『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供のように
どうせなら、小さい子供のように自由極まりなく行きたいなぁ。
楽しい事をずーっと。
この歳になると、やっぱり昔が懐かしくなる。
最近よく思い出すのは、高校生の頃の思い出。
ほとんどの同級生が卒業後に社会に出るため、大人になる準備をする3年間だった。
でも僕らにはそんな思いはほとんどなく、美しくも切ない、甘酸っぱい青春時代を謳歌していた。
泣いて、笑って、怒って、傷ついて。
そんな事の繰り返し。
それは集団生活を始めた幼稚園児の頃から変わらない。
高校生になっても、幼い子どものように美しい日々を過ごしていた。
もう戻れない美しき日々。
〜幼い子どものように〜
僕達はいつから時間と言う枠に縛られ。
僕達はいつから社会と言う組織に縛られたのだろう。
忙しくなればなるほど。
僕達は心を無くした。
まるで働く機械だ。
何もなくても全てが楽しかった幼き日々。
今もあの時の子供のように笑えるだろうか。
無邪気で毎日が冒険だった。
あの時のように。
君の選んだ世界に、僕はいなかった
君の望んだ未来に、僕はいなかった
ただそれだけのことが、あまりにも苦しい
子供のように駄々をこねるつもりもない
行かないで、と泣きわめくつもりもない
それでも過ごした日々を思い出す
もう二度と戻ってこない愛しい時間が
優しくなれた自分を
童心に戻った自分を
そして、純粋な思いに気づいた自分を
ひたすらに抱えて、二手に別れた道を歩んでいく
歩いて歩いて
どこまで来たかわからないほど進んで
躓いて転んで
全ての荷物を地面に落として空を見上げたとき
また子供のように、君を求めるだけ
ドレスのスカートが空中を花のように舞う
ステップステップここでターン
くるくるくるくるくーるくる
綺麗に整えられた髪も、おろしたての靴もボロボロになるくらい踊りたい
昔みたいに
子供みたいに
子供のように
みんな大人のふりしてる
でも本当は12歳を隠してる
隠し続けて、鈍くなって
彼らの12歳はもう心の底で
気づかれないほど深いところに
きっと深いところに隠すしかなかっただけ
大人の世界を乗り切るためには
でももう彼らには
12歳の目を通して見える
優しい世界を
見ることはできない
「子供のように」
大人になっても、心から子供がいなくなることは無いんじゃないかと思う。
だってほら、大人になるにつれて、大人をあまり見なくなっていったから。
証明しようの無い、個人的な感覚の話だけど。
言動や行動が少女であったり、赤ん坊であったり、幼稚園児であったり、みたいな感覚。
吐き気がすることもあるけど、僕はそれが心地よくもある。
心を許せば許すほど覗かせる子供が特に面白い。
見物だ。それが酷ければ酷いほどいいネタになる。
それこそ僕はその時、子供のようにはしゃいでるだろう。
あーぁ、性根の曲がったクソガキになっちゃったな。
子どものように
ヤッター頂上に着いたー
子どものように喜び
子どものようにはしゃいだ写真を撮る
子どものようにオニギリを頬張って
子どものようにお菓子の交換をする
私ってすごいでしょ
よく頑張ったでしょ!
えらいでしよ!
子どものように自分を褒めてあげる
子供のように
昼食を済ませ、午後の予定を考えている時、
今日中に済ませる用事を思います。
あれとこれと‥あっ、あれもあったわ!
頭の中では、全部済ませたら、夕方にはクタクタだわとうんざり‥。
仕方なく、今日でなくても大丈夫な用件を明日に廻すことに。
若い頃は、勢いつけて済ませられたのに、自分で自分にがっかりです。
子供のように、明日の疲れなど考えずに暮らせたらと思います。
私は仕事の帰りには
いつも公園の前を通り帰っていた。
そこでは、子供のはしゃぐ声が聞こえ楽しそうだなといつも思っていた。
私「今日も怒られちゃったな」
私「……辛いな」
いつからこんな感情が出てきたのかな、
始めたばかりの時はあんなに楽しかったのに
なんのために仕事しているのだろう。
子供「やめてよォwww」
子供「待てってwww」
……あの頃のように。
子供のように何も知らないでいたいな
?「そんなことできないよ」
心がスポンジのように
水を染み込んだ
あれ、
何で
あれ、
涙が
私
何か辛いことあったっけ
何かあったっけ
わかんない
わかんない
あれかな
いやでもそれは
常に考えてる事だし
最初にわからないなんて事ないか
じゃあ何だろ
わかんない
わかんない
わかんないけど
あれ、
ほんとに、どうしよう
涙が止まんないよ…
「あ、そーや!海行こ!」
秋の後半
寒くなってきた頃に
私の元に1件のLINEが入った
どうやら親友からのLINEのようだ
なんでまたこんな時期に、
と思いつつも
私は彼女の誘いに乗ってしまう
約束の日
待ち合わせの場所に着くと
やけにそわそわしている彼女がいた
声をかけると彼女は私の方に駆け寄ってきた
2人で喋りながら海へ歩く
今日は風が強く、
とてもじゃないが
海日和とは言えない天気だった
海に着くと
彼女は靴を脱ぎ捨て
ぴちゃぴちゃと音を立てながら
海に入っていった。
彼女に呼ばれて海辺に行くと
海の水はとても冷たくて
慣れるのに時間がかかりそうだった
冷たいねと彼女の方を向くと
イタズラな笑みを浮かべた彼女が
私に水をかけた
「冷た!?」
不意に出た言葉に
彼女はくすくす笑いながらも
次から次へと水をかけてくる
やり返すと彼女はびっくりした顔をして
また水をかけてきた
赤とんぼが宙を舞う頃
彼女と私は砂浜で空を眺めていた
「久しぶりに子供みたいに遊んだかも」
そんな彼女の言葉に私は頷いた
海に空が反射して紅く染っている
「そろそろ帰る?」
私がそう言うと彼女は
私の家に泊まると言い出した
えーどうしよっかなーと言いながらも
私は母親に連絡を入れた
彼女のいる時間はとても心地よい
2人でいる時間だけは
子供のままでいいから。
#子供のように
いつまでも無邪気でいられたらよかったのに。
子供のままではいられない。
皆、時が経てば大人に成り下がる。
両親に守ってもらうことも
祖父母からお年玉を貰うことも
放課後に友達と遊ぶこともなくなる。
弱みを隠し、強さを纏って
そこら辺にいる蟻のように
いつ潰されてもおかしくない世界で
僕らは生きなければならない。
ただ日が昇るまでは
夜が終わるまでは
僕はまた子供に戻ろう。
好きなゲームをしたり
お気に入りの漫画を読んだり
社会から外れた場所にある
僕の唯一の居場所にいる時だけは
子供のように無邪気でいたいのだ。
子供のように
子供のようにはしゃぐ貴方の横顔を見るのが好きだった
お題「子供のように」
はじめは怖かった。
どうせ何も変わらないと思ってた。
でも、正反対だった時間。
一人がいいってずっと思ってた私に
寂しいを思い出させてくれたあの時間に戻りたい。
「あの部屋のメンバーはいつも楽しそうだよね」
と言ってもらえたくらい楽しくて仕方がなかった
あの時間に戻りたいよ。
あんなに毎日笑ったのはいつぶりだろう
お帰り、おやすみって言い合えたはいつぶりだろう
傷ついたことだってあったし、時に戸惑いながらも、みんながそれぞれが頑張れていた、がむしゃらな
あの時間に戻って、また笑いたい。
無理に大人になってきたんだね
なんて言われた私には「子供らしさ」というのは
よくわからないものだけど
もしかしたらあの時間が、私にとっての
「子供」としていられる時間だったのかもしれない。
私は自分が大人だと思ったことはない。
二十歳をとうに過ぎていて、経済的にも精神的にも自立した生活を送っているのだから、おそらく100人中99人は私を大人だというだろう。(1人くらいは言わないかも。)でも、やはり自信を持って大人であると言うのは躊躇われるのだ。
では、子供なのかと自問すると、即座に、子供ではあり得ないという返答がある。こんな歳にもなって子供だと言われるのは、なけなしのプライドが受け入れを拒否している。
ならば何故、私は子供ではないと思うとき、一抹の淋しさを覚えるのだろうか?すぐに思い浮かんだことがある。
『赤毛のアン』を知っている人は多い。しかし、よく知られているのは1巻だけだ。赤毛とそばかすがトレードマークの想像力の塊のような女の子は、2巻以降母になって、戦争が起こる時代を生きていく。そのどこだったかで、大人になったアンが浜辺で一人ではしゃいでいるところを近所の人にみられてしどろもどろに弁解する場面があった…と記憶している。いい大人の女性がはしたないというわけだ。
大人になるということは、子供のころの衝動的な感情を外聞やら常識やらコスパやらやら目的意識やらで制御できるようになるということなのかもしれない。それが悪いわけではない。しかし、一度はめてしまった枠は容易には外れない。外せない。
それが淋しさの正体かもしれないと、思い至った。
お題:こどものように
子供のように
泣いたり笑ったり
自分の感情で生きる
いろんなことに
挑戦したり
冒険したり
自分の興味に生きる
それが
本当の自分を生きること
子供のように
自由に生きること
題「子供のように」
大人になっても
子供のように
泣き喚きたい日はザラで
事件か?って
110番は勘弁だから
心の中で慟哭
誰もいなくても
声を出して泣く事は
いつしか出来なくなっていたけど
また
転んじゃったね
しゃがみこんで
顔を覆って泣いている
自分の中の小さな子供に
今日
キラキラ光るジルコンの
おもちゃの指輪を買った
「子供のように」
そうげんをかけまわる
ペットのチャムをつれて
ちょうちょうをおいかける
ようせいとあうために
かわのせせらぎをきく
ことりたちとうたいながら
そらのいろをしって
スケッチブックにえがく
おきにいりのワンピースに
おかあさんのむぎわらぼうし
こんなときもあったなぁ。
#5 白い太陽が眩しい朝。
「おはよー!」
そんな言葉から、もう一人の自分が始まる。
友達と一緒に"沢山の人生がある場所"に行く。
明るい声で話していたけど、空に薄い月があることに気づく。
白くて、密かにある月。
それでも、気づいた人はなんか嬉しくて、自分からアピールをしていなくても自然な状態で、素敵な存在っていうのがいいなと思っていた。
やっぱり、朝の月もすごく綺麗。
朝の月みたいな存在になりたいとも思う。
ありのまんまの状態で、素敵って思われたいなって。
そんなことを思っていると、名前を呼ばれた。
月に見惚れてしまい、あまり話を聞いていなかった。
謝りながらも、友達の顔を見る。
友達は、怒ってはいなくて「なんか、めずらしいね。ボーっとしてるなんて」そう言われた。
また、笑顔をつくりながら、「ごめん、ごめん」そう言った。
友達が言うように、いつも頭を働かせて、明るく話していた。
ありのままの自分なんて知らないから、そう思っていることも誰にも言えないから。
ありのままの自分は子供っぽくはない。
だから、もう一人の演じている自分は子供のように生きよう。
心の底からは、素直になれない。ただ、無邪気に笑えないから。みんなの前では、子供のように無邪気に。
ただ、友達とは明るく、楽しく過ごしていきたい。
人生を幸せに生きていたいから。
今の自分でいいんだ。これで幸せに生きれれば。
そして、今日も同じように一日が始まる。
___子供のように