『寂しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
寂しさ
何もかも風が吹き飛ばしてくれるはずなのに
寂しさだけは連れてくる
夫を信じることが難しくて
疑心暗鬼が自身を苦しめる。
夫に優しくしたいのに
優しくしていたほうが幸せなのに
過去の裏切りが忘れられなくて
これからも裏切られるかと不安で
嘘と隠し事を暴こうとする自分と
毎日のように戦わなければならない。
自分が正しいと思う気持ちを振りかざすのをやめて、相手に寄り添いなさいと言うけれど
なぜ私ばかりが努力しなくてはならないのか? 心のなかでもう一人の自分が自分を苦しめる。
だまされていればいいだけなのに。
もっとおおらかに自信をもって生きることができたら幸せなのに。
あなたなんかいなくて平気、なんて
そんなの本心じゃないのに…
どうして、この口は勝手に思ってもないことを言ってしまうんだろう
あなたいなくなってから、わたしは空っぽだ
日々の生活の中で、なにも楽しくない
なにも感情が湧かない
ごめんね、
どんなことでもするから、なんだってするから
どうか、戻ってきて
寂しいよ…
この寂しくなった部屋の中で、
わたしはどうやって過ごしたらいいのっ、?
寂しさで、わたしの中は、もうボロボロだ
寂しさ
あったようでない
なかったのにあるかのよう
不足ではなくて
不足だと思ってしまうこと
何も特別なモノなんて昔からない
あるとも思ってなかった
だからって何もない訳でもない
ないようにある
あってもこれだと言うモノが思い当たらない
だからって、なかったことにはならない
いまでもそこにあるはず
それに気が付かない寂しさ
寂しさ
ひとりで家にいるから寂しい
というのはありきたり
都会の喧騒の中で寂しい
というのもバリバリ既視感
寂しさに貴賤はないとする
軽重はあるとする
浅薄深慮があるかは知らない
寂しさと孤独の関連は後ほど考慮する
さて私は冬の夜空を見上げ
昔習い覚えた星座を探す
おうし座のプレアデス星団を探す
寂しさを味わいたいなら
冬の夜空を見よう
星でさえあんなに寄り添って光る
細雪のとける路傍を眺むれば
あぁ吹き抜ける、窓をゆらして
指にも絡まぬその侘しさよ
土と成り行く枯れ木の如く
布団をかぶってやりすごす。
湯たんぽのぬくたさが優しい。
「寂しさ」という言葉は国語辞典には載っていない。代わりに「寂しい」という言葉が載っていた。考えてみれば当たり前で「嬉しい」「嬉しさ」だとか「書く」「書けば」だとか未然連用終止連体仮定命令全てを載せると国語辞典が東大の赤本くらいに厚くなってしまう。
ここで考えたい。「寂しさ」と「寂しい」の違いってなんだろう。例えば、「大きさ:100メートル」は度合いだけれど、「大きい」は感想みたいな。「寂しい」という言葉にも、その違いはある。ただ、もっと深いところで決定的に違うものがあると思う。
……そう、「寂しさ」は何処か他人事なのだ。「寂しさを感じる」これは小説やアニメで入るナレーション。でも「寂しい」というのは、完全に感じた人の感想。生の声。そんなイメージを抱かずにはいられない。
「寂しさ」などという、他人からのイメージ、そんなものに踊らされてはいけない。「寂しい」という、現場の本当の姿だけを信じることが大切だと思う。
【寂しさ】
何をしていても。
誰といても。
満たされない。
この心に燻る、空虚感。
手に入れば、心は満たされるの?
追い求め続ければそれは手に入るのだろうか?
きっと、何も、誰も。自分でさえもこの寂しさを埋めることなんて出来ない。
寂しさ
あいつがいなくなった。
いつも騒がしいあいつ。
いなくなって静かになった。
私は静かな方が好きであり、あいつの事も特に好いてはいなかった。
それでも、突如静かになると寂しさを感じるものだ。
そばに
あなたがいるのに
この寂しい気持ちは
何故だろう…、
このすきま風を
うめたいのに
どうすればいいのか
わからない…。
集団における個々の大切さ
決して侮ることなかれ
80の個性溢れる存在
誰も彼も、どれも彼女も
数人に囲まれた屋内でも
結局1人で十分
78が欠けるより
1、欠ける方が辛い
――サメの言うことにゃ、
寂しさ
寂しいって感情がなかっら、きっと寂しいだろうな。
題:寂しさ
寂しいって、人前で簡単に言っちゃダメだよって
友人に言われたことがある。
世の中には色んな人がいて、それにつけこまれるよって。
その通りだと納得した。
だから、あまり言わないようにしていたけど、
寂しい時はどうすればいいんだろう。
寂しいって叫ぶ訳にも行かず、自分で解決しなければいけないけど、それにも限界がある。
寂しさを抱えた僕たちはどこへいって、どう生きていく?
あなたを想えば想うほど
寂しさが募るばかり
でも寂しさに支配されてはいけない
そんな心に、いつだって蓋をして隠してしまう
【寂しさ】
自分の味方は自分
私を肯定するのも否定するのも
私しかいない
何かを失う寂しさは他の何かで埋められるのだろうか。寂しさは時間が経てば感じなくなるものなのだろうか。久しぶりに思い出してしまった。あの時しまった大切な宝物のことを。その写真や日記を見て寂しさが蘇ったりする。いつまで経っても忘れられない私の宝物。寂しさは他の何かで誤魔化せるけど無くせはしないんだな。それが大切であればあるほどに。
テーマ【寂しさ】
付き合いたてのあなた
幸せなはずなのに、不安でいっぱい
どうして私なんかを好きになってくれたの……?
ほんとうに私でいいの……?
それでもほんとうに大好きで
そばに居たくて
心が寂しいって言っても、あなたがいるから頑張れる
2024/12/19『寂しさ』
【寂しさ】*192*
年齢差だったり、自分の今の環境だったり、立場だったり
色々考えずに突っ走ることができなくなって
1人になった時…ちょっぴり寂しさを感じる今日此の頃
でも、このはっきりしない危うい状況が
実は私の気持ちを最も高ぶらせてくれるんだなぁ〜
なので、寂しさも悪くはない♪
「胸に手を当てて考えてみて」
そうして、乱暴に扉を閉めて彼女は出て行ってしまった。今日は記念日で、最近は仕事が忙しかったから一ヶ月ぶりに会う予定だった。私は浮かれて彼女が好きなチョコケーキと苺のタルトを一つずつ買った。甘い物はあまり好きでは無いから、彼女が食べて嬉しい物を選びたかった。普段持たない花束なんかも買って、少しぎこちなく向かった玄関口での出来事だった。
現実味を帯びない様な感覚で、どうしたら良いか分からなかったけれど胸に手を当ててもただ置いて行かれた寂しさだけがそこにあった。