『幸せとは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【幸せとは】
なんだろう
いざ問われると答えられない
今、不幸だとは思わない
自分に足りないモノがあったり
病と付き合いがあったり
自身の性分を持て余して、壊してしまったモノもある
だけど、不幸だとは思わない
思ってはいけない
だから、私は幸せなのだと思う
幸せとは。
こういう問いは哲学的でいいね。
蓋し、幸せとは幸せを求めていない時が幸せなのではないか。
アランの『幸福論』の受け売りに過ぎないが、実際どういう時に「幸せとは」ということを考えるのか、考えてみて欲しい。
それは、自身が幸せを感じていない時ではないか?
その他の「生きる意味」や「自分のやりたいことは何だ」といった問いも同様の性質を持つ。
そういうことを考えてしまうのは、精神状態のせいである、とアランは言っている。
故に、考え過ぎるな、ということだな。
考えて結論が出たとして、明日には変わっているのがオチ。
フランクルの書いた『夜の霧』でも似たような事が書いてある。
まあ、「実存主義」と一言で言ってしまった方が早い。
生きる理由を与えられる前に、我々は存在してしまっている。
故に、「生きる意味」という問いを出すこと自体無意味である、と。
うん……ここ最近はずっとこの考えだな……。
幸せの定義なんてない。
あえて言うなら、幸せだと思い込める能天気さ。
これがあるかないか。
自分には…ないかな。
でも、能天気でいようと試行錯誤する前向きさはあると思ってる。
ややこしいけど、頑張るに値するもんだと信じてるってこと。
どんな劣悪な環境にいても、自分は幸せなんだと感じられる。
この時代には非常に難しいことだと思うけど、時折ふと思うのは、「生きてるだけで丸儲け」ってのはまんざら詭弁でもないと。
楽しいこともあって、辛いこともあって、悲しいこともあって、ムカつくこともあって。
こんなにいろんな経験が出来ることが、生きてるってことな訳で。
それをすべてひっくるめて、「幸せ」と呼べるような人間になりたい。
…と思いながら、早五十余年。
幸せとは
「あなたにとって幸せって何」
そう聞かれたら私、上手く答えられない。
あの時、ああしてたら今頃幸せになれてたのかな。あの子を救えてたら自分も、あの子も幸せにできたのかな。
そんな事ばかり考えちゃう。
何が幸せで何が不幸せなのか。私はまだよく分かってない。というかたぶん分かりたくないんだと思う。
知っちゃったらその幸せが何かの拍子で壊れちゃいそうだから。
いつか、˹あぁ、これが自分にとっての幸せだったんだ˼って気づけたらいいな。
幸せとは
「幸せ」って何だと思う?
そう問う私に、「君と居ること。」と言った。
そんな貴方は、結局別の女の人のところへ行ったね。
私と居るのが不幸だったから?
「浮気」この言葉があるから浮気となるけど、この言葉がなかったら一体どうなるのか。
「美人」と「不細工」、美人なんて言葉がなかったらきっと不細工なんて言葉はない。
それと同じで、「幸せ」なんて言葉があるから「不幸」が目立つ。
「幸せ」は「不幸」じゃないことなのか、 幸せがあったら不幸もある、所詮「幸せ」と「不幸」は紙一重なのか。
はたまた幸せと不幸は共存するものなのか?
答えは自分の中にあって、他人が決めることじゃない。
そんな事わかっていながら、貴方が言った幸せの意味、
それを私は未だに信じてるよ。
幸せ、とはなんだろうか。と偶に考える。
それはこの自分の中にある責任感にも似た罪悪感と、子の境地にいる自分への不満と呆れ。1度でも転んでしまえば皆が皆置いて言ってしまうという恐怖と絶望。
そんなのが続いていると、ふと自分は不幸なんじゃないかと思ってしまう。
祝福された幸せの桃姫さんと赤い髭のアイツも、自分たちなりの幸せを見つけた一生のライバルの緑の髭と菊姫さんも、それぞれ幸せなのだろう。
別に恋人が居ない兄貴も、自由で何も無い日々が幸せだと感じられる。
俺にだって思慕を抱いている人は一応いる。
ただ、居る世界が違いすぎるのだ。
彼女が星の子から慕われる母だとすれば、俺は醜くネズミ捕りの中で独り藻掻く小悪党。
彼女が綺麗なブロンズの髪と、翡翠のドレスを身に付けて、銀河のティアラを乗せたその姿は、まるで星のようで、そんな姿に見蕩れは焦がれて死んでしまう。
ピーチ城で開かれるお茶会。
そこで、あの人の話題を振られたが。
「あー、ロゼッタには他にいい人がいるよ。俺なんざ見ちゃくれない方がアイツは幸せだ」
当たり前のこと。
自分で言っといた癖に自分で傷つく。
黙って聞いていたおヒゲの皆様と姬サン達は、みんな呆れてそりゃそうだと共感してくれるだろう。
努力なんてしない。見返りは求めない。
だって、あの人には、俺はつり合わない─────
「君さぁ、バカじゃないの?」
そう赤の髭が頬杖をつきながら言って、それに釣られて次々に皆が口を開く。
紅茶を啜る音。
「マリオが言ってることは正しいわ。貴方、また逃げるつもりなの?」
桃姫は俺を問う。
クッキーを噛み砕く音。
「本当にだな。お前さんはロゼッタを悲しませてーのか?」
黄色はあの人の名前を出す。
「な……なんだよ、当たり前のこと言っただけじゃ……」
「当たり前じゃないよ!!!」
緑の髭が立ち上がる。テーブルが揺れる。
「ワルイージ、ロゼッタがなんでわざわざパーティーの時君の隣に座るのか分かるかい?」
「そうね、アンタが1人の時にロゼッタが丁度よく話しかけに行くのも分かるでしょう?」
緑と雛菊は問い詰める。
「は、いやいやそんなこと言われたって……」
「俺にゃつり合わねえってなあ……」
「つり合うとか関係ない!僕らだって一般人とプリンセスなんだぞ!何言ってるんだ!」
それは、アイツらが選ばれたスーパースターで、スーパーヒーローなんだから。
俺はなんだ?何も出来ないただの脇役だ。
「あ……あの、なんだか皆さんお喧嘩を……?」
丁度良く、ロゼッタが遅れてやってきた。
俺の隣は椅子がひとつ分空いている。
「さ、ワルイージ、やっちゃいなさい!」
桃姫さんは強引に俺をロゼッタの目の前に立たせた。ああ、ダメだ。俺じゃ、どうせ……
「……?あの、ワルイージさん……」
「っ、あ、ロゼッタ、よう……」
「、急で悪いけど、ちょっとバルコニーに来て欲しい……」
幸せとは、ここにある、小さな小さな愛の欠片。
昨日の自分より今日の自分が不幸せなんてことはあるのだろうか。もし、今日何か美味しいものを食べたら、その美味しいものを食べている分昨日の自分より幸せだと思う。もし、何か嬉しいことを言われたら、言われた言葉の分昨日の自分より幸せなはずだ。
幸せの数だけ数えていれば、ずっと今の自分が人生で1番幸せだと思える。そんな風に考えて生きていたい。
作品No.279【2025/01/04 テーマ:幸せとは】
幸せってなんだろう
すきなものがあること?
あたたかくておいしいご飯が食べられること?
わからないけど
多分きっと
そばにありすぎて
当たり前すぎて
気付けていないんだろうな
幸せとは
朝。
時計の針は7時前。
アラームより早く起きれた。
顔を洗って歯を磨いた。
ご飯は目玉焼きにベーコン。
登校中に友達と合流。
…
校門前で友達と待ち合わせ。
また明日ね。
…
→贅沢な生活
2日から発熱でベッドの住人をやっとります。今年の正月はまさに寝正月でした。
ようやく熱は下がったみたいですが、喉が焼けるように痛い。それ以外の症状はない。
発熱外来の予約が取れずに自宅療養しております。
どうせ何もできないんだし、と開き直って読書三昧。
図らずも今年の抱負の良いスタートが切れました。
喉元過ぎればなんとやら(過ぎてないけど)、こういう正月も悪くないなと読み終わった本を積み重ねて、新しい本に手を伸ばす。
頭に活字が満ち満ちています。
テーマ; 幸せとは
〚幸せとは〛
だれかに必要とされること。
それが僕のしあわせと感じることの一つ。
あの人に必要とされたこと。
嬉しかったの。
僕が必要とされたこと。
ありがとう。
彼と一緒にいてたのしい。
同性だからこそ分かりあえることがある。
それが幸せ。
カーテンの隙間から漏れる陽光が眩しくて、ハイネは目を覚ました。時計を見ると、いつもの時間だ。
ゆっくりと体を起こすと、いつの間に帰って来ていたのやら、ヴィルヘルムが隣で眠っていた。寝息を立てる彼を起こさないように、ベッドから下りると、カーディガンを羽織って部屋の外へと顔を洗いに出た。
冬の朝は冷える。震えながら部屋に戻ると、ハイネは着替えを始めた。外出も来客も予定がないので、ゆったりとしたワンピースを手に取った。
袖に腕を通しているとき、
「おはよう、ハイネちゃん」
背後から声がした。物音を立てないように気をつけていたつもりだったが、いつの間にか彼も目を覚ましたらしい。
ハイネは振り返った。
「おはようございます」
彼女の返事は素っ気ない。
「珍しいですね。いつの間にお帰りになられていたんです?」
その素っ気なさに動じることなく、ヴィルヘルムは体を起こすと微笑んだ。
「深夜にね。ハイネちゃんを起こさずに済んだみたいで何よりだよ」
そうですね、と彼女は肩を竦めると、再びカーディガンを羽織った。
「朝食はどうされますか。召し上がられますか?」
「いいのかい?」
「一人分用意するのも二人分用意するのも大して変わりませんから」
着替えを始めた彼を尻目に、ハイネは部屋を出た。
少しでも寒さに対抗できるようにと小走りでキッチンに向かうと、手早く調理を始める。冬のいいところは食材が傷みにくいところだが、それ以外にいいと思えるところはない。
スコーンを焼くために窯に薪を入れるついでに、リビングの暖炉にも薪を入れる。朝食の用意が整う頃には、リビングもほんのりと暖かくなってきた。
「ああ、いい匂いだね」
「用意ができましたよ」
「ありがとう。いただくよ」
ハイネの言葉に彼は席につくと、フォークを手に取った。ハイネは少し遅れて席につくと、焼いたスコーンを半分に割ってジャムを塗る。食べようと口を開けた瞬間に、ヴィルヘルムが言った。
「ねえ、ハイネちゃん」
「……何ですか?」
「幸せって何だと思う?」
彼の問いを無視して、ハイネはスコーンを頬張った。バターの風味と濃厚なジャムの取り合わせがとても美味しい。
さあ、とでも言いたげにハイネは首を傾げた。スコーンを呑み込んで、ハイネは渋々と口を開く。
「幸せかと問われると、首を傾げてしまいますが、それならば不幸せなのかと問われると、違うと感じます」彼女は一旦口を噤んだ。深呼吸をして言葉を続ける。「だから……わたしにとって幸せとは何でもない毎日のことだと……そう思います」
ハイネはそう言うと、優しい微笑みを浮かべた。
幸せとは
大切な人の隣にいられること
仲間と夢を追えること
何気ないことで笑顔になれる事
好きなものを好きと言えること
何気ない景色に感動すること
そして、その幸せが
自分の中にあったことに
気付いたとき
それは大切な人に降りかかった雨に傘をさせる事だと歌っている曲
聴く度 わたしも身近な物や人にそうありたいと
思わされる
「幸せとは」
幸せとは
家族と一緒にいる
毎日ドキドキする
生きがいを感じる
誰にも負けない自信はあるよ!
幸せとは
子どものまるいほっぺた
小さくて大きな育ちの温もる手
看板なんて無くて良い
ただに幸せに生きてくれれば
私は笑って死ねるかも
ずっと星のように輝きかけてくれる
愛するあのひと
そばに居られなくても
その幸せを私が祈っていることを
知っていてくれれば
私は心強く生きられるかも
無力感に引っ掻かれて
暴虐を為しては無力感から逃げられると
錯覚に気づいていながら目を逸らしているひとびと
自分のなかに光り続ける力を見つけてくれたら
私は安心して去れるかも
自分に罪ありと己を苛むかの者
処罰なんて虚しいものじゃなく
癒しを育むことに向かってくれれば
私が闘う必要もなくなるかも
みんな幸せになれば良い
そうしたら、私はしばしの休養に入ろう
愛してやまぬ存在のもとへ帰って
幸せとは
幸せとは
「安全である」ということだと思う
みんなに見守られながら
安全に育っていく
そうゆうことが
幸せだと思う
幸せとは
「健康である」ということだと思う
みんなに見られながら
元気に育ってゆく
そうゆうことが
幸せだと思う
幸せとは
「みんなに身守られながら死んでゆく」
ということだと思う
みんなに見守られながら
ころんと死ぬ
それがいちばんの
幸せだと思う
人生100年
そんなのが今終わろうとしている
ああ
やっと楽になれる…
薄暗い朝の部屋。隣で彼が動く気配がする。
僕も起きる、という言葉は、おぅおぅうぅー、みたいな、ヘンテコなうめき声になった。
それを聞いた彼は少し笑った。開き切らない目でははっきり見えないが、どんな顔をしているかはくっきり思い浮かべられる。
「昨日は遅かっただろ。もうちょっと寝てなよ。」
そう言ってずれ落ちかけた毛布をかけ直す。大きい手のひらが頭を緩やかに撫でていくのを感じた。
幸せとは
人それぞれ違うもの
押しつけるものでもないし
奪うものでもない
「あなたの幸せを思って」
とよく聞く
思っちゃだめだ
本当に幸せになって欲しいなら
聞き出さなきゃ
幸せを思っての幸せの中には
自分の幸せも含まれている
そして
誰かを不幸せにする幸せもある
現実的なことを言えば、衣食住が足りていて、健康で文化的な最低限度の生活が送れること。
そして何かに困ったり壁に直面した時に寄り添ってくれる誰かがいること。
END
「幸せとは」