子供のままで』の作文集

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子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/12/2023, 12:29:24 PM

「あっくんって、本当私のこと好きだよね」
 彼女はいつも、無邪気な言葉を投げつけてくる。昼休みの空き教室でおにぎりをかじっていた俺は、彼女を横目にしながらため息をついてみせた。
「そんなわけあるか」
「嘘。私のこと視線で追ってるの、知ってるから」
「それを言ったら、みんなお前のこと好きになるだろ」
「うん。そう。みんな私のこと好きみたい」
 けらけらと笑う彼女は、それでも大概の人の目には可愛らしく映るらしい。本当不条理なことだ。俺からすると、彼女は悪魔にしか思えない。彼女と離れるためにこの大学を選んだのに、なんでここにも彼女がいるのか。
「だって私、嘘つかないもの」
 子どもの頃と変わらぬ顔で微笑んだ彼女は、つんと指先で俺の肩をつつく。
 昔からそうだった。愛されていることに自信たっぷりな彼女は、いつも皆の中心にいた。そんな彼女がなんで俺に話しかけてくるのか。それが最大の謎だ。
「あっくんとは違ってね」
 したり顔でそう告げられた俺は、思わず眉をひそめる。
 ——そう、俺は嘘つきだ。彼女が俺に構うのは、俺のことが好きだから。そんなことはわかってる。でも知らない振りをしている。これ以上彼女に振り回される人生はごめんだから、気がつかない振りをしている。
 彼女が猛勉強したことだって。化粧をしない理由だって知っている。全部全部俺のそばにいるためだ。でもそうまでして俺にこだわる理由がわからない。わからないから怖くて、いつもはぐらかしている。
「うっさい奴だなぁ」
 俺にはそんな価値なんてないのに。皆から好かれてる彼女が、なんで俺に興味を持つのか。
「だって話しかけないとあっくん、ずっと黙ってるから」
「いいんだよ、それで」
 この関係がどうすれば変わるのか。答えを出せない俺は、またおにぎりにかぶりついた。
 自分の気持ちがどこにあるのか。それさえ見ないようにして。全てに、蓋をして。

5/12/2023, 12:26:31 PM

#子供のままで

   年齢を重ねるにつれて変わりたくないという
        気持ちが強くなる。     

    これを〖ホメオスタシス〗と呼ぶ。
       (一定の状態に保ちたい)

     だが、新しいことをはじめて
      人生を豊かにしたいのなら

    気持ちはいつまでも子供のままで
        失敗を恐れず進め!!

5/12/2023, 12:23:47 PM

[子供のままで。]

人生ループというものを皆さんは信じますか?
僕は、いや、俺は信じていません。
厳密には信じていなかった、というのが正しいでしょう。

俺はある日から人生のループに入った。特定の歳、特定の日付で僕は事故に遭い、人生を一からやり直している。今いる人生が何周目かだってもう覚えていない上に、巻き戻る度に記憶が引き継がれている。
面倒なので言ってしまおう、16歳の5月12日に俺は必ず事故に遭う。もう覚えてなんていないけどループに気付いた俺は何度も事故を回避しようと努力したのだろうが現状はこの通り、この忌まわしいループから抜け出せてはいない。
最初は驚きがあった、と思う。楽しんでいたとも思う、当たり前に。
超常現象的なものに巻き込まれはしたものの自分の記憶と頭脳はそのままなのだから、『この記憶と頭脳と人格を維持したまま子供の頃に戻って秀才天才と持て囃されたい』と人間一度は考えることを実際に体験できる状況にいるのだから、そりゃやらない訳ないじゃん?って話で。
でもそんなもの一回で十分なんだよ、2回も3回も何十回とやったら飽きが来るもんだよ。今俺の中にあるのは絶望しかない。
『子供のままでいたい』
そういう大人の考えも、16年と何百年しか経験してない俺でも理解は出来る。仕事、私生活、結婚、色々あって大変なのも理解してる。子供でいると親の世話になったままでいられるし、考えだって擦れずに何でも純粋に吸収できる。純粋な子供が、子供だった時は良かったって言う人もいるのも分かってる。

(でもさ――)

「っ……がはっ……くっ!」
『おい誰が膝付いていいって言ったよ、サンドバッグなんだからちゃんと立っとけよ。立たせろ』
『ういー。ほら、まだ終わってねぇぞー』
全身が痛い。何万回と殴られても痛みにだけは慣れない。悔しい、今度は腹を殴られた。血がボタボタと零れる。また吐血してしまった。あぁ、また汚したって怒られる、嫌だな。
『うぉーい!もう一発〜』
「う、ぐ……はっ、げほっ」
『は?手汚れたんだけど最悪だわ』
「はは、は、はははっ……」
口の中に残った血を目の前の奴に向かって吐き出すと奴はまた顔を醜く顰めて左の頬をグーで殴られる。くそ、最悪だ。意識が朦朧としてくる、何言ってんのか聞こえないんだよバカ。デカい声で喋れ」
『んだとっ……! おい、タバコ寄こせ』
両腕が離されて自然と地面に倒れ込む。
ずっとこうだ、何百回と繰り返した人生、ずっとこう。クソったれな人生だったのになんで俺は事故に遭った時「生きたい」と一瞬でも考えてしまったのか。16年間クソみたいな人生だったから生きて少しでも良い人生にしたいとでも願ったのか?我儘にもそんなことを願ったから、永遠にも続くこの地獄に落とされたのか?
なぁ、でもそれのどこがアンタのお怒りに触れたってんだよ、神様。当然のことを願っただけだろ。救えもしない人生を少しでも良くしたいって、それがそんなに悪いことだったか?俺みたいなクズにはそんなことを願う権利すら許されてなかったっていうのかよ。
「う"、ぁぁああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!」

(でもさ――)

子供は、逃げられないんだよ。
金銭的にも精神的にも。
逃げようと思っても逃避先も逃げる為の金だってないんだ。
だから俺は、貴方達大人が羨ましくて仕方ない。

5/12/2023, 12:21:20 PM

子供のままで
毎晩、あなたの寝顔を見ながら
「大きくならないでー」とほっぺをフニフニしてます。
昼間は少し失敗したり出来ないことがあると、早く成長しないかなと思う瞬間もあるというのに。
繋ぐ度に手も大きくなっていてもう戻れないあの瞬間を思い出します。
あぁ、かわいいあなた、大好き。
大きくなって成長しても私のかわいい子。

5/12/2023, 12:18:47 PM

子供のままで

大人になりきれず、子供のままの大人
大人になる
簡単な言葉に聞こえるけど、本当はとても難しいことだった

子供のままで楽しく、無邪気に笑い、何も知らない、世間の残酷も
全て無知のままでいたかったな

5/12/2023, 12:18:32 PM

子供のままでいられたらと私は思ったことがある。
きっとどんな人でも一度は願うだろう
子供のままでいられたらと
でもそんなことは絶対になくて時間になんて逆らえない。
今ではたくさんの責任があって失敗もあまりできなくなってしまった。大人になるとはそういうことだ。
自分で全て決め、失敗したのも自分の責任。
守られていたあの時とは違う。
誰も前を歩いてくれない。間違えていても正してくれない。 自分の足で歩まなくては。

5/12/2023, 12:18:32 PM

【子供のままで】

偽物の赤色の口紅
むせ返るほどの香水
眼を刺激するアクセサリー
邪魔そうなつけ爪
釘付け用の露出

そんな女が良いの?
どこにそんなに惹かれるの?
どうせお金とお酒と身体でしょ。

私だけずっと子供のままで
悔しいけどそんな女にはなりたくない

私はまだ、甘いだけのチョコレートでいいや。

5/12/2023, 12:11:39 PM

ありがたいことに成人してからの方が楽しい😙
ヒャッハー🍺

5/12/2023, 12:11:05 PM

子供のままでいたかった
そう思ったことはないだろうか
わたしはいつもそう思っている
そもそもいつ大人になるのだろうか
子供と大人の境目はどこにあるのだろうか
一説に子供になりたい思ったら大人になったということであると言われていたりする
子供のままでいたかったは大人になった私からの子供への憧れであって、大人になった証である

5/12/2023, 12:10:47 PM

「子供のままで」

大人になりたくない! 仕事もあるし遊べなくなるしだったら子供のままでいたいなー

でも稼ぎたい、、、、笑

5/12/2023, 12:06:40 PM

─子供のままで─

ずっと子供のままでいたいな。

大人になるにつれ、

子供の頃の何でも出来ると思ってた思考が消えて、

自分を偽ったり、人間関係が辛くなったり、

理不尽なことが増えるんだもの。

成長って残酷だな。

だから私は成長が大嫌いだし、最悪だと思う。

でも一番最悪なのは、

大人になることじゃなくて、

社会の理不尽について知ること。

それが一番最悪。私はそう思う。

嗚呼。大人になりたくないなぁ。

社会の理不尽について知ってしまった私は、

もう子供に戻れない。

ずっと、子供のままでいたかったなぁ。

5/12/2023, 12:05:11 PM

子供の頃は知らなかった
生きるとは自由と安定のどちらか一方を
選び取ってその責任を負い続けることだって事も
生きた歳月に比例して自然と増えた繋がりが
人生において時に重荷になり得る事も
暖かいと信じていた家庭の中は
やるせないしがらみだらけだって事も
体が大人になっても心の中は
大人のふりした子供のままだって事も

子供の頃は知らなかった
本を読む楽しさは物語そのものでなくて
自分と似通った思考を見つけて安堵する事だって事も
目に映る景色の中に
笑う誰かを思い描く時の寂しさと心強さも
この世界のどこかで愛する人が
自分と同じように呼吸をしている事の多幸感も
そしてその時がいつか必ず
終わってしまう事の残酷さも


子供のままでは知らなかった

5/12/2023, 12:04:28 PM

#子供のままで



大人になっても子供心を忘れない✨

これ大切だよね〜


時間を忘れるくらい夢中になれたり

些細な事でも飛び上がる程心から喜べたり

無邪気になれるって幸せだ


これ忘れちゃった瞬間に

歳とっちゃうんだよ きっと…


大人になりたくないピーター・パン…

みんなそうだよね〜ヽ(`▽´)/ヤッホ~


が しかしだ…

実際は〜

家にそんなピーター・パンは二人と要らない!

大人になりたくない大人が一家に二人…

誰が色々な事ちゃんとするんですかね?(笑)


しっかりした大人の方って

何処かでレンタルできるんですかね?

(´ε`;)ウーン…


困ってます

「助けてくださぁ〜い!」(*゚∀゚)ニコ



🌈黒猫のつぶやき🌈

いつまでも
ピーター・パンやってんじゃねぇ~よ!
そんな風に言いたくなる…
そんな今日この頃www

5/12/2023, 11:58:12 AM

まだ時計を持たない頃
一日は驚きに満ちていて
時間はゆっくり流れていった。

嬉しいことや 初めて見るもの
哀しいことや 辛いこと
「そうである」と言い切れるものや
「そうとばかりも言えない」と曖昧なもの
それらを線引して引き出しにしまってゆく

12歳の頃、傷ついて
私は心で繭を作った。
繭の中で哀しみを
引き出しにしまい続けた。

18歳の頃、
自分と自分以外の、
理解の及ばない境界線を知った。
恋に涙しながら、
苦しみを引き出しにしまい続けた。

20代には20代の
30代には30代の
40代、50代、60代、70代
80代になってもきっと

「そうであるもの」と
「そうとばかりも言えないもの」を
線引して、悩みながらも仕分けして、
もがきながら生きてゆくのだろう。

だとしたら自分はきっと

このまま ずっと ずうっと 
子供のまんま


         「子供のままで」

5/12/2023, 11:56:38 AM

共に過ごす時間がゆるやかに流れていた
あの頃とは違う自由を得たせいで
僕たちは絆が壊れるまでぶつかり合った
"いま"を純粋に、強く生きる
そんな子供のままでいられたら良かったのに

(子供のままで)

5/12/2023, 11:53:40 AM

コドモノママデ
イタカッタ
紙飛行機の飛ばし方
クローバーの見つけ方
我を許したまへ
五月の焦燥

5/12/2023, 11:52:14 AM

扉の鍵を失ったのは 
  あなたでも
  わたしでもない


  鍵は
  初めから
  なかった


  開かない扉の前で

  あの頃のわたしたちは
  ただ虚しく
  同じ夢ばかりを見ていた
  


  扉が開かなかったのは
  二人の
  開ける努力と
  勇気が
  足りなかっただけ



  だから今
  思い出の部屋の扉は
  開けても

  二人が立ちすくんだ
  あの
  一番奥の扉の向こうに

  どんな「未来」が
  待っていたのか

  知る由もない…





            ✩ 扉 (138)

5/12/2023, 11:50:52 AM

――子供のままで――


人は常識を知っていくほどに
知恵も才能も人間性も
腐らせていってしまうから

私の子には子供のままでいて欲しい
たとえ悪いことをしたとしても
正しいと信じたものを曲げないで

私が一生、子供のママで在れますように


―――――――――――――――――――

※投稿主は母親ではありません。
※なんなら成人すらしてません。
※見てくださってありがとうございます!
※「もっと読みたい」待ってます!( *´꒳`* )

5/12/2023, 11:49:57 AM

『子供のままでいたいな』

彼は何故そう思うのか不思議だった
何時しか誰しも大人になるのに
子供のままではいられないのに

『お前が羨ましいぜ
 ずっと子供のままで』

彼はなにを言ってるんだろ
彼は私と同い年のはずなのに
両思い中なのに

『最後に言いたかったなぁ
 でもまたいつか逢えるしいいのか
 でも悲しいな』

彼は訳がわからないことを言いながら
少し悲しそうな表情をしていた
彼には聞けなかった


『まだ若かったのになあいつ
 まあその分俺が生きてやるか笑』



嗚呼
そっか私
子供のままだったんだ
なんで気づかなかったんだろ
また逢えるかな



またね

5/12/2023, 11:48:21 AM

「子供のままで亅
  
    高校三年生私には好きな人がいた     高校二年生の時初めてクラスが一緒になった男の子
  彼の弾けるような笑顔に一目惚れをした

       彼は運動神経がいい
        彼は頭がいい
       彼は笑顔が可愛い
       彼は毎日楽しそうだ
      
       私は運動神経が悪い
        私は頭が悪い
       私は上手に笑えない
       私は毎日楽しくない
   
     正直私にとって彼は高嶺の花だ
      でも私は彼が好きだった

        ある日の放課後
 教科書を忘れたことに気づいた私は教室へ戻った
     教室には彼と彼の友達がいた
      今教室に入るのは気まずい
私は廊下にしゃがみ彼らが帰るのを待つことにした
      
      あった俺の筆箱よかったー
   どうやら彼らは筆箱を探していたらしい
  彼の友達 「筆箱なくすとかお前ばかじゃね亅
       彼の友達の声がする
  彼 「ごめんってージュースおごるから」
       
       私はくすっと笑った
ジュースで許してもらおうなんてすごく彼らしい                         
 
 彼の友達 「ジュースはいいからさっきの続き」
       彼 「なんのこと?」
 彼の友達 「だーかーらーお前の好きな人!」
        
         私は驚いた
    彼には好きな人はいないと思っていた
      
       彼 「あーそれか」
      
       私は聞きたくなかった
       絶対私じゃないからだ
     私は急いで耳を塞ごうとした
      
       彼 「〇〇さん」        

ぎりぎりで塞げなかった私の耳に入ってきた名前は 
        私のものだった
        私は嬉しかった
        涙が出てきそうだ

   彼 「体育祭で告白しようと思ってる」

 
      それから一週間がたった
   私は学校に行くのが毎日楽しみだった
       
         体育祭当日
      昼休みに彼が私の所にきた 
  次のペアダンス一緒に踊ってくれませんか?                        
         彼が言った
       私はもちろん頷いた

  二人で踊るのは難しいけどとても楽しかった
    このままずっとこうして踊りたい
    この時間が終わらなければいいのに 
           ああ
        ずっとこのままで
       
      ずっと子供のままでいたいな

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