『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ子猫
子猫の頃の君は知らない
私達は大人になって出会った
君はどんな子猫だったの?
イラつくと噛みつくのは
子猫の時からかわらないの?
「プシー?ああ、こんなとこにいた」
「それで呼ぶなって言ってんだろ、子供扱いすんな」
「だってうちの可愛子ちゃんだもの。ごめんね?」
「ったく……。で?呼んだには状況整ったか」
「そういう賢いとこ好きよ。そろそろ道開くから此方で待機しててほしいの」
「だっから……いやもう良いわ、了解」
「ふふふ。それじゃ、御手をどうぞ レディ?」
‹子猫›
煙の匂いがするという。
冬は藁を薪を焼く
春は野を畑を焼く
夏は香を光を焼く
灰の香りがするという。
焚き火は禁止の筈だけど
秋も尚枝葉を焼く匂いがする。
冬程の温もりも
春程の栄養も
夏程の寂寥もなく
灰の香りがする
焼けた香りの風が吹く
‹秋風›
子猫が横切る
いつのまにか産んだのか、近所の猫と共におぼつかない足取りで歩いていた
カラスに襲われないかドキドキしながらも、命の営みの尊さに天を仰ぐ
この子が、困難な目に遭いませんように
私はただ祈るばかりだ
「こねこうた」
こねこねこねこ
まんまるふくふく
みーみの合唱
にゃんにゃらにゃ
こねこねこねこ
まんまるふくふく
遊びが冒険
にゃんにゃらにゃ
こねこねこねこ
まんまるふくふく
みるくの取り合い
にゃんにゃらにゃ
こねこねこねこ
まんまるふくふく
楽しい夢見る
にゃんにゃらにゃ
お題:子猫
子猫は可愛いというのは感想で、
その人にとっては事実で
それがおかしいとも言えない
子猫になって君の膝の上で眠るのは、
1番あったかい夢。
お題『子猫』
いつからか友達が私のことを「子猫ちゃん」呼ばわりするようになった。
なにに影響を受けたんだか。長かった髪を短く切って、金髪に染めて、宝塚みたいに前髪をあげたりしちゃって、ジャケットを着た男装っぽい見た目になってしまった。
それで学校内では私の腰を抱きながら歩くようになった。まわりから「カップル?」だの「百合」だの言われて正直こちらとしては勘弁願いたいところだ。
ある日の帰り道、友達に
「なんで男装しようと思った?」
と聞いた。そしたら、私から目を逸らしながら「やりたくなっただけ」と言ってきた。
それから更に数日が経って別の友達から「あの子、あなたに悪い虫がつかないようにって言ってたよ」と教えてもらった。
そういえば、あの子が男装するようになったのは私がとなりの男子校の生徒に腕を引っ張られてどこかに連れて行かれそうになってからだ。
いつものように「子猫ちゃん」と呼んでくる友達に
「いつも守ってくれてありがとね」
と言うと、爽やかな王子様スマイルから一変、赤面して「べ、べつに……ってか聞いたの?」なんて言いながら顔をそらした。ちょっとツンデレないつもの友達だ。
ちょっと距離をとる彼女に私は悪ふざけの流れで腕にしがみついた。
パン生地を子猫のかたちに成形して焼くと
こねこねこねこパンになるなあ
ごめんなさいなんにも思いつかなかったんです。
ついでに猫アレルギーです。
(子猫)
みゃーと鳴く声に耳を傾けると路地裏で子猫が数匹固まっていた。
とても可愛かった、でも触ってはいけないとおばあちゃんが言っていた。
触ると人間の匂いが着くからお母さん猫がお世話をしなくなると。
触りたい欲を我慢してじっと眺める。
小さい手足を動かしお母さん猫を探している様子は、嫌なことを全部忘れるほど癒された。
しばらくしてお母さん猫が帰ってきて私を見ると警戒してか子猫にも近づかなかった。
悪いと思いスグ距離を取りコソッと覗くとお母さん猫は子猫達を毛ずくろいしてからご飯をあげていた。
17時を知らせる鐘がなり、暗くなってきたので帰ることにした。
また明日も会えますように。
子猫…
…ひっこしせんたぁです、にづくりすんでますかぁ?
子猫
人間を含めた、動物の子どもはみんな可愛い。ワニでもカマキリでも可愛いが、パンダや仔犬、とりわけ子猫は本当に可愛い。
なんでも、目鼻が顔の真ん中に寄っていて小さいモノに、人は母性父性や庇護欲を持つように出来ていて、無条件に可愛いと思うらしい。それに加えて、ふわふわのにこ毛に柔らかい体、歯をむいて啼き声をあげても、よろよろ歩いても可愛い。ましてや手の平で寝てしまったりしたら、手や肩がしびれてもそっとしておいてやるだろう。
そんな、子猫のような女と付き合ったことがある。大学生の時だが、彼女は高校生で、小柄で細くて、時々「ねぇねぇ」とすり寄ってくるのも子猫のようだった。
何が原因だったか、一度ケンカをした。涙をポロポロこぼして「もう知らない!」と水族館から走り去ってしまった。慌てて後を追ったが、探しあぐねてトボトボ1人帰った。まだ携帯も普及していない時代だったから、家に電話しても出てくれなくて、そのまま終わるんだろうと覚悟した。
1ヶ月ぐらいした冬の夕暮れ。大学から帰ると駅に彼女が居た。俺を見つけると駆け寄ってきて腕にしがみつき、「会いたかったぁ」と頬をこすりつける。結局、あっさり復活した。
ところがたびたび同じ事があった。気分屋で、「もう、だいっ嫌い」と、それがどこであろうと走り去る。そしてしばらくするとすり寄ってくる、の繰り返し。嫌われたと思ったときは悩んだり反省したり、いろいろ考えて胸が痛くなる。だが戻って来ると、氷解する。我ながら馬鹿だと思いながら、嫌いになれなかった。
そんな俺でも、だんだんと疲弊し、久しぶりに帰省したとき、母に痩せたねと言われた。急に痩せて体力が無くなったせいか、肺を病んで大学を休学して田舎に帰った。そのまま、本当に彼女とは終わった。
不思議なもので、まったく会えなくなったら、ホッとしたような寂しいような複雑な気持ちにしばらく苛まれたが、そのうちに傷も癒えた。
以来、子猫を見ても近づかなくなった。欲しくなったらたいへんだからだ。
子猫は私が世界一愛している動物
ずっとそのままならいいのにな
子猫
私は猫にかぎらず動物が好きだ、動物園で働きたいほど動物がすきだ、私か子供のころ家の窓から外をながめていたら、野良寝猫の親子を見つけた、子猫はみんな栄養不足で目が見えない様子だった、子供心に胸がいたんだ、その中で唯一目が見えている子猫がいた、最初はご飯をあげているだけだったが、いつの間にか我が家の家族となった、我が家の家族になりいつも一緒に寝ていて可愛かった、どうぶつは出会う人間性によって一生がきまる、この世の中には虐待される動物もいれば家族同前に愛される動物もいる、この世の中はみんな人間のエゴイズムのせいで不幸な動物が沢山いる、動物だけでなく人間もそうだと思う、みんな自分の欲望を満たす為に一生懸命なんだと思う、それは私も同じだ!でも一番大切なものは本当に思いやる気持ちだと思う、今日もどのかで苦しんでいる動物や人間がいる、今の私にできる事は何か?
私は夜に散歩するのが日課だ。
今日もいつものように散歩をしていると一匹の子猫に出会った。全身真っ黒の黒猫。目は赤と青のオッドアイでとても可愛らしい見た目をしている。
その可愛さに見惚れて私は思わず子猫の方に一歩
歩みよった。
その瞬間子猫は私のいない方向へと逃げていった。
車が来ているにも関わらず。
子猫の鳴く声は夢の中
目覚めて現を知り 今朝も泣く
暖かな日差しは遥か彼方
死して朧の生を忌み 厳寒に沈む
可愛いものの代名詞の様な『子猫』
確かにかわいい。私も子猫は大好きだ。だか、成猫はあまり好きではない。かわいいと思えないからだ。
いつまでが子猫でいつまでがかわいいと思えるのだろう。
猫と言ってもいろいろな種類がいる。マンチカンとかスコティッシュフォールドなど成猫になっても幼さを感じる見た目の猫もいるし、ペルシャの様な長毛種とスフィンクスの様なヘアレスの種では同じ猫と言えないくらいの違いがある。
今回はそこら辺にいそうな雑種の猫で考えてみる。
子猫が産まれた時から時間を追ってみる。
産まれたて。掌に収まるほどの大きさで目も開かず耳も聞こえない。いつ壊れてもおかしくない脆さがある。守らなくては死んでしまいそうな産まれたての子猫に対してはかわいさとは違う感情が生まれる。見た目も弱々しくかわいいというものではない。
目が開くのは2週間くらい経った頃だ。この頃には体毛もふわふわし、つぶらない瞳とあいまってかわいさがます。目が開くと好奇心が生まれる様で頼りない足取りで動き出す。かわいいとは思うが、一般的に言われる子猫のかわいさとは少し違うのかもしれない。
1、2ヶ月経つと、兄弟とじゃれあったり追いかけっこをする様になる。この頃から「子猫のかわいさ」が溢れ出す。
3ヶ月を過ぎると急速に成長していく。いろんなものに興味を示し、行動範囲も拡がる。社会性を身につける時期で人間にも懐いてくる。行動の全てがかわいく愛おしいと思える。
6ヶ月になると性的には成熟する。成猫に比べるとまた小さいが十分に成長している。そして、12ヶ月過ぎると子猫は成猫になる。
こう考えると、3ヶ月目から半年くらいの子猫が子猫としてのかわいさに溢れた時期ではないだろうか。
ペットショップで売られる子猫は2ヶ月を過ぎた頃だ。おそらく子猫として1番かわいい時期だろう。その後、子猫の時期は長くて10ヶ月と考えていい。猫の寿命は15年程度。それ以上に生きる猫もたくさんいる。子猫のかわいさがなくなった後も愛情を持って飼い続ける事ができるか。もちろん成猫には成猫の魅力があり、それまで育てた愛着もあるだろう。
それを踏まえた上でも、私はその問いに自信を持って『YES』と言えない。だから、私が子猫を飼うことはないだろう。
—————-
お題:子猫
降りしきる小雨の中、私は唐傘をさしながら、家路を歩いていた。
村から町へ買い出しと売り物の野菜を売るために来たのだが、急に雨が降ってきた。
その途中、弱々しい鳴き声が聞こえた。ふと横を向くと、雨で濡れた子猫がいた。
ひとりぼっちなのか母猫を探しているのかしきりに弱々しく鳴き声を上げていた。
あなたも一人…なのね。ふと、自分の心情と重ねたが、自分の家では飼えない。
あの時貰った唐傘…今はいない大切な人のことを思い馳せつつ、子猫の上に自分の唐傘を置いてみた。
子猫は鳴き声を止め、ふと私の方を見始めた。黒い瞳。まるであの人のよう…。
そう思っていたら、雨が止んだ。後ろを振り返ると、私に想いを馳せている人がいた。
心配して来てくれたのだろうか? その人は息を切らしていた。帰ろうと言われ、私は小さく頷いた。
私はふと後ろを振り返ると、唐傘と子猫は消えていた。
私は猫が嫌いだ、自分勝手で愛想もなく、気まぐれなところが大嫌いだ
それは、親猫だろうが子猫だろうが変わらない
見た目に騙され、愛情をそそぐが見返りはない
犬なら、番犬にでもなるが猫は何の役にたつのか?
癒し?見てるだけで、側にいることか?
我が子も同じく、子供の頃の可愛さが段々無くなり、反抗し会話も無くなり大人になって旅立っていく。一人で大きくなったように、気まぐれな猫も勝手に出ていき、帰って来る
我が家には、そんな子供と猫が住んでいる
そんな我が家が、好きである
《変じられた能力》
今まで猫を触ったことがなかった。絶対に触らないでって親から言われてたんだもの。
でも、人って不思議な事に言われたことには逆らいたくなっちゃうものでしょ?
小さい頃、とても可愛いらしい子猫を見つけた。
真っ黒の毛に目が夜空みたいな子猫だった。猫ってこんなに可愛かったんだと。
その時、生まれて初めて猫を触った。そして親が猫を触るなと言っていた意味を初めて理解した。
お題:子猫
子猫
そういえば昔猫にエサをやっていた時期があったな。なんであげてたのかは忘れた。
多分猫にエサをあげている自分に酔っていたんだろうな。なんか漫画に出てくるようなことを自分がやってる、みたいな感じで。
でもすぐにやめた記憶がある。飽きたのか猫がこなくなったのかは覚えてない。
また子猫の話じゃないけどユーチューブで猫関連の動画は今でも儲かるのかね。昔なんか有名な猫関連のユーチューバーが話題になってたけど。
なんだっけ。もちまるみたいな名前の猫。あれの動画を投稿してる人はかなり儲けたみたいだな。
正直うらやましいよな。猫の動画を投稿するだけで働かなくて豪華な暮らしができるとか。
まぁ動画投稿自体が普通に労働ではあるけど。編集やら動画のネタやら大変ではあるんだろうけど、それでもうらやましいと思っちゃうな。
こういうアイデアというか人より先んじで物事を始められる人はいいよな。俺は働いて日々を生きるだけで精一杯だ。
そして風邪はほぼ治ったけどやっぱり喉の痛みと咳がまだちょっと残ってる。それに体のだるさもちょっとあるな。こりゃ治るにはまだ何日かかかりそうかな。