水無月はじめ

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『安らかな瞳』

ねむれ ねむれ
いい子だ ねむれ

そう言いながら僕を撫でる
母の瞼が先に閉じる

僕はむしろそれに安心して
瞳を閉じることができた

夜中に鳴くフクロウも
たまにパキッと鳴る庭も

全てを忘れて夢の中へ
気づけば朝日が差し込んでいる

母のたたいた背中に
僕は背中を押されている

いい子だと言ってくれた母の
言葉を信じて立っている

今度家に帰ろうか
母が「もう眠いよ」と笑うまで
子供の時の話をしたい

3/14/2026, 10:46:37 AM