『安心と不安』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの時の心から安心した感覚を今でも覚えてる。
小さくて 小さくて
腕の中にすっぽりと 包まれてしまうくらい
ちっさなあの時。
見えなかったけど 感覚は今でも覚えてる。
顔は見えなかったけど 今でも夢に見る。
ときどき、どうしようもなく、不安になる。
漠然と、理由もなく、不安になってしまう。
誰も、自分も、悪くないのに、不安が心を支配する。
そんなとき、 思い出すんです。
あのときの感覚を。
包まれて、ほんとうに、守られているって思える
あの感覚を。
友人でも 恋人でも あれほど 安心できない。
とくべつな心地。
アルバムをめくって笑う あの人を見て
あのとき感じた心地は
この時だったのかなって そう思えた。
―安心と不安―
貴方が私の側にいるだけで
手を握ってくれるだけで
笑ってくれるだけで
私は安心できるの
貴方が私の側から離れたら
何処かへいなくなってしまったら
時々見せる儚げな顔が私を不安にさせるの
大自然で人の少ない広々とした場所では
「無」になる時間ができる。
だから安心して過ごせる。
現実に戻って人の多い場所に帰ると
「心配」な時間が出来る。
だから不安な時間が押し寄せる。
でもどちらも背中合わせで
普通に過ごしていても
「安心」するとすぐ「不安」がやってくる。
常にポジティブは無理。
精一杯生きて満足なら
「どうでもいいや」
と思う。
不安な心を鎮めて安心を得る方法しってる?
紛らわす方法は沢山あると思うけど、
少し勇気が出たら、やっぱり飛び込んで
いくしかないよね。
杞憂か、的中か、、、、
杞憂なら一安心、今度からそこまでは心配いらないなって学べる。
的中ならコレはコレでしめたもの。
あー。なるほどー。こんな風になっちゃうのか。次は気をけよー。いや、もうコレは自分からはむかわない方が良いやつだなあ。とか。、
紛らわしてばかしいると、同じことの繰り返し。
でもね。10年に一回ならまあそれもよし。
最近、ふとした時に将来への不安をおぼえる。
数年前までは、年を重ねるうちに色々なことを経験して気配りも習得して他者との付き合い方も学んで、、そうやって立派な大人になることを疑ってもいなかった。
でも着実に二十歳に近づいていっているはずなのに、今の自分がそう考えてた時期との成長を感じなくて。
未熟なままあっさりと成人するんじゃないか。
こんな自分のままなら、将来わざわざ自分の側に居てくれるひとは居なくなるんじゃないか、と。
安心といえば、、
現時点でのこんな自分であっても、そばに居てくれる家族や友人がいること。その人たちの所にいると、まぁ今の自分も悪くないかもという気になって、かなり安心するかな。
今年受験の私は、自分の将来について考える日々を送っていた。
低学歴の私が国公立なんて行けるわけもなく、せいぜい私立のFラン大学が関の山という現状。
だから私の人生はもう終わったんだと思っていた。
だけどそれを両親に相談したら、呆れたように笑って、生きてさえいてくれれば良いよと抱きしめてくれた。
涙が溢れた。
同時に、自分の不甲斐なさに死にたくなった。
自分には誇れるようなこともないし、両親を幸せにしてあげられるようなスキルもない。
だけど両親がこう言ってくれたことで、安心と不安が半分半分になった。
私は、この家に生まれて良かったと改めて感じた。
安心と不安
安心
健康でやる気があってご飯が美味しい。守ってくれる誰かがいて、心が安らいでる。
不安
不健康で何をしたらいいかも思い浮かばないしやっても出来ないしご飯は口に入れば何でもいい。心は常に揺らいでいる。
最近は何もかもが不安と変化の連続。まさしく不安定。
安心できる居場所なんてどこにもない。
なんでなんだろう。あんまり安心って感じたことない。
あぁ、そうか。
守ってくれる誰かとは、もう離れ離れになってしまったんだ。美味しいコーヒーを入れてくれるあの人。
僕は、あの人のコーヒーが世界で1番好き。
あの人は自分が自分でなくなるような病と闘い、不安を抱えながら、精一杯生きている。
だから僕は、あの人から貰った半分を抱きながら、この不安定な毎日を生きていく。
安心したいと思えば思うほど、不安になることが多い世の中だな。
安心と不安が表裏一体のような関係なんだるうな
その安心の割合を多くする方法を、僕は見つけたい
貴方といつも通り話せて安心する。
貴方が他の人と話しているのを見て不安になる。
貴方が私といる時に笑うから安心する。
貴方が私には相談できない事があると気付いて不安になる。
貴方が私の処に来てくれると安心する。
貴方が他の人の処に行くと不安になる。
毎日、安心と不安の繰り返し。
貴方はきっとなんとも思っていないんだろうね。
#安心と不安
腕の中包まれながら愛されて
だけど心はここじゃないとこ
昼と離ればなれにされたこの世界で同じ夜生まれの彼女が傍にいることだけが安心出来て、不安になる。
安心と不安
君といる時、僕の心拍数は
一番やばいと思う。
安心と不安は紙一重かと…。
わたしが安心するのはやっぱり、旦那、両親、友達といる時🍃
なんだけど、その安心が続く(?)ためには、たとえば体の不健康だったり、意見のぶつかりだったり、安心できる環境を阻むものがあるわけでして…。
安心するための条件ていろいろあるし、安心を得るためにはいつも何かしら気をつけてないといけないし、なんならそのこと考えすぎて不安になること多いよなあってこのテーマでこんなこと書いてたら思ったなあ
安心と不安
不安でいっぱいの
暗い道
子供の頃は
手を繋いでくれると
なぜか安心した
大人になった今も
それは変わらない
だから
大切な人と手を繋ごう
安心と不安は表裏一体だ。
例えば災害。南海トラフ巨大地震なんてのがその際たるものだろう。
いつか来ると言われているソレは、今はまだ来ないでいる。安心だ。
けれどもいつかは来る。不安だ。
不安だから人は対策をねる。不安に備えて行動できる。
結果、安心が生まれる。
安心は、不安からのご褒美なのかもしれない。
お題:安心と不安
「コウモリ!」
「うむ……」
ごきぶりポーカーというゲームがある。
可愛らしい絵で描かれた害虫達を押し付け合うという割と悪趣味なカードゲームだ。
それぞれの忌み者のカードを名前と共に裏側で出し、本当か嘘かを当てるダウトに近いゲーム性を持っている。
詳細なルールは省くが、もちろんカードをたくさん貰ってしまうと負けてしまう。
今出されたカード、本当にコウモリかもしくは別の何かか……
「む……」
天井を仰ぐ。
もしここでコウモリをつかまされるとかなりピンチだ。
他ならまだ耐えられる……はず。
ここは安全策をとって……
「そのカードは……本当にコウモリだ」
その宣言に彼女は口の端をニッとあげ
「残念、カエルでした。」
とカードを表にしたのだった。
「はぁ……。」
コーヒーを飲んで一息つく。
あの後、結局同じようなことの繰り返しでカードを掴まされ、二進も三進も行かなくなり負けたのだった。
「私の勝ち。祐介はわかりやすいなぁ。」
勝った彼女はご機嫌でかなり饒舌だ。
この手のゲームでは彼女に勝てた試しがない。
……が、悔しいものは悔しい。
「結局、目先の不安を回避するために安全策ばかり講じるからそうなるの。少しはチャレンジしなきゃ。」
何事もそう。
彼女はそう付け足した。
何事もそう?
最悪を回避して何が悪いっていうんだ。
「それで取り返しのつかないことになりたくない。なんだってそうだ……」
言い終えるか否かのあたりで、彼女はハッとしたような表情を浮かべた。
よく見ると少し青ざめている。
咄嗟に下を向く。
何か悪いことを言ったかな。
でも僕の言ったことは何も間違ってない。
チャレンジすることも、その先の結果も、どうしたって怖いじゃないか。
沈黙に耐えかねて彼女の方を見ると、いつもの顔に戻っていた。
少し間をおいて彼女は言う。
「私も、臆病かも。祐介のこと言えないね。えへへ。」
彼女の持つカップは、少し震えていた。
ある日突然彼女が僕に別れを告げた。
何ともない夜だった。
いつも通り楽しく過ごしていた。
だが、そこでトラブルが起きたのだ。
それは突然の事で、僕にも何が何だか分からなかった。
もう私たち別れよう。
彼女がなんの前触れもなく告げたのだ。
僕、気づかないうちに傷つけちゃったかな、
僕は驚き咄嗟に出た言葉がそれだった。
ちがうの、君は悪くなくて、
じゃあ何で?
僕がそう聞くと彼女は少しづつ
涙を零しながら話し始めた。
彼女は自分が精神的に苦しくなっていること、
彼女が僕を傷つけてしまうことが怖いこと。
僕は君がそう思っていても、君自身が嫌でなければ
ずっと傍で支えるよ。
君が辛い時苦しい時泣きたい時何時でも君を守る。
傷つけちゃうかもしれない。
傷ついても立ち直るから平気だよ。
こんな僕だけどこれからも一緒に居てくれますか?
はい、
彼女は泣きながら答えた。
僕は別れなかったことと彼女が少し打ち明けてくれたことに
少し安堵し
彼女がまた抱えてしまわないか不安に思った。
【安心と不安】
人は安心を求めるものである。
そして、安心を得る為に様々な事を考える。
その中に不安が生まれる。不安とは、安心を得る為の過程である。
人生は安心と不安の連続である。
今日も、何処かで沢山の人たちが不安と戦い安らぎを手に入れている。
入籍をした。その時は、これで別れることは容易ではなくなるので、すごく安心した。
彼氏彼女の関係だった時は、いつ別れを告げられるのか、とか、浮気されたらどうしよう、とか、毎日毎日不安で仕方がなかった。
私自身がやましいことをしているわけではないのに、不安だった。
入籍して、家族になったことで、浮気をしたら世間的にも立場がなくなるし、もう別れよう、と突発的に別れることはなくなる。
すごく安心した、はずだった。
でも、世の中を見れば、不倫をしている人もいる訳だし、裏でこそこそと離婚の準備をしている人もいるらしいし。
……あれ?
唐突に、安心が不安になった。
おかしいな、とっても嬉しいはずなのに、とっても怖い。
これが籍を入れるということなのだろうか。
【安心と不安】
『ああ、どうしよう。間違えた。失敗してしまった。ここから挽回できるだろうか。僕はきちんとこの問題に、対処することができるだろうか』
「大丈夫、大丈夫だよ。今日はとりあえず家に帰ってぐっすり寝よう。そうして明日になれば必ずきっと、その問題は解決してる」
『どうしよう、どうしよう。あれも足りない。これも足りない。いつかなくなってしまうかも。そうしたら、どうやって生きていけばいいのかわからない』
「大丈夫、大丈夫。まだこんなにあるじゃないか。無くなったりなんかしないよ。君が必要だと思ったときには巡ってくるもんなのさ」
『どうして、どうして。そんなことを言うんだ。そんな呑気に構えているんだ。君がそんな態度でいるから僕は不安になる。僕がこんなに不安になるのはぜんぶ君のせいなんだ』
「そうか、そうか。それは悪かったね。でも僕がこんなに落ち着いているのは、君がいてくれるからなんだ。君が胸の内を隠さずに打ち明けてくれるからなんだ。君が素直に気持ちを話してくれるから、僕は不安を抱えるのは僕だけじゃないんだって、安心できるんだよ」
『ごめんよ、ごめん。僕だって。君のせいじゃないって本当はわかってる。でも止まらないんだ。やめられないんだ。込み上げる不安を吐き出さないといられないほどに不安なんだよ』
「いいんだ、いいんだよ。君は君のままでいいんだよ。君の不安をもっともっと聞かせてくれ。僕は君の側にいる。だから君も僕と一緒にいてくれよ。僕には君が必要なんだ」
【安心と不安】