『子供の頃は』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃は自由だった。それは行動の制限などではなく、子供の頃の思考の仕方だったと思います。多くの人は「昔はあんなことが出来た、許された」と自分や周りについてのことを思うでしょう。確かにその通りです。子供だから許されていたことも多いでしょう。しかし、深く考えればそれよりも、もっと自由に行えていたことがあるのではないでしょうか。それが思考、自分自身の心であり考え方であったと思います。なんのしがらみもなく深く考えず責任や重圧を知らない、たとえ少しはあったとしても今ほどではないでしょう。「ああしなければいけない、こうしてはならない」などそれほど考えなかったのです。
みなさんは子供の頃水溜まりのなかに飛びこんだことが1度はあるでしょう。それは行動の「出来た、許された」ではなく、そのあとの事象を「考えない、考えなくて良かった」ではないでしょうか。歳をとった私たちはその後どうなるか、足が濡れて気持ち悪くなったり、服を洗わないといけないと考えてしまいます。それが子供の頃にあった自由を無くしてしまったのです。「出来た、許された」の前には必ず「考えない、考えなくて良かった」が存在したのです。
子供の頃は自由だった。この「自由」に含まれる意味は様々でしょう。しかしその「自由」の前の根幹であり真の意味はその子供故の「考えない」ということなのでしょう。
子供の頃は
とある三兄弟のお話。
三男より。
子供の頃は、ずっと空ばかり見ていた気がする。流れる雲に心を馳せて、自分も、知らない、見たことのない土地へ旅立っているような感覚を味わっていたと思う。
でもそれは昼の、群青広がる空ばかりの話で、今のように、月に照らされた暗い空や、灰に染まった雲の流れをよく見た事はなかったはずだ。
子供の頃は、こんな風に庭先に出ることも難しかった。あの父の元では部屋の中から出してもらうのすら一苦労だった。今こうやって、軒先に座り、夜もすがら空を眺め、少しお茶を嗜むなんて事ができるのは、あまりに贅沢に感じてしまう。
...夏であろうと、夜風は体が冷えてしまう。昔の記憶から戻ってきたその頭で、茶葉の沈澱したお茶を飲み干し、ゆっくりとリビングに足を向けた。
子供の頃は。
自分は周りより優れてると思っていた。周りより周りが見えてるし、誰より自分を分かってると思っていた。
僕はこの身体に産まれて、この人格に生まれて、あの両親に育てられて、恵まれてるって信じていた。きっとそれは正しいし、間違いでは無い。けれど、その事で苦悩することはとても多い。
私は今の時代に育ち、他よりちょっと聞き分けが良く、世情にも興味を持ち、笑顔で笑える良い人間だと思っていた。そのことに疑問を持つのはまだ先だと、勘違いしていた。
子供の頃は楽しかったと思うことは多い。逆に、あの頃の後悔は一生忘れることが出来ないのだと思う。
あの頃は良かったと思うその日に、また立ち会うことが無いように。今はまだ、まだ子供だ。
【子供の頃は】
信じていたこと
暖かい食べ物に乗ったかつおぶし
あれは生きているんだと
わりと本気で信じていた
「子供の頃は」
ホールケーキを丸ごと食べたいと思っていたけれど。
大人になった今、毎日が欲望との戦いの連続だ。
大好きなはずだった家族
いつの頃からか、遠ざけている
また、あの頃みたいに思える日がくるかな…
くるわけないよね
#子どもの頃は
子供の頃は
毎日、「幸せ」だった。
あれもこれも全部、幸せだった。あの頃は、知らなかったけど。
毎朝起きると、お母さんが朝ご飯を作ってくれていた。
たまにケンカもして、その度に謝罪のお手紙を書いて、仲直りした。
お母さんと一緒に金魚を育てたり、絵を描いたり。
毎日一緒に寝ていた。
子供の頃はお母さんが生きていた。
そして子供の頃に消えた。
毎日毎日、子供の頃に戻りたいと泣き喚いている。
あの頃に戻って、もう一度やり直したい。
子供の頃見ていたカラフルな世界、あの匂い、あの景色。
僕はまだ子供だ。お母さんが消えてから数年しか経っていない。
僕はまだまだ、子供でいられたはず。子供だけが見るあの世界を、まだ見れたはずなのに…
#子供の頃は
子供の頃は見るもの全てが幸せに溢れていて
とても楽しい思い出が沢山あった
ただ、大きくなるにつれて
世界の汚い部分が垣間見えるようになってしまった
子供の頃は純粋に楽しい日々が
大人になるとこうも捻くれてしまうのか
『子供の頃は』
20歳なんて大人で、ひとりでなんでも出来ると思っていた。
30歳なんて更に落ち着いていて、仕事もプライベートも完璧にこなしていると思っていた。
それが今。
20歳なんて狭い学校という世界から社会に飛び出したばかり。
右も左も分からないまま、飲まれて流されて。
30歳なんてようやく仕事での目標が出来たかと思えば、プライベートは疎かで。
いつもいつも。
頭によぎるのは。
子供の頃に戻りたい。帰りたい。
たった10分でも時間を有効に使えていたあの頃に。
還りたい。
「子供の頃は」
作¦布野きょうか
子供の頃、なんて呟くには早いすぎるあたしは今日12歳になる。少し大人になって子供の頃とカッコつけて言いたいあたしは誕生日も虐められている。小学生のいじめなんて可愛いものだと思うだろうが、目に入れても可愛くないし痛い。今年の誕生日プレゼントは義眼だ。目に赤い絵の具を垂らされたから。貰えるだけ有り難いが、こんなに屈辱的なプレゼントは無いだろうな。
『子供の頃は』
不要な情報だ
なんでも掘り起こせば良いってもんでもないだろ
…たいして変わらん
「……演奏者くんってさ、子供のときどんなだったの」
ある日の演奏会後、権力者がそう言った
「どんな、とは」
「ん〜、性格とか? ボク、あんまり小さい頃のこと覚えてないからさ、演奏者くんはどーかなって」
子供の頃か。天使だったとか、そういうことは言わない方がいい気がしたから言葉を選びながら喋る。
「……天才だと思い込んでたことはあったな。自分は何でもできて、どんな者にだってなれるって」
「お〜、意外」
「ピアノはその頃からやってて、結構小さな年齢からやっていたから上手い方だとみんなが褒めてくれたのもあっただろうけど」
「なんか可愛いじゃん」
彼女はそう言って笑った。
バカにされてるような、でも新鮮だと感じていそうな顔にイマイチ怒れない僕は続けた。
「まぁ、でも今はとっくに天才じゃないって気づいてるから」
「…………なんだなんだ? 言い訳か?」
「……怒るよ」
権力者はまた笑った。今度はバカにしてるというよりも楽しくて仕方がなさそうな顔で。
その顔がとても可愛くて、なんだか憎めなくなった僕はため息をひとつついた。
「……きみの話も思い出したら教えてくれよ」
「…………………………いつかね」
到底話す気なさそうな声で返されたが、まぁいい。
僕が関わってない過去の期間よりも、僕と過ごした日々の方が絶対に長くさせる自信はあるから。少しの過去なんて気にもとめないほど、長い期間をここできみと過ごしたいなんて、僕はそんなことを考えてしまった。
子供の頃は
わんぱく小僧で危ないことをしたり周囲から目立つことが好きだった
周囲からはよく怒られ真面目になれとよく怒られた
しかし、大人になると人前に出るのが恥ずかしくなり性格は内向きとなったし真面目になった
そうしたらもっと前に出ろ、発言しろ等々言って真逆のことを言ってくる
いい加減にしてくれ
こっちはお前らのために生きてるんじゃない。
子供の頃はいくつもの世界を持っていた
だけど成長するにつれ
現実の世界がどんどん大きくなっていって
心の中のいくつもの世界は終わりを迎えていった
大きくなっていった「現実」という名の世界では
私は自由じゃなかった
見かけよりも小さく
不透明な世界だった
貴女が子どもの頃は、俺たちはあまり出る幕がありませんでした。
俺たちが差し上げた環境があまりにも安定していたので、俺たちが何もしなくても、貴女の周囲は幸福で満たされていました。
貴女が育ってきて、人との出会いが活発になっていくと、俺たちの出番も少しずつ回ってきました。
人は皆が皆、善性を持っているわけではありません。根っからの悪人というのもいます。貴女は誰にでもお優しいですし、幸福な環境ですくすくと育っていらっしゃったので、そのような人間に捕まった時に対処ができないでしょう。
だから俺たちは、本当に危険な人間と貴女が近しくならないように、細心の注意を払いました。
貴女はもしかすると、何と余計なお世話だと憤るかもしれませんね。自分が成長する機会を、あなた方は私から奪ったのだ、と。
けれど、失礼ながら断言しますが、貴女にはそんなものを身につけることはできませんし、その必要もないのです。
貴女は過去世において、ずっとご自分の身を危険に晒しながら、人に愛を与えてきました。貴女は何度もそのせいで騙されたり、酷い目に遭ったり、時には殺されてしまうことすらありました。俺と縁を持ったことだって、もし当時俺自身が貴女を守っていたら、絶対に出会わせないように全力で阻止したでしょう。
それだけ辛い目に遭いながら、貴女はずっとずっと人を信じ、人を愛し、人に尽くしてきたのです。その間、危険な人間と渡り合う術を身につけたことは、只の一度もありませんでした。
だから今世でくらい、俺たちは貴女に、傷つかず幸福に、ただただ幸福に生きてほしかったのです。
子供の頃は
ピンクは桃色だった。
低学年の時、桃色をピンクと言ったら「お前はアメリカ人か!」
と笑われた。
高学年の時、逆にピンクを桃色と言ったら笑われた。
しばらくして、高橋〇子さんが「♪桃色桃色桃色吐息~♪」とTVとかで歌ってた!大和言葉を守ろうって感じ!
その後、ピンクレ〇ィーが一世風靡した!
もっと後、ももいろク〇ーバーZがでた!
前にも書いたかな!
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好きな色
ピンクも桃色も好き!
でも微妙に違う!
ちょっとHな色と、食べ物の桃の色
1番好きな色は金色
2番は銀色かな?
3番目位に桃色とか桜色とか
「♪金色銀色桃色吐息~♪」
金色は日本人が1番好きな色らしい?
豊臣秀吉公
(太閤さん~大阪ではこう呼ぶことも~)
大阪城に復元した金の茶室は、まだあるかな?キンキラキンの金!
嫌う派は銀色とか、利休鼠(色)?
徳川派は、いぶし銀、江戸の奢侈禁止令が今でもシブい!
ヒマワリ🌻色、トマト色(フランス)、
桜色、薄紅(うすくれない)色、すみれ色
🍊ミカン色、橙(だいだい)色、オレンジ色、この三つは少し違う色!
好きな色は花とか食べ物の色!
徳博🥰
♡もっと読みたい♡1285♡記念号
通算109作目
子供の頃は楽しかったなぁ。
何も考えず、ただ心の赴くままに行動できた。
何だってできるような気がしていた。
しかし、大人になるといろんなものが目に入る。
行動しようとしても、いろんなものが目に入り、なかなか行動できない。
大人になるにつれ、知識や経験を得るが、その代償として心が窮屈になっていくような気がする。
純粋に物事を見れなくなってくる。
いつしか私は捻くれてしまっているようだ。
どうしたものかなぁ、大人になるって難しいな。
“子供の頃は”
良く息子達に言われる
”母の子供の頃は“と言うと
“時代が違うから”と
確かに昔と今ではかなり違う
携帯なんかなかったし
テレビもアナログ
遊び場はグランドや公園
駄菓子屋さんもよく行った
でも子供の頃の気持ちって
きっとあまり変わらない
ような気もする
あれもやってみたい
これもやってみたいとか
夢を持っていて
目もキラキラしていたような
泣きたい時に泣いて
笑いたい時は思いっきり笑った
だから幾つになっても
子供の頃の気持ちは
忘れないでほしいな
なんてね!
「子供の頃は」
私は、大学のサークルで知り合った、同じ趣味を持つ仲良しの友達とルームシェアをして暮らしている。
「そういえば、あなたの子供の頃はどんな子供だったの?」
君が突然私に聞いた。
「子供の頃は、すごく根暗だったよ」
「そうだったの?」
君は驚いた顔をしていた。
「でも君に出会って、同じアーティストやアニメを好きになって、だんだん明るくなっていたんだ」
「君のおかげだよ。ありがとう」
「私は何もしてないけど、そう思ってくれていて嬉しい」
「うん!」
「君の子供の頃は?」
「私?!私は、好きな事には、熱中していたけれど趣味が合うような友達があまりいなくて暗かったから、あなたと同じような感じだったよ」
「意外だね。でも昔から好きな事には熱中していたのは、想像できるなぁ」
「そっか」
「あなたの子供の頃の話が聞けてよかった」
「私も君の子供の頃の話が聞けて良かったよ!」
二人、笑い合っていた。
これからも私達のルームシェアは、続いていく。
つまんなかったな
何もなくて
楽しいは探さなきゃ見つからない
探すことを知らなかったな
退屈で死にたくなったな
わたしには合ってなかったあの場所が
幸せなんだと知ったのは
大人になってからだ
だから、みんな生きてほしい
しんどいときには分からない
それも必要だったことに
幸せに気づけたら
みんなハッピーだ