可愛いものの代名詞の様な『子猫』
確かにかわいい。私も子猫は大好きだ。だか、成猫はあまり好きではない。かわいいと思えないからだ。
いつまでが子猫でいつまでがかわいいと思えるのだろう。
猫と言ってもいろいろな種類がいる。マンチカンとかスコティッシュフォールドなど成猫になっても幼さを感じる見た目の猫もいるし、ペルシャの様な長毛種とスフィンクスの様なヘアレスの種では同じ猫と言えないくらいの違いがある。
今回はそこら辺にいそうな雑種の猫で考えてみる。
子猫が産まれた時から時間を追ってみる。
産まれたて。掌に収まるほどの大きさで目も開かず耳も聞こえない。いつ壊れてもおかしくない脆さがある。守らなくては死んでしまいそうな産まれたての子猫に対してはかわいさとは違う感情が生まれる。見た目も弱々しくかわいいというものではない。
目が開くのは2週間くらい経った頃だ。この頃には体毛もふわふわし、つぶらない瞳とあいまってかわいさがます。目が開くと好奇心が生まれる様で頼りない足取りで動き出す。かわいいとは思うが、一般的に言われる子猫のかわいさとは少し違うのかもしれない。
1、2ヶ月経つと、兄弟とじゃれあったり追いかけっこをする様になる。この頃から「子猫のかわいさ」が溢れ出す。
3ヶ月を過ぎると急速に成長していく。いろんなものに興味を示し、行動範囲も拡がる。社会性を身につける時期で人間にも懐いてくる。行動の全てがかわいく愛おしいと思える。
6ヶ月になると性的には成熟する。成猫に比べるとまた小さいが十分に成長している。そして、12ヶ月過ぎると子猫は成猫になる。
こう考えると、3ヶ月目から半年くらいの子猫が子猫としてのかわいさに溢れた時期ではないだろうか。
ペットショップで売られる子猫は2ヶ月を過ぎた頃だ。おそらく子猫として1番かわいい時期だろう。その後、子猫の時期は長くて10ヶ月と考えていい。猫の寿命は15年程度。それ以上に生きる猫もたくさんいる。子猫のかわいさがなくなった後も愛情を持って飼い続ける事ができるか。もちろん成猫には成猫の魅力があり、それまで育てた愛着もあるだろう。
それを踏まえた上でも、私はその問いに自信を持って『YES』と言えない。だから、私が子猫を飼うことはないだろう。
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お題:子猫
11/16/2024, 2:09:33 AM