
その後の記録は無い
この体から抜け出して
天に召されるとき
お気に入りのピアスも
頑張って貯めた貯金も
見つかったら恥ずかしい日記も
なにも持っていけないけれど
あなたと過ごして得たもの
楽しかったことだけじゃなく
あなたに喜んでもらいたくて準備したことが
ひとつも響かずダメ出しされて 悔しくて
でもそれは、
“喜んでもらいたい自分” になれなくて悔しかったんだって気づかせてくれたこと
わたしの言った何気ない言葉で
あなたが死んでしまったんじゃないかって
とっても後悔していること
わたし自身が こんなにも大切な人に尽くして
報われることがなくとも、
それでもいいと思えたこと
あなたと過ごした日々のなかで
経験したことすべて
魂になっても持っていられる
だから
この魂ひとつで天に召されても
多分わたしは 寂しくない
◇しあわせとは◇
『幸せとは』というテーマについて…
愛犬と遊んでいる時にふっと思う…楽しい、幸せだなって…
動画や写真などをとっているときもふっと思う…幸せと…
何気ない時間が幸せなのかもね…
携帯を触ってても…出かけていても…
疲れてても…どんな場面が来ても…最後は幸せと思うんだね…結局幸せが勝ってしまうね…
出会うことも…初めての人と出会うことも幸せだね…
仲良くなるまでには時間が必要だけど、幸せかもね…
友達と会ってても…幸せだね…
自分が思う『幸せとは』っていうテーマになったかもね…
【幸せとは】
なんだろう
いざ問われると答えられない
今、不幸だとは思わない
自分に足りないモノがあったり
病と付き合いがあったり
自身の性分を持て余して、壊してしまったモノもある
だけど、不幸だとは思わない
思ってはいけない
だから、私は幸せなのだと思う
幸せとは。
こういう問いは哲学的でいいね。
蓋し、幸せとは幸せを求めていない時が幸せなのではないか。
アランの『幸福論』の受け売りに過ぎないが、実際どういう時に「幸せとは」ということを考えるのか、考えてみて欲しい。
それは、自身が幸せを感じていない時ではないか?
その他の「生きる意味」や「自分のやりたいことは何だ」といった問いも同様の性質を持つ。
そういうことを考えてしまうのは、精神状態のせいである、とアランは言っている。
故に、考え過ぎるな、ということだな。
考えて結論が出たとして、明日には変わっているのがオチ。
フランクルの書いた『夜の霧』でも似たような事が書いてある。
まあ、「実存主義」と一言で言ってしまった方が早い。
生きる理由を与えられる前に、我々は存在してしまっている。
故に、「生きる意味」という問いを出すこと自体無意味である、と。
うん……ここ最近はずっとこの考えだな……。
幸せの定義なんてない。
あえて言うなら、幸せだと思い込める能天気さ。
これがあるかないか。
自分には…ないかな。
でも、能天気でいようと試行錯誤する前向きさはあると思ってる。
ややこしいけど、頑張るに値するもんだと信じてるってこと。
どんな劣悪な環境にいても、自分は幸せなんだと感じられる。
この時代には非常に難しいことだと思うけど、時折ふと思うのは、「生きてるだけで丸儲け」ってのはまんざら詭弁でもないと。
楽しいこともあって、辛いこともあって、悲しいこともあって、ムカつくこともあって。
こんなにいろんな経験が出来ることが、生きてるってことな訳で。
それをすべてひっくるめて、「幸せ」と呼べるような人間になりたい。
…と思いながら、早五十余年。
幸せとは
「あなたにとって幸せって何」
そう聞かれたら私、上手く答えられない。
あの時、ああしてたら今頃幸せになれてたのかな。あの子を救えてたら自分も、あの子も幸せにできたのかな。
そんな事ばかり考えちゃう。
何が幸せで何が不幸せなのか。私はまだよく分かってない。というかたぶん分かりたくないんだと思う。
知っちゃったらその幸せが何かの拍子で壊れちゃいそうだから。
いつか、˹あぁ、これが自分にとっての幸せだったんだ˼って気づけたらいいな。
幸せとは
「幸せ」って何だと思う?
そう問う私に、「君と居ること。」と言った。
そんな貴方は、結局別の女の人のところへ行ったね。
私と居るのが不幸だったから?
「浮気」この言葉があるから浮気となるけど、この言葉がなかったら一体どうなるのか。
「美人」と「不細工」、美人なんて言葉がなかったらきっと不細工なんて言葉はない。
それと同じで、「幸せ」なんて言葉があるから「不幸」が目立つ。
「幸せ」は「不幸」じゃないことなのか、 幸せがあったら不幸もある、所詮「幸せ」と「不幸」は紙一重なのか。
はたまた幸せと不幸は共存するものなのか?
答えは自分の中にあって、他人が決めることじゃない。
そんな事わかっていながら、貴方が言った幸せの意味、
それを私は未だに信じてるよ。
幸せ、とはなんだろうか。と偶に考える。
それはこの自分の中にある責任感にも似た罪悪感と、子の境地にいる自分への不満と呆れ。1度でも転んでしまえば皆が皆置いて言ってしまうという恐怖と絶望。
そんなのが続いていると、ふと自分は不幸なんじゃないかと思ってしまう。
祝福された幸せの桃姫さんと赤い髭のアイツも、自分たちなりの幸せを見つけた一生のライバルの緑の髭と菊姫さんも、それぞれ幸せなのだろう。
別に恋人が居ない兄貴も、自由で何も無い日々が幸せだと感じられる。
俺にだって思慕を抱いている人は一応いる。
ただ、居る世界が違いすぎるのだ。
彼女が星の子から慕われる母だとすれば、俺は醜くネズミ捕りの中で独り藻掻く小悪党。
彼女が綺麗なブロンズの髪と、翡翠のドレスを身に付けて、銀河のティアラを乗せたその姿は、まるで星のようで、そんな姿に見蕩れは焦がれて死んでしまう。
ピーチ城で開かれるお茶会。
そこで、あの人の話題を振られたが。
「あー、ロゼッタには他にいい人がいるよ。俺なんざ見ちゃくれない方がアイツは幸せだ」
当たり前のこと。
自分で言っといた癖に自分で傷つく。
黙って聞いていたおヒゲの皆様と姬サン達は、みんな呆れてそりゃそうだと共感してくれるだろう。
努力なんてしない。見返りは求めない。
だって、あの人には、俺はつり合わない─────
「君さぁ、バカじゃないの?」
そう赤の髭が頬杖をつきながら言って、それに釣られて次々に皆が口を開く。
紅茶を啜る音。
「マリオが言ってることは正しいわ。貴方、また逃げるつもりなの?」
桃姫は俺を問う。
クッキーを噛み砕く音。
「本当にだな。お前さんはロゼッタを悲しませてーのか?」
黄色はあの人の名前を出す。
「な……なんだよ、当たり前のこと言っただけじゃ……」
「当たり前じゃないよ!!!」
緑の髭が立ち上がる。テーブルが揺れる。
「ワルイージ、ロゼッタがなんでわざわざパーティーの時君の隣に座るのか分かるかい?」
「そうね、アンタが1人の時にロゼッタが丁度よく話しかけに行くのも分かるでしょう?」
緑と雛菊は問い詰める。
「は、いやいやそんなこと言われたって……」
「俺にゃつり合わねえってなあ……」
「つり合うとか関係ない!僕らだって一般人とプリンセスなんだぞ!何言ってるんだ!」
それは、アイツらが選ばれたスーパースターで、スーパーヒーローなんだから。
俺はなんだ?何も出来ないただの脇役だ。
「あ……あの、なんだか皆さんお喧嘩を……?」
丁度良く、ロゼッタが遅れてやってきた。
俺の隣は椅子がひとつ分空いている。
「さ、ワルイージ、やっちゃいなさい!」
桃姫さんは強引に俺をロゼッタの目の前に立たせた。ああ、ダメだ。俺じゃ、どうせ……
「……?あの、ワルイージさん……」
「っ、あ、ロゼッタ、よう……」
「、急で悪いけど、ちょっとバルコニーに来て欲しい……」
幸せとは、ここにある、小さな小さな愛の欠片。
昨日の自分より今日の自分が不幸せなんてことはあるのだろうか。もし、今日何か美味しいものを食べたら、その美味しいものを食べている分昨日の自分より幸せだと思う。もし、何か嬉しいことを言われたら、言われた言葉の分昨日の自分より幸せなはずだ。
幸せの数だけ数えていれば、ずっと今の自分が人生で1番幸せだと思える。そんな風に考えて生きていたい。
作品No.279【2025/01/04 テーマ:幸せとは】
幸せってなんだろう
すきなものがあること?
あたたかくておいしいご飯が食べられること?
わからないけど
多分きっと
そばにありすぎて
当たり前すぎて
気付けていないんだろうな
幸せとは
朝。
時計の針は7時前。
アラームより早く起きれた。
顔を洗って歯を磨いた。
ご飯は目玉焼きにベーコン。
登校中に友達と合流。
…
校門前で友達と待ち合わせ。
また明日ね。
…
→贅沢な生活
2日から発熱でベッドの住人をやっとります。今年の正月はまさに寝正月でした。
ようやく熱は下がったみたいですが、喉が焼けるように痛い。それ以外の症状はない。
発熱外来の予約が取れずに自宅療養しております。
どうせ何もできないんだし、と開き直って読書三昧。
図らずも今年の抱負の良いスタートが切れました。
喉元過ぎればなんとやら(過ぎてないけど)、こういう正月も悪くないなと読み終わった本を積み重ねて、新しい本に手を伸ばす。
頭に活字が満ち満ちています。
テーマ; 幸せとは
〚幸せとは〛
だれかに必要とされること。
それが僕のしあわせと感じることの一つ。
あの人に必要とされたこと。
嬉しかったの。
僕が必要とされたこと。
ありがとう。
彼と一緒にいてたのしい。
同性だからこそ分かりあえることがある。
それが幸せ。
カーテンの隙間から漏れる陽光が眩しくて、ハイネは目を覚ました。時計を見ると、いつもの時間だ。
ゆっくりと体を起こすと、いつの間に帰って来ていたのやら、ヴィルヘルムが隣で眠っていた。寝息を立てる彼を起こさないように、ベッドから下りると、カーディガンを羽織って部屋の外へと顔を洗いに出た。
冬の朝は冷える。震えながら部屋に戻ると、ハイネは着替えを始めた。外出も来客も予定がないので、ゆったりとしたワンピースを手に取った。
袖に腕を通しているとき、
「おはよう、ハイネちゃん」
背後から声がした。物音を立てないように気をつけていたつもりだったが、いつの間にか彼も目を覚ましたらしい。
ハイネは振り返った。
「おはようございます」
彼女の返事は素っ気ない。
「珍しいですね。いつの間にお帰りになられていたんです?」
その素っ気なさに動じることなく、ヴィルヘルムは体を起こすと微笑んだ。
「深夜にね。ハイネちゃんを起こさずに済んだみたいで何よりだよ」
そうですね、と彼女は肩を竦めると、再びカーディガンを羽織った。
「朝食はどうされますか。召し上がられますか?」
「いいのかい?」
「一人分用意するのも二人分用意するのも大して変わりませんから」
着替えを始めた彼を尻目に、ハイネは部屋を出た。
少しでも寒さに対抗できるようにと小走りでキッチンに向かうと、手早く調理を始める。冬のいいところは食材が傷みにくいところだが、それ以外にいいと思えるところはない。
スコーンを焼くために窯に薪を入れるついでに、リビングの暖炉にも薪を入れる。朝食の用意が整う頃には、リビングもほんのりと暖かくなってきた。
「ああ、いい匂いだね」
「用意ができましたよ」
「ありがとう。いただくよ」
ハイネの言葉に彼は席につくと、フォークを手に取った。ハイネは少し遅れて席につくと、焼いたスコーンを半分に割ってジャムを塗る。食べようと口を開けた瞬間に、ヴィルヘルムが言った。
「ねえ、ハイネちゃん」
「……何ですか?」
「幸せって何だと思う?」
彼の問いを無視して、ハイネはスコーンを頬張った。バターの風味と濃厚なジャムの取り合わせがとても美味しい。
さあ、とでも言いたげにハイネは首を傾げた。スコーンを呑み込んで、ハイネは渋々と口を開く。
「幸せかと問われると、首を傾げてしまいますが、それならば不幸せなのかと問われると、違うと感じます」彼女は一旦口を噤んだ。深呼吸をして言葉を続ける。「だから……わたしにとって幸せとは何でもない毎日のことだと……そう思います」
ハイネはそう言うと、優しい微笑みを浮かべた。
幸せとは
大切な人の隣にいられること
仲間と夢を追えること
何気ないことで笑顔になれる事
好きなものを好きと言えること
何気ない景色に感動すること
そして、その幸せが
自分の中にあったことに
気付いたとき
それは大切な人に降りかかった雨に傘をさせる事だと歌っている曲
聴く度 わたしも身近な物や人にそうありたいと
思わされる
「幸せとは」
幸せとは
家族と一緒にいる
毎日ドキドキする
生きがいを感じる
誰にも負けない自信はあるよ!