『寂しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子どもが成長する姿は
逞しくあり嬉しく感じるけど
寂しさもあるなぁ
いつか巣立っていくんだよね
今の時間を大切にしよう
寂しさは静かな影のように
夜の隙間から忍び寄る
灯りの消えた部屋の中で
ひとり、時を待つ心に触れる
遠くに響く風の声
それは答えのない呼びかけ
空っぽの椅子と揺れるカーテン
天井には強く縛ってある縄
そして、星となるわたし_
母はいつも帰りがおそかった
ひとりで食べるご飯も
宿題やれとか言われずに
好きなだけゲームができる事を考えたら何でもない
ある晩…
酔っ払って帰ってきた母がウザかった。
「はい、抱っこ~」
やめてょ
「いいじゃんょ~おいで~」
ストン……母のひざの上に吸い込まれる。
「いつもごめんね…」
やめてょ頭なでないで
「寂しくない?」
……やめてょ…一緒にいてほしくなっちゃうから
【寂しさ】
誰にもわかってもらえない
この感じ
誰ともわかりあえない
この感じ
誰のことも信じられない
この感じ
別れには色んな別れが有るね。悲しい別れ、旅立ちの別れ、悔しい別れ。色んな別れ、そして最も悲しいのが寂しい別れ。気にかけて居ながら、あと一歩踏み込めなくて。悔やんでも、悔やんでも悔やみきれない別れ。詫びても詫びても、詫びきれないごめんね!寂しい想いさせていた事に、気づいていたのにごめん。別れだ後に寂しくて寂しくて、これが私への罰。
私は名の知れた魔法使いだ
私を指して偉大な賢者、などという者もいる
自分でも、なかなか頑張って、魔法を使い他人のために働いてきたと思っている
私に憧れてくれたり、教えを請うてくる者も老若男女問わず現れる
私の積み上げてた技術を、様々な人々に教えるのは充実した日々だ
この齢になっても、楽しく過ごせているのは、幸運なことだろう
だが、少し寂しさを感じることもある
私は名声が上がりすぎた
周囲の人々は、私を尊敬の目で見て来る
その尊敬が強すぎて、遠慮しながら話すのだ
気づけば私は、友と呼べる者が一人もいない存在になっていた
私の生きる日々はとても素晴らしいものだ
しかし、物足りなさを感じるのも事実
叶うならば、私を対等に扱ってくれる友が欲しい
だが、これだけ恵まれている私がこれ以上を望むのは、贅沢が過ぎるだろう
そういえば、私と同じ学園で学び、夢破れた彼は今、どうしているだろう
彼に私が物足りなさを感じるなどと言ったら、怒られるかもしれないな
お前は夢を叶えたのに、まだ欲しいのか、とね
そんなことを考えていたら、久方ぶりに彼が訪ねて来た
私同様、年老いてはいたが、元気そうだった
彼は夢破れたあと、また新たな夢、目標を見つけたらしい
そして、その夢を叶えたのだそうだ
先に夢を叶えた私に、今の自分を見てほしくて会いに来た、とのことだ
私は嬉しくなった
彼がどうしていたか、気になっていたが、新たな夢を叶えられたのなら、とても喜ばしいことだ
彼は長らく姿を見せなかったことを謝ると、また、友として話をさせてほしいと言ってきた
もちろんよろこんで、と答えた私は、気付けば涙を流していた
私の中に空いた最後の心の穴が、彼によって埋められた気がした
私には、友と呼べる者が確かにいたのだ
「寂しさ」
胸に大きな穴が空いている
その穴を埋めるために僕は歩き続ける
大切な何かを忘れている気がする
でも僕は、それが何かを思い出すことは出来ない
僕は何でここにいるんだろう
何から産まれたのかも分からない
ただ手に、何かの冷たい感触だけが残ってる
寂しい人生に優しい電球色
つまらない夜に妄想華
期待してない癖にとほおずき笑う
来ない返事を寂しがるって
♯寂しさ(150)
気だるい朝の空気を吸い込んだ。
寒空の下をとぼとぼと歩く人々の顔は、いかにも帰りたいと言うようで。
家を出たばかりだろうに気が沈んでいる。
かくいう私もその民衆と大差ないのだが。
制服のスカートから覗く足は寒さに震え、吐く息はたちまち白く変わって空気に溶け込んでいく。
‐1℃の気温の中、学校へ行こうと家を出ただけでも偉いのに、そんな私を褒めているのか追い詰めているのか、純白の雪が降り注ぐ。
世界を美しい白銀に染めていく。
雪を見るとはしゃいでしまうのはいくつになっても変わらず、幾分か気持ちも晴れて足取りが軽くなった。
道端の草には霜が降りて、これまた清廉とした輝きをまとっている。
通り過ぎる車の音は荒々しくも軽快で、時折髪を揺らす風もここまで来るといっそ心地よいように感じられた。
そうは言ってもやはり、寒冷の空気はつんざく悲鳴のように私を貫く。
視界の端にひっそりと咲く一輪の花にでもなったかと錯覚してしまうほどの心細さである。
学校へ行っても友達なんていないのに。
授業なんてわかるはずもないのに。
非難されているようで息を震わせた。
学校はもう目の前に迫っている。
朝早くから登校する生徒たちの様子も視界に入った。
雪の上にいくつもの足跡を残しながら、私は今日も真冬の寂しさに身を包むのだった。
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『寂しさ』
ある日、街から音が消えた。秋の風に身を任せるように葉が優雅に舞散り、普通ならば地面に落ちればカサカサと音を立てる。しかし今はただ虚しく、音もなく地面に降り積もるだけだった。まるでサイレント映画の中にいるような、奇妙な感覚だった。音を求め街を歩く。思いっきり足を上げ、ドンと地面に叩きつけるように踏み下ろしてみた。当然、音はない。暫く歩いていると、壁のようなものにぶつかった。___その先には次へ進むための道はない。フィルムが途切れていた。
もう一人暮らしには戻れない。
うちに帰って話す人がいないのが寂しい。
1人でご飯を食べるのが寂しい。
1人で寝るが寂しい。
寝るまでの時間もスマホばかり見てて寂しい。
人肌が恋しくなってしまう。
君と暮らしてから、、、、
ほんともう一人暮らしには戻れないね。
寂しい…
あの事件が、あってから。
私は天涯孤独だ。
一人の男によってそうなってしまった。
あの日、私は帰宅を急いでいた。
親戚一同揃う特別な日。
家族大好きな私は浮足立っていた。
家のドアを開けると
生臭い匂いが鼻腔を攣り抜ける
急いで部屋に急ぐ。
其処には忘れたくても忘れられない悍ましい
記憶。
部屋の中は死体で溢れかえり、
ソファー。カーテン、床にも血が跳ね返り
床には血で水溜りが出来た。
其処からの記憶は曖昧だった。
ニュースには"一族殺害事件"と題され
幸い犯人はすぐ逮捕された。
だが、家族が戻る事はない。
孤独感が私を襲った。
あれから施設に引き取られ、5年がたった。
周りも事件を知っているので、
気まずいのだろう、声を掛けてくれる人もいなかった。
周りを見れば幸せそうな家族が溢れ、
カップルも多く見かける。
私もあんなことがなければそうなっていたのだろうか?
でもあの記憶を消すことは出来ない。
周りに人がいない私は孤独だ。
「寂しい…私も連れて行って」
家族のお墓の前でそう願うのだった。
寂しいという感情を
母ちゃんを亡くしてから、俺は夜に誰にも気づかれないように泣くことがある。
誰にも気づかれないようにずっと。
皆の前では、寂しくないと強がって。
気づかれてるかもって思っていても、見て見ぬふりをして。
そうして、寂しいという感情を隠し続けた
【寂しさ】
ずっと埋まらない何かがある。
どれだけ友と関わろうが
どれだけ寝て疲れを取ろうが
どれだけ怒って泣いて笑おうが
何かが足りない。
不安でいっぱいで冷たくて苦しくて
ずっと手を伸ばして、穴が空いたみたいだ
何が足りない?
親友は戻ってきてもただ怖いだけだ。
友達はまだ居る、大切な仲間だ。
家族は忙しい、それに僕はもう大人だ。
そうだ。
僕はもう大人。
大人になってしまった。
だからこれから一人で歩んで行かなきゃいけない
一人で歩んで…ひとりで……
親友がいなくなって随分が経ったのに
今更悔やんでいるみたいだ。
でも親友自体を悔やんでいるわけじゃないみたいで
何だか落ち着かないんだ
何が僕に足りないのか、
何を失ったのか。
恐らく答えは支えだ
信頼できる人という支え。
それがなくなって途方に暮れているみたいだ。
僕は昔から人との関わりの度合いがわからない
だから頼り過ぎて怒られたり、
逆に頼らな過ぎて潰れたり。
ほんとにわからない。
誰が自分に合っている人かも見分けがつかない
人とどう関わればいいのかもわからない。
元々依存気質があって、
人にウザがられることがよくあった。
だから遠慮がちになって、
親に遠慮するなって怒られた。
わからない、わからない、わからない。
なんで、どうすればいいの?
私は?僕は?
疲れたよ、寂しいよ。
誰か助けてよ。
寂しいよ….
甘えるってどうやるの?
頼るってどうするの?
断られたらどうなるの?
誰もいなかったらどうしたらいいの?
信用できる人ってどう見分けるの…?
もう嫌だ……
「ひもじい。寒い。もう死にたい。不幸はこの順番でやってきますのや」
自分の好きなマンガに出てくる、オバァのセリフ。自分は、この何気ないセリフが大好きで、とても秀逸だと思っている。
きっと寂しさも、暖かい部屋で美味しいものを食べたら薄まるんじゃないかなー。
「寂しさ」
いつも隣にいる彼が今日は居ない。
なぜなら今日は私が風邪を引いて学校に行けないから。
彼は授業の合間に心配して連絡をくれる。だけど、久しぶりの彼が隣にいない日常はあまりにも寂しすぎた。
今度会ったらこう言おう。
「いつも冷たくしてごめんねいつも隣に居てくれてありがとう」
と。
彼は私に暖かさを愛を、寂しさという大切な感情を教えてくれた。
久しぶりの投稿です!
最後まで読んでくださると嬉しいです( ´∀`)
最近急に寒くなったので、風邪を引かないように気を付けてくださいね。
寂しさ
一人でいることが寂しいのは当たり前のことだ。
問題は二人でいるのにさらに寂しい思いをしているということ。
これはもう、本当に大問題だ。
他の誰かで埋められるのならそれでもいいか。
根本的な解決にはならずとも、とりあえずの寂しさを埋めることは出来るのだから。
寂しさは体に良くない。
もちろん心にはもっと良くないものだ。
大人になるとそんな解決の仕方もあるのだと知る。
私も汚れたなと思う。
でも構わない。
寂しさを抱えて朽ちていくより、ずっと健全な方法なのだから。
お題
寂しさ
とうに慣れたわ寂しさなんて
あなたの背中見つめ続けて
あなたの寂しさ埋めるピースが
私のカタチをしてたらいいのに
寂しい同士が寄り添いあっても
寂しさだけが降り積もる
色んな感情通り過ぎて
寂しさだけが隣にいるの
あなたの前で見せた涙は
寂しさからなの気づいてた?
胎児のように丸まって寝る
寂しさが少し紛れる気がして
両親が共働きで夜遅くに帰ってきても寂しいなんて思わなかった。
だって、君が隣にいてくれたから寂しさなんて微塵もなかった。
でも、出会いがあれば別れもある。
君が私の隣から居なくなってしまった時、初めて“寂しい”と感じた。
心に穴がぽっかり空いたような、そんな感覚が私の胸の中にあった。
優しさを与えてもらうと無くすことの悲しみの方が大きいとその時に気づいた。
またねがある事を願って眠りについた。
2024/12/19 寂しさ
寂しさを感じる暇もないくらい
愛して愛されて
君でいっぱいになる
けれど帰り際は寂しくて
またねって
抱きしめる
その強さが嬉しくて
寂しさは愛情の証だと思う