『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
→呟き・100。
ごきげんよう。
子猫のように気まぐれな毎日のテーマに右往左往の一尾(いっぽ)でございます。
なんと! 今日で仮住まい生活が100日となりました―っていきなり何のこっちゃ?ですな。
はい、あれは今から100日前の、8月の夏の盛りでございました。その日のテーマ「蝶よ花よ」を書き上げた翌日、何故か知らんがアカウントが消えちゃった、もしくは(データは残ってるので)アカウントと切り離されてしまったのです。難しいことはわからん。この書き方であっているのやも不明。デジタルの海、怖いねん。IT雑魚やもん。
迷惑覚悟で運営様に何とかなりゃしませんかとご連絡を差し上げたものの、それまで待ってられないお子ちゃま気質。もう一度アカウントを作り直しました。
故に、「本宅」と切り離された「仮住まい」を名前に引っ提げることにいたしました。
そして、あれから100日。仮住まいに馴染み、むしろ心地よく感じている今日この頃。
もうこのままでいいや。アカウントも名前も。
デジタル空間の別荘暮らしってのも粋な感じしません?
別荘には、滲み出る大人の優雅さがあるのさ、ヘヘヘ。
今後も別荘から、一方的に貴方様方に青いラブシールを送り続けるぜ!
モチのロンで、お読みくださる方々の青シールはありがたく頂戴しておりますです! 感謝!
ちなみに私は猫派であり、マナティー・ナマケモノ派です。
テーマ; 子猫
お題:子猫
河川敷に捨てられていた子猫を拾った。
名前は、慎重につけなければならない。
キラキラネームと呼ばれ、同級生にバカにされるからだ。
今日金曜ロードショーで観たトップガンマーヴェリックが面白かったので、「シャム・クルーズ」と名付けた。
明日の任務は予防接種だぞ。
「もう子猫ちゃんなんて言わせないから」と目を潤ませる彼女を前に、抑えていた感情が理性を焼き切りそうだ。
白茶トラ尾のない子猫よく食べる
怖いものなどきっとないよね
♯子猫
貴女にとって、俺は子猫のようなものだったのでしょうか。
俺は牙を剥いて貴女を食い散らかそうとしたのに、貴女は俺を優しく抱きしめて、その身を以て愛を教えてくださいました。
俺のような者にそんなことをしたのは、一体何故だったのでしょう。俺にはちっとも分かりません。
それでも最近、貴女から見た俺は、怯えて人を威嚇する子猫だったのかもしれないと思うようになりました。そんなちっぽけで哀れな子猫に、貴女は心底の愛を注いでくださったのかも、と。
貴女は本当に、どれだけ人を愛している方だったのでしょう。
笑ってしまうくらい、優しく、寛容で、愛情深いひと。
そんな貴女に幸福になってほしいと思う気持ちが、少しは伝わるでしょうか。
子猫。
すごく可愛い
これに尽きる。
やたらめったら猫の写真を見せつけてきて
うちのコ可愛いアピールをする輩よ
猫好き同士仲良くしようじゃないか。
うちのほうが可愛いんだけどな
hahahahahahahaha
先に写真見せてきたんだから、ソレを言う権限はある
いつまでも見てられる
猫のこと書かせないでほしい
夜が明ける
道路に子猫の死体があった。
その道を通る車全てが減速して変な軌道を描くものだからつい注目してしまった。
悲しくなって、車が変な動きするから気づいちゃったじゃん!と車たちを責めたくなった。
でも、通る車全てが変な動きをしてしまうような世の中で良かった。とも思った。
#子猫
「子猫」
人差し指がくすぐったい
小さな毛玉のぬくもりに
触れると溶けてしまいそう
小さな命の声がする
作品No.229【2024/11/15 テーマ:子猫】
仔ネコを飼うことにした。特に理由はなかった。別にネコがすきなわけでもなかった。相棒として、何か動物を傍に置かなければならなくなり、それがたまたま道端で拾った弱々しい仔ネコだった——というだけだ。
それでも、一緒に過ごすうちに愛着が湧いた。大きく育っていくのを見て、私に懐くようになって、たまらなく嬉しくなった。
けれど、幸せは長くは続かなかった。
「これまで、か」
私は呟いて、今や立派に成長したネコを見つめる。その身体は、ライオンやトラよりも何倍も大きかった。
「お前には、つらい仕事をさせてしまうな」
にゃあ、と。野太い声でネコは鳴いた。
「私を、殺してくれるかい?」
私を魔女だと言い、その命を奪おうとする連中に殺されるくらいなら。共に日々を生きてきたネコに、私はその命を閉ざしてもらいたかった。
それが、残酷なことだと知っていても。
ネコがゆっくりと瞬きをする。そして、太い足が私の身体を押さえ付けてきた。ゆっくりと、ネコは体重をかけてくる。
「すまないな、こんな主人で」
特別な名前も付けてやらなかった。ずっと〝ネコ〟と呼び続けた。それなのに、私はこの子に、殺しをさせようとしている。それがどれだけ、この子の命を穢す行為か知っているのに。
「……」
いくら謝っても足りない——そう思う私の首に、ネコはゆっくりと口を近付けた。
どちらかというと犬派です
猫を飼ってた期間の方が長いけど
#子猫
子猫のように甘えるのが良いのか、または大人の猫のようにツンデレの方が良いのか。
悩んでる暇があったら、素直に甘えてみればいいだろう。と私も思う。でも君は、大人の猫のようにぽんっと軽く甘えてくる。色落ちしていた金髪の髪の毛が酷く眩しかった。そんな少しずるい君だけど、いつもこう思ってるよ。「いつもありがとう。ごめんね。」
「ミーミー」
クラスメイト「何その鳴き方笑」
「知らないの?子猫がお腹すいた時とかに泣くんだよ」
クラスメイト「そうなんだて事は真桜もお腹すいたの?」
「うん!」
クラスメイト「仕方ないなー、マック行くか!」
「やったぁぁ」
昔下校中に、箱に入った子猫。
かわいくて、明日はおやつ
持って来よう。とウキウキしてた。
でも次の日に、居なくなってて
他のクラスの子が、連れて帰ったって
後で知ったんだ。
ずるい。いいな。って内心嫉妬した。
でも時間が経って考えたら。
子猫は鳴いて、存在を知らせ、
あったかい場所をごはんを、自分の力で
見つけたし、命を育てる。と決めて
家に連れて帰ったあの子に、感謝してる。
かわいいだけじゃない。
責任を持つ事は、簡単じゃない。
子どもの頃の思い出。
『華麗なる円舞曲』
彼女と出会ったのは放課後の音楽室だった。教師から音楽室の鍵を借り、ピアノを弾いていると彼女がやってきた。
素敵な音色だね、と小柄な君はそう言って微笑んだ。急に現れた人物に驚き、その表情に可愛らしさを覚え、そして遅れてピアノを褒められた照れがやってきて私の顔はまるで百面相のように切り替わっていただろう。
それから彼女は放課後になると時々音楽室に足を運んできてくれた。彼女が来てくれる度に私はピアノを聴いてもらったり、他愛のない世間話に花を咲かせた。
彼女は子猫のような人だった。小柄な身体で活発に動き回り、コロコロと変わる愛らしい表情に気まぐれな性格。子猫のようだね、と彼女に言えば、照れながらそんなに可愛くはないと思うけどな、と返された。元々猫好きだったのもあるのだろうか、そんな彼女と交流を続けるうちに段々と心惹かれていった。
ある日、教師に今度開催される学生ピアノコンクールに出てみたらどうか、と誘われた。課題曲は無く自由な曲でエントリーが出来るらしい。それを聴いて迷いなく曲を選んでエントリーした。
そして迎えた本番の日。明るく照らされた舞台の上で、観客席に向かって一礼をする。観客の中には彼女も居た。
椅子に腰掛けると緊張をほぐすように静かに息を吐く。鍵盤に指を置くともう一度息を吐き、一拍置いて動き出した指先は軽やかな音を奏で始めた。
──ショパン ワルツ4番 ヘ長調 Op.34-3
あぁ、君には気付かれているだろうか。この曲を、誰に向けて弾いているのかを。
──お題:子猫──
私はまだまだ子猫で子どもだけど、
いつかは立派な大人になりたい
子猫
パァン
引き裂くような銃声が部屋に響く。弾丸は私のすぐ真横の壁に埋まっていた。弾丸が掠ったのか右頬からたらりと血が流れる。
「ほら、てめぇが俺を選ばねぇからこうなったんだ」
引き金を引いた男はふっと銃から出た煙を吹くと今度は銃口を私の額へと当てた。それだけで私の体感温度はマイナス10度。体は震え上がりガチガチと歯を鳴らすことしか出来ない。
「震えてるな。寒いのか?」
男は恐怖で震える私を勘違いしたのか右頬の傷をひと舐めする。ヒリヒリと痛むのか、男の行動にさらに恐怖したのか私の目から涙が溢れ出した。
「おね、お願いです…!かえ、って。わ、わた、しの家から、出てって…!」
「はぁ?てめぇの家はもうここじゃねぇよ。今日からは、俺と一緒に海がきれーなところに住むんだ」
額に銃口をグリグリと当てる。それは抵抗するなと言っているようだった。いや、そのつもりだろう。
「うっうぅぅぅ……いや……うぅぅ……」
涙と鼻水だらけの私をさらに追い打ちをかけるかのように男は目元をべろべろと舐め回す。涙で顔は分からないが、たしかに嬉しそうに舐めていた。
「なぁ、俺と一緒に幸せになろうぜ」
かちゃり、銃の安全装置が外された。
私が拒めば男は即座に撃ってくるだろう。
「う、うぅっ…」
返事の代わりに私は頷いた。頷いて、しまった。
「!!本当か!本当に来てくれるんだな!?」
男は問いかけるようにこちらに話してくるがもう私の否定の声など届かない。男は銃から手を離し私の首に首輪をつけ手首には手錠をかける。
「あぁ…!漸く俺の物になった!!俺だけの、俺だけの……!!」
俺だけの“キティ”!!
子猫がこちらを見ながら毛を逆立てている。
子猫にも嫌われる私は、
誰に好かれ、誰を好きになり、誰と暮らすのだろうか。
まだまだ不安な上京人です。
後ろから、追いかけられている。
深夜二時、今にも崩れそうな廃墟。
友達と二人で肝試しに来たが、まさかこんなことになるとは。
追ってくるのは鎌を持った女。
目が血走っている。
まともに話は出来そうにない。
逃げる途中で友達とはぐれてしまった。
振り返れば、女は俺の方へ向かってくる。
なんでだよ!と叫びたいのを堪え、廊下から開いているドアへ。
ドアを閉め、近くにあった椅子で開かないように固定する。
その瞬間、ドン!とドアに体当りする衝撃。
これで何とか籠城だ。さて、どーする。
…と、その時、背後からニャーとか細い声。
振り返ると、可愛い子猫が足下にすり寄ってくる。
子猫?なんでこんなところに子猫?
ニャーと鳴き、ドン!と鳴る。
うわあ、可愛いと恐ろしいがコラボしとる。
きっと捨て猫なんだろう。
こんな暗くて汚くて危険な場所に、こんな可愛い子を捨てていくなんて。
沸々と怒りが湧いてくる。
あの鎌女は、こんな可愛い子猫までも、餌食にしようというのか。
心が決まる。
片手で子猫を抱き上げて、もう片方の手で椅子をどかし、ドアを開ける。
果たして、女はそこに立っていた。
「やれるもんならやってみろ!この子には指一本触れさせんぞ!」
俺は子猫を抱きかかえたまま、女にタックルをかました。
確かな手応え。
猫がニャー!と鳴く。
女が、反対側の壁まで吹っ飛んだ。
そして俺は、腹の辺りに鈍い痛みを感じる。
見ると、女の持っていた鎌が、俺の腹にグッサリと突き刺さっていた。
「お前はもう大丈夫だ。俺はいいから、ここから逃げるんだ」
映画のようなセリフを吐いて、猫を手放す。
だが、子猫は俺から離れなかった。
ニャーと鳴いて、倒れた俺の体に身を寄せてくる。
なんて可愛いんだ。
コイツのために死ねるなら本望じゃないか。
「おい、大丈夫か?」
目を開けると、友達の顔。
生きてる…?…子猫は?
起き上がり、辺りを見回すと、見覚えのある廃墟。
鎌女は…いない。
子猫も…いない。
「いつの間にかお前とはぐれてさ、しばらくして探しに戻ったんだ。そしたら、女の悲鳴と動物の唸り声みたいのが聞こえて…怖くて廊下の角から覗いてみたら、なんかデッカイ獣みたいなのが女を…食ってた」
デッカイ獣…いや、まさか。
あの可愛い子猫が?そんな訳ない。
突然、忘れていた腹の痛みがぶり返してきた。
「お前、それ、ヤバイじゃん!」
血だらけの俺の腹に友達が声を上げる。
「そんなに痛くない。でも、救急車、呼んでくれ」
腹の傷は思いのほか癒えていた。
何かが、丹念に舐めた形跡がある。
あの猫はどこへ行ったのだろう。
女を跡形もなく消して、それから…。
いや、本当に猫だったのだろうか。
思えば、あんなほとんど人も来ないような廃墟で、子猫が一匹、生き長らえるとも思えない。
何か別の、人知を超える生き物だった可能性もある。
…怖いと怖いのコラボだったか。
それでも、俺を食べずに生かしてくれたのは、俺が身を挺して助けようとしたお返しだったのかも。
なかなか、イイ奴だったのかもしれないな。
それからというもの、その廃墟に近付くことはなかった。
俺の傷も、階段から転げ落ちて木片が刺さったということで誤魔化し、次第に完治していった。
時折、あの子猫の声が聞こえる。
ニャーと鳴き、心がドクン!と鳴る。
うわあ、可愛いと恐ろしいがコラボしとる。
俺の体、何かに乗っ取られたりはしてないか?
子猫は可愛い。この世の残酷さを知らない、自由気ままな可愛い子だ。子猫になりたい。出来るのなら裕福な家で、愛情をたっぷりくれる家族の元へ。そして、私もたっぷりの愛情を家族にあげるんだ。ちゃんと成長して、家族と共に過ごしていく。でももし、住む家もないような、落ち着けない場所しかなかったら、嫌だと思う。だったら、裕福ではなくても住む場所があり、生活ができ、愛情をたっぷりくれる家族の元へ行きたい。「子猫はこの世の残酷さを知らない」と言ったことに追加する。子猫はこの世の残酷さを知っている。知っていくのだ、真実を。この世の全てをね。と
【仔猫】
子猫や子犬や子うさぎや子リスや子豚や子山羊や仔象や子マントヒヒや子バイソンみたいな
無条件に愛らしくかわいいものを愛でるとき、私は黙る。集中してしまって、黙る。