『子供の頃は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃は
早く成長して学校へ行って
大人になりたいと思っていた。
けど今は、
今後が怖いと感じる。
大人になりたくないと思っている。
理想は現実に呑まれ、
本当の世界を知った。
子供の頃は……
この言葉は呪いであり、救いであった。
今が辛ければ辛いほど、昔の輝きは胸を締め付ける。
今が幸せであればあるほど、
それは甘く美しい思い出となる。
子供時代を再び望んでしまうのは、
きっと子供でなくなってしまった証拠なのだろう、
それがとてつもなく悲しい。
しかし、そう思うのは、
それだけ過ごした時間が素晴らしかったからなのだ。
そしてきっと、あと何年かすれば、
今この時でさえ戻りたい基点に変わる。
だから今感じているはずの、見えない幸せに
少し耳を傾けてやるのもいいかもしれない。
過去の断片を心に置いておくことは
罪ではないのだから。
子供の頃はさぁ、なんも考えないで生きて、好きなもん食って、可愛いって言われて、誰とでも仲良くなれて。
「そんな可愛かった子がこんなんだよ?ほんと人間って不思議。」
「初対面の相手にはどもって」
「嫌いな物は食べなきゃいけない」
「素の私は可愛いなんて言われなくて」
「常に考えて生きて。」
「何が楽しかったのかわかんなくなって。」
「頑張っても褒めてくれない。」
子供の頃はどんな小さい事でも褒めてくれてたのに。
いつの間にか大きな期待を背負って生きていくようになって。
恋を知ってもそれは汚いものだったり。
相手を責めても私が怒られる。
インターネットって愚痴を言っても、誰も気遣ってさえくれない。
私、頑張ったねって言ってくれるだけでいいの。
そんな高望みしてる?
愛してなんて言わない、私だけ見ていてなんて言わないよ。
せめて、一言でいいから、哀れみでもいいから。
ねぇ、、お願い。
子供の頃は
「子供の頃は」
私がまだ、世間も知らない子供の頃。
とある人に出会いました。
その人は、私の太陽でした。
その人は、私の支えでした。
その人は、私の明日でした。
その人は、私の、、
私は、いまだにあの日々を思い出します。
悔やんでも悔やみきれません。
私は、まだ待っています。
だからせめてもう一度チャンスを下さい。
今度こそは、貴方に誓います。
だからもう一度、チャンスを下さい。
貴方の心が、顔が、表情が、日々が、言葉が、行動が
何度も何度も、私の頭を掠めるのです。
だからもう一度。謝りたいのです。
子供の頃の世界は、今よりずっと小さいものでした。
その外にあるものは、私の及び知らない規則に従っていて手を伸ばしても、決して届かないように思いました。
しかし、その小さな世界で私は確かに冒険家で、博士で、勇者だったんです。
嘘じゃないです。信じてください。
子供 の 頃 は
大人 二 憧れていた 。
その 憧れは
大人 に なった今 じゃ
無償の 偽造品 だ 。
地獄
虐待
記憶は死ぬまでなくならない
私の人生は
大人になっても散々だった
そして今は風俗嬢だ
子供の頃不幸だった女の
典型的な行き着く先
ただ一つだけ救いがあるとすれば
それは
今私に愛をくれる人がいるということだ
私という人間をジャッジすることなく
ありのままを愛してくれる人に
44年経ってようやく出会えた
だからあの時
死ななくてよかったのかもしれない
長過ぎる不幸な年月を
死ぬ勇気がなくて
泣きながら生きた私に
もしかしたら
神様は”彼”というギフトを
与えてくれたのかもしれない
人生は辛い
理不尽で残酷な弱肉強食の世界だ
きっと私は
死ぬ勇気がないのと同じくらい
踏みつけられたまま死んでたまるかと
根底にそんな思いがあったから
一線を越えなかったんだろう
敵に対する憎しみと
自分に対する嫌悪感の中で
明日は死のうと思いながら生きていた
あれから月日は流れて
今ここに45歳になった私がいる
お化けが苦手だった
暗いのが怖かった
自分の部屋にもひとりじゃ行けない
夜が早く終わって欲しかった
絵を描くのが楽しかった
みんなでいるのが心地よかった
今じゃ、真逆の存在
同じ人間って言えるんだろうか
子供の頃は
最近、お題が嫌なものばかり引き出そうとしてくる。
過去を思い出すことは、できるだけポジティブなものにしたい。
私に楽しかった、子供の頃などない。
もし、若くて苦しんてる人がいたなら。
子供でも大変なんだと思ってほしい。
思い出すのが辛い。
「きっと同じだったから」
あの頃は、何も躊躇わずに言えた「だいすき」
それはきっと、同じ目線だったから。
手を繋ぎたいと思う前に手を繋いでいた。
それはきっと、同じくらいの大きさの手だったから。
中学生になってから、急に伸びた背。
低くなる声。大きく角ばっていった手。
一緒にいるだけで揶揄われた、あの頃。
今は、どうやったら自然なカタチで側にいられるかを、必死になって考えている。
────子供の頃は
子供の頃は
笑うせぇるすまん
ミル姉さん
花子さんがきたの漫画
ポピーザぱフォーマー
ガラクタ通りのステイン
KAKURENBO
↑子供の頃のトラウマです
【子供の頃は】
まだ年端もいかない時分から超常現象やオカルト的なものが好きだった。いい年した大人になってもそれは変わらない。
そういえば有名な大地震の予言を見事に的中させた人物が、こんなことも記していたな……2025年7月5日4時18分に海中で大噴火、そして太平洋周辺の国々に大津波が襲ってくるそうな。
今から約「一年後」の予言、さてどういう結末になるのやら。
子供の頃は、親が守ってくれていた。
あまり良い両親とは言えなかったが、それでも確かに、俺は守られていた。
子供の頃は、裏切りなんて知らなかった。
友達は、今日も明日も明後日もずっと友達で、いつも一緒だと思っていた。
子供の頃は、自分が幸せになれるものだと信じて疑わなかった。
大切な人がいつかできて、人生の目標がやがて見つかってやり遂げて、安らかに眠りにつくものだと思っていた。
俺は幸せな少年だった。
あの時が来るまでは。
「この機械じゃ、世界は変えられんよ」
駆け込んできた俺に、冷静に彼女は言った。
彼女は淡々と、ホワイトボードに樹形図を書きながら、話し始めた。
「いいか?世界は選択の数だけ無限にある。私たちの世界はちょうど、そう観測されたことによってチャンネルが合っているだけで、私たちの世界線の外には、これまでの全ての“選択されなかった”選択の先の世界が、並行して並んでいるんだ」
「つまりだね…このタイムマシンで過去に行き、選択を変えたとて、それは君がその選択を選んだ世界線へ移動するだけで、新たな君がここで苦悩することになるのだよ…」
「だから、正直おすすめしないね。その選択をした世界線の君と君が入れ替わるだけで、それ以外にこの世界にはなんの変化もない。ひょっとしたら自分に恨まれることもある。よって、そんなリスクの高い意味のない行動はおすすめしない」
「俺は行きます」
俺は答えた。どんなに無駄なことであろうと、最初から決めていた。
俺の言葉に、彼女は微かに眉根を寄せ、ため息をついてから、少し震える声で続けた。
「…確かに今回の件は私も辛い。だが……」
「俺は行きます」
彼女の言葉を遮って俺は怒鳴った。
「もうこんな世界は懲り懲りなんだ!両親は死んだ!親不孝の息子のせいで、分かりあう前に、仲直りもできないままで!!友達もいない!良い奴から死んで、生き残った奴は裏切った!俺には何にも残っちゃいない!!」
喉にひりついた痛みが込み上げる。
俺はゴホゴホと痛みを吐き出す。
赤い飛沫が落ちる。
俺の方に傾いだ彼女の手を、俺は振り払って怒鳴る。
喉から掠れた声が出た。
「この世界に何も残っちゃいないんだ…!もう…もうこんな貧乏くじは懲り懲りなんだ…戻りたいんだ、子供の頃に。子供の頃は…ああ…頼むよ……最期の望みなんだから」
彼女は黙って立ち上がる。
俺はゼイゼイと肩で息をしながら項垂れて、長い沈黙をしばらく享受した。
足音が近づいてくる。
俺の目の前に、鍵が差し出される。
「…そこまで言うなら、勝手にするといい」
「…!ありがとう!」
俺は鍵をおしいただいて、顔を上げる。
「私だって、面倒事はもう懲り懲りだ。……この件が最期のお願いだと心得ろよ」
俺の泣き笑いの顔に、彼女はそう冷たく言い放った。
しかし何故だろう、彼女の目の奥に、ちらりと悲しみとも切なさとも諦めともとれる形容し難い何かが、チラと走ったように見えた。
「じゃあ、さっさと行くが良いさ。じゃあな」
「ああ、さようなら」
俺は鍵を使い、タイムマシンに乗り込む
__これで何回目だろうか。
タイムマシンが消えた研究室の椅子に、ぐったりと、腰掛ける。
彼が、世界線の移動を始めてから、私は何人の彼を見送ったことだろう。
タイムマシンで行えるのは世界線の変更。
質量保存の法則で、移動した世界線の人物は入れ替わり、別世界線の同じ人物が、この世界線にやってくる。
“記憶を消されて”
世界の理とは、実に上手くできているものだ。
世界線を移動した人物の記憶は、移動した時点でその世界線のものに書き換えられる。
記憶は保管される。
…それが分かったのは、私が彼を送り出してからのことだった。
故に彼は、何度も何度も、無限と思えるくらいにこれを繰り返している。
説明は意味を為さなかった。
この世界線で起きた出来事に絶望し切った彼の摩耗した精神の前には、如何なる理性も通用しなかった。
これは私の責任だろう。
世界線を跨ぐということに無知で、タイムマシンの安全性を試さずに彼を送り出してしまった、私の責任だ。
…だから私は、最期までこれを見届けなくてはならない。
子供の頃は。
私はただタイムマシンに憧れているだけの理屈っぽいただの少女だった。
子供の頃は。
彼はちょっと野心の強い、真っ直ぐした性根のやんちゃなただの少年だった。
「子供の頃は…子供の頃に戻りたいな」
ひっそりと弱音が漏れた。
誰もいない研究室。
たった1人の味方だった彼はもういない。もう帰ってこない。
私の研究成果はもう戻らない。動かなくなるまで彼と一緒に永遠とループし続ける。
私は独りだ。
目を瞑る。
私の呼吸は、独りの沈黙の中に、静かに溶けていった。
「私が子供の頃は……」
「子供の頃って、今もまだ子供じゃないか」
「そうだけど、言葉の綾だよ。わからないかな」
「ああ、そう」
「それに、ひとえに子供と言ったって高校生と小学生とじゃ日々の生活も価値観も、その目に映る世界も何もかも違うでしょう。まだ十七年しか生きていない私にも、たまには懐かしき小学生時代の無垢な私を偲びたくなるんだよ」
「そういうものか」
「そういうものだよ。十六歳の君にはまだ分からないだろうけど」
「せいぜい数ヶ月の違いでしかないだろ。というかお前、何か自分を勘違いしているみたいだけどな」
「なに?」
「別に懐古するほど小学生の頃からそんなに変わってないぞ。身体も、頭も」
「殴られたいの?」
「そういう短気なところも相変わらずだ」
「もう……そうやってすぐ揚げ足とって苛めるところ、君も変わってないよね」
「まあ、そうだな」
「少しは否定しなよ」
「お前より自覚的なだけだ。きっと、あの頃から何も変わってない。俺も、お前も」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「……ねえ、不安にならない?」
「不安? ……なにが?」
「数年経たくらいじゃ、私たちは何も変わらない。そりゃあ多少背が伸びたり賢くなったりはしているのかもしれないけど、なんていうか、生き方というか、世界の見方とか、人との関わり方とか、そういう部分って、君の言う通り何も変わってない。それなのに、世の中はあまりにも目まぐるしく変わっていく。時間は流れていく」
「…………」
「大人なんて先の話で、まだまだ私は子供のままで……そう思っているうちに、私はもう十七になっちゃった。来年には成人して、将来の進路を見据えなきゃいけなくなる」
「…………」
「このまま、変わらないんじゃないかって。世界は変わって、みんなも変わって、だけど、私だけ変わらないまま大人になっていくんじゃないかって思うと、不安っていうか」
「焦ってる?」
「そう。焦ってる。変わらなきゃって。私たちはいつまでも子供のままじゃいられない。分かってる。分かってるけど、まだ私は子供のまま」
「……んー」
「その唸り声はなに」
「いや、なんか、お前ってそんなセンチメンタルになれたんだなって」
「やっぱり殴られたいんだね? 殴ろうか?」
「やめてくれ。実力行使はフェアじゃない」
「むう」
「いや、俺が思うのはさ。別にそれでいいんじゃないかって」
「それでって、子供のままでいいってこと?」
「そういう訳じゃないけど、多分、誰だって子供のまま大人になっていくんじゃないのか」
「どういうこと?」
「個人的な面で言えば、大人と子供に明確な境界線は存在しない。特に精神面だな。どれくらい精神が成熟したら大人とか、どれくらい賢くなったら大人とか、そんな基準は無い。というか、定めようがない」
「まあ、そうだね。頭が悪い大人も頭が良い子供もいる」
「ああ。だけど、社会的な面で言えば、大人と子供には明確な境界線がある。18歳になったら成人。20歳になったら酒が飲める。22歳で大学を卒業したら社会人。俺たちの意思に関係なく、社会が俺たちを大人へと上らせる」
「つまり?」
「誰しも心が大人になってから大人になるんじゃない。心延えはまだ子供のままで、なのにいつのまにか大人ということにさせられて、社会の荒波に揉まれながら少しづつ身も心も大人として成長していく。いま変わろうとしなくても、変わる時が来たら、きっと変わる。俺が言いたいのはそういうことだ」
「そうかなあ。ちょっと楽観的すぎない?」
「楽観的すぎるくらいが人生丁度いいんだよ。それに、だ。大人になったらもう子供には戻れない。子供時代は今しかないのに、その貴重な時間を使って大人になろうとするなんて馬鹿らしいぜ?」
「たしかに、それはそうかも。子供の頃を回想するのはまだ早いかもね」
「ああ、俺たちはまだ子供だ。未来と自由ある、若々しき青少年だ。目まぐるしく変わりゆく世界の中で、変わらないままでいられる今を楽しめよ」
「うん。そうする」
「おう。そうしろ」
「……ふふっ、やっぱり君は変わらない」
「安心しろ。変わらないから」
「私と君の関係も、ずっと変わらないままがいいね」
「どうだかな」
「なにその返事ー。……あ、もうこんな場所か。もう少し話していたいのに」
「帰る家が違うんだからしょうがない」
「そうだね。じゃあ、バイバイ。また明日」
「また明日」
【子供の頃は】
仲良くしようと話しかけた
うざいと思われたのか話さなくなった
自分の好きな物を言った
それは“周りの言う”私の好きな物じゃなかった
ずっと周りに合わせてた
自分の意見をいえと言われたけど分からなくなっていた
今とほとんど変わらないけど自分の気持ちを尊重したい
ずっと、早く大人になりたいと思っていた。
誰にも干渉されない自由を得られることはもちろん魅力的だったけれど、それよりも、自分の未熟さを事あるごとに痛感しては、精神的に大人になりたいと何よりも願っていた。
いつのまにか、大人になりたいと思うことがなくなった。
それはきっと、十分大人と言える年齢になった事もあるのだろうし、自分の中で腑に落ちるくらいには自分の中の‘’大人‘’に近づいたという事もあるのだろう。
なのに、
それが今、こどもに戻りたいなんて時折思ってしまう。
何の責任も無く、周りに守られていたあの頃。
何もせずとも、明日もまた同じ日が来るんだと無条件に信じられていたあの頃。今では信じられないくらいの狭い世界で、だけどその世界で起こることがすべてで。無邪気に笑って、素直に泣いていた、あの頃。
それを懐かしんで戻りたいと思うくらいに、大人になってしまったんだな、私は。
子供の頃は、憧れて、なりたくて、なりきっていた。
何にでもなれると信じていた。
夢があった。
大人の今は、穢れて、錆びついて、壊れていった。
現実から逃げ出したくて仕方がない。
夢なんて幻になった。
温かな言葉なんて、冷たくなった心に、
もう響かない。
届くことなんてない。
あの陽に当たっていた時代は、
とっくに闇に変わってしまったから。
■テーマ:子供の頃は
子供の頃は
全て、自分が描いた理想的な人生だった。
幼い頃から、自分は周りと少し違かった。
歯車が合わなかった。
白くて、真っ白で、静かなキャンバスに描いた理想的な僕の人生図は、黒かった。
よく、夢がないと両親には言われていた。
子供の頃は理想的な人生を描いていただけだった。
でも、今は違う。
理想的な人生は叶うわけがない。
そう分かっていても、描いてしまう。
止められないんだ。
子供の頃と違って、結末が分かっていても、理想的な人生図をまだ求め続けてしまう。
子供の頃から変わらないな。僕は。
#11
子供の頃は
子供の頃はなんでも口に出していた。
嫌なことは嫌といいめんどくさいことはやりたくないといって自分がやりたいようにやっていた。
年をとるにつれてその行動はできなくなっていく
子供の頃はあっという間に終わると実感した。
子供のころは、自由だった。
責任がないから自由でいられて、
責任が取れないからこそ窮屈だった。
でも、大人になった今も、ちゃんと自由だ。
責任が取れるから自由で、
責任があるからこそ、窮屈。
『子供のころは』
#16