『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕の好きな著者の言葉に
「人生は3歳児レースだ」という言葉がある。
意味は、
3歳児は転んで泣いたりしていても
自分の好奇心、興味にそそるものを見ると
すぐに泣きやみ、ケロッと笑っているんだ。
人生も同じで、
失敗したとしても、次に行こう。
というマインドが大事だということだ。
この言葉は僕に力をくれる。
昔に戻りたいとは思えない。
綺麗な思い出も真実とは限らない。
それなのに過去の私は笑顔のまま。
見知った風景、見知らぬ私。
私は私へ大きく手を振っていた。
まるで「子供のように」
未来も幸せであると疑わないのだ。
子供のように泣いたのはいつが最後だったかな。
最近は泣かなくなった。
心の中は嵐だというのに。
子どものように
子どものときのように素直になれたらいい。大きくなるにつれて素直になるのが難しくなった気がする。無邪気というにはあまりにも乱暴だけど、子どものように素直に言いたいことを言えたらいい。やりたいことをやれたらいい。
いつからか、素直で居続けるのは苦しくて、つかなくてもいい嘘をたくさん覚えたんだよ。
きっと、もう
子供のように無邪気な笑顔で笑ったり
転んで大声で泣いたりとか
そんなこと出来ないよ
「子供のように」 10月13日
子供のように、と言っても子供ってそんなに無垢な存在じゃない。
欲の塊だし、ずる賢い。
そして自分の欲にとてもストレート。
子供のように、なりたいと思うのは、欲に向かってストレートな存在を羨ましく思うから。
小さい頃はたくさん夢を見なさいと言われ、
年齢を重ねるごとに、現実を見なさいと言われるようになる
無邪気に笑って遊んでいられた子供のころに戻りたい
子供のように誰とでもすぐに打ち解けて、
どんな世界でも見に行けるようになりたい
そして、現実を見ないふりして大きな夢を掲げたい
そんな理想を夢見ても
現実を知ってしまった以上その現実を無視することはできない
とても残酷で理不尽な現実を
「あなたもお母様のように、強い女性になっていくわ」
黒い建物に囲まれた路地の、まるで絵本に出てくる格子の窓から、外の世界を覗いてみると、月の光がテセレーションの石のタイルに残った雨粒に反射していた
珍しくお茶をひいて、人影も、風すらないドビュッシーな夜に
もうすぐ70を迎えるママと20を迎えたばかりの私
「母は私から解放されたくて上京させたんです」
なんて言葉を緋緞と飲み込んで
「母は第二の人生を楽しんでいて...
たまには思い出して欲しいんですよね」とお道化た私を
真っ直ぐ見つめると、曲がった背中を叩いた
「ご自分の子育てとあなた自身を心から信じているのね」
お店の中の古時計が2時を告げると、魔法が解けたみたいに
きれいなママに戻っていた
『こどものように』
子供のように
振り返ったら子供の頃なんてずいぶん遠く、
一番近くにいる自分は酷く疲れているのか顔色が悪い。
原因はわかりきっている。
終わらない仕事、
ソリの合わない上司、
ポツリと溢した愚痴を号外かのように人に渡し歩く同僚。
他部署の人らに何て言われてるのかしってるのかな。
しらないのかな。
どうでもいいのかな、なんて考えながら、
さながら動物園の騒がしさの中で今日も仕事をしているわたし。
どうしてこうなったんだろうな。
どうしてこうなったんだろうね。
突然泣きだしたら何もかも壊せるかな。
まるで、あの頃の幼い自分のように。
注:拷問、残酷描写あり 苦手な方はお控えください
「ヒトの指ってどうやってできてるか知ってる?」
出社初日の質問だった。
「いいえ」
「じゃあ来い」
そう言われ、いきなり地下に通される。最初に感じたのは、むせかえるような血の匂い。部屋にはブルーシートとビニールがしかれ、中央に下着姿の男がいた。四肢は椅子に縛り付けられ、顔には青痣。口からは血と涎が垂れている。
「起きろ。お寝坊さん」
先輩はそう言って椅子を蹴った。男はビクッと身を震わせ、何かうわ言を言っている。
「じゃあいくぞ」
先輩は銀色の鉈を手に取り、男の手を台の上に乗せる。
「新人、バケツ持っとけ」
部屋の隅に空っぽのバケツがある。ほんのりと鼻を刺す、嫌な匂いがこびりついている。
「何に使うんです?」
「見てりゃわかる」
先輩はそう言って鉈を振り上げ、まっすぐ下ろした。
「ぎゃああああああああ!」
男の悲鳴が狭い部屋に響き渡る。彼の指は勢いよく弾け飛び、僕の足元に転がってきた。僕は2.3歩後退り、壁にぶつかった。
「どうだ? 見てみろ。凄いだろ」
そう言われ、恐る恐る彼の一部だったものを拾い上げる。断面からは血が垂れ落ち、中にうっすらと白い塊が見える。
「いやー、我ながら綺麗な切り口だな」
先輩は誇らしげにもう片方の切断面を見ながらそう言ってる。
「よし、次はどこがいい? 胃か? 小腸か?」
まるでおもちゃを自慢するかのように内臓の話をする先輩がひどく不気味に見えた。
「いや、まずは筋肉だな。やっぱ拷問官になるからには、肉の切り方から知らねえとな」
再び男の悲鳴が上がり、赤い液体が飛び散る。先輩は子供みたいにはしゃいで男を切り刻んでる。目の前の事象のあまりのグロさに、僕は思わずバケツに吐いていた。
「新人、お前もやってみるか?」
笑顔でそういう先輩の顔は、むりやり遊びに誘ってきたいじめっ子を思い出させた。
『子どものように』
『子供のように』
子供のように、泣いてみよう
お腹から声を出して。
わんわん、わんわん、喚き散らそう。
悔しい気持ち、苦しい気持ち、やるせない気持ち、
切ない気持ち、羨ましい気持ち、怒りたい気持ち、
悲しい気持ち、言葉にできない気持ちを、
泣き声にのせて、訴えてみよう。
子供のように、歌ってみよう
口と目を大きく開いて。
息をしっかり吐いて、深く吸って声を出そう。
嬉しい気持ち、楽しい気持ち、感動した気持ち、
ありがとうの気持ち、ごめんなさいの気持ち、
憧れの気持ち、心に焼き付いて離れない気持ち、
大好きの気持ち、言葉では言い尽くせない気持ちを
歌声にのせて、訴えてみよう。
子供のように、自由に描いてみよう
真っ白なページを用意して。
絵を描いたって、文字を書いたって良い。
一文字一文字、力を込めて、
丁寧に、はたまた、勢いよく書こう。
思いついたこと、印象に残ってること、不安なこと、
気になること、不思議なこと、願っていること、
ありのままの思いの丈を
殴りつけるように、思いっきり描いてしまえ!
ほんとうの気持ちを訴えよう、表現しよう。
目に見えるように。
きちんと、受け止められるように。
祈るように。
訴えたいことは、歌うように、歌声にのせて。
歌声は、祈るように、心を込めて。
子供のように、私の心の真ん中を、貫く思いを
お空に向かって叫び歌い、祈ろうよ
そのとき 私の心に 本当の平和が訪れる
そんな気がしているの。
こどものように
怒って
泣いて
笑って
そんなあなた全てを愛したい
子供のようになれる時間
仕事で身も心もクタクタになった私。
そんな自分にも、楽しい時間はある。
家に帰ると家族や仲間がお出迎えしてくれる。
皆今日も元気で、どんな私でも気兼ねなくお出迎えしてくれた。
ふざけ合って楽しんでるやつ、真面目に勉強してるやつ、コーヒー飲んで夜景眺めてるやつ、ゴロゴロしてテレビ見てるやつ、にこにこまったりしてるやつ、変な趣味に没頭してるやつ、
そして、私をあたたかく包んでくれる優しい母。
皆大好きで、私は自然と子供のような気持ちになり今日も一緒に過ごした。
子供のように____
2022/10/13 小説日記
花をさがす少女_
ベトナム戦争真っ只中
ある少女の悲しい物語。
病気でずっと寝込んでばかりだった母は、ブーゲンビレアという花が好きだった。
少女は病気の母のために、いつも1人で遊んでいたブーゲンビレアが咲く草原へ行く。
だが、いつもあるはずのブーゲンビレアがない。
草原をさまよっている時、突然
「ドォォオオオン!!!」
少女がいた草原に原爆が投下。
一瞬にして少女は消え、
少女の黒い影だけが残った。
その時、白い蝶が
残り少ないブーゲンビレア
の近くでひらひらと飛ぶ。
それはさっきまでそこにいた
白いワンピースを着た少女のようだった。
冷たい汗が頬をつたる。歌い終わった私はなぜか息苦しくて静かに呼吸をした。指揮者も手を上げたまま。まるで体育館ごと時間に飲み込まれたようだった。
拍手が起こり客席からざわざわとした声が聞こえてくる。そのことに気がつくと鼻の奥がツンと少しだけ痛くなった。
中学校生活最後の合唱コンクール。全校で私達のクラスが一番最後に歌った。「花を探す少女」という戦争の歌だ。
そして、最優秀賞を取れた。結果発表された瞬間、嬉しくて泣きそうだったがやめておいた。変な目で見られるかもしれない。それに絶対誰かにからかわれる。だから、涙が出そうでもぐっとこられた。だけど、女子の約3分の1の人が涙を流していた。もちろん、それにも驚いたが何よりびっくりしたのはちはるが泣いたことだった。
「別に遅れてもいいよー」
「歌とかマジでめんどくさい」
「みつはなんかうざくない…?」
頭の中でちあきが言ったことを思い出す。
あんなに……
あんなに、歌を嫌っていたのに。
あんなに、愚痴を言っていたのに。
あんなに、めんどくさがっていたのに。
なんで、あんたが泣いてるの……?
そんな一つの怒り…いや、疑問が浮かんだ。
私は不思議でたまらなかった。嬉しいのはわかる。それでも歌を頑張っていた私を笑った彼女がなぜ泣くんだろう。合唱コンクールを楽しみに歌練習を真剣にやっていた私をけなした彼女がなぜ涙を流すんだろう。
泣きそうだった私も、涙は引っ込んでしまった。それよりも彼女が泣いたことが衝撃的だったから。そして、なぜか悔しかった。
子供はいいな。
好きなんて簡単に言える。
子供に戻れたら私も、思いを伝えられるのかな?
ははっ。。馬鹿らし、
お題〈子供のように〉
子供の頃の私は、夢の世界を見ていて
今の私は、現実を見始めてるの。
夢の世界では、頭の中が空想と妄想だらけで、
でも現実を見てみたら真反対なことが沢山あって、
びっくりしちゃった。
子供のように純粋で真っ直ぐでかわいい考え方は
できなくても、今は現実をしっかり受け止められる人になれるといいなって思っています。
子供のように
子供のように無邪気でいれたら。
いや、
私は子供の頃から無邪気じゃないような。
大人の目を見てた。
とにかく大人に気に入られようと良い子になろうとした。
良い子だと大人は好きになってくれるから。
手のかからない子は楽で良いんだろう。
私は私の親が好きだ。
とても良くしてくれている。
私がダメな子なだけ。
人を好きになれない。
人を好きになったら私はメンヘラになる。
だからなりたくない。
でもならないと
『人生の半分損してるよ』
と、薄っぺらいことを言ってくる。
人を好きになったら私も人間味が出るかなあ。
はしゃいでた
子供のように
小さくなった
あなたの影を
探していた
帰り道に
アイス食べながら
夜道歩くみたいに
ただ幸せを
見つけたかった
暗くなった世界を
窓から見ていた夜
夜風が
頬を染めた
大好きな野球について語る時の笑顔
いつもよりやや早口で、
少し興奮気味に話すあなたは
まるで子どものようだった
子供のように
ディズニーランドへ行くと子供のようにはしゃぐ。
「楽しいものは楽しい!」と、子供のように素直な自分で居たいと思う。