君の選んだ世界に、僕はいなかった
君の望んだ未来に、僕はいなかった
ただそれだけのことが、あまりにも苦しい
子供のように駄々をこねるつもりもない
行かないで、と泣きわめくつもりもない
それでも過ごした日々を思い出す
もう二度と戻ってこない愛しい時間が
優しくなれた自分を
童心に戻った自分を
そして、純粋な思いに気づいた自分を
ひたすらに抱えて、二手に別れた道を歩んでいく
歩いて歩いて
どこまで来たかわからないほど進んで
躓いて転んで
全ての荷物を地面に落として空を見上げたとき
また子供のように、君を求めるだけ
10/13/2022, 2:20:47 PM