『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子猫
今、自分の掌の中に、子猫がいる。
数週間前に、拾ったやつ。
手の中が温かい。
そして、こいつの将来も、運命も、自分の手の中にある。
そんなことを考えて、口の端を上げてみたら、子猫がこちらを見て、か細い、澄んだ鳴き声をあげた。
『子猫』
我は猫である
名前はない
あいつらは 食べ物をくれる
人間がきた 鳴いてやる
そんな風に この子猫は思っているのかな
帰り際 むしゃむしゃ と音がした。
道端に子猫を見かけるとみんな寄っていく。
でも私はちがう。
アレルギーだから寄って触りたくても無理な話。
アレルギーだししょうがないと思ってる。
でも、恋愛に置き換えたらどうかな?
近づきたくても近づけない。きっと苦しいよね…
私はそういうの未経験だから分からないけど、
みんなはどう?苦しい?耐えれるの?
この猫は君の生まれ変わりだ
君は猫になりたいと言っていたよね
あいみょんが歌にしたから
安っぽい感傷的な感じになってしまうけど
あの日、君は僕に言ったよ
猫になって僕を引っ掻くと
恨みがましい顔をして言った
だから、この子は君なんだよ
仔猫がつけた傷がチクリと痛む夜
#子猫 #子猫
たまには… キミはとっても
あなたとじゃれあって cuteだね
たまには… 赤いリボンが
可愛く我儘に振舞って 良く似合うょ
たまには… こんなに愛らしく
赴くままに… 思うボクに
時々パンチして
そして 爪をだす
たまには… だけど可愛く
あなたの腕の中に オネダリされちゃうと
子猫のように ボクのココロの
蹲りたい トゲトゲは
跡形もなく…ほらね
居てくれるだけで
癒してくれる
キミはボクの天使
「子猫」
ミキコは初めて子猫を出産した。
ミキコは私が小学3年生のとき転校しこの島にやって来たとき初めて出来た最初の友人だった
はじめは野良猫だったが、
餌をあげ次第に仲良くなり4年たった今ではでは家族同然の中だった
学校で内向的な私には友人は居なかったため、ミキコと子猫3匹が私の拠り所になっていた。
子猫が生まれしばらく経った頃3匹は外で歩けるようになり私も少し気が緩んでいた
私がトイレに行ってる間、その時アイツがやってきた
お手洗いの中で悲痛な猫の叫び声が聞こえた。
私は慌てて戻るとそこには血だらけ倒れている3匹の子猫と大きな雄の猫がいたがあった
「いあっああああっ!!」
私は人生で今まで出したことのないような大きな声を発した、
私が子猫に駆け寄ると大きな猫はその場をすぐに離れていった
「お母さん早く来て!子猫が大変なの!」
母が来て慌てて3匹を病気に連れていった
2匹は死に1匹は重症だった、
私は視界が深く沈んでいくような感覚に陥った
あの大きな猫は3匹の父親だった、アイツはほとんど外で生活している野良猫人間にはほとんど懐かない、
出産した子猫を父親の猫が殺してしまうことがあることを当時の私は知らなかった。
自分を呪ったと同時に殺意のような淀みが芽生えた
私は野生動物を捕まえる罠を作り始めた
ゲージやロープを買い
罠が完成すると山盛りのキャットフードを罠に敷き詰めた
キミコを家にいれ私はカーテンから罠の様子を静かに待った。
3日たった頃あの雄が罠にかかっていた
私はロープを持って静かにオス猫に近づいて行った。
森の中を一台の車が走っていく、私を乗せるためにわざわざお母さんが車を出してくれた。
森の置くまで来て私とお母さん車をおりて後ろ積まれたゲージを出す
中にはあの雄猫が震えながら縮こまっていた、
私は激時する気持ちを噛み殺しながら雄に言った
「本当ならこの場でオマエを殺してやりたいけど、私はアンタとは違う 生かしてやるから二度と私の前に現れないで」
ゲージを開けると、雄猫はそそくさと去って行った。
病院の子猫は一命を取り留めた、
私は安心した泣きながら座り込んでしまっていた。
それから、私は社会人になり、あの子猫と暮らしている、すっかり肥満体型のオジサン猫になったけど
「お互いダイエットがんばらないとね」
私は猫を撫でながら優しく呟いた。
まだ何もわからなくて、警戒して震えていたね。
誰かに頼らないと生きていけないのに、誰かを探して小さく、でも、力強くないていたっけ。
「こら、何ニヤついてんだ」
今じゃそんな弱々しさは感じられない、強気で俺にあたってくるくらいだ。
昔は、頼れる存在の俺にすり寄ってきたくせに、だ。
「いや~、昔の可愛らしさはどこに消えちまったのかな~って」
俺は、はっはっはっ、と笑ってやる。
君は赤面して、口を尖らせてブーブー言っている。
それでもあの時の、か細く、でも気付いてと生きるために必死だった君のことをたまに思い返すよ。
俺の可愛い子猫ちゃん。
【子猫】
#子猫
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
キミがもし捨て猫だったら
この腕の中で抱きしめるよ
ケガしてるならそのキズ拭うし
精一杯の温もりをあげる
#猫(DISH∥)
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
子猫
愛しいのかたまり
キミ
優しいのかたまり
私は…
猫とキミのおかげで
幸せのかたまり
🌈黒猫のつぶやき🌈
幸せの価値観は人それぞれ
高望みの幸せより
クスっと笑える小さい幸せでいい( ꈍᴗꈍ)
「俺の可愛い子猫ちゃん」ってっ言いつつ私の元から去っていったあいつ。
しかも女性に対して仔猫ちゃんって笑わせてくれるわ。今更戻ってきたって愛想なんて振り撒いてやらないんだから、ばーか。
近づくと逃げる
見ないふりをすると
少しずつ近づいてくる
手を差し伸ばせば
立ち止まる
撫でることが出来たとき
目を細めて笑い
体を預けてくれる
そんな君はまるで
警戒心の強い子猫
子猫。
猫は飼っていないが、かなり昔に猫が子供を産んで行った。3匹くらい?
家に入り込むから、東側の入口の鍵を閉めるようになった。で、子猫を産んだのは小屋の方だけど、本家に入り込むから何とかして入らないようにしていたけど(笑))その時鍵がなかったのさ。
その産んだ子をとりに親猫が来たんだけど、出せないから私たちが出してあげた。かなり前の話。
それから猫は来なくなったけどね。
生き物は飼わないようにした。なぜなら、犬を可哀想な形で亡くしたから。見るだけならいいんだけどね!
その大きな腕で
抱きしめてほしいだけ
その長い指で
ばかだなぁって
頭を撫でてほしいだけ
気にしてないふりしているけど
ホントはいつも一緒に居たいの
一人でいる部屋は淋しいよ
窓から昼の月を見た話をしたいの
散ったイチョウの葉が降っているのが
綺麗だった話をしたいの
早く帰って来てよ
あなたのことを考えながら眠るのも好きだけど
あなたにそばで眠るのが一番好き
『子猫』
『その場限りの優しさ』
路地で見つけた子猫
小さな体で震えていた
近くのコンビニで買ってきた猫缶
お腹を空かせていたのね
その場限りの優しさは
猫も人も辛いもの
#子猫
もし今
子猫になれたら
馴れてる振りして君に近づき
その膝にしなやかに飛び乗り
撫でて頂戴と擦り寄りながら
甘く可愛く喉を鳴らすよ
そして
油断し緩んだ顔をして
優しく私を撫で回す
その手を
そしてその愛を
肉が裂ける程に深く
この爪で思い切り引っ掻いて
驚き歪むその顔を見届けたら
君の手の届かない場所へ
二度と触れられない場所へ
逃げてやるのに
きっとその傷は
生涯消えない
あの日君が切り裂いた
今も血を吹き出してる
瘡蓋にもならない
この胸の傷のようにね
「子猫」
2テーマ【子猫】
今日の仕事の帰り、子猫を拾った。
平均よりも一回り小さい子猫。
これから僕が育てていってあげるからね。
一緒に大きくなろう。
子猫は幸せそうだった。
いつも好きな時間に好きな場所へ行って、好きなことをして好きな時間に帰るの繰り返し。
自由で羨ましい。
こんな風になりたい。
そんな風に思った。
けど、猫には猫の苦労がある。
可愛いだけでは生きていけない。
好きなことをしているだけでは生きていけない。
人間と猫はどこか似ている。
だから猫は可愛く見えるのだろうか。
「子猫」
何も知らない子。
好奇心旺盛で、自由奔放で、こちらの苦労など知らぬ顔でこちらを覗く。
見るもの見るものが新しく、新鮮で
色んなものに興味を示す。
育ての親に好かれようとしているのか、はたまた気まぐれなのか、膝に乗ってきたり、頬ずりしたり。
それはとても、可愛いものだ。
丸い瞳でこちらの様子を伺うように覗く。
純粋無垢な瞳は濁りがなくて穢れを知らないそれは、とても綺麗なものだ。
これから色んな事を知っていくのだ。
この瞳もいつかは濁ってしまうだろうか。
純粋無垢な仕草も、好かれようとする姿も
いつかは見ることが出来なくなってしまうのだろうか。
反抗的な態度も見せるようになるかもしれない。
いつか私の手から離れていってしまうのだろうか。
その時は私の方が縋ってしまいそうだ。
どんなにそう思っても、いつかはそんな日が来るのだろう。
いつかその日が来ても私は貴方を愛し続けよう。
反抗的になっても、私に強く当たろうと、
貴方は愛しくてたまらない私の子に変わりないから。
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補足になります。良ければ。
子猫と人間の子を重ねて書いてみました。
猫も人間の子も違いはあれど、どちらも同じようにも見えると思い、合わせて書いてみました。
どちらの見方もできるように書いてみましたので良ければ読み返して見てください。
余談ですが前回の「秋風」補足
季節の変わっていく様子と、心の移り変わりを
混ぜて書いてみた、つもりなのですがあまり上手くまとまらなかったなと感じています。
夏から秋へ気温が寒くなっていくように
最初は熱を入れて頑張っていた出来事も色んなことを知っていくうちにだんだんと冷めていく。
その様子を落ち葉でも表してみました。
最後の部分は辛いことがあったが諦めきれず、辛さや辞めたい気持ちを振り払って、また前を向き夢に向かって歩き始めた。というイメージで入れてみた箇所です。
暗い人通りの少ないところに君はいた。
白いのに、汚くて。
小さくか弱く 『みゃぁ』と鳴いた。
その声が弱々しくて、怯えていて
自分に似ていると思った。
これからは一緒に生きようか。
子猫の僕。
『子猫』
うちに、子猫が来た。
真っ黒な猫と、真っ白な猫の2匹。
名前はゴマとユキ。
ゴマサラサラな毛並みで、ユキは固めの毛並み。
性別は男の子と女の子。
性格は大人しい子と元気な子。
正反対な2匹だけど、仲はとても良かった。
ソファーで横になると、2匹一緒にお腹に乗ってくるし、
猫じゃらしをそこら辺に置いとくと勝手に遊んでる。
半年も経つと、もう1匹も両手では収まらなくなった。
1年経ったら、2匹とも顔立ちが大人になった。
2年経つと、2匹の間に子供が生まれた。
ゴマはお父さんになって、ユキはお母さんになった。
何匹か生まれたけど、産まれてくる途中でなくなったり知り合いに譲ったりした。
残ったのは1匹だけ。
名前はマロ。
ユキからは白い毛とオッドアイを。
ゴマからはふわふわな毛並みを。
マロはみんなに愛されて育った。
すくすく育って、あっという間におっきくなった。
子どもの成長は早いなぁ、
自分も子どもなのに、
我が子を育てるように感じたのであった。
指先が異世界を感じた そこはどこかの小さな隧道
子猫が先を知らないまま
ただ眠っている 真っ暗の中にいる
黒猫だけが僕の幸せを願って
涙が何色か分からないまま 子猫の温もりに
夜の色の温もりに トンネルの冷たさに
全てに触れていたけれど 全て透明になる息だった
心みたいな 葉じゃ表せないほどに
あそびたい、ブランコに乗っていた月明かりが
雲から顔を出しても 出さなくても めをつぶって
流れ星が 冷たくてアスファルトが少し濡れた
心拍とよく似る 水道管に水が流れる音
冬であればよかったかな
どうしてまた黒猫は 僕のことを抱きしめて
どうしてなのか 黄色い月が僕を見つめる
夜が囁いて 僕に初めて色をくれた
案山子の腕が鳴る
猫の目のように 僕はまた堕ちゆくだけの
冬になったのだろうか