『安らかな瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
親友が死んでしまったの。
彼は愛する人に殺されたのよ。
でも、彼はどうして…
あんな顔をしているの…?
【安らかな瞳】
《安らかな瞳》
ぽっかりとしたその空虚な瞳は、どこか安らかに感じられた。もう像を結ぶことのない、その墨色の瞳。
青空の雲をその目に映して、綺麗だね、と笑うこともない。
枯れた向日葵をその目に映して、残念だね、と悲しむこともない。
降り始めた雪をその目に映して、寒いね、と手を擦ることもない。
隣を歩くあの男をその目に映して、大好きだよ、とはにかむこともない。
僕をその目に映して怯える君は、もうこの世界のどこにもいない。
カラン、と冷たい音がして、濡れた僕の手からナイフが滑り落ちたのが分かった。
足元に倒れる君を見下ろす僕の瞳には、赤い色が閃光のように散らばって、てらてらと眩しく映っている。それでも心はどこか穏やかで、僕のぽっかりとした黒い瞳も、彼女と同じに安らかに映るのだろうと思った。
ゲーセンのUFOキャッチャーで
一目惚れしたぬいぐるみ
茶色と白の2種類を
同行者がとってくれた
韓国の何かのキャラクターらしく
どこかでみたことあるなと思ってたら
いつも使ってるポーチのそれだった
2体並ぶ事で魅力が何倍にもなる
それに同じものが並んでる様が
なんとも気持ちいい
ソファに置かれたその子達
前を通るたびにほっこりする
そしてその度に
目が合う必ず合う
キラキラもしていない
刺繍されたような、
ワッペンのような目
それがまた癒し
(安らかな瞳)
安らかな瞳
気難しくて誰にでも厳しくて、いつも不満げだった。
父のそんな所が嫌いで、私は早く実家を出た。
そんな父の元に気が弱くて病弱な母を残して、
私が家を出て間もなく母は持病が悪化して呆気なく亡くなってしまった。
母は、私が殺したも同然。
それから間もなく父も体を壊して入院していると聞いた。けれど、私は父との面会へ行くことはなかった。
言ったことろで、どうせ罵倒されるのは目に見えていたから。
面倒は事情をわかっている親戚が見てくれた。
入院してしばらく経ったある日、親戚から「そろそろ本当に危ないから、1度だけでいいから顔を見せて」と催促があって、渋々行くことにした。
久しぶりに見た父は私の知っている頃とはまるで変わってしまった。
チューブに繋がれて痛々しくこけた頬、骨と皮だけのような腕、声もしわがれて聞くに絶えない。
あまりの姿に目を背けたくなって、病室を出ようとした。
「…来て、くれたのか…。」
目も見えているのか分からないし、私を認識しているのかも分からない、けど声をかけられて私は立ち止まった。
「…私の事なんかわかんないでしょ?」
「俺の…大事な娘だ。来てくれて、ありがとう…。」
まるで、それを言うためだけに生きていたみたいに、言い終えた瞬間心電図から『ピ───』と無機質な音が響いた。
私はずっと、父に背を向けていたが振り返って見た父は今まで見たこともないほど安らかな瞳をしていた。
『安らかな瞳』
ねむれ ねむれ
いい子だ ねむれ
そう言いながら僕を撫でる
母の瞼が先に閉じる
僕はむしろそれに安心して
瞳を閉じることができた
夜中に鳴くフクロウも
たまにパキッと鳴る庭も
全てを忘れて夢の中へ
気づけば朝日が差し込んでいる
母のたたいた背中に
僕は背中を押されている
いい子だと言ってくれた母の
言葉を信じて立っている
今度家に帰ろうか
母が「もう眠いよ」と笑うまで
子供の時の話をしたい
安らかに眠って下さい
安らかな瞳なんて
持ち合わせてないでしょうけど…
あなたも生きてるんでしょ
他にも生きてる人いるんですよ
環境が違いそれぞれが
精いっぱい生きてる
私利私欲全開のバカどもたちよ
安らかに眠って下さい
あなたたちが居なければ
世の中に平和が訪れるのです
サヨナラ
誰よりも純粋で、安らかな君の瞳。
白いベールに包まれて、それが見えなくなる。
それでも僕は、微笑んでいなくちゃならなかった。
だってその方法でしか、
君は僕を見てくれない。
今も昔もこの先も、ずっと。
『安らかな瞳』
130番 アモーレ甘もうて
私の思考 ニセ似非矛盾
そりゃあ 年貢オベーション
すだち全部 お婆さん
おセンチやきもち キャベジ寒冷地
美人画山 坊さんサザンカ 咲いても寒か
金曜キッチン 近似値緊張 満潮遅延
僕かあベーコン 向こ側薄皮
アモーレ甘もうて 生まれは岩手
雨音しとと 妹なまレバ 火の元漏れた
凄まじい 遺憾の神奈川 巻いている
坊やモヤモヤ よもや世も末
ノッポお登り ナポリ居残り
シェーバー五枚刃 ドライバ欲しいわ
夜な夜な粉モノ 小癪な本能
きのうを洗って あしたを欲っして
野暮な微熱に まぶた卑劣に
全部おんぶで 帳尻合わせ
ほどけて 夜っぴて 仮にして
安らかな瞳
ここには、私とあなた、二人しかいない。
大切な秘密基地。
わたしたちだけの寝床。
昔からあなたは、いつも大変そうで。忙しそうで。
……私はそんな幼馴染のために、小さな小屋を作った。
「…すごいなあ… これ、ほんとに僕達の…基地?」
「うん。 次から、ここで遊ぼーよ」
私がそう言うと、きらきらと目を輝かせて、あなたは頷いた。
「ここ、すごく落ち着くね…
…なんだか寝ちゃいそう」
「あはは! じゃあ、お泊まりでもする?」
秘密基地で泊まったり遊んだりしているうちに、あなたの笑顔が増えた。
見たことない顔がたくさん見れた。
色んなものを持ち寄って、まるで家のようになった。
穏やかな日常。
安らかな寝床。
嬉しそうな、あなた。
…ああ、私は、この瞬間が永遠に続けばいいのに!…と何度願ったことか。ほんとうに素敵な日々だった。
…いや、これが続くと信じきっていたのだ。
ある日。私は着慣れない服を着せられて、連れていかれた。
……葬式に。
基地をプレゼントして、丁度1年が経った頃だった。
ここには、あなたと私、二人しかいない。
大切な■■■■。
あなただけの寝床。
あなたは、秘密基地に寝泊まりした時と全く同じ、安らかな瞳をしている。
…そんな、気がした。
安らかな日常。
安らかな寝床。
安らかなあなた。
その寝床に火がついて燃えつきるのを、私は黙って見ていた。
ずっと、見つめていた。
帰り道。よくあなたと二人で通っていたあぜ道を、歩き続ける。服が汗で、肌に張り付く。それでも歩く。
道はいつもよりずっと、ずっと長く…永遠に感じる。
わたしは。
いてもたっても、いられなくなって。
人通りの少ない道に入った。秘密基地への通路。
…最後にあなたと遊んだ日のままだ。
出しっぱなしのトランプ。ボロい布団と、机。どこかの新聞。二人で描いた地図。非常食代わりの駄菓子。
私は、拾ったライターを握りしめる。
私とあなただけの、小さな世界だった。
私とあなただけの、
安らかな寝床。
安らかな寝床。
安らかな寝床。
火を、
咀嚼して飲み込んだ。
貴方は私を嫌っていたのかもしれない。
あの時の抱擁は実は罠だったのかもしれない。
貴方と紡いだ愛も全て虚構かもしれない。
例えそれが事実だとしても、
飲み込んでしまえばきっと有耶無耶になる。
喰らい尽くさねば。
ああでも、こんなに食べてしまうと
貴方との思い出が薄れてしまう。
頭の先から指の1本、産毛に至るまで愛した。
あの熱烈な融けてしまいそうな幸せ。
嘘でないと、云って欲しかった。
[安らかな瞳]
題名:安らかな瞳
吸い込まれそうな瞳が特徴的な君。
「笑って問いかけ赤面でアンサー。」
僕の回答を奪ってく君は、寂しげに笑って、
「あなたになりたい。」
そう僕に告げた。
笑えなかったら。笑って欲しい。
それは、君の口癖だった。
「大好きだよ。」
嘘つく君に。
「大嫌いだよ。」
ひねくれて答えた。
「私もそうだよ。」
意地悪な君に。
「僕は違うよ。」
舌だし答えた。
安らかな瞳に
映るのが
幸せにあふれた
世界でありますように
………安らかな瞳
毎日同じ景色。毎日同じ人物。毎日同じ行動。
どれだけ繰り返しているのかわからない。
つまらなくてたまらない光景。
でも時々、つまらない光景に新しい灯りが灯る。
その灯りは私だけを照らしてくれる。
私はその灯りによく話しかける。
「今日は外をさんぽしたんだよ」
「今日は初めてお寿司を食べたの」
灯りは何も言わない。
何も言わないけれど、優しく私だけを見ていてくれる。
少し前から私のそばにいてくれる灯り。
時々しか灯ってくれないけど、私には充分だった。
でも…いつからかな…。
灯りが灯る時が、少しずつ、少しずつ、増えていって、最初はわからなかった灯りのあたたかさも、わかるようになったの。
側にいてくれる時間が増えて、私は、夜が寒くなくなっていった。
「今日はね、久しぶりにケーキを食べたの…
甘くて…ふわふわで…すっごく美味しかった…」
灯りに、いつものように話しかける。
「明日はお外に出られるんだって…。
お誕生日…だから……沢山遊んでもいいって…。」
少しずつ私はまぶたが重くなっていった。
「……灯りさん…明日も…来てね…」
灯り以外、誰もいない部屋。
私、寂しくて好きじゃなかった。
でも、灯りさんが来てくれるから、もう、寂しくないよ。ありがとう。灯りさん。
灯りはただただ、私を優しく見守ってくれた。
彼女は、いつも一人、同じ部屋にいた。
誰も来ない。灯りも灯らない白い部屋で。
灯りがないなら、と、僕が彼女の灯りになった。
彼女は笑顔を沢山見せてくれるようになった。
でも、少しずつ彼女の笑顔は、元気さを失っていっていた。
どうにかしてあげたかった。
でも、できなかった。
僕は君とは話せない。僕は与える側じゃなくて、奪う側だから。
君とまた会えるのは、次はもっと暖かい場所になる。
もう君が凍えることはない。寂しくなることもない。
僕は彼女の頭に初めて手を乗せた。
心なしか、彼女の表情が安らかになったかのように思えた。
"お疲れ様
次会うときは、また沢山お話したいな…"
朝が僕達を優しく包みこんだ。
安らかな瞳
石よ 石よ 何を見る
瓦斯に触る
微生物に触れる
石よ 石よ 私を見て
崩れるすべてを
じっと眺めて
どんなに
つっけんどんでも
どんなに
ぶっきらぼうでも
瞳は嘘をつけないよ
だって
瞳は心の玄関
あなたの瞳は
誰よりも輝き
そして
安らかな瞳
をしている
お題『安らかな瞳』
ある時、祖父の訃報を聞いた。その後にお通夜があった。病院での最後の祖父の瞳はとても安らかな瞳をしていた。お通夜では、とても綺麗な、だけど、びくともしない祖父が目の前にいた。もう息がないのは分かっている。でも、近くで見ると、まるでただ寝ているようにしか見えない。あの安らかな瞳は、祖父が現世に残した最後の状態だったのかもしれない。
安らかな瞳。
安らかな瞳は
お母さん。
まだ思い出すと
泣ける。
安らかな瞳
安らかな寝顔なら
判らなくもないんだけど
さて、どうしたモノか
澱まない瞳
何も映さず
何にも濁らない
何の区別もしていない
目の前を捉えている様に見えるだけで
瞳の奥には見えざる混沌が多分そこにある
全てを投げすてることもない
何を救い出せるって言うんだろう
誰も正直には話さないし
誰も覚えてもいないかもしれない
ただ壊れることがなかった
《安らかな瞳》
君のことが好きだよ
でも君の安らかな瞳が時々怖い
君に見せたくない僕の弱い所を
見透かされてしまいそうで
僕の汚い所を君の純粋な瞳に
映したくない
ごめんね
君に言えていない事が罪悪感がある
けれど、君には純粋なままでいてほしいから
まだ隠させて
先月、大切な親友が事故にあったらしい
その時私は信じられなかった。
今はもうひとつ信じられないことが起きている。
大切な親友が安らかな瞳をして体に力が入らず喋ることもできずただただベットに横になっている
私は信じられない。大切な親友が死んでしまったことに
いつになったら私は信じられるのだろうか…。
悲しい別れは突然やってくるんだと今悟った…