『宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〜創作メモ〜
怪我しそう、「何をやっている」「危ないだろ」
役に立ちたい理由、ブラック企業、パワハラ上司、勘違い
前の職場、怒鳴る·大声=トラウマ
彼女とかいないの?、いたら女を雇わない
マネージャーに、「今度のバラエティ番組で、宝物の紹介コーナーがあるらしいので、用意しておいてもらえますか?」と言われた。
「ああ、」とから返事をして、その後は親父から貰った壺を持っていった。収録では、周りから「凄いですねぇ」なんて言われて、その場しのぎのでっち上げエピソードを喋った。
本当の宝物なんて、見せられるわけがない。
宝は隠されてこその宝だろ。
そう思って家に帰り、おもむろに机の隣の引き出しを開ける。中にあるのは、なんてことないただの根付け、小さな鈴のついた地味な根付けだ。
こんなもの見せたって、スタジオの奴らは苦笑いで精一杯だろう。哀しいかな。
ただ、俺の手元で、あいつのことを思い出させながら光ってくれればよいのだから。
★宝物★
あなたに出会ったこと。
あなたと積み重ねてきた時間。
あなたにもらった沢山の優しさや温かさ。
あなたが教えてくれた沢山の気持ち。
あなたの、存在。
宝物。
いいえ。私にとってのあなたは、宝物よりももっともっと大事。
この先もずっとずっと、胸のいちばん深くで、心のいちばん奥のキレイな場所で、やわらかく抱き締めていたい光。
【宝物】
推しの写真、推しがでてる雑誌、推しのグッズ、
推しのCDやDVD。
数年後、もう推していないかもしれないけど。
『今』の私の宝物。
机の上で突っ伏して寝ている彼女に、やわらかな光が差している。その様子を愛おしげに見つめると、ラインハルトは彼女に着ていたジャケットをかけた。そして、机の上に散らばっている書付をひとところにまとめて片づける。
魔術の研究が大好きな彼女は、放っておけば日がな一日、魔術の研鑽に勤しんでいる。時折、外に連れ出してやらないと茸が生えてしまうのではないかと思うほど、ずっと書斎兼研究室に籠り続けている。
彼女自身はそれで困っていないようだが、彼としては……とてもさみしい。手が離せないほど忙しそうな時は遠慮しているが、自分の手が空いているときは、彼女を何かしらに誘って外に出ている。意外にも彼女は素直に応じてくれるのだ。
彼女の寝顔をずっと見つめていたい気もするが、これ以上、部屋にいても仕方ないだろう。彼女を起こすことになってしまっては本末転倒だ。
彼は後ろ髪引かれる思いで部屋の扉を開けた――そのとき、
「……誰?」
目を覚ましたらしい彼女が顔を上げた。彼女は寝ぼけまなこをしょぼしょぼさせて、人気のある方へと顔を向けた。ぼんやりしていた姿が徐々に像を結んでいく。部屋の出入口に立っているのは――ラインハルトだ。
こちらを見る彼の顔が、何だかしょんぼりしているように見える。
「ラインハルト……? どうかしたの?」
彼女がそう口を開いたとき、しょんぼりしていた彼の顔が、見る見るうちに輝き始めた。開けかけていた扉を閉め、彼女の元に向かって歩いていく。
体を起こした彼女は、自分の肩にジャケットがかけられていたことに気づいた。この香りは彼のものだ。脱いで綺麗に畳むと、近くにやってきた彼に手渡した。
「ありがとう。これ、あなたのよね?」
ええ、と彼は微笑みながら受け取った。
「眠っておられたので、起こさないようにと思っていたのですが、結果的に起こしてしまったようで済みません」
「いいえ、いいのよ。あなたこそ、何かわたしに用事があったのではなくて?」
小首を傾げて彼女は言った。そんな仕草の一つ一つがとても可愛らしい。
「その……特に用事があったというわけではないんです」
彼は申し訳なさそうに眉を八の字にする。ただ彼女の顔を見に来ただけなのだと口にするのは、起こしてしまった手前、少し言いにくい。
「そうなの?」
不思議そうに彼女は首を傾げたが、その表情はすぐに穏やかな笑みに変わった。
「なら、テラスでお茶にしましょうよ。今日は天気がいいみたいだから」
「ええ、喜んで」
嬉しそうに頷くと、準備してきますと言って、彼は部屋を出て行く。いつもの流れで見送りかけて、わたしも手伝うわと、彼女もその後を追いかけた。
宝物は家族だけど家族って物じゃない
だから新しい言葉考えた
宝人(たからんちゅ)って言うことにしました。
宝箱がそこにはあった。
ずっと探していたものだ。
俺たちはワクワクしていた。
「じゃあ開けるぞ」
この言葉にみんなは頷いて宝箱に注目していた。
「え?」
宝箱には一枚の紙以外何も入ってなかった。
一枚の紙にはこう書いてあった。
─────────────────────────
この宝箱を見つけてくれた君へ
楽しんでいただけましたか?
何も入ってないじゃないか
なんて怒っていないでしょうね
宝箱に何も入ってないのは
元からだから
でももう宝物はあるだろう
これを読んでいる君の周りに。
一緒に乗り越えた仲間が宝物だから
─────────────────────────
俺はハッとした。
俺は思った。
宝物を探しに行ったあの日からずっと
周りには友だちが居てくれて
アイツらが宝物か。
宝物は元から俺のそばにあったんだ。
─────『宝物』
#宝物
ボクの唯一の家族であったおじいちゃんが亡くなった
おじいちゃんはいわゆる、資産家と言う人だった。
亡くなった後、おじさんおばさんが駆け付けてきた···
「財産分与はもちろん私にもあるわよね?」
「弁護士はまだか?」
家族とは···? いくら富があっても、虚しい
ボクに残ったのは、おじいちゃんと過ごした
この家と、学費と生活費程度のお金、
そして、書斎の金庫だった。
「何が入っているの?早くその金庫を開けて!!」
教わった通りにダイヤルを回すとなんの抵抗もなく
開いた金庫。中からは、僕が小さい頃に作った工作品
両親とおじいちゃんとの写真が埋め尽くさんばかりに入っていた。
「なんだ、用はすんだわね。それじゃ、私はお暇するわね」
お手伝いさんも帰って誰もいなくなった家で、
ボクは思いでの品物を一つずつ見ていった。
覚えているもの、覚えていられないほど
幼い頃の思い出をなぞるように······
品物に埋もれるように一台のパソコン
おじいちゃんの字で
〖ちゃんと覚えているかな?〗
パソコンの中には100万ほどの株が入っていた。
「おじいちゃん、ちゃんと覚えてるよ。」
教えてもらった〖知識〗
これがボクの本当に相続した財産であり宝物だ。
宝物
貴方が私にくれたもの、今では色んな人に希望を与えているよ。私から彼へ、彼からあの子へ、ずっと続いてるよ。貴方の宝物は皆にいい影響をもたらしているよ。
ずっと大切にするから。戻って来てくれとも言わないから。だから、ずっと見守っていて。
宝物
ん??どうしたの?まま?え!!キラキラのほうせきだ!!ありがとうまま!!たからものにしよ!
見て!お母さん!友達からお手紙もらったの!一生の宝物だなー!
お母さん。中学校受験受かったよ。天国から見守ってくれたからだよね。合格お祝いで友達からお洋服貰ったよ。宝物にします。
お母さん。私ね、高校生になりました。だんだんと大人に近づいてきてるよね?将来の夢はお母さんみたいな優しい人になりたいです。
お母さん。私大学生になったんだけどさ、
「小さい時に貰った宝石、まだ私の部屋にあるよ。御守りくれてありがとう。」
5作目
◤僕と君◢
子どもの頃の宝物を思い出して欲しい。キラキラとした石だろうか、たくさんのカードだろうか。それが今も宝物だという人はどれ程居るのか考えてみれば、極少数派だ。
僕はどうかって。勿論、変わっていないからこの質問をしたんだよ。僕は大切なものは自分の手の中に閉じ込めておきたい質だから見せてあげることは出来ないんだけど。
どうしてもダメか?
ダメだね。あれはもう僕のものだ。誰にも渡さない。
噂?ああ、少女が行方不明になった事件かい。非常に痛ましい限りだね。早く見つかることを祈っているよ。
やっと帰った。たぶんアイツら僕のこと疑ってやがる。幼馴染だって全てを知ってるわけでは当然ないんだからやめて欲しいよね。
ん?出してって?
出すわけないじゃん。君は僕のものだよ。それにそうやって、何とか抜け出そうとして、でも無理で絶望する顔も可愛いよ。
テーマ:宝物
アレも…
コレも…
大切にしてる宝物。
お金も 時間も
沢山かけて手にしたから
壊れないように
傷つかないように
とても大切にしている
宝物ってさ…
この手の中にあるって
ずっと思っていた。
だからさ…
遅なって
ごめんね。
出逢った頃の ときめきも
会う度に感じていた
ドキドキ感も…
流れる時の中で
ホコリに埋もれていくけど
歳を重ねる度
柔らかくなっていく
君の笑顔が…
今はたまらなく 愛しい…
- アンティーク -
【宝物】
ちょっと綺麗な形の石に、真っ直ぐでツルツルの木の枝。そこらで簡単に手に入りそうなそれらは、私以外の人間には何の価値もないのだろう。だけど私にとっては、子供の姿をした可愛らしい友人がせっせと贈ってくれた愛おしい宝物だ。
「……これ。今日、タンジョウビなんだろう?」
ぶっきらぼうな口調とは裏腹に、頭に生えた狐の耳が不安そうにゆらゆらと揺れている。差し出された真っ赤な紅葉を、両手で大切に受け取った。
「今年も覚えていてくれたんだ。お祝いしてくれてありがとう」
一番鮮やかに色づいた紅葉を、君は毎年お祝いに贈ってくれる。今年も完全に乾燥させてから、栞に加工するとしよう。私がまだ幼い頃からずっと変わらない習慣だった。
出会った頃に用意した大きなブリキのクッキー缶は、君と重ねた日々の思い出が数えきれないほど詰まった私の宝箱だった。
宝物は大切にそっと心の奥にしまっておこう
誰にも見つからないように
大切な私だけの宝物
私の宝物は大好きな彼氏。一生大切にするって決めたんだ。だから私は、彼を地下に閉じ込めた。宝物だから、大切だから、もう二度と失いたくないから。みんなみんな、宝物は閉まっている。誰にも見つからない、触られないところに閉まっているんだ。だから私もそうした。なのに、警察にバレた後、私は聞かれた。
「どうして𓏸𓏸さんを閉じ込めたんだ。」
私は返した。
「宝物は閉まっておくんです。」
みんな宝物を閉まっていても怒られないのに、私だけ怒られるなんて不平等じゃない?そんなのおかしいよ。私がおかしいんじゃない。みんながおかしいんだ。
地獄の記憶→悲しんではいけませんか。の続き
※ ※ ※
「発達障害の長男と暮らす3」
「男の子って皆そういうものだよ」
分かったようなこと言わないで。
何度うちの子がおかしいと相談しても、まともに取り合ってくれない。皆例のセリフで一蹴するのだ。
「男の子はそういうものだから気にしすぎ(笑)
皆が同じ思いをしているんだから
あなたも育てられて当たり前(笑)」
その度に狂いそうな毎日を否定される。
味覚や感覚が過敏なせいで
ある日突然飲み食いをやめた赤ん坊の息子。
丸一日何も飲んでない食べてない。死に物狂いであれこれ試して、それでも食べないし飲まないのだ。
市に電話したけど「担当のものがいません」で終わる。
そういうもの?本当に?
どうして母の勘を軽視するのだろう。
今もこんなに
苦しんでいる。
母にだけ当たりがキツイ。
これは昔から変わらない。
味噌汁ひとつとっても、メーカー、味噌の濃さ、割合、具材、温度、量、その全てが引き金となる。
「昨日と味が違う」
「味噌が違う」
「大根が入ってない」
「熱い!!!!量が多い!!!!」
投げられるお椀。ぶちまけられる味噌汁。
恐怖で泣きはじめる下の子。
私も怒りより悲しさが溢れてくる。
早く遠くに行って欲しいな…。
下の子と暮らしたい。傷つけられた自分と重なるのだ。
※ ※ ※
本日のお題「宝物」ですが、続きを書き殴りさせていただきました。申し訳ありません。
ふわっとぼんやり薄いのが浮かんだので温度差がすごいのですが…(爆) 載せさせてください。
「宝物」
世界を敵に回しても手に入れたいかというと
そうでもない。
世界そのものが彼女を作り上げているからだ。
歯が浮くようなセリフも言えない。
分かってくれるといい、なんて幻想か。
じゃれて組み敷いた彼女は照れて笑う。
「誰にも見せたくないけど、見せびらかしたいってこういう感じか」
何の話と問われるけど、いたずらを始めた手で誤魔化す。
肩に回る細腕に誘われて唇を重ねた。
昼間なのに燻り始めた熱をどうしてくれる。
宝物
総重量4.5キロの黒と白と茶色の三色のちっちゃな犬
ちょっと嫉妬深くて怖がりな、でも愛情深かった可愛い可愛いわたしのぴんご
『宝物』
キラキラと輝いていた。
太陽にかざせば地面に綺麗な模様が出来て、それを独り占めしたかった僕は"宝箱"を用意した。
無くさないように。
奪われないように。
それを大切にしまい込んだ。
あの頃の僕には、それがとても価値あるものに見えたんだ。
……今なら分かるよ。
こんな物に価値はないんだって。
どんな物にも価値はないんだって。
僕も、君も、誰も、何も。
みんなみんな……どうでもいいんだって。
"ガラクタ入れ"を覗き込む。
汚れてくすんだガラス片が、僕の顔をぼんやりと反射した。
わたしの宝物、なに?うーんいまの生活?そうか、そうかもな。
それは宝石でもなく金塊でもなく
奪うものでも奪われるものでもなく
当たり前であってもありふれたものでもなく
愛し慈しみ尊び護られるべきもの
それが「キミ」という宝物
かけがえのない代わりのない大切ないのち