『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
猫はどの位置まで見えるのだろうかと思う。
人間と同じ視力があるのかと勘違いしてしまう。
猫を見つけてじっと見ていると、猫も同じようにこちらを見据える。距離としてかなり離れているのに。
何を警戒してるんだろう。
犬はじっと見つめることはしない。
じっと見るとたまに、吠えるだけで、あとは知らん顔。
猫は猫の世界があるんだろうか…
人間に見つめられることで警戒するような
世界が…
#子猫
雨が降る冷たい夕方
波紋の広がる水溜まりの静けさを
ローファーがかき消していた。
雨の音が傘をつたって手に伝わる。
ローファーによって跳ねた水が足にまとわりつく。
うねる髪をかきあげて、ふと足元を見た。
淡い水色の傘が立てかけてあり
端からダンボールが覗いていた。
まさかと思いしゃがみこんでダンボールを開く。
そこには予想通りの黒いブチの子猫がいた。
私を見てミィーミィー泣く子猫は
まだ手のひらほどの大きさだった
私は子猫に手を伸ばす。
何となく思った。彼女が帰ってきた。そう思った
腕に抱き、家への道のりを歩く
家に着くと家族は子猫を歓迎してくれると思う。
何より、
彼女ーちょうど一年前に逝ってしまった愛猫
彼女はこの子猫に似ていた。
きっとこの子は、私の凍りついた
心を溶かしてくれる。
願いを振り絞って私は1歩1歩歩いた
#子猫
最近猫を飼い始めた。
白くてふわふわな毛。
手触りが心地よい。
小さい頃お気に入りだったあの毛布のよう。
これからよろしくね。
仔猫のような
黒い瞳の君、
瞳の奥に
見えているものは
何だろう…、
子猫
小さくて勇敢な君は
今日も壮大な冒険にでる
新しいものを見つけては
追いかけて
躓いて
疲れて眠って
温もりを求めて寄り添って
夢を見る
明日はどんな冒険が待ってるかな
明日はどんなワクワクがあるかな
純粋で好奇心旺盛な君のように
僕も生きたいんだ
愛くるしい顔してるのにどこか狂暴
子猫って苦手だ
_子猫_
キキーッッ
車のブレーキ音とぶつかった鈍い音
雨の日、夜道を彷徨いながら
美しい毛並みの白い子猫
車に轢かれそうで咄嗟に走り出したけど
とっても小さい子猫だったから
すり抜けられたかもしれない
けど後悔はしてない
私に心配そうに擦り寄ってくれる子猫が
愛おしくて、悲しくかったから
悪口書いて良いよ
悪口を書いて良いよと良いよと言われたら悪口を書きますか?それとも書きませんか?それは人それぞれだと思います書く人に言うよ 本当に書いていい?書く前に考えて本当に読んだ人は悲しまないか誰も傷ずけないか そして何かあった?イライラしている人どうした疲れた?確かに疲れるでも悪口は書くなよイライラしてないでもどんなゆうなことがあっても悪口は書くなよお願いです悪口は簡単に人を傷ずけてしまう悪い嫌がらせの1部だよ
子猫
私は私の有り余る富で愛を買う。
寂しい人生だと思う?
手に入らないとわかっていながら真実の愛を求めていた時の方が孤独だった。
「時間制の偽物の愛」や「空っぽの愛」「温度のない愛」なんて散々な言われようだけど以前の私よりよほど心が満たされている。
愛を買う相手は決まっておらず、その日その時の気分で来てもらう。
すでに上客である私、「ご要望は何なりと」とのことなので、言いたいことを言わせてもらっている。
細身のイケメンは好きじゃない。気を遣い過ぎる人はダメ。多少髪がボサボサでも服がしわくちゃでもいいけどお風呂は入ってて欲しい、口の悪いけど心根はいい人とか思いつくままこちらの要望は伝えてある。
つい先日、「知らないことを教えてくれる人」も加えた。次はどんな人が来るか心待ちにしている。
普通ならたいそう迷惑な客と思われるのだろうが、無理難題を言う代わりに出すものは気持ちよく出しているのだから、むしろあちらの方が乗り気である。
ほら、なんてわかりやすい世界。
嘘か真か真か嘘か、真っ直ぐなようで歪んでいて、透き通ってるようで濁ってて、笑ったようで凍てつくような愛を信じるなんて狂ってる。
最後の日に今まで買った人達に手を取られ旅立てたらどんなにいいだろう。
歪んだようで真っ直ぐな笑顔と嘘のようで誠の温かい眼差しをくれたあなた方にはお礼を弾んであげましょう。
だから私は今日も愛を、明日も愛を、死ぬまで愛を買い続ける。
あなたの持て余した愛、買いましょうか?
end
救われたいから救おうと思ったのだ。
許されたいから。
自分の過去を恥じても終わりには出来そうにないから、せめて弱い生き物を罪滅ぼしに癒してみたかった。
そのための道具でしかない。
大してお金もかけられないくせに大きな生き物に所有されてしまう。その声は笑ってるだろうか。本当に笑顔だろうか。
所有物は人を映し出す。
彼らは酷くなってから連れられてくる。
彼らを亡くした辛さも痛いほどわかる。
でもいくら謝っても彼らは戻ってはこない。
彼らの心が手に取るようにわかるようになるだろうか。
わたしは頑張れているだろうか。
許してほしいから今もこうしているのだろうか。
救われたから救いたいのだ。
その小さな鼻が、縋るように私の掌に触れたから。
わたしの罪滅ぼしの為に生かされてほしい。
かわいい子猫。名前のない子猫。一度きりの子猫。
笑顔になれるのならば傷だって勲章。
子猫
子猫みたいに無邪気な君。
鈴を転がすみたいによく笑い、甘え上手。それでいてとても気まぐれ。
だけど、君は時々不器用で、失敗をしてしまう。そこがまた可愛らしい。
でも、君は誰にでも甘えるから、私のこと本当に仲良くしたいと思ってるのか分からなくなる。
だけど、君が見せる屈託のない笑顔は、私を虜にする。
これが本当でないとしても、これに虜にされるなら、私はなんでも良くなってしまう。これが、守りたい、みたいな感情なのかな。
子猫
俺の彼女は気高い成猫のように綺麗でカッコよく見えるが、実は子猫のように俺について来て甘えてくるし、俺が居なくなったら不安がる可愛い子だ。
小さな籠にクッションを入れたゆりかごはキトンのお気に入り。
あなたが望んだのだから、あなたがきちんと守りなさい。
言われなくてもそのつもりだ。
かわいいかわいいキトン。
ずっと僕が守るよ。
まるまってなにもしらない顔をしてふゆのこねこは夢をみている
夜の9時ぐらい、玄関から子猫の声がする。
「にゃ~にゃ、にゃ~」
あまり猫の声は、好きではない。
「苦手だな~」
と、言うと、スゥーと頭の中に入るような感覚がする。
前を見ると、林道が続いている。
『えっ、どこ?、ここ』
京子は、そうだ子猫の声が聞こえて、
『く・く・・・る・・な・』と言う声が頭にくる。
もしかして、
『賀川さん!、え、賀川さんでしょう』
少し、時間がたつ。
『お・・お・俺は・・・か・賀川た・だ・・ちあう・・さうま・・・は』
・・・・・・なんなの、これ、なんなの。
そこに、「にゃ~にゃ、にゃ~」
と言う子猫の声が聞こえて、
フッ、と目が開いた。
ぼーっとしていた。
「なんだったの」
私が小学校低学年の頃猫を飼った。1年後には子猫を保護し今我が家には2匹の猫がいる。
冬に生まれた野良の子猫は大抵は生きられないという。子猫は自分で体温調節が出来ないし母猫がいなければ食事が取れないからだ。
床でお腹をさらけ出しているうちの猫。でもこの子達はたくさんある命のほんのちょっとの助かった命なのだ。
助かるべきの命。それが毎日犠牲になっているのだ。
でも、大人たちは現実を見ない。
多頭飼育崩壊の現場とかを見て辛くなるから見ないって。子供には現実を見ろというのに自分たちは見ないのかと思ってしまう。だからこれを読んでくれた人たちが、日に日に消えてゆく命の灯火があること。その命は私たちと同じ重さの命なとだということ。そして、決して消えてはならない命なのということを知ってもらいたい。願わくば猫に限らず動物たちを助けてあげてください。
————————————————————————
前回もお書きしましたが、スマホを変えることになったので結猫としてお別れを申し上げます。
しかし、自分の好きなことで、仕事にしたかったけど自信が持てなくこのアプリをインストールしました。
皆さまに『もっと読みたい』と思っていただけてこれ以上の幸福はございません。なので、次のスマホでは「五月雨」というアカウント名で引き続きやっていきたいと思っております。そちらの方でも応援していただけると幸いです。あっ、今日で最後です〜
子猫
生まれ変わったら何になりたい?
と、いうのは誰もが考えることだろう。
ボクも幼い頃から現在まで沢山考えた。
また人になって恋するのもいいな、
犬になって広い場所を沢山走りたいな、
クラゲになってぷかぷか浮きたいな、
金魚になってお祭りの時に売られて掬われたいな、
機械になっていろんなものを生産してみたいな、とか。
って、人からよくわかんないって言われるようなことも考えてた。
それが楽しくて、つまらない時間を過ごす時はそんなことばかり考えて、空を眺めながら、ボーッと時間を潰してた。
何かを考える時間が好きなボクは、ふと思ったことがある。
生まれ変わったら、子猫になるのはどうなんだろう?
子猫になったらまず、ボクは何処にいるんだろう?
誰かの家で産まれて、のんびりゴロゴロしてるのかな?
それか捨てられて、ダンボールの上で寂しく震えてるのかな?
あるいはガラス越しに沢山の人に見られて、売られてるのかな?
または野良猫として野生で生きていくのかな?
という所からの想像から始まるんだけど、今回は誰かのお家で産まれたらにしよう。
産まれたらまずは母のミルクを飲んでるのかな?その前に人間が哺乳瓶で飲ませたりもしそうだし、歯が生えたら固形物のご飯も食べさせてくれそうだな、だなんて思ってるけど、味の想像はあんまり出来ないな。美味しいのか?不味いのか?こんなことを考え始めてたらキリがないからやめとこう。
その後に、沢山ご飯を食べたら何匹かの兄弟と遊んだり、走り回ったり、登ったり、一緒に寝たりするんだろうな。
家の隙間はきっと、知らないところを冒険みたいな感覚だから潜ったり入ったり遊んだり、隙間に入りすぎて埃まみれになっても楽しそうだなって思える。
それを親猫に怒られても楽しそうだし、自分の好奇心旺盛が部屋の中を冒険として楽しめたら、それはきっと楽しいだろうし、満足したらそこで寝たらいいし、お腹が空いたら親や人間の元へ走って、ご飯を強請ればいいし、何より、移動するのが面倒だったら親に咥えてもらいながら移動すればいい。
人間はきっと、可愛いものが好きだから子猫のボクに甘々だし、沢山愛でてくれそう。
何より、冒険として暴れてても、
「もう、しょうがないなぁ。」
って言ってくれそう、なんて現世で人にほとんど甘えないボクが言う。これは、子猫だから甘えれるんだよ、なんて思ってみる。
話は戻るが、やっぱり子猫はなってみると楽しそうだな、と感じる。人や親に沢山甘えれる子猫はきっと傍から見ても可愛いし、何より相手も自分も幸せだなぁ。
そういう人生を歩んでみたかった、なんて思ったりもする。
きっと、こういう妄想は毎回生まれ変わっても、つまらないと思った日には毎回考えてしまうんだろう。
可愛い子猫になったら、次はイケメンなライオンになりたい!なんて思う日も来るかもしれない。
さて、次はどんな生まれ変わった時の人生を考えてみようかな。
真っ黒なおめめでじーっとこっちを見ている。
籠からのぞくふわふわした黒い毛が
ちろちろ見え隠れして、かわいらしい。
この子は先週生まれたばかりの小さな子猫。
“子猫”
みゃあ。
弱々しい声が聞こえた。
ダンボールに、捨てられた子猫。
この大雨。
まるでアニメみたいなシチュエーションだ。
そんなこと考えてる場合じゃないと、
慌てて子猫を拾い上げた。
親に泣きながら説得して、
ようやく飼えた子猫。
白い色で、ふさふさな毛。
わたしは、子猫にシロと言う名前をつけた。
私は、シロが大好きだった。
シロのことを弟みたいに思っていた。
ほんとうにーーーー
シロの事が、大好きだった。
「うわぁぁん!」
「猫は、人より寿命が短いんだよ。」
「シロも、きっと空から見てる。」
シロは、寿命で亡くなった。
わたしは、1ヶ月位悲しみを引きずった。
でも、
シロが空から見てる。
そう思うと、少しすっきりした。
シロ。
私の事、空で見てるよね。
自分でも馬鹿馬鹿しいと思う。
でも、信じたいんだ。
近所に子猫が産まれていたんだけど、その子達も大きくなった。時間の経過が早いね、
「子猫」