貴女にとって、俺は子猫のようなものだったのでしょうか。
俺は牙を剥いて貴女を食い散らかそうとしたのに、貴女は俺を優しく抱きしめて、その身を以て愛を教えてくださいました。
俺のような者にそんなことをしたのは、一体何故だったのでしょう。俺にはちっとも分かりません。
それでも最近、貴女から見た俺は、怯えて人を威嚇する子猫だったのかもしれないと思うようになりました。そんなちっぽけで哀れな子猫に、貴女は心底の愛を注いでくださったのかも、と。
貴女は本当に、どれだけ人を愛している方だったのでしょう。
笑ってしまうくらい、優しく、寛容で、愛情深いひと。
そんな貴女に幸福になってほしいと思う気持ちが、少しは伝わるでしょうか。
11/15/2024, 3:09:29 PM