『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供のように
子供のようにと
懐かしみ羨むなら現在を生きましょう
大人も子供ようなもの
子供には子供の制限がある
大人には大人の都合がある
大人だからこそ
子供のようになんだろうけど
子供にはなりたくないでしょう
子供になれたら大人のようにになるのか
現在に対する不満なら
未来に向けてやれるようにやりなよ
子供には戻れなくても
大人だからこそ出来ることは多い
これからがあるんだから
なれないものを目指しても仕方ない
いまからできる事をするしかないと思う
子供のように
まいったなあ。
皆は帰ってしまって夜のフロアに二人きり、私のちょっとした冗談に、あまり表情を変えないあなたがまるで子供のように笑い出す。
そんな笑顔を見るたびに息が詰まって、胸がいっぱいになって、触れたくて伸ばしそうになる手をぎゅっと握りしめている。
今朝だって隣り合わせたエレベーターで、あなたは目を細めて笑いかけてくれたよね。
その笑顔は私だからって思ってもいい?
自惚れちゃってもいいの?
#56
『幼年期』
冷めていくクローゼットの中 記憶は忘却線で遊んでる 紙飛行機はしわくちゃで 私の夢も欠航便
叱られたからそこにいたわけじゃない おやつに黒飴もう飽きた もっと純粋に楽しいことを見つけたい
子供のように
好奇心とやらで、私を覆い尽くして。君だけは分かってくれるかな。どこからとなく出てくるんだ。今の気持ちはどこかへの期待。
子供のように
あの時のように、無邪気に、
自分に素直に、
そんな風に出来たら楽なのにな。
あの時も別に出来てなかったか。
子供のようにはしゃげなくなり、日々の仕事に忙殺されていた。そんな私が出会ったのが"推し“だ。出会いはあまりに突然だった。荒んでいた心にストンっとハマった。インドアだった私が彼に会うため各地へ飛び、イベントやライブに参加した。すごく幸せな時間だった。しかし、そんな時間はすぐに終わりを迎えた。仕事が多忙を極め、推し活に割く時間が失われたのだ。起きて仕事して帰って寝る。休みも寝ているだけで気付いたら終わる。何のために生きているのだろう。推し活が、推しがどんなに私に力をくれていたのか。あの楽しかった日々は戻る日が来るのだろうか。もう一度、子供のようにはしゃぎ、推しと生きていたあの日に私は戻りたい。
子供のように 。
子供のように 、 幸せを願った 。
子供のように 、 ひたすらに 。
夢中になって 。
「 今日は何をお話に来たんだい ? 」
柔らかい笑顔をその顔に称え 、
今日も仲間の …… " 家族 " の話を聞く 。
家族の心を支えるのが私の幸せだから 。
子供のように 、 笑う 。
しかしその笑顔は子供のようではない 。
何処か 、 寂しそうな 。
純粋な笑顔ではない 。
それでも 、 ひたすらに 、 子供よりも
子供のように 、 1つの事を願い続ける 。
皆の幸せを 。
望まれていないかもしれないなんて 、
考えたこともない 。 だから 、 ただの自己満足
だなんてことも考えない 。
皆の幸せが私の幸せだから 。
" 子供 " を経験しなかった彼女が大人になった今
その姿は 、 性格は 。
家族の誰よりも " 子供 " なのかもしれない 。
それでも彼女は今日も聞く 。
「 いらっしゃい 。 今日はどうしたの ? 」
- 子供のように
- 水縹天
#子供のように
あの子に構って欲しくって
毎度毎度逢いに逝く
まるで
本当の子供みたい
子供のように笑って、
子供のようにはしゃぎ回る
あの時間が好きだった。
子供のように。
子供のように、なんて言うけど、一体いつから子供じゃなくなったんだろう。
じゃあ、大人かって聞かれると、返答にも困るけど。子供って言い張れるほど、素直でも一直線でもなく、わがままで偏屈でもないと思う。
君はまだ、若いね。えっ、まだ19歳だったの?どちらが嬉しいとか、悔しいとかは無くて、ただただそれが関係あるのねって飽和した気持ちになる。どうでもいい。あなたからの、その、感嘆。
だけど私は、私の中で、必ず子供のような心を忘れちゃダメだと決めている。何かを間違った時に思い直せる素直さも、挫けたことにすら気づかない鈍感さも、抵抗なく踏み出せる一歩も、無駄にすら感じない日々の時間の流れも、ふと寂しくなる事なんか無い無知な自分を途切れさせないように。縋るって言葉が一番正しいのかもしれない。
ボクは今日も一日を過ごす。それは明日よりは手前で、昨日よりは半歩進んだどこかの時間。
子供のように。ただ、ありのままに、歳をとる。
子供のように
「ねえ、お母さん。今日、実家帰ってもいい?」
一人暮らしのアパートで、スマホを耳に当ててベッドにダイブする。どすん、とベッドが鳴る音が聞こえたらしく、お母さんはくすくす笑った。
「帰ってくるのは構わないけど、あなた、かなり疲れてるのね。こっちまで一人で来れる?」
「電車には乗れると思うけど…。駅から歩くのやだなぁ」
大学生にもなってみっともない。そんなことを言われそうな態度だが、お母さんは全く気にせずに続ける。
「なぁに、そんなに疲れるようなことしたの?」
「…昨日、遅くまでバイトして、今日は講義受けてからずっとレポート書いてた」
大きめのため息をつくと、またスマホからお母さんのくすくす笑う声が聞こえた。
「あーらまぁ。しょうがないわね。駅まで車で迎えに行ってあげましょう」
「ありがとう、お母さぁん」
「はいはい。電車乗ったら、連絡ちょうだいね」
また、くすくすという笑い声を残して電話は切られた。
重い体に鞭打ってベッドからのそりと起き上がる。スマホと家の鍵だけパーカーのポケットにしまって、家を出た。
まるで小学生が近所に遊びに行くような感覚で、大人が実家に帰る。まったく、いつまでも子供のままだ。
でも、それでいい。大学生だろうが、成人済みだろうが、子供のように振る舞えるところがあってもいいじゃないか。
親友から、こんなメールが届いた。
「死のうと思う。どういう死に方がいいか決めてくんない?俺、家にいるから。」
死ぬ?ふざけているのだろうか。死に方を決めてほしい?これ以上に阿呆らしいお願いはこの世に存在するのだろうか。きっとふざけているんだろう。心配した俺の顔を見たいだけだろう。
……もし、本気だったら?
そんな考えが頭をよぎって、気がつくと自分の家を飛び出していた。俺は、無我夢中で走った。もし、お前の悪ふざけで、俺が恥をかいてもいい。それより、お前がいなくなるのが怖い。怖くて怖くてたまらない。そんな思いのせいで、走る速さは徐々に速くなっていった。
そして親友の家に着いた。無意識にインターホンのボタンを連打していた。
ガチャリ。
「あぁ、本当に来てくれたんだ。」
出てきたのは暗い雰囲気の親友だった。
「お、お前、本当に死ぬつもりなのか?」
無言の時間が続いた。この無言の時間の長さから、本気だということがひしひしと伝わってきた。
「……うん。そうだよ。」
「……理由は?」
「そんなに深い理由は無いよ。ただ、ガキの頃に戻りたくなったんだ。」
意味がわからなかった。
「やる事も無視して遊んで、馬鹿みたいに笑ってた時が俺の人生の最高潮だった。今ではもう、子供みたいに笑うことさえも出来ない。」
そうだ、こいつ馬鹿だったんだ。
「そんなこと言って、馬鹿じゃないの!?もう一度、やり直せばいい事でしょうが!」
「……やり直すことなんて出来るわけないだろう。」
こいつは、どこまでも世話が焼けるやつだなぁ。
「昔みたいに嫌なことは見ないようにして、楽しいことだけすればいいんじゃないの?協力してやるよ。」
「そんなこと、できるの?」
「できるさ。だって俺ら、最強の相棒だろう?」
子供の頃のごっこ遊びでよく使っていた言葉を言ってみた。
「お前、まだそんなセリフ覚えてたのかよww」
笑いが止まらなくなって、何分か二人で笑っていた。こんな時間が続いたら幸せだなぁ。
「俺、さっきのお前が話してた事、やってみたい!」
笑いがおさまってきて、親友がそう言った。
お前はまだ気づいていないのか。
「もうできてるじゃん。」
「ほんとだ!」
そう言った彼は子供のように笑っていた。
『子供のように』
子供のようになにかに集中するための体力が1番欲しい。時間はどうにかすれば当てられるぐらいには無の時間があるが1番体力欲しい…あと10年前には出来たちょっと無理しても追いかけられる当たって砕けろ精神も最近は安牌求めてるからな
お題:子供のように
所謂「子供らしい子供」ではなかった僕が「子供のようになりたい」と言うのは変な話だと思うんです。子供を知らない人が子供のようになんて言えるはずありませんでしょう。僕が思い描く「子供」はあまりにも純粋すぎている気がしますし、では自分に置き換えてみようと思うとあまりにも歪ですし、では他の例を上げるとただのクソガキになります。子供って思ってるよりきれいじゃないでしょ。「汚れを知らない純粋無垢」なんて嘘っぱちで夢物語ですよ。大人は子供にそうあってほしいらしいですが。「大人」のほうが夢見がちかもしれませんね。そういうのを「子供のよう」と言うのですかね。
兄は寡黙だった
兄は味方だった
兄は綺麗だった
だから
兄は連れ去られた
兄はいなくなった
兄は異星人になった
兄は私の知らないところで
兄は私の知らないひとに
子供のように歯を見せて笑い、泣いている
私はひとり招待状を握り潰し、怯えている
ひょんな運命から、また君の隣に居るようになって気がついたこと
キラキラと目を輝かせる姿は今も変わらないのな
若い頃ならまだしも
いまでは寡黙な雰囲気を醸しているのに、本当はイタズラ好きだったり、意外と多趣味なこと
そして、それを隠すわけでもなく目を輝かせ楽しむ姿は大人になったいま、羨ましく思う
いつしか、大人げなくはしゃぐことが恥ずかしいとか思ってしまうようになってしまったから
彼には、大人だとか、子供だとか関係ない
好きなものは、好きだと揺るがない自信を持っているのだ
けれど別に子供っぽいというわけでもなく
大人になっても少年のときの心を忘れていないのだ
そんな君を、また隣という特等席から眺め、一緒に歩けることを僕は嬉しく思うよ
『子供のように』2023,10,13
子供のように
大人になることに焦って、憧れて、そんな時に戻りたくなります。振り返れば、楽しさも、悲しさも、全身に受け止めながら生きてきたと思います。感情の全てが私のものでいました。そんな世界は息苦しいものです。けれど、それは自分として生きることへの抗いだったと、半端諦めたような私は思います。
#111【子供のように】
軽やかに生きられるはずなのに
経験を重ねた今は
あの頃のように上手く弾めない。
怖いものなんてなくて
自分がそこそこ上位だと勘違いしてて
ちょっとくらいの失敗は
それでも笑っていられた。
戻りたいな。
気持ちだけでいいから。
何も考えずに、子供のように、
走るだけで笑えた
あの感覚に戻りたい。
子どものように
義務を猶予されていたい
あんなに不明だらけな頃に帰りたいとは思えないけど
居るだけで宝だと持て囃されていたい
子供のように
子供のように純粋だったなら
君に好きだって言えただろうか
それとも
子供のように無知だから
残酷に君を傷つけてしまうだろうか
いつまでも大人になりきれない僕のこと
君はどう思っているのかな
僕は単純だから
君に好きって言ってもらえるだけで
子供のようにはしゃいでしまうんだよ