子供のように 。
子供のように 、 幸せを願った 。
子供のように 、 ひたすらに 。
夢中になって 。
「 今日は何をお話に来たんだい ? 」
柔らかい笑顔をその顔に称え 、
今日も仲間の …… " 家族 " の話を聞く 。
家族の心を支えるのが私の幸せだから 。
子供のように 、 笑う 。
しかしその笑顔は子供のようではない 。
何処か 、 寂しそうな 。
純粋な笑顔ではない 。
それでも 、 ひたすらに 、 子供よりも
子供のように 、 1つの事を願い続ける 。
皆の幸せを 。
望まれていないかもしれないなんて 、
考えたこともない 。 だから 、 ただの自己満足
だなんてことも考えない 。
皆の幸せが私の幸せだから 。
" 子供 " を経験しなかった彼女が大人になった今
その姿は 、 性格は 。
家族の誰よりも " 子供 " なのかもしれない 。
それでも彼女は今日も聞く 。
「 いらっしゃい 。 今日はどうしたの ? 」
- 子供のように
- 水縹天
10/13/2023, 3:41:06 PM